「新しくモニターを買ったけど、どのケーブルで繋げばいいかわからない…」
「パソコンとモニターをつなぐケーブルの種類が多すぎて、違いがさっぱり…」
「映像がうまく表示されないのは、もしかしてケーブルが原因?」
テレワークやオンライン学習の普及、そして高画質な動画コンテンツの増加に伴い、パソコンとモニターを接続する機会はますます増えていますよね。
しかし、いざ接続しようとすると、HDMI、DisplayPort、USB Type-C…など、たくさんの種類のケーブルがあって、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
実は、ケーブルの選択を間違えると、モニターの性能を最大限に引き出せなかったり、最悪の場合、映像が全く映らなかったりすることもあるんです。
この記事では、そんな「パソコンとモニターをつなぐケーブル」に関するあらゆる疑問を解決します。
各ケーブルの種類と特徴、性能の違いから、あなたの使い方に最適なケーブルの選び方まで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、もうケーブル選びで迷うことはありません。最高の画質で快適なPC環境を構築するための、最適な一本が必ず見つかります!
最初に確認!パソコンのケーブルの種類一覧
まずは、現在主流となっているパソコンとモニターをつなぐケーブルの種類を一覧で見てみましょう。それぞれのケーブルがどのような特徴を持っているのか、全体像を把握することが最適なケーブル選びへの第一歩です。
ケーブル種類 | 信号方式 | 映像伝送 | 音声伝送 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
HDMI | デジタル | ◎ | ◎ | 最も普及。テレビやゲーム機など幅広く対応。 |
DisplayPort | デジタル | ◎ | ◎ | PC向けに開発。高解像度・高リフレッシュレートに強い。 |
USB Type-C | デジタル | ◎ | ◎ | 映像・音声・データ転送・給電が1本で可能。 |
DVI | デジタル/アナログ | ◎ | × | 少し前のPCモニターに多い。音声は別ケーブルが必要。 |
VGA (D-Sub15pin) | アナログ | ○ | × | 最も古い規格。画質は劣化しやすい。古い機器との接続用。 |

この表を見るだけでも、ケーブルによって音声が送れたり送れなかったり、得意なことが違うのがわかりますね!
特に最近の主流はHDMI、DisplayPort、USB Type-Cの3つと覚えておくと良いですよ。
知っておきたい基本知識:アナログとデジタルの違い
ケーブルの種類を理解する上で重要なのが、「アナログ」と「デジタル」の違いです。
デジタル方式
現在の主流です。パソコンで扱われる「0」と「1」のデジタル信号をそのままモニターに伝送するため、画質の劣化がありません。高解像度の映像もクリアに表示できます。HDMIやDisplayPort、USB Type-Cなどがこの方式です。
アナログ方式
古い規格であるVGAがこの方式です。パソコンのデジタル信号を一度アナログ信号に変換し、モニター側で再度デジタル信号に戻すという処理が入ります。この変換の過程で信号が劣化し、映像がぼやけたり、ノイズが発生したりすることがあります。
高画質な映像を楽しみたいのであれば、迷わずデジタル方式のケーブルを選びましょう。
もう一つの基本知識:出力と入力の違い
意外と見落としがちなのが、端子の「出力」と「入力」の違いです。
- 出力端子:パソコン側にある、映像信号を送り出すための端子。
- 入力端子:モニター側にある、映像信号を受け取るための端子。
パソコンのモニター接続用端子は、基本的に「出力」専用です。そのため、パソコンのHDMI端子にデジタルカメラなどを接続しても、映像を取り込むことはできません。映像を取り込みたい場合は、キャプチャーデバイスなど専用の機材が必要になります。
【モニターケーブルの種類】7つの規格を徹底比較!
それでは、ここから各ケーブル(接続端子)の種類について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。ご自身のパソコンやモニターにどの端子がついているか確認しながら読み進めてみてくださいね。
①パソコンとモニターをつなぐケーブル HDMI【最も万能】
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、現在最も普及しているデジタル接続規格です。パソコンやモニターはもちろん、テレビ、ゲーム機、Blu-rayレコーダーなど、非常に多くの機器に搭載されています。
HDMIの特徴
- 映像と音声を1本で伝送:ケーブルが1本で済むため、配線がスッキリします。
- 汎用性が非常に高い:家庭用AV機器における事実上の標準規格です。
- 著作権保護技術(HDCP)に対応:Blu-rayや動画配信サービスのコンテンツも問題なく再生できます。
バージョンの違いに注意!
