「16インチのパソコンって、大きすぎて持ち運べない?」「デスクに置くと邪魔になるかな?」
最近主流になりつつある16インチPCですが、具体的な大きさがイメージできず購入を迷っている方は非常に多いです。いざ買ってから「カバンに入らなかった」と後悔するのは避けたいですよね。
この記事では、16インチの正確な「縦横サイズ(cm)」をA4用紙や他サイズと比較しながら解説します。さらに、必要なデスク幅やバッグ選びのポイントまで網羅しました。
これを読めば、16インチがあなたのライフスタイルに合うかどうかがハッキリし、快適な作業環境を手に入れるための判断ができるようになりますよ。
16インチの大きさは何cm?正確な寸法
まずは、16インチノートパソコンの具体的な寸法を把握しましょう。「16インチ」とは画面サイズのことですが、本当に知りたいのは「本体のサイズ」ですよね。
縦横のサイズと厚みの目安
主要メーカー(Apple、Dell、LG、Lenovoなど)の16インチモデルの平均的なサイズは以下の通りです。
- 横幅:約 35.5cm 〜 36.0cm
- 奥行き(縦):約 24.5cm 〜 26.0cm
- 厚み:約 1.5cm 〜 2.5cm
ここで重要なのは、機種のタイプによって大きさが違うという点です。
持ち運び重視の「薄型軽量モデル(LG gramなど)」は非常にコンパクトですが、排熱性能が必要な「ゲーミングPC」や「クリエイターPC」は、後ろに排気口が出っ張っているため、奥行きが26cmを超えることもあります。
A4・B4用紙とのサイズ比較表
身近な紙のサイズと比較してみましょう。
| サイズ規格 | 横幅 (cm) | 縦幅 (cm) | サイズ感のイメージ |
|---|---|---|---|
| A4用紙 | 29.7 | 21.0 | 一般的なクリアファイル |
| 16インチPC | 約35.6 | 約25.0 | A4より一回り以上大きい |
| B4用紙 | 36.4 | 25.7 | 16インチPCとほぼ同じ |
表からわかるように、16インチパソコンは「B4用紙(36.4cm × 25.7cm)」とほぼ同じ大きさです。
「A4対応」と書かれているバッグでも、マチ(厚み)や角の形状によっては入らない可能性があるため、注意が必要です。

13インチ・15.6インチとの違いを比較
買い替えを検討している方の多くは、13インチや15.6インチと比較して迷われているはずです。ここでは、他のサイズとの違いを一覧で比較します。
主要サイズ比較一覧表
| 画面サイズ | 横幅目安 | 重量目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 13.3インチ | 約30cm | 1.0kg以下 | 頻繁な持ち運び |
| 14.0インチ | 約31cm | 1.1〜1.4kg | 持ち運びと作業のバランス |
| 15.6インチ | 約36cm | 1.7〜2.3kg | 据え置きメイン(従来型) |
| 16.0インチ | 約35.5cm | 1.2〜2.0kg | 大画面×軽量の最新標準 |
特筆すべきは、15.6インチよりも16インチの方が「軽くて小さい」モデルが存在するという事実です。最新の16インチは技術の進化により、従来の15.6インチユーザーがスムーズに移行できるサイズ感になっています。
作業効率を左右する「縦の長さ」
16インチが選ばれる最大の理由は、画面比率が「16:10」であることです。
- 15.6インチ(16:9):横に細長い。動画視聴向き。
- 16インチ(16:10):少し縦に長い。文書作成・Web閲覧向き。
縦方向の表示領域が広いため、Excelの行数が多く表示できたり、Webサイトのスクロール回数が減ったりと、ビジネス用途での生産性が劇的に向上します。
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16インチPCに必要なデスクの広さは?
「買ってからデスクが狭くて困った」とならないよう、設置に必要なスペースを確認しておきましょう。
快適に使うためのデスク幅
16インチPCを快適に使うためには、本体の幅だけでなく「マウスを操作するスペース」も考慮する必要があります。
- PC本体の横幅:約36cm
- マウス操作スペース:約20cm
- 必要な合計幅:約60cm以上
カフェの小さな丸テーブル(直径60cm程度)では、飲み物を置くスペースがかなり厳しくなります。一方で、一般的なオフィスデスクやスタバのカウンター席であれば問題なく使用できます。
新幹線や飛行機のテーブル事情
移動中の作業については注意が必要です。
- 新幹線(N700系など):テーブル幅にギリギリ収まります。ただし、前の座席の人がリクライニングを倒してくると、画面の角度が制限され、非常に使いづらくなります。
- 飛行機(エコノミークラス):かなり窮屈です。隣の人との距離も近いため、16インチを広げると圧迫感を与えてしまう可能性があります。

失敗しない!16インチPC対応バッグの選び方
16インチPCを持ち運ぶ際、最も多いトラブルが「バッグに入らない」ことです。以下のポイントを押さえて選びましょう。
「15.6インチ対応」を過信しない
多くのバッグは「15.6インチ対応」と表記されていますが、16インチPCは角ばったデザインのものが多く、バッグの四隅(アール部分)に干渉してファスナーが閉まらないことがあります。
購入時は「対応インチ数」だけでなく、必ずバッグの内寸(収納可能サイズ)を確認してください。PC本体サイズ+2cm程度の余裕が必要です。
リュック選びのチェックリスト
- PC収納ポケットの幅が27cm以上あるか(26cmだとギリギリです)
- リュックの形状がスクエア型(四角)か(丸型は角が当たりやすい)
- 底面にクッション材が入っているか(重量があるため、置いた時の衝撃対策)
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よくある質問(Q&A)
A. 機種選びによります。LG gramなどの「1.2kg前後」の超軽量モデルであれば、女性でも問題なく持ち運べます。しかし、2kg近い標準モデルやゲーミングPCは、肩への負担が大きいため、毎日の持ち運びには適していません。購入前に必ず「重量」をチェックしましょう。
A. 多くの16インチモデルにはテンキーが付いていますが、MacBook Proや一部のクリエイター向けモデル(Dell XPSなど)には付いていません。数字入力が多い事務作業メインの方は、キーボードの配列写真を確認することをおすすめします。
A. 画面が大きい分、消費電力は増える傾向にありますが、16インチモデルは本体サイズが大きいため、大容量のバッテリーを搭載しています。結果として、13インチや14インチと同等か、それ以上の長時間駆動を実現しているモデルも多いです。
まとめ:16インチは「持ち運べるデスクトップ」
ここまで、16インチのパソコンの大きさや特徴について解説してきました。
記事のポイントを振り返ります。
- サイズはB4用紙(約36cm×26cm)とほぼ同じ
- 横幅は従来の15.6インチと変わらないモデルが多い
- デスク幅はマウス込みで60cm以上確保するのが理想
- バッグ選びは「内寸」を確認し、スクエア型を選ぶと失敗しない
16インチパソコンは、「デスクトップ並みの作業効率」を「好きな場所に持ち運べる」という、現代の働き方に最も適したサイズです。
「少し大きいかな?」という不安はあるかもしれませんが、実際に使ってみると、その画面の広さによる快適さは、多少の重さを補って余りあるメリットをもたらしてくれます。
ぜひ、あなたの相棒となる最適な1台を見つけて、ストレスフリーなデジタルライフをスタートさせてください。


