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テレビリモコンの一部のボタンが反応しない!ボタンを復活させる5つの対処法

テレビリモコンの一部のボタンが反応しない!ボタンを復活させる5つの対処法

「電源ボタンだけ強く押し込まないとつかない…」「チャンネルを変えるときだけ反応が悪い…」

特定のボタンだけ効かなくなると、テレビを見るたびにストレスが溜まりますよね。電池を交換しても直らない場合、故障なのか、それとも直せるものなのか判断に迷うところです。

実はその症状、ボタン裏側の「汚れ」や「摩耗」が原因であることが大半ですが、稀にテレビ本体の不具合であるケースもあります。

この記事では、テレビリモコンの一部のボタンが反応しない原因を突き止め、自分でできる5つの復活手順と、どうしても直らない場合の最適な解決策を解説します。

※2025年11月20日 記事の内容を最新の情報に更新しました。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

テレビのリモコンの一部が反応しない3つの原因

リモコン全体ではなく「一部のボタンだけ」反応しない場合、原因は物理的なトラブルが大半です。まずは状況を整理しましょう。

よく使うボタンの導電性ゴムの摩耗

電源、音量、決定キーなど、頻繁に押すボタンは他のボタンよりも早く寿命を迎えます。

リモコンのボタン裏には電気を通す「導電性ゴム」がついていますが、長年の使用でこれがすり減ったり、剥がれたりして基板に届かなくなります。「強く押せば反応する」という場合は、この摩耗が最も疑われます。

内部に入り込んだ皮脂汚れや液体

ボタンの隙間からは、手垢(皮脂)やホコリ、お菓子のカスなどが入り込みます。

特に油分を含んだ汚れが基板の接点部分を覆ってしまうと、「絶縁体(電気を通さない膜)」となり信号が送られなくなります。ボタンの押し心地が「ヌルっとする」「戻りが悪い」場合は、汚れによる接触不良が濃厚です。

電池の電圧低下による動作不安定

「他のボタンは効くから電池切れではない」と思い込むのは早計です。

リモコンの回路設計によっては、特定の信号を送るために高い電圧を必要とする場合があります。電池残量が減ってくると、一部の機能だけが不安定になることは珍しくありません。

大谷
大谷
マンガン電池より、パワーのあるアルカリ電池への交換が推奨されています。
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診断:リモコンの故障か確かめる方法

対処法を試す前に、「そもそもリモコンから信号が出ているか」を確認しましょう。これが最速の切り分け方法です。

スマホカメラで赤外線の発光を見る

肉眼では見えませんが、スマートフォンのカメラ越しならリモコンの赤外線を見ることができます。

  • スマホのカメラアプリを起動する
  • リモコンの先端(送信部)をカメラに向ける
  • 反応しないボタンを押す

画面の中で送信部がピカピカと光って見えればリモコンは正常です。この場合、原因は「テレビ本体」にある可能性があります。
逆に光らない場合は、やはり「リモコンのボタン故障」と断定できます。

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反応しないボタンを自分で直す5つの対処法

それでは、具体的な直し方をリスクの低い順に解説します。分解する前に必ず上から順に試してください。

1. 電池を回転させて接点を磨く

最も簡単で効果的なのが「電池くるくる」です。

電池とリモコンの金具(端子)の接触が悪くなっている可能性があります。電池を入れたまま指で回して摩擦を起こし、見えない酸化膜や汚れを落としてみてください。

2. 電池を抜いて完全放電(リセット)する

リモコン内部のマイコンがフリーズしている可能性があります。

一度電池をすべて抜き、その状態で電源ボタンなどを数回空押しして1分ほど放置します。これにより内部に残った電気が放電され、誤作動がリセットされます。

3. テレビ本体のコンセントを抜き差しする

意外な盲点ですが、テレビ側のソフトウェアがフリーズしており、特定のリモコン信号だけ受け付けなくなっているケースがあります。

リモコンではなくテレビの電源プラグをコンセントから抜き、1〜2分待ってから再度差し込んでみてください。これで直れば、リモコンの故障ではありません。

(参照:ソニー テレビ サポート・お問い合わせ

4. 無水エタノールで基板を清掃する

ここからは自己責任の領域になりますが、分解清掃は非常に効果的です。

ネジを外してリモコンを開け、基板とゴムパッドの裏側を清掃します。この際、水拭きはサビの原因になるため厳禁です。必ず揮発性の高い「無水エタノール」を綿棒につけて、黒ずんだ汚れを優しく拭き取ってください。

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5. 接点復活剤を塗布する

清掃しても直らない場合、導電性ゴムが摩耗して寿命を迎えている可能性があります。

ホームセンターなどで売られている「接点復活剤」を綿棒に極少量つけ、基板の接点に塗ることで一時的に復活することがあります。ただし、塗りすぎるとショートの原因になるため注意が必要です。

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直らない場合は汎用リモコンへの買い替え

清掃やリセットを試しても、強く押さないと反応しない状態が変わらない場合、そのリモコンは物理的な寿命です。

メーカー純正品を取り寄せると高額(3,000円〜)になることが多いですが、「汎用(はんよう)リモコン」なら安価に解決できます。

  • 純正品の半額以下(1,000円〜2,000円程度)
  • 主要メーカー(ソニー、パナソニック、シャープ、東芝など)設定済みですぐ使える
  • 純正よりボタンが大きく押しやすい

ストレスを感じながら使い続けるよりも、新しいリモコンに変えるのが最も時間と費用の節約になります。

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よくある質問(Q&A)

最後に、リモコンの不具合についてよく寄せられる疑問にお答えします。

Q. アルミホイルを貼って修理するのはありですか?

A. 推奨しません。ネット上にはゴム部分にアルミホイルを接着剤で貼る方法がありますが、使用中に内部で剥がれて回路がショートし、発熱や完全故障につながるリスクが高いです。

Q. すぐにテレビを操作したいのですが代用方法は?

A. スマートフォンアプリが便利です。各テレビメーカーの公式アプリや、スマホ自体に赤外線機能があれば汎用アプリで操作可能です。新しいリモコンが届くまでの「つなぎ」として活用しましょう。

Q. 導電性塗料は効果がありますか?

A. 効果はあります。摩耗したゴムに電気を通す塗料を塗る「補修キット」も販売されています。ただし、分解の手間とキット代(1,000円前後)を考えると、新品の汎用リモコンを買った方が安上がりで確実な場合が多いです。

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まとめ:一部のボタンの不調は寿命のサインかも

テレビリモコンの一部のボタンが反応しない原因と、具体的な対処法について解説しました。

  • 原因:主に導電性ゴムの摩耗か、内部の油汚れ。
  • 対処法:まずは電池リセットとテレビのコンセント抜き差しを試す。
  • 最終手段:分解清掃でダメなら、汎用リモコンへ買い替える。

リモコンは消耗品です。「強く押さないとつかない」というストレスから解放されるためにも、直らない場合は早めの買い替えを検討して、快適なテレビライフを取り戻してくださいね。

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