HDMIには複数のバージョンがあり、バージョンによって対応する解像度や機能が異なります。
バージョン | 最大伝送速度 | 主な対応解像度/リフレッシュレート | 主な特徴 |
---|---|---|---|
HDMI 1.4 | 10.2Gbps | 4K/30Hz | 4K映像に対応し始めた初期の規格。 |
HDMI 2.0 | 18Gbps | 4K/60Hz | 現在でも多くの機器で採用されている標準的な規格。 |
HDMI 2.1 | 48Gbps | 4K/144Hz, 8K/60Hz | 最新の規格。高リフレッシュレートのゲーミングや8K映像に対応。 |

4Kモニターで滑らかな映像(60Hz以上)を楽しみたい場合や、PlayStation 5などの最新ゲーム機を接続する場合は、HDMI 2.0以上のケーブルと、対応した端子が必要になります。ケーブルだけ新しくても、パソコンやモニターの端子が古ければ性能を発揮できないので注意してくださいね!
端子の形状も要チェック
HDMIには、コネクタのサイズが異なる3つのタイプがあります。
- タイプA (標準):パソコンやテレビ、モニターで最も一般的に使われるサイズ。
- タイプC (ミニHDMI):ビデオカメラや一部のノートパソコンなどで使用されます。
- タイプD (マイクロHDMI):デジタルカメラやスマートフォンなどで使用される小型サイズ。
ケーブルを購入する際は、接続したい機器の端子形状を必ず確認しましょう。
②ディスプレイケーブル DisplayPort【PC利用に特化】
DisplayPortは、主にパソコンとモニターの接続を想定して開発されたデジタル接続規格です。HDMIとしばしば比較されますが、より高い性能を持つのが特徴です。
DisplayPortの特徴
- 高解像度・高リフレッシュレートに強い:HDMIよりも高い帯域幅を持ち、ゲーミングモニターなどの性能を最大限に引き出せます。
- デイジーチェーン接続に対応:1つのDisplayPort出力から、数珠つなぎで複数のモニターに接続できる機能です。(※対応機器が必要)
- 音声伝送も可能:HDMI同様、映像と音声を1本のケーブルで伝送できます。
バージョンによる性能の違い
DisplayPortもバージョンによって性能が大きく異なります。
バージョン | 最大伝送速度 | 主な対応解像度/リフレッシュレート |
---|---|---|
DisplayPort 1.2 | 21.6Gbps | 4K/60Hz |
DisplayPort 1.4 | 32.4Gbps | 4K/120Hz, 8K/60Hz |
DisplayPort 2.1 | 80Gbps | 8K/60Hz, 4K/240Hz以上 |
特に高リフレッシュレート(144Hz以上)を求めるPCゲーマーにとっては、DisplayPortが第一の選択肢となるでしょう。G-SYNCやFreeSyncといった可変リフレッシュレート技術もサポートしています。
また、ノートパソコンやMacBookなどでは、サイズの小さい「Mini DisplayPort」が採用されている場合もあります。
③パソコンとモニターをつなぐケーブル USB Type-C【次世代の万能規格】
USB Type-Cは、近年急速に普及している新しいコネクタ規格です。上下の区別がないリバーシブルな形状が特徴で、非常に高い汎用性を持っています。
USB Type-Cの特徴
- 映像・音声・データ転送・給電が1本で可能:対応機器同士であれば、ケーブル1本でモニターへの映像出力とノートPCへの充電が同時に行え、デスク周りが非常にスッキリします。
- リバーシブルなコネクタ:向きを気にせず差し込めるため、ストレスフリーです。
- 様々な規格に対応:USB Type-Cポートは、後述するThunderboltやDisplayPortの信号を流すこともできます。
ただし、全てのType-Cが映像出力に対応しているわけではない!
