「大事な画面を保存したいのに、プリントスクリーンキーを押しても反応がない…」
仕事の資料作成やトラブル時の画面共有で、スクリーンショットができないと作業が完全に止まってしまいますよね。特に「撮れたはずなのに画像が見当たらない」というトラブルは非常に多いです。
実は、スクショができない原因の9割は、「Fnキー」の押し忘れか、「保存先の設定」の勘違いです。
この記事では、WindowsとMacそれぞれの原因と、今すぐできる7つの解決策を網羅しました。これを読めば、あなたのパソコンですぐに画面保存ができるようになりますよ。

まずはキーボードを確認
「壊れたかも?」と疑う前に、まずは手元のキーボード操作を確認しましょう。特にノートパソコンや小型キーボードを使っている方は要注意です。
Fnキーが必要な場合あり
キーボードの「PrintScreen(PrtSc)」キーの文字色を見てください。もし青色や四角で囲まれている場合、そのキーは他の機能と共有されています。
この場合、単に押すだけでは反応しません。キーボード左下にある「Fn」キーを押しながら「PrtSc」キーを押すことで、初めて機能が有効になります。
Fロックがかかっていないか
キーボードによっては「F-Lock」や「FnLock」というキーが存在します。
これが有効になっていると、ファンクションキー(F1〜F12など)の動作が固定され、スクリーンショット機能が無効化されていることがあります。一度このキーを押してロックを解除してから、再度試してみてください。
Windowsの設定と保存先
Windowsの場合、「撮れていない」のではなく「どこに行ったか分からない」というケースが大半を占めます。
クリップボードのみの状態
「PrtSc」キーを単体で押しただけでは、画像ファイルとしては保存されません。
この操作は「コピー」をしただけの状態です。ペイントやWordを開き、「Ctrl + V」で貼り付けができるか確認してください。もし貼り付けができるなら、機能は正常です。
ファイルとして自動保存したい場合は、必ず「Windowsキー + PrtSc」を同時に押してください。
OneDrive設定の確認
意外な落とし穴が「OneDrive」や「Dropbox」などのクラウドストレージです。
これらのアプリが入っていると、スクリーンショットの保存先を勝手に「クラウド上のフォルダ」に変更してしまうことがあります。
- エクスプローラーを開く
- 「OneDrive」フォルダの中にある「画像」または「スクリーンショット」を確認する
いつもの「ピクチャ」フォルダではなく、クラウド側に保存されていないかチェックしましょう。

ショートカットで解決
PrtScキー自体が反応しない、あるいはキーが壊れている場合は、別のショートカットキーを使うのが最も早くて確実です。
切り取り&スケッチを使う
Windows 10/11には、非常に便利な標準機能が搭載されています。
キーボードの「Windowsキー + Shift + S」を同時に押してください。
画面が暗転し、マウスで撮りたい範囲を自由に指定できます。これならPrtScキーを使わずに済み、範囲指定もできるので一石二鳥です。
ゲームバー機能を使う
もう一つの裏技が「Xbox Game Bar」機能です。
「Windowsキー + G」を押すとメニューが表示され、カメラアイコンをクリックすることで画面をキャプチャできます。本来はゲーム用ですが、通常のアプリ画面でも使用可能です。
Macでできない時の対処
Macユーザーの場合、Windowsとはキー配置や設定が異なります。以下のポイントを確認してください。
キーの押し方を確認する
Macのスクリーンショットは、複数のキーを「長押し」に近い感覚でしっかり同時押しする必要があります。
- 全画面:「Command + Shift + 3」
- 範囲指定:「Command + Shift + 4」
- メニュー表示:「Command + Shift + 5」
「カシャッ」という音が鳴らない場合は、音量がミュートになっていないか、またはキーの同時押しが甘くないか確認しましょう。
保存先が変更されている
「Command + Shift + 5」を押して「オプション」をクリックすると、現在の保存先が表示されます。
ここが「クリップボード」や「プレビュー」になっていると、デスクトップにファイルは生成されません。「デスクトップ」にチェックを入れ直すことで、ファイルとして保存されるようになります。
画面が真っ黒になる原因
「撮影はできたけれど、画像を見たら真っ黒だった」という経験はありませんか?これは故障ではありません。
著作権保護機能の作動
Netflix、Amazonプライムビデオ、Kindleなどのアプリやサイトでは、著作権保護技術(DRM)が働いています。
これらの画面は仕様上、スクリーンショットが撮れないようにブロックされています。画面が真っ黒になるのは、コンテンツを保護するための正常な動作です。
セキュリティソフトの影響
ウイルス対策ソフト(カスペルスキーやウイルスバスターなど)の中には、「ネットバンキング保護機能」などが働いて、ブラウザの画面キャプチャを禁止するものがあります。
一時的にセキュリティソフトの設定を見直すか、保護ブラウザモードを解除して試してみてください。
もし、特定のキーだけ反応が悪かったり、Fnキーを押すのが面倒だと感じるなら、スクリーンショット専用ボタンがある多機能マウスやキーボードを使うのも一つの手です。作業効率が劇的に変わりますよ。
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よくある質問(Q&A)
まとめ:原因を特定して解決しよう
パソコンでスクリーンショットができない原因は多岐にわたりますが、落ち着いて一つずつ確認すれば必ず解決できます。
- FnキーやWinキーとの同時押しを試す
- 「Win + Shift + S」のショートカットを活用する
- OneDriveやDropboxに保存されていないか探す
- 動画サイトなど著作権保護された画面でないか確認する
特にWindows 10/11では、従来のPrtScキーよりも「Win + Shift + S」の切り取り機能を覚えたほうが、後々の作業がスムーズになります。
この記事の対処法を試し、無事に画面が保存できることを願っています。



