「新しいテレビを買ったけれど、テレビ台の幅が足りなくて足がはみ出てしまった…」
「このままだと地震で倒れないか心配。でもテレビ台を買い替えるのはもったいない…」
テレビの大型化に伴い、このようなサイズトラブルに悩む方は非常に増えています。
この記事では、テレビ台の幅が足りない・はみ出る問題を解決する5つの対策を、DIY初心者にも分かりやすく解説します。
数千円でできる手軽な方法から、リビングを劇的におしゃれにする方法までを網羅しました。この記事を読めば、今のテレビ台を活かしたまま、安全で快適なテレビ環境が手に入ります。
※2025年11月20日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
テレビがはみ出る状態を放置する2つの危険性
「数センチくらいなら大丈夫だろう」という油断は禁物です。テレビ台から足がはみ出ている状態は、想像以上にリスクが高い状態です。
- 転倒・落下の最大要因になる
最近のテレビは薄型で軽量化されていますが、重心が高いため不安定です。足元がしっかり接地していないと、震度4程度の地震や、掃除機が当たった衝撃で簡単に転倒し、液晶割れや怪我につながります。 - テレビの寿命を縮める
不安定な設置はテレビのフレームやスタンドに歪みを生じさせ、故障の原因になることがあります。

比較表:幅が足りない時の解決策5選
テレビ台を買い替えずに解決する方法は主に5つあります。まずは自分に合った方法を選びましょう。
| 対策方法 | 費用目安 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1. スタンド交換 | 3,000円〜 | ★☆☆ | 最も手軽で安全。見た目もスッキリ。 |
| 2. 天板拡張DIY | 2,000円〜 | ★★☆ | 安価に台の面積を広げられる。 |
| 3. サイド収納 | 3,000円〜 | ★☆☆ | 収納力アップ。高さ合わせが必要。 |
| 4. 壁寄せスタンド | 10,000円〜 | ★★☆ | 台を使わず壁掛け風にする。 |
| 5. 完全自作DIY | 5,000円〜 | ★★★ | サイズ・デザイン自由自在。 |
対策1:汎用テレビスタンドに交換する
最もおすすめなのが、テレビに付属している足を外し、市販の「卓上スタンド」に付け替える方法です。
多くのテレビには、背面に「VESA規格」という壁掛け用のネジ穴があります。ここに「一本足」タイプのセンタースタンドを取り付けることで、テレビの足を中央に寄せることができます。
メリットと注意点
- メリット:幅の狭いテレビ台でも確実に設置できます。また、純正スタンドより画面の位置を高くできるため、テレビの下にサウンドバーやゲーム機を置くスペースが生まれます。
- 注意点:購入前に、自分のテレビがVESA規格に対応しているか(背面に4つのネジ穴があるか)を確認してください。
Amazonや楽天では3,000円前後から購入可能です。板を買って加工する手間を考えれば、非常にコストパフォーマンスの高い解決策です。
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対策2:天板を乗せて幅を拡張するDIY
現在のテレビ台の上に、一回り大きな板(天板)を乗せて、物理的に面積を広げる方法です。
ホームセンターの木材カットサービスを利用すれば、特別な工具なしで実践できます。
失敗しない天板選びのコツ
ただ板を乗せるだけでは危険です。以下のポイントを押さえましょう。
- 厚みのある板を選ぶ:テレビの重みでたわまないよう、厚さ18mm以上の「パイン集成材」や「化粧板」を選びましょう。
- 滑り止めを徹底する:既存のテレビ台と新しい天板の間には、強力な滑り止めシートを挟みます。
- 重心バランス:はみ出す部分は左右均等にし、テレビ台からのはみ出し幅は片側15cm程度までに留めると安定します。

対策3:サイド収納で高さを揃えて拡張する
テレビ台の両サイド(または片側)に、同じ高さの収納家具を置いて幅を稼ぐ方法です。
カラーボックスやスツールなどが利用できます。
段差をなくす工夫
この方法で最も重要なのは「高さの統一」です。1mmでも段差があるとテレビの足が浮いてしまいます。
- アジャスター付きを選ぶ:足の高さを微調整できる家具を選びます。
- 天板DIYと組み合わせる:高さが合わない家具を並べた上で、その上から【対策2】の一枚板を乗せれば、完全にフラットな広い台が完成します。
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対策4:壁寄せスタンドでテレビ台を使わない
「テレビ台」という概念を捨て、テレビを独立させる方法です。
「壁寄せテレビスタンド」を使用すれば、テレビ台の幅に関係なく、どんなサイズのテレビでも設置可能です。
今まで使っていたテレビ台は、そのまま収納棚やレコーダー置き場としてスタンドの足元に置くことができます。賃貸でも壁掛けのようなスタイリッシュな空間を作れるため、インテリアにこだわる方に人気です。
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対策5:キャスター付きテレビ台を完全自作する
市販品では満足できない場合、ツーバイフォー材などを使って自分だけのテレビ台を作るのも一つの手です。
キャスターを付ければ掃除も楽になり、配線の取り回しも自由自在です。ただし、大型テレビを支えるためには強度計算が必要ですので、天板の下に補強を入れるなど、構造には十分注意して設計しましょう。
よくある質問(Q&A)
よくある疑問について回答します。
いいえ、危険です。耐震マット(ジェル)は、平面に接地して初めて効果を発揮します。足が浮いている状態では粘着力が十分に発揮されず、マットごと剥がれて転倒するリスクが高いです。
薄い板や湿気の多い環境では反る可能性があります。そのため、厚みのある集成材(18mm〜25mm)を選び、可能であれば表面にニスなどの塗装をすることで湿気による反りを防ぐことができます。
まとめ:安全な対策で快適なテレビライフを
テレビ台の幅が足りない時の対策をご紹介しました。
- 汎用スタンド交換:最もおすすめ。手軽で安全・安価。
- 天板拡張DIY:板を乗せるだけで解決。厚み選びが重要。
- サイド収納:収納力も増やしたい人向け。
- 壁寄せスタンド:デザイン重視・台を撤去したい人向け。
- 自作DIY:こだわり派向け。
「幅が足りない」と諦めて不安定なまま使い続けるのは非常に危険です。
まずは、今のテレビ台を活かしつつ、数千円で確実に安全を確保できる「汎用スタンドへの交換」や「天板拡張」から検討してみてください。
足元がしっかり安定すれば、安心して大画面の迫力を楽しめるようになりますよ。
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