ここがUSB Type-Cの最も注意すべきポイントです。USB Type-C端子が搭載されていても、その端子が映像出力機能(DisplayPort Alternate Mode)に対応しているとは限りません。
映像出力に対応しているUSB Type-Cポートには、通常、DisplayPortのロゴ(Dのマーク)や雷のマーク(Thunderbolt)が記載されています。購入前にお使いのパソコンやモニターの仕様書を必ず確認しましょう。

「Type-Cケーブルを買ったのに映らない!」というトラブルの多くがこれが原因です。特にデータ転送や充電専用の安価なType-Cケーブルは映像出力に対応していないことが多いので、製品パッケージに「映像出力対応」「4K対応」などと明記されているものを選んでくださいね。
Thunderbolt 3/4との関係
Thunderbolt 3およびThunderbolt 4は、Intel社が開発した高速データ転送規格で、コネクタ形状にUSB Type-Cを採用しています。USB Type-Cの上位互換のような存在で、最大40Gbpsの超高速データ転送が可能で、もちろん映像出力にも対応しています。Thunderbolt端子搭載のPCであれば、USB Type-Cの周辺機器も利用できます。
④DVI【少し前のPCに多い】
DVI(Digital Visual Interface)は、HDMIが普及する前に主流だった映像専用のデジタル接続規格です。
DVIの特徴
- 映像専用:音声は伝送できないため、スピーカーから音を出したい場合は別途音声ケーブルが必要です。
- 種類が複雑:ピンの数によって3つの種類に分かれます。
- DVI-D:デジタル信号のみ対応。
- DVI-I:デジタル信号とアナログ信号の両方に対応。
- DVI-A:アナログ信号のみ対応。(現在ではほとんど見かけません)
- シングルリンクとデュアルリンク:対応する解像度にも違いがあります。
- シングルリンク:最大解像度 1920×1200px
- デュアルリンク:最大解像度 2560×1600px
最近のPCやモニターでは採用が減っていますが、少し前のモデルには搭載されていることが多いです。接続する際は、コネクタのピンの形状をよく確認する必要があります。
⑤VGA (D-Sub15pin)【最も古いアナログ規格】
VGA(Video Graphics Array)は、1987年に登場した歴史の長いアナログ接続規格です。青い台形のコネクタと15本のピンが特徴で、「D-Sub15pin」とも呼ばれます。
VGAの特徴
- アナログ信号:前述の通り、信号変換により画質が劣化しやすいです。特に高解像度のモニターでは、文字がぼやけることがあります。
- 音声は伝送不可:DVI同様、音声ケーブルが別途必要です。
- 古い機器との接続用:古いパソコンやプロジェクターなどでは現役で使われていることがあります。
現在、新規でVGAを選ぶメリットはほとんどありません。既存の古い機器を活用する場合に限られるでしょう。
⑥MHL【スマートフォン向け】
MHL(Mobile High-Definition Link)は、スマートフォンのmicroUSBポートからテレビやモニターに映像を出力するための規格です。映像を出力しながらスマートフォンを充電できるのが特徴でした。
しかし、最近のスマートフォンはUSB Type-Cポートが主流となり、MHL機能が搭載されない傾向にあるため、現在はあまり使われていません。
⑦Thunderbolt 3/4【USB Type-Cの上位互換】
先述の通り、Thunderbolt 3/4はUSB Type-Cのコネクタ形状を採用した高速伝送規格です。USB Type-Cの機能(映像出力、データ転送、給電)を全て内包しつつ、さらに高性能化したものです。
Thunderbolt 3/4の主なメリット
- 最大40Gbpsの圧倒的な転送速度。
- 4Kディスプレイ2台への同時出力が可能。
- 外付けGPU(eGPU)など、より高度な周辺機器の接続に対応。
クリエイター向けの高性能なノートPCやMacBookなどに搭載されています。Thunderbolt対応機器同士で接続することで、その真価を発揮します。
【モニター接続端子の種類】自分のPCとモニターの端子を確認する方法
最適なケーブルを選ぶには、まずお使いのパソコンとモニターにどの接続端子(ポート)が搭載されているかを確認する必要があります。確認方法は簡単です。
パソコン側の出力端子を確認する
デスクトップPCの場合は背面に、ノートPCの場合は側面や背面に映像出力端子があります。それぞれの端子の形状を見て、どの規格(HDMI, DisplayPortなど)かを確認しましょう。
