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テレビのバックライトの設定はどのくらいがいい?目に優しく寿命を延ばす5つのコツ

テレビのバックライトの設定はどのくらいがいい?目に優しく寿命を延ばす5つのコツ

「テレビの画面がまぶしくて、長時間見ていると目が疲れる…」
「バックライトの設定を変えたいけれど、結局数値はどれくらいが正解なの?」

そう感じてはいませんか?
実は、工場出荷時のテレビは、お店で目立つように「最高輝度(MAX)」に設定されていることがほとんどです。そのまま家で見ると、目にとっては強烈すぎる光となってしまいます。

この記事では、あなたの部屋の環境に合わせた最適なバックライトの設定の数値(目安)と、メーカー別の設定手順をわかりやすく解説します。

たった1分の設定変更で、目の疲れが驚くほど軽くなり、テレビの寿命まで延びる可能性がありますよ。

※2025年12月16日 記事の内容を最新の情報に更新しました。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

推奨の明るさはどれくらい?

「テレビの明るさはどれくらいが適切?」という疑問に対する答えは、「部屋の明るさ」によって決まります。

万人に共通する正解はありませんが、まずは以下の数値を目安に設定し、そこから自分好みに微調整するのが失敗しないコツです。

明るい部屋での設定目安

日中のリビングなど、外光が入る明るい環境では、画面が暗すぎると逆に見えにくくなってしまいます。ある程度の輝度(パワー)が必要です。

  • 推奨設定値:最大値の60%〜80%
  • 例(最大50の場合):30〜40前後

部屋の照明や自然光に負けない明るさを確保することで、映像がくっきり見やすくなります。

暗い部屋での設定目安

夜間のリビングや寝室、映画鑑賞などで部屋を暗くしている場合は、大幅に数値を下げましょう。

  • 推奨設定値:最大値の20%〜40%
  • 例(最大50の場合):10〜20前後

暗い場所で画面だけが明るいと、瞳孔が開いた目に強い光が飛び込み、眼精疲労や睡眠の質を下げる原因になります。

大谷
大谷
最近の「4K HDR映像」などは、明るい設定の方が見栄えが良いです。映画を見る時だけ「シネマモード」にするなど、使い分けるのが上級テクニックです。
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バックライトと明るさの違い

設定画面を開くと、「バックライト」と「明るさ」という似た項目があり、混乱する方が多いですよね。この2つは役割が明確に異なります。

項目名 役割と効果
バックライト 画面の後ろにあるライト自体の光量を調整します。
「まぶしい」ときはまずここを下げます。
明るさ 映像の「黒色」の深さを調整します。
上げすぎると画面全体が白っぽくなります。

「画面がまぶしい」と感じる場合は、「明るさ」ではなく「バックライト」を下げるのが正解です。「明るさ」を下げてしまうと、暗いシーンが真っ黒につぶれて見えなくなってしまいます。

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メーカー別の設定変更手順

では、実際に設定を変更してみましょう。主要メーカーの一般的な手順をまとめました。
基本的にはリモコンの「メニュー」ボタンからスタートします。

メーカー 設定の流れ(例) 調整項目名
SONY (ブラビア) 設定 > 画質・映像設定 > 画質 バックライト
(明るさ)
Panasonic (ビエラ) メニュー > 画質 > 映像調整 バックライト
SHARP (AQUOS) ツール > 映像調整 > プロ設定 バックライト
TOSHIBA (レグザ) 設定 > 映像設定 > 映像調整 バックライト
Hisense 設定 > 映像設定 バックライト設定

※機種や年式によって名称が異なる場合があります。

設定できない時の対処法

「バックライトの項目がグレーになっていて選べない!」

そんな時は、以下の機能がオンになっていないか確認してください。

  • 明るさセンサー(自動輝度調整)
  • 省エネモード

これらがオンになっていると、テレビ側が自動で制御するため、手動調整が無効になることがあります。

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寿命を延ばすバックライトのコツ

バックライトの設定は、目だけでなくテレビ本体の寿命にも大きく関わっています。
液晶テレビの故障原因で多いのが、バックライト(LED)の寿命切れだからです。

最大輝度での常時使用は避ける

バックライトを常に100%(最大)で使用すると、LEDが高温になり、劣化が早まります。
数値を70〜80%以下に抑えるだけでも、パネルへの負担を減らし、長持ちさせる効果が期待できます。

画質モードを変更する

細かい数値設定が面倒な方は、「画質モード」を変えるだけでも効果があります。

  • ダイナミック(あざやか):バックライト最大。店頭用やスポーツ観戦向け。
  • 標準(スタンダード):バランスが良い。普段使いにおすすめ。
  • 映画(シネマ):バックライト控えめ。暗い部屋向け。

普段から「ダイナミック」になっている場合は、「標準」に変えるだけで寿命対策になります。

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よくある質問(Q&A)

Q. バックライトを下げると電気代は安くなりますか?

はい、安くなります。液晶テレビの消費電力の大部分はバックライトが占めています。輝度を最大から中程度に下げることで、消費電力を20〜30%程度節約できる場合もあります。

Q. 有機ELテレビにバックライト設定が見当たりません。

有機ELテレビは自ら発光するため、バックライトがありません。代わりに「OLEDライト」や「パネル輝度」といった項目で明るさを調整します。

Q. 設定を変えても画面が暗いままです。

設定を最大にしても画面が暗い、あるいは画面の一部だけが暗い場合は、設定ではなく故障の可能性が高いです。

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まとめ:目に優しい設定で快適に

テレビのバックライトの設定について、最適な目安と寿命を延ばすコツを解説しました。

  • 明るい部屋なら60〜80%、暗い部屋なら20〜40%が目安
  • 「まぶしい」ときは「明るさ」ではなく「バックライト」を下げる
  • 輝度を抑えることは、電気代の節約やテレビの長持ちにもつながる

「なんとなく目が疲れるな」と思ったら、まずはリモコンを手に取り、バックライトを少し下げてみてください。
その「ちょっとした調整」が、あなたのテレビライフをより快適なものに変えてくれるはずです。

※記事の執筆には可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっている可能性もあります。重要な情報は再確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。

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