「テレビのデザインは気に入っているけれど、脚(スタンド)の形だけがどうしても気に入らない…」
「テレビ台を買い替えたらサイズが合わず、脚がはみ出して置けなくなってしまった…」
「純正のスタンドを紛失して困っている…」
こうした理由から、まだ使えるテレビの買い替えを検討していませんか?それは非常にもったいない話です。
実は、テレビの脚は後から「汎用スタンド」に交換可能です。
数千円〜1万円ほどのコストで、見た目をおしゃれにするだけでなく、地震に強くしたり、掃除を楽にしたりと、機能性を劇的に向上させることができます。
この記事では、テレビの脚を変えるために必須の「VESA規格」の知識から、失敗しない選び方、画像なしでも分かる具体的な交換手順までを網羅的に解説します。
今のテレビを活かしたまま、理想の視聴環境を手に入れる方法をマスターしましょう。
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※2025年11月21日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
テレビの脚は交換できる?
結論からお伝えすると、市販されているほとんどの液晶・有機ELテレビは、脚を交換できます。
ソニー(BRAVIA)、パナソニック(VIERA)、シャープ(AQUOS)、東芝(REGZA)、ハイセンスなど、メーカーを問わず対応可能です。
なぜなら、テレビの背面には「壁掛け金具」や「スタンド」を取り付けるための、世界共通のルールがあるからです。
共通規格「VESA」とは
この世界共通のルールを「VESA(ベサ)規格」と呼びます。
お使いのテレビの裏側を確認してみてください。正方形、または長方形に配置された「4つのネジ穴」が開いていませんか?
このネジ穴さえあれば、家電量販店やAmazonなどで売られている「汎用テレビスタンド」を自由に取り付けることができます。
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脚を変える5つのメリット
「わざわざ脚を変える必要があるの?」と思うかもしれません。しかし、純正スタンドから交換することで得られるメリットは想像以上に大きいです。
1. 狭い台にも設置可能
最近のテレビは脚が両端にある「ハの字型」が増えています。これでは幅の広いテレビ台が必要です。
これを「中央一本足(センターポール)」タイプのスタンドに変えることで、手持ちの小さな棚やチェストの上にも設置できるようになります。
2. インテリア性が向上
純正のプラスチック製の脚は、どうしても生活感が出てしまいます。
木目調、強化ガラス、マットなスチール製など、インテリアに合わせた素材のスタンドに変えるだけで、部屋全体がモデルルームのように洗練されます。
3. サウンドバーが置ける
「テレビの前にスピーカーを置きたいけど、画面と被ってしまう」という悩みも解決できます。
多くの汎用スタンドは高さ調整機能がついているため、画面の位置を高くして、下にサウンドバーを置くスペースを確保できます。
4. 掃除が圧倒的に楽になる
純正の脚は形状が複雑で、ホコリが溜まりやすいのが難点です。
シンプルな一本足のスタンドや壁寄せタイプにすれば、足元のスペースが広がり、ロボット掃除機もスムーズに通れるようになります。
5. 部屋を広く使える
「壁寄せテレビスタンド」を選べば、かさばるテレビ台自体を断捨離できます。
壁掛けのようにスッキリ設置できるため、リビングの床面積が広がり、窮屈さが解消されます。
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目的別:スタンドの種類
交換用スタンドには主に3つのタイプがあります。ご自身の目的に合わせて選びましょう。
卓上型(置き型)
現在のテレビ台の上に置いて使うタイプです。
「今のテレビ台は気に入っているけれど、高さ調整や首振り機能を追加したい」という方におすすめです。
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壁寄せ型(ハイタイプ)
床に直接置き、壁に寄せて使う背の高いタイプです。
「部屋を広く見せたい」「賃貸だけど壁掛け風にしたい」という方に最適です。配線を裏に隠せるため、見た目もスッキリします。
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キャスター付き型
足元に車輪が付いており、移動できるタイプです。
「ダイニングやキッチンなど、いろいろな場所で見たい」「掃除の時に動かしたい」という方に便利です。
失敗しないスタンド選び
「買ったけれど取り付けられなかった」という失敗を防ぐため、以下の3点を必ず確認してください。
1. VESAとネジ穴の確認
最も重要なのが「VESA規格の適合」です。
テレビ背面のネジ穴の間隔(縦×横mm)を測り、そのサイズに対応しているスタンドを選びましょう。また、背面に大きな段差がないかも確認が必要です。
2. 重量と対応インチ数
スタンドには「耐荷重」と「対応インチ数」が決まっています。
特に古いテレビ(プラズマなど)は現行モデルより重いため、テレビ本体の重量が耐荷重の範囲内かを必ずチェックしてください。
3. 端子への干渉チェック
取り付け金具(ブラケット)が、背面のHDMI端子やアンテナ端子を塞いでしまわないか確認しましょう。
多くのメーカーサイトでは「取り付け対応表」が公開されているので、自分のテレビ型番で検索するのが確実です。
自分で脚を交換する手順
交換作業は難しくありませんが、テレビは精密機器です。正しい手順で行いましょう。
用意するもの
- 新しいテレビスタンド一式
- プラスドライバー(サイズが合うもの)
- 毛布やバスタオル(画面保護用)
- 大人2人以上(※必須)
交換の5ステップ
- 作業スペースの確保
床に厚手の毛布などを敷き、テレビを置ける広さを確保します。 - 純正脚の取り外し
テレビの電源を抜き、画面を下にして毛布の上に置きます。ドライバーで純正の脚を外します。 - 金具の取り付け
テレビ背面のVESA穴に、新しいスタンドの金具を取り付けます。 - スタンドの組み立て
説明書に従い、スタンドの土台と支柱を組み立てます。 - 設置と固定
土台にテレビをセットし、脱落防止のネジをしっかり締めます。

交換時の注意点と地震対策
日本で使用する以上、地震対策は欠かせません。
転倒防止ワイヤーの活用
多くの汎用スタンドには、転倒防止用のワイヤーが付属しています。
壁やテレビ台とスタンドをワイヤーで繋ぐことで、万が一の揺れでも前方への転倒を防げます。
耐震マットを敷く
スタンドの底面に「耐震ジェルマット」を貼るのも非常に有効です。
揺れを吸収し、スタンド自体が滑ったり倒れたりするリスクを軽減します。
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よくある質問(Q&A)
A. はい、問題なく使えます。壁寄せスタンドは壁に穴を開けず、壁に寄せて床に置くだけの仕組みです。退去時の原状回復も不要なので、賃貸の方にこそおすすめです。
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A. 付属のネジが合わない場合は、ホームセンターで規格に合うネジ(M4、M6など)を購入する必要があります。ネジの長さは、穴の深さに合わせてワッシャー(スペーサー)等で調整してください。
A. 将来テレビを売却したり譲ったりする可能性があるなら、保管しておくのがベストです。一生使い潰すつもりであれば、自治体のルールに従って処分しても構いません。
まとめ:テレビの脚を変えよう
テレビの脚を変えることは、単なるデザイン変更以上の価値があります。
- VESA規格さえ合えば、メーカー問わず交換可能。
- 卓上スタンドなら、小さなテレビ台でも設置できる。
- 壁寄せスタンドなら、部屋が広くなり掃除も楽になる。
- 購入時は「重量・インチ数・VESA」の3点を必ず確認する。
「見づらい」「ダサい」「置けない」といった悩みは、スタンドを交換するだけで一発で解決します。
ぜひ、あなたのライフスタイルに合ったスタンドを選んで、快適でおしゃれなテレビライフを手に入れてください。


