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テレビ画面がうっすら映る原因はバックライトの故障?音は出るのに映らない時の対処法

テレビ画面がうっすら映る原因はバックライトの故障?音は出るのに映らない時の対処法

「テレビの電源を入れたのに、画面は真っ暗…。でも、音だけはいつも通り聞こえている」
「よく目を凝らすと、うっすら映像が動いている気がする…」

突然テレビが見られなくなると、故障なのか、それとも寿命なのかと不安になりますよね。

結論から言うと、「音は出るのに画面が映らない」症状の9割は、バックライトの寿命か故障が原因です。

この記事では、「スマホを使った30秒チェック」による原因の特定方法から、修理費用と買い替えの判断基準、そして自分ですぐ試せる応急処置までを徹底解説します。

これを読めば、高額な修理で損をすることなく、あなたのテレビをどうすべきか、最適な答えが見つかりますよ。

※2025年12月23日 記事の内容を最新の情報に更新しました。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

まずは確認!画面が「うっすら映る」ならバックライトの故障

テレビの画面が映らない時、最初にやるべきことは「原因の切り分け」です。

実は、画面が真っ暗に見えても、「映像自体は出ているが、光がないから見えないだけ」というケースが非常に多いのです。

懐中電灯(スマホライト)で画面を照らす方法

今すぐできる簡単な確認方法を紹介します。

  1. テレビの電源を入れ、音声が出ている状態にします。
  2. 部屋の照明を少し暗くします。
  3. スマートフォンのライト(または懐中電灯)を点灯させます。
  4. ライトをテレビ画面にピタリと近づけ、ゆっくり動かしてみてください。

いかがでしょうか?
もし、ライトを当てた部分にうっすらとニュースのテロップや、人の動きが見えた場合、液晶パネル自体は無事です。

これは、画面を後ろから照らす「バックライト(蛍光灯のような部品)」が切れている、いわゆる「球切れ」の状態です。

大谷
大谷
この「うっすら映る」症状は、購入から5年〜7年ほど経ったテレビで本当によく見かけます。画面全体が映らないこともあれば、一部だけ暗くなることもあります。どちらにせよ、バックライトの寿命が近づいているサインですね。
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自分でできる!テレビ画面が映らない時の応急処置3選

「修理に出す前に、なんとかして今夜の番組を見たい!」
「もしかしたら、接触不良なだけかもしれない」

そんな時に試してほしい、3つの応急処置を紹介します。一時的な不具合なら、これで復活する可能性があります。

1. 電源プラグを抜いて「完全放電」させる

テレビは長時間コンセントに繋いでいると、内部に不要な電気が溜まり(帯電)、誤作動を起こすことがあります。

  • テレビの電源を切ります。
  • コンセントから電源プラグを抜きます。
  • そのまま5分〜10分ほど放置します。
  • 再度コンセントを差し、電源を入れてみます。

最も基本的ですが、意外とこれで直るケースは多いです。まずはこれを試してください。

2. 映像設定で「バックライト」を最大にする

バックライトが完全に切れておらず、「弱っている」状態であれば、設定変更で一時的に見えるようになることがあります。

ポイント

画面が見えない状態で操作するのは難しいため、懐中電灯で画面を照らし、メニュー画面をうっすら視認しながら操作するのがコツです。

  • リモコンの「メニュー」ボタンを押します。
  • 「映像設定」や「画質調整」を選びます。
  • 「バックライト」の明るさを最大(+20など)にします。
  • 「省エネモード」や「明るさセンサー」がオンなら、オフにしてください。

3. 入力切替とケーブルの抜き差し

バックライトではなく、単純に映像信号が来ていないだけの可能性もゼロではありません。

  • リモコンの「入力切替」ボタンを数回押し、正しい入力(地デジ、HDMI1など)に合わせる。
  • HDMIケーブルやアンテナ線を一度抜き、奥までしっかりと挿し直す。
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修理費用は高い?「修理」vs「買い替え」の判断基準表

対処法を試しても改善しない場合、修理か買い替えの決断が必要です。

「修理したほうが安いのでは?」と思いがちですが、実はテレビのサイズや年数によっては、新品を買ったほうが圧倒的にコスパが良い場合があります。

サイズ別:バックライト交換の修理費用相場

メーカーや機種によりますが、一般的な修理費用の目安は以下の通りです。

テレビサイズ 修理費用の目安 新品価格の目安 おすすめの判断
32型以下 1.5万〜3万円 2.5万〜4万円 新品購入がお得
40型〜49型 2.5万〜4.5万円 5万〜8万円 購入5年以内なら修理
50型以上 3.5万〜6万円 8万円〜 高機能機なら修理検討

※出張費、部品代、技術料を含んだ概算です。

購入から5年以上なら「買い替え」を推奨する理由

もし、お使いのテレビが購入から5年以上経過しているなら、私は迷わず「買い替え」をおすすめします。

大谷
大谷
修理を推奨しない最大の理由は「他の部品も寿命に近いから」です。3万円かけてバックライトを直しても、半年後に「メイン基盤」が壊れてまた3万円…というケースは本当に多いんです。5年以上使ったなら、元は取れています。新しいテレビで快適な映像ライフを手に入れましょう。

最近のテレビは、YouTubeやPrime Videoなどのネット動画ボタンがリモコンに標準装備されています。画質も劇的に進化しているので、感動すること間違いなしですよ。

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上級編:電源ランプの点滅回数を確認しよう

「懐中電灯で照らしても何も見えない」
「画面が真っ暗なまま、電源ランプが赤く点滅している」

このような場合、テレビが自ら故障箇所を知らせる「自己診断機能」が働いている可能性があります。

メーカー(SONYブラビア、Panasonicビエラ、SHARPアクオスなど)ごとに、ランプの点滅回数で故障原因が決まっています。

  • 1回点滅:インバーターやバックライトの異常
  • 2回〜3回点滅:メイン基盤や電源ボードの異常
  • それ以上:温度上昇やその他のシステムエラー

説明書やメーカー公式サイトで「型番 点滅回数」と検索すると、より正確な原因がわかります。ただし、内部基盤の故障が原因の場合、自力での修理は不可能です。

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よくある質問(Q&A)

Q. バックライトは自分で交換・修理できますか?

基本的におすすめしません。YouTubeなどでDIY修理動画を見かけますが、テレビの分解は非常にリスクが高いです。液晶パネルは薄いガラスでできており、分解中に少し力を入れただけでパキッと割れてしまいます。また、内部には高電圧の箇所があり、感電や火災の危険もあります。

Q. 音だけ出る場合、保証期間内なら無料ですか?

メーカー保証(通常1年)や、家電量販店の延長保証(5年など)の期間内であれば、無償修理になる可能性が高いです。まずは保証書を探して、購入店に問い合わせてみましょう。ただし、落下や水濡れなど、こちらの過失による故障は保証対象外となることが多いです。

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まとめ:うっすら映るテレビは寿命のサイン

テレビ画面が映らないけれど音は出る、という症状について解説しました。

  • まずは懐中電灯チェック:うっすら映るならバックライト故障。
  • 応急処置を試す:コンセントを抜いて放電、省エネモード解除。
  • 5年以上経過なら買い替え:修理代が高くつくため、新品購入が賢い選択。
  • 32型以下なら即買い替え:修理費の方が高くなるケースがほとんど。

テレビが壊れると、普段の楽しみが奪われたようでストレスが溜まりますよね。

修理に数週間待たされるよりも、今のうちに最新のテレビに買い替えて、大画面で好きな映画や動画を楽しむ生活に切り替えてみてはいかがでしょうか。

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