パソコンのミュートが解除できない！音が出ない7つの原因と解決策

「Web会議の時間なのに、パソコンの音が全く聞こえない！」「ミュートボタンを連打しても反応しない…」

パソコンを使っていると、突然音が出なくなり、ミュートが解除できずに焦ってしまうことはありませんか？再起動しても直らないと、故障ではないかと不安になりますよね。

この記事では、パソコンのミュートが解除できない原因と、初心者でもできる7つの解決策を徹底解説します。

キーボードの誤操作からWindows内部の詳しい設定まで、一つずつ順を追って確認すれば必ず解決の糸口が見つかります。まずは簡単なチェックから始めていきましょう。

キーボードや物理スイッチの確認

まずは、うっかりミスが多いキーボード操作や物理的なスイッチの状態を確認します。意外と「ここだけ」で解決するケースが大半です。

ノートパソコンの場合、音量操作キー（F1〜F12など）が機能していない可能性があります。

キーボードに「Fn（ファンクション）」というキーはありませんか？メーカーによっては、「Fn」キーを押しながらスピーカーマークのキーを押さないと反応しない設定になっています。

このどちらかで画面上に音量バーが表示されるか確認してください。

大谷

「Fn」+「Esc」などを押すと「Fn Lock」がかかり、キーの役割が逆転することがあります。キーボードのランプが点灯していないかもチェックしましょう。

機種によっては、キーボード上のミュートボタン自体にライト（赤やオレンジ）がついており、これが消えないために音が出ない場合があります。

これはハードウェア制御ソフトの一時的なフリーズが原因であることが多いです。一度、完全に電源を切る「シャットダウン」ではなく、「再起動」を行ってください。再起動によってシステムがリセットされ、ランプが消えることがあります。

キー操作に問題がない場合、Windows内部の設定で「音の出口」が塞がれている可能性があります。

Bluetoothイヤホンを使ったり、外部モニターに繋いだりした後によく起こるトラブルです。パソコンが「音を出す場所（出力デバイス）」を間違えている可能性があります。

特に、スピーカー機能がないモニターが出力先に選ばれてしまっているケースが非常に多いので注意が必要です。

「YouTubeの音は出るのに、Zoomの音だけ出ない」といった場合は、「音量ミキサー」を確認します。Windowsではアプリごとに音量をミュートできるためです。

ここまでの設定で直らない場合、音を出すためのプログラムやWindowsの機能にエラーが起きている可能性があります。少し踏み込んだ対処法を試しましょう。

Windows標準搭載の修復機能を使います。システムが自動で原因を探し、修正を試みてくれます。

これは他のサイトではあまり紹介されていませんが、効果的な方法です。音を管理する「Windows Audio」という裏方のサービスが停止していると、何をしても音が出ません。

大谷

この操作で音響サービスが強制的にリセットされます。パソコン全体の再起動でも直らない頑固なミュートが、これで直ることがありますよ。

ドライバーの「拡張機能（エフェクト効果など）」が不具合を起こし、音が途切れたりミュート状態になったりすることがあります。

パソコン全体ではなく、特定の通話アプリだけでミュート解除できない場合は、アプリ側の設定が優先されています。

主なアプリの確認ポイント
アプリ名	確認すべき項目
Zoom	設定画面の「オーディオ」から「スピーカーのテスト」を実行。自動調整のチェックを外して手動で音量を上げる。
Microsoft Teams	会議画面右上の「…」＞「デバイスの設定」で、正しいオーディオデバイスが選択されているか確認。
Google Chrome	タブを右クリックし「サイトをミュート」になっていないか確認。