モニター側の入力端子を確認する
モニターの背面や下部に入力端子があります。こちらも同様に、端子の形状を確認します。

もし見た目だけでは判断が難しい場合は、パソコンやモニターの取扱説明書や、メーカーの公式サイトでスペックを確認するのが最も確実です!「(製品名) スペック」などで検索してみてください。
パソコンの出力端子とモニターの入力端子の両方にある規格のケーブルを選べば、基本的には接続が可能です。例えば、両方にHDMI端子があれば、HDMIケーブルで接続します。
ノートパソコンとモニターをつなぐケーブルの選び方
ノートパソコンをモニターに接続して、デュアルディスプレイ環境(マルチモニター)で作業効率を上げたい、という方も多いですよね。ノートパソコンならではのケーブル選びのポイントを見ていきましょう。
最近のノートPC(特に薄型モデル)に多い接続方法
最近の薄型ノートPCでは、ポート類が削減され、USB Type-C(Thunderbolt対応含む)ポートのみという機種が増えています。
この場合、モニター側もUSB Type-C入力に対応していれば、ケーブル1本で映像出力とPCへの給電ができて非常にスマートです。これは「USB Power Delivery(PD)」という規格によるものです。
もしモニター側がHDMIやDisplayPort入力のみの場合は、「USB Type-CからHDMIへ」または「USB Type-CからDisplayPortへ」の変換ケーブルや変換アダプタを使用します。
古いノートPCやビジネスモデルの場合
少し前のノートPCやビジネスモデルでは、HDMI端子やVGA端子が搭載されていることが多いです。この場合は、モニター側の端子に合わせてそれぞれのケーブルを選びましょう。
【目的別】おすすめのモニターケーブル3選
ここでは、具体的な製品を挙げながら、目的別におすすめのケーブルをご紹介します。ケーブル選びの参考にしてください。
①【万能タイプ】迷ったらコレ!エレコム ウルトラスリムHDMIケーブル
【こんな人におすすめ】
- どのケーブルを買えばいいか分からない
- テレビやゲーム機など、色々な機器に接続したい
- 配線をスッキリさせたい
【レビュー】
まず、何と言ってもその汎用性の高さが魅力です。パソコン・モニター接続はもちろん、家庭のテレビやレコーダー、PlayStationやNintendo Switchといったゲーム機にも対応しており、一本持っておけば様々な場面で活躍します。バージョンはHDMI 2.0(Premium HDMI)に対応しており、4K/60Hzの滑らかな映像伝送が可能です。一般的な4Kモニターやテレビの性能を十分に引き出してくれます。
この製品の特に優れた点は、「ウルトラスリム」という名前の通り、ケーブルが非常に細くて柔らかいことです。太くて硬いケーブルは取り回しが大変で、特に狭い場所では配線に苦労しますが、このケーブルならモニターアームを使っている環境や、壁際にPCを設置している場合でもスムーズに配線できます。コネクタ部分もコンパクトなので、隣のポートに干渉しにくいのも嬉しいポイントです。品質にも定評のあるエレコム製なので、安心して長期間使用できるでしょう。「とりあえず一本」を選ぶなら、間違いのない選択です。
②【ゲーミング・クリエイター向け】Amazonベーシック DisplayPortケーブル
【こんな人におすすめ】
- 高リフレッシュレートのゲーミングモニターを使っている
- 高解像度で動画編集やデザイン作業をしたい
- PCモニターで最高の画質を追求したい
【レビュー】
PCで最高の映像体験を求めるなら、DisplayPortケーブルが最適解です。このAmazonベーシックのケーブルは、DisplayPort 1.4規格に準拠しており、最大で8K/60Hz、4K/120Hzという非常に高いスペックに対応しています。これにより、FPSゲームなどで求められる144Hzや240Hzといった高リフレッシュレートをしっかりと表示でき、カクつきのない滑らかな映像で快適なプレイが可能です。
また、ケーブルの品質も非常に高く、金メッキコネクタや頑丈な被覆により、ノイズに強く安定した信号伝送を実現しています。コネクタ部分には抜け防止のラッチ(爪)が付いているため、不意にケーブルが抜けてしまう心配もありません。価格も手頃でコストパフォーマンスが非常に高いため、「高性能なDisplayPortケーブルが欲しいけど、どれを選べばいいか分からない」という方に、まず試していただきたい一本です。ゲーマーだけでなく、高精細な映像を扱うクリエイターにも自信をもっておすすめできます。
