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パソコンのスリープを解除!勝手に消える画面の設定変更と復帰できない時の対策

パソコンのスリープを解除!勝手に消える画面の設定変更と復帰できない時の対策

「会議中にパソコンの画面が真っ暗になって焦った」
「スリープから復帰させようとしても、画面がつかずに強制終了するしかなかった」

パソコンの「スリープ機能」は節電に役立ちますが、タイミングによっては作業の邪魔になったり、トラブルの原因になったりしますよね。「解除」といっても、「自動でスリープしないようにしたい」のか、「今のスリープ状態から復帰させたい」のかで対処法は異なります。

この記事では、Windows11/10およびMacに対応したスリープ設定の解除方法から、復帰できない時の対処法、パスワード省略手順までを網羅的に解説します。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

設定変更:自動スリープを解除・無効化する方法

まずは「勝手に画面が消えるのを防ぎたい」という方へ。一定時間操作しないと自動的にスリープする機能を「無効(なし)」にする、または「時間を延長する」手順をOS別に解説します。

Windows11の場合

最新のWindows11では、「設定」メニューのデザインが少し変更されています。

  1. 「スタートボタン」→「設定(歯車アイコン)」をクリックする
  2. 左メニューの「システム」を選択し、「電源とバッテリー」をクリックする
  3. 「画面とスリープ」の項目の右側にある矢印(∨)をクリックして展開する
  4. 「次の時間が経過した後、デバイスをスリープ状態にする」の時間を変更する

完全にスリープさせたくない場合は、一番下の「なし」を選択してください。

Windows10の場合

現在も多くのシェアを持つWindows10の手順です。

  1. 「スタートボタン」→「設定(歯車アイコン)」をクリックする
  2. 「システム」をクリックする
  3. 左メニューから「電源とスリープ」を選択する
  4. 「スリープ」の項目の時間を変更する

Mac(macOS)の場合

Macをお使いの方はこちらの設定を確認してください。

  1. 左上の「Appleメニュー(リンゴマーク)」→「システム設定(または環境設定)」を選択する
  2. サイドバーから「ロック画面」または「省エネルギー」をクリックする
  3. 「使用していない場合はディスプレイをオフにする」の時間を調整する

※MacBookの場合、「電源アダプタ接続時」と「バッテリー使用時」で個別に設定することをおすすめします。

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操作:スリープ状態から復帰(解除)する方法

次は、すでにスリープ状態になっているパソコンを「起こす(復帰させる)」方法です。「画面が真っ暗で反応しない」というトラブルへの対処法も併せて紹介します。

基本的な復帰操作

通常は以下のいずれかの操作で、数秒以内に画面が表示されます。

  • マウスを動かす、またはクリックする
  • キーボードの任意のキー(EnterやSpace、Shiftキーなど)を押す
  • 電源ボタンを「カチッ」と一瞬だけ押す
  • (ノートPCの場合)閉じていた蓋を開ける

スリープから復帰できない時の対処法

「キーを叩いても画面がつかない」「ファンは回っているのに画面が黒いまま」という場合は、以下の手順を試してください。

対処法 具体的な手順
マウス/キーボードの設定確認 デバイスマネージャーを開き、キーボード等のプロパティから「電源の管理」タブへ。「このデバイスでスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックを入れる。
放電措置(完全シャットダウン) 全てのケーブル(電源、USB等)を抜き、数分放置してから電源を入れ直す。ノートPCの場合はバッテリーを取り外せるなら外す。
高速スタートアップ無効化 コントロールパネルの「電源オプション」から「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す。これが不具合の原因になることが多い。
大谷
大谷
意外と多いのが「モニター側の電源が切れていた」や「ケーブルの接触不良」です。PC本体の電源ランプが点滅(スリープ中)しているのに画面がつかない時は、モニターのコンセントも一度抜き差ししてみてください。
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時短:スリープ解除時のパスワード入力を省略する

自宅で一人で使う場合など、「いちいちパスワードを入れるのが面倒」という方も多いでしょう。スリープ復帰時のパスワード(サインイン)を省略する設定を紹介します。

※注意:持ち運びをするノートPCや、オフィスで使用するPCではセキュリティリスクが高まるため非推奨です。

  1. 「設定」→「アカウント」を開く
  2. 「サインイン オプション」をクリックする
  3. 「しばらく操作しなかった場合に、もう一度Windowsへのサインインを求めるタイミング」という項目を探す
  4. 設定を「常に」から「なし(永続的)」に変更する

これで、スリープから復帰した瞬間にデスクトップ画面が表示されるようになります。

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勝手にスリープ解除される原因と対策

「夜中にパソコンが勝手に起動して光っている」「スリープしたはずがすぐに復帰する」という怪奇現象のような悩み。これには明確な原因があります。

1. マウスが高感度すぎる

高感度な光学式マウスは、机のわずかな振動やホコリの動きを検知してしまうことがあります。この場合、マウスを裏返すか、デバイスマネージャーで「マウスによるスリープ解除」を無効に設定しましょう。

2. スリープ解除タイマーの作動

Windows Updateやセキュリティソフトのスケジュール実行が原因です。

  • 「コントロールパネル」→「電源オプション」→「プラン設定の変更」を開く
  • 「詳細な電源設定の変更」をクリックする
  • 「スリープ」ツリー内の「スリープ解除タイマーの許可」を「無効」にする
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よくある質問(Q&A)

Q. スリープ中にダウンロードは継続されますか?

基本的には中断されます。スリープは通信などの処理も一時停止して省電力を行うモードです。大容量ファイルのダウンロード中などは、設定で自動スリープ時間を「なし」にするか、長めに設定変更しておくことを強くおすすめします。

Q. ノートパソコンを閉じてもスリープさせない方法は?

「コントロールパネル」の「電源オプション」にある「カバーを閉じたときの動作の選択」から設定可能です。「何もしない」を選択すれば、閉じたまま外部モニターに出力して使う(クラムシェルモード)ことができます。ただし、熱がこもりやすくなるので排熱には注意してください。

Q. ショートカットキーで即座にスリープさせるには?

離席時にすぐ画面を消したい場合は便利です。
Windows:「Windowsキー」+「X」を押した後、「U」→「S」の順に押す。
Mac:「Option」+「Command」+「電源ボタン(またはメディア取り出しキー)」

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まとめ:スリープ設定を使いこなして快適なPCライフを

パソコンのスリープ解除に関する設定やトラブル対応について解説しました。最後に要点を振り返ります。

  • 自動スリープ解除:「設定」→「システム」→「電源」から時間を「なし」にする。
  • 復帰できない時:デバイスマネージャーの設定確認や、高速スタートアップの無効化を試す。
  • パスワード省略:「サインインオプション」で再サインイン要求を「なし」にする。
  • 勝手に起動する時:スリープ解除タイマーを「無効」にし、マウスの振動検知を疑う。

スリープ設定は、作業効率だけでなく、パソコン本体の寿命やバッテリー持ちにも関わる重要な要素です。一度設定を見直すだけで、毎日の「あ、画面が消えた!」というストレスから解放されます。

ぜひ今すぐ設定画面を開いて、あなたの使い方に最適な環境に整えてみてくださいね。

 

※記事の執筆には可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっている可能性もあります。重要な情報は再確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。

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