パソコンで作業中、急にイヤホンから音が聞こえなくなると焦ってしまいますよね。
大事なWeb会議や動画視聴の妨げになり、大きなストレスを抱える方も多いはずです。
この記事では、パソコンのイヤホンから音が聞こえない原因と具体的な対処法を、OS別や接続方法別に徹底解説します。
順番に対処法を試すことで、設定ミスや接続不良などの問題をスムーズに解決可能です。
※2026年6月23日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
イヤホンから音が出ない原因
イヤホンから音が聞こえない場合、まずはどのような原因が潜んでいるのかを把握することが大切です。
原因を特定できれば、無駄な設定変更を避けて最短で解決できます。
接続不良や認識エラー
イヤホンが正しく接続されていないことが、音が聞こえない最も多い原因です。
有線の場合はプラグが奥まで挿さっていない、無線の場合はBluetoothが未接続といった状態が考えられます。
特にスマートフォンなど別の機器とペアリングされていると、パソコン側で音が出ません。
まずはイヤホンの接続状態を再確認することが重要です。
PC側の音量設定の問題
パソコン本体の音量がゼロやミュートになっていると音は鳴りません。
キーボードのショートカットキーに誤って触れてしまい、意図せず消音状態になっているケースも頻繁に発生します。
タスクバーやメニューバーのスピーカーアイコンから、現在の音量レベルが適切か確認してください。
出力デバイスの指定ミス
音声の出力先がイヤホン以外に設定されていると、音は聞こえません。
パソコンには内蔵スピーカーや外部モニターなど、複数の音声出力デバイスが存在します。
システムの設定画面で、出力先が接続しているイヤホンになっているか確認する必要があります。
イヤホン本体の故障
設定に問題がない場合、イヤホン自体が故障している可能性があります。
別のパソコンやスマートフォンに同じイヤホンを接続し、音が鳴るかテストを行ってください。
他の機器でも聞こえない場合は、イヤホン内部の断線や基盤の故障が疑われます。
Windowsの対処法
Windows11やWindows10を使用している場合の具体的な解決策を解説します。
Microsoftの公式サポート情報に基づき、効果的な手順を順番に紹介します。
出力デバイスの確認
Windowsがイヤホンを正しい出力先として認識しているか確認します。
イヤホンを接続していても、スピーカーが優先されていると音が出ないためです。
確認と変更の手順は以下の通りです。
- スタートボタンを右クリックし「設定」を選択
- 「システム」から「サウンド」をクリック
- 「出力」の項目でデバイスリストを確認
- 接続しているイヤホンを選択
出力先に正しいイヤホンを指定すれば、音が鳴るようになります。
音量ミキサーの確認
パソコン全体の音量は適切でも、アプリごとの音量が下がっている場合があります。
Windowsの音量ミキサー機能を使うと、アプリ別に音量を調整できます。
手順は以下の通りです。
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリック
- 「音量ミキサーを開く」を選択
- 使用中のアプリの音量スライダーを確認
- ミュートを解除し適切な音量に調整
特定のアプリだけ音が出ない場合に有効な方法です。
オーディオの自動修復
Windowsに標準搭載されているトラブルシューティング機能を活用します。
システムが自動的にオーディオの問題を検知し、修復を試みてくれます。
Microsoft公式サポートでも推奨されている手順です。
- 「設定」から「システム」を選択
- 「サウンド」画面の下部までスクロール
- 「オーディオのトラブルシューティング」をクリック
- 画面の指示に従い診断を実行
手動で原因がわからない場合に便利な機能です。
ドライバーの更新
音を制御するサウンドドライバーに不具合があると、音声が出力されません。
ドライバーを最新バージョンに更新することで、不具合が解消されることが多いです。
デバイスマネージャーから以下の手順で更新します。
- スタートボタンを右クリックし「デバイスマネージャー」を選択
- 「オーディオの入力および出力」を展開
- 対象のイヤホンを右クリックし「ドライバーの更新」を選択
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリック
更新が完了したら、変更を適用するためにパソコンを再起動してください。
Macの対処法
Macをご利用の場合のサウンド設定手順を解説します。
Apple公式サポートの情報に基づき、確実な確認方法を紹介します。
サウンド出力設定の確認
Macの出力設定で、イヤホンが選択されているか確認する必要があります。