③【ノートPCユーザーに最適】Anker PowerLine III USB-C & USB-C ケーブル
【こんな人におすすめ】
- USB Type-Cポート搭載のノートPCを使っている
- ケーブル1本で映像出力と充電を同時に行いたい
- デスク周りを究極にシンプルにしたい
【レビュー】
USB Type-C対応のノートPCとモニターをお持ちなら、このケーブルはまさに革命的な体験をもたらしてくれます。このAnkerのケーブルは、映像出力(DisplayPort Alternate Mode)と最大100WのUSB Power Delivery(PD)に両対応しているのが最大の特徴です。
つまり、このケーブルを1本接続するだけで、ノートPCからモニターへの4K映像出力と、ノートPC本体への急速充電が同時に完了します。これまで必要だった、
映像用のケーブルと、PC用のACアダプタの2本が、たった1本に集約される
のです。これにより、デスク周りの配線が劇的にスッキリし、カフェや外出先から帰宅した際の接続も一瞬で終わります。Anker製品ならではの高い耐久性も魅力で、数万回の折り曲げにも耐える設計になっています。ノートPCでの作業効率と快適性を極限まで高めたいなら、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
パソコンとモニターの接続に関するQ&A
最後に、ケーブル接続時によくある質問とその回答をまとめました。
A1. いくつかの原因が考えられます。以下の点を確認してみてください。
- モニターの入力切替:モニター側の入力設定が、接続した端子(HDMI1, DisplayPortなど)と合っているか確認してください。リモコンや本体のボタンで切り替えられます。
- ケーブルの再接続:一度ケーブルを抜き、しっかりと奥まで差し直してみてください。接触不良の可能性があります。
- PCの再起動:接続した状態でパソコンを再起動すると認識されることがあります。
- PCの出力設定:Windowsの場合、「Windowsキー + P」で複製や拡張などの表示モードが正しく選択されているか確認してください。
- ケーブルや端子の故障:別のケーブルや、別のPC/モニターで試してみて、問題の箇所を特定します。
A2. 変換の種類によります。
- デジタル同士の変換(例:DisplayPort → HDMI):信号の形式を変換するためのICチップがアダプタに内蔵されています。基本的には画質の劣化はほとんどありませんが、アダプタの品質によっては不安定になることもあります。また、アダプタが対応する解像度やリフレッシュレートの上限を超えて出力することはできません。
- デジタルからアナログへの変換(例:HDMI → VGA):信号を変換する過程で、必ず画質は劣化します。文字がぼやけるなどの影響が出やすいです。
可能な限り、変換アダプタを使わずに直接接続できるケーブルを選ぶのが理想です。
A3. ケーブルが長くなるほど信号は減衰し、不安定になる傾向があります。一般的に、HDMIやDisplayPortでは5メートル程度までが安定して使用できる目安とされています。それ以上の長さが必要な場合は、信号を増幅するブースターが内蔵された「アクティブケーブル」や、光ファイバーを使用したケーブルなどを検討する必要があります。
まとめ:最適なケーブルで快適なPC環境を手に入れよう!
今回は、パソコンとモニターをつなぐケーブルの種類と選び方について、網羅的に解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- ケーブルの主流は「HDMI」「DisplayPort」「USB Type-C」の3種類。
- 汎用性を重視するならHDMI、PCでの高性能を求めるならDisplayPortがおすすめ。
- ノートPCとの接続では、映像出力と給電が1本で済むUSB Type-Cが非常に便利。
- ケーブル選びの際は、PCとモニター両方の「端子の形状」と「ケーブルのバージョン」を必ず確認する。
- 高解像度・高リフレッシュレートで使いたい場合は、ケーブルと機器がそのスペックに対応しているかチェックが必要。
たくさんの種類があって難しく感じるかもしれませんが、それぞれの特徴と自分の目的を照らし合わせれば、最適なケーブルは必ず見つかります。
この記事が、あなたのケーブル選びの助けとなり、より快適で質の高いパソコンライフを送るための一助となれば幸いです。
さあ、あなたにピッタリのケーブルを見つけて、最高の映像体験を手に入れましょう!