「メールアドレスの登録でアンダーバーが必要なのに、キーボードのどこにあるか分からない!」と焦っていませんか?
実は、パソコンの機種や設定によって打ち方が違うため、多くの人がつまづくポイントなんです。
この記事では、Windows・Macごとのアンダーバーの出し方から、キーボードが反応しない時の緊急対処法まで網羅的に解説します。
これを読めば、もう記号探しで時間を無駄にすることなく、スムーズに入力できるようになりますよ。
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パソコンでのアンダーバーの出し方
パソコンでアンダーバー(_)を入力する基本操作を解説します。
お使いのパソコンが「Windows」か「Mac」か、そしてキーボードが「日本語配列」か「英語配列」かによって操作が異なります。
Windows(日本語キーボード)
国内で販売されている一般的なWindowsパソコン(JIS配列)の場合です。
キーボードの右下周辺を見てください。
- 場所:「Shift」キーの左隣にある「ろ」のキー
- 操作:「Shift」キーを押しながら「ろ」を押す
Shiftキーを押さずにそのまま押すと「\(バックスラッシュ)」や「¥(円マーク)」が出ますが、Shiftと組み合わせることでアンダーバーになります。
Windows(英語キーボード)
プログラマー向けPCや、海外製の並行輸入PC(US配列)を使っている場合です。
- 場所:数字キー「0」の右隣にある「-(ハイフン)」のキー
- 操作:「Shift」キーを押しながら「-」を押す
Mac(日本語・英語共通)
Macの場合も、基本的には「Shiftキー」との組み合わせです。
- JIS配列(日本語):「Shift」キー + 「ろ」キー
- US配列(英語):「Shift」キー + 「-(マイナス)」キー
MacBookなどはキーの印字がシンプルですが、配置場所はWindowsとほぼ同じ位置にあります。
アンダーバーが打てない原因と対処
「教えられた通りに打っても違う記号が出る」「反応しない」というトラブルはよくあります。
ハードウェアの故障を疑う前に、以下の設定を確認してみましょう。
キーボード設定の認識ズレ
最も多い原因が、「使っているキーボード」と「PCの設定」が食い違っているケースです。
例えば、日本語キーボードを使っているのに、PC側が「英語配列」と誤認識していると、キーの印字通りに入力できません。
- 症状:「Shift」+「ろ」を押しても反応しない、または「=」などの別の記号が出る。
- 解決策(Windows):「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」から、キーボードレイアウトが「日本語キーボード(106/109キー)」になっているか確認し、違っていれば変更して再起動します。
かな入力モードになっている
意外と盲点なのが、日本語入力の設定が「かな入力」になっている場合です。
ローマ字入力ではなく「かな入力」モードの人が「Shift」+「ろ」を押すと、アンダーバーではなく「_(ろ)」自体や、別の文字が入力されることがあります。
- 解決策:言語バーの設定を確認し、「KANA」ロックが掛かっていないか、入力方式が「ローマ字入力」になっているかを確認してください。
どうしても出ない時の緊急テクニック
設定を見直す時間がない、あるいはキー自体が壊れて反応しない場合に使える、3つの緊急テクニックを紹介します。
これを覚えておくと、いざという時に役立ちます。
変換機能を使う
アンダーバーは、日本語の変換機能を使って呼び出すことができます。
- 「した」と入力して変換:候補の中に「_」が出てきます。
- 「あんだーばー」と入力して変換:こちらも候補に出てきます。
- 「きごう」と入力して変換:一覧の中から探すことができます。
スクリーンキーボードを使う
物理的なキーボードが故障している場合に有効です。
画面上にキーボードを表示させ、マウスでクリックして入力します。
- 起動方法(Windows):スタートメニューの検索窓に「osk」または「スクリーンキーボード」と入力して起動します。
Altコード(ASCIIコード)で入力
これは少し上級者向けの裏技ですが、キーボードの特定の数字を使って記号を呼び出す方法です。
- 操作:「Alt」キーを押したまま、テンキーで「95」と押し、Altキーを離す。
この操作を行うと、直接半角のアンダーバーが入力されます。テンキー付きのキーボード限定の技ですが、確実な方法の一つです。

アンダーバーと似た記号の使い分け
アンダーバーと混同しやすい記号に「ハイフン」や「下線(アンダーライン)」があります。
これらはコンピュータ上では全く別の意味を持つため、正しく使い分ける必要があります。
| 名称 | 記号 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アンダーバー (アンダースコア) |
_ | メールアドレス、ID、ファイル名 | 文字の下に線がある。Shift必須。 |
| ハイフン (マイナス) |
– | 電話番号、住所、引き算 | 文字の中央に線がある。Shift不要。 |
| アンダーライン (下線) |
あ | 文章の強調 | 文字装飾機能。記号ではない。 |
特にWEBフォームなどで「記号は使用できません(_は除く)」といった注意書きがある場合、ハイフン(-)を入れるとエラーになることがあるので注意しましょう。
よくある質問(Q&A)
最後に、アンダーバーに関する素朴な疑問にお答えします。
メールアドレス、パスワード、URL、プログラミングなどの用途であれば、必ず「半角(_)」を使用してください。全角(_)は文字として認識されず、エラーの原因になります。
はい、同じ記号(_)を指します。「アンダーバー」は和製英語に近い呼び方で、英語圏やIT業界では「アンダースコア(underscore)」と呼ばれることが一般的です。
スマホの場合、キーボードの「123(数字)」をタップし、さらに「#+=(記号)」ボタンをタップすると表示されます。見つからない場合は、ひらがなで「きのう」や「した」と打って変換する方法が早いです。
まとめ:アンダーバーは「Shift+ろ」で解決
パソコンでのアンダーバーの出し方について解説しました。
重要なポイントを整理します。
- 基本操作:Windows/Mac共に、日本語配列なら「Shift」+「ろ」で入力できます。
- 英語配列の場合:「Shift」+「-(数字0の右隣)」で入力します。
- 打てない時:キーボード設定のズレを確認するか、「した」と打って変換しましょう。
- 使い分け:IDやパスワードには必ず「半角」を使用しましょう。
アンダーバーは一度場所を覚えてしまえば簡単なのですが、たまにしか使わないと忘れがちですよね。「Shiftキーと一緒に押す」ということだけでも覚えておけば、迷うことはなくなります。
もしまた分からなくなったら、ぜひこの記事を辞書代わりに使ってくださいね。