外部デバイスを接続しても、自動で切り替わらないケースがあるためです。
以下の手順でシステム設定を確認します。
- 画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選択
- サイドバーから「サウンド」をクリック
- 「出力」タブを選択
- リストから使用するイヤホンを選択
リストにイヤホンが表示されない場合、Macがイヤホンを認識していない状態です。
NVRAMのリセット
Intelプロセッサ搭載のMacで音響トラブルが起きた場合、NVRAMのリセットが有効です。
NVRAMは音量やディスプレイ解像度などの設定情報を記憶している領域です。
Apple公式サポートでも、音響やBluetoothに関する問題解決の手順として紹介されています。
- Macのシステムを完全に終了
- 電源を入れすぐに「Option」「Command」「P」「R」キーを同時押し
- 約20秒間押し続けたらキーを離す
※Appleシリコン搭載のMacは、通常の再起動のみでNVRAMが自動リセットされます。
接続方法別の対処法
有線か無線(Bluetooth)かによって、発生しやすいトラブルは異なります。
それぞれの接続方法に合わせた対処法を確認してください。
有線イヤホンの場合
有線イヤホンは、物理的な接触不良が原因で音が聞こえなくなることが大半です。
パソコンのイヤホンジャックやUSBポートに汚れがあると、正しく認識されません。
確認すべき項目を表にまとめました。
| 確認箇所 | 具体的な対処法 |
|---|---|
| イヤホンジャックの汚れ | 乾いた綿棒で差し込み口のホコリを優しく取り除く |
| プラグの汚れ | 金属端子部分を柔らかい乾いた布で拭き取る |
| USB端子の接続 | USBハブを介さずパソコン本体のポートに直接挿す |
端子部分を清潔に保ちしっかり挿し込むことが基本です。
Bluetoothイヤホン
Bluetoothイヤホンの場合、通信の不安定さやペアリングのエラーが主な原因です。
パソコン側のBluetooth機能とイヤホンの通信状態をリセットする必要があります。
以下の手順で接続をやり直してください。
- イヤホンのバッテリーが十分に充電されているか確認
- パソコンのBluetooth設定を一度オフにしてからオンにする
- 登録済みのペアリング情報を削除し再度ペアリングを実行
- 他のスマートフォンなどと接続されていないか確認
ペアリング設定のやり直しが最も確実な解決策です。
Web会議・ブラウザの対処法
パソコン本体の音は鳴るのに、特定のアプリだけ聞こえない場合の対処法です。
アプリごとの独立した設定を見直す必要があります。
ZoomやTeamsの設定
ZoomやTeamsなどのWeb会議アプリは、独自にオーディオの出力先設定を持っています。
アプリ内のスピーカー設定が正しくないと、相手の声は聞こえません。
会議前に以下の手順で確認してください。
- アプリの設定画面を開く
- 「オーディオ」または「デバイス」の項目を選択
- スピーカーの項目で使用するイヤホンを指定
- テスト再生ボタンを押して音が鳴るか確認
会議アプリ内での出力先指定とテスト再生は必須です。
ブラウザのミュート解除
YouTubeなどの動画視聴時に音が出ない場合、ブラウザのタブがミュートになっている可能性があります。
Google ChromeやEdgeなど、ブラウザ側の設定を確認します。
タブの上で右クリックし、「サイトをミュート」になっていないか確認してください。
- タブを右クリック
- 「サイトのミュートを解除」を選択
- ブラウザ全体を再起動して設定を反映
特定のタブやサイト単位でミュートされていないか確認することが大切です。
片方だけ聞こえない場合
イヤホンの右側または左側からしか音が聞こえない場合の対処法です。
物理的な故障の前に、システムの設定を確認します。
左右の音量バランス確認
パソコンのサウンド設定で、左右の音量バランス(パン)が極端に偏っていることがあります。
設定を見直すことで、両方から正常に聞こえるようになります。
Windowsの場合は以下の手順です。
- 「設定」の「サウンド」から接続中のイヤホンを選択
- 「出力の設定」または「プロパティ」を開く
- 左右のチャンネルの音量が均等か確認し調整
Macの場合は「システム設定」の「サウンド」から、バランスのスライダーが中央にあるか確認してください。
ケーブル断線のチェック
設定で左右のバランスが正常な場合、イヤホンのケーブル内部で断線している可能性が高いです。
特に有線イヤホンのプラグ付近や分岐部分は断線しやすい箇所です。
音楽を再生しながらケーブルの付け根を軽く曲げたり回したりして、音が途切れるか確認してください。
ケーブルを動かしてノイズが走る場合は買い替えのサインです。

