大学生活が始まり、初めての一人暮らし。自由で楽しい反面、掃除や洗濯などの家事はすべて自分で行う必要があります。「部屋はきれいにしたいけど、掃除は面倒…」「そもそも大学生の一人暮らしに掃除機って必要なの?」と悩んでいませんか?
確かにフローリングワイパーなどで代用もできますが、快適な部屋を保つには掃除機の「吸引力」が不可欠です。髪の毛やホコリ、食べかすなど、ワイパーでは取りきれないゴミも掃除機ならしっかり吸い取ってくれます。
この記事では、大学生の一人暮らしに最適な掃除機の選び方を徹底解説。さらに、Amazonや楽天市場などの売れ筋から、コスパや手軽さを重視したおすすめ人気ランキングをご紹介します。自分にぴったりの1台を見つけて、快適なキャンパスライフをスタートさせましょう。
大学生の一人暮らしに掃除機は必要?
結論:あった方が圧倒的に便利で快適!
結論から言うと、一人暮らしでも掃除機は必須アイテムに近いと言えます。フローリングワイパーや粘着クリーナー(コロコロ)も便利ですが、掃除機にしかない最大の魅力は「吸引力」です。
特に、カーペットやラグを敷いている場合、繊維の奥に入り込んだゴミは掃除機でないと取り除けません。また、フローリングであっても、髪の毛やホコリ、食べこぼしのカスなどを一度で吸い取れる手軽さは、忙しい大学生活の大きな味方になります。

普段はワイパーでサッと掃除し、週末だけ掃除機でしっかり掃除する、という使い分けもおすすめです。掃除機が1台あるだけで、部屋の清潔度が格段に上がりますよ。
掃除機 vs フローリングワイパー 徹底比較
「ワンルームでフローリングだけなら、ワイパーで十分では?」と思うかもしれません。そこで、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 掃除機 | フローリングワイパー | 粘着クリーナー | |
|---|---|---|---|
| 清掃能力 | ◎(特にカーペット) | △(表面のホコリ・髪の毛) | ○(局所的なゴミ) |
| 手軽さ | ○(コードレスなら◎) | ◎(いつでも静か) | ◎(局所的) |
| 騒音 | △(モデルによる) | ◎(無音) | ◎(ほぼ無音) |
| コスト | △(初期費用) | ○(シート代) | ○(テープ代) |
| デメリット | 音がする・収納場所 | 吸引力がない・隅のゴミ | 床全体には不向き |
このように、手軽さや静音性ではワイパーが優れますが、「部屋全体のゴミをしっかり取り除く」という清掃能力では掃除機が圧勝です。友人を部屋に呼ぶ前や、週末のしっかり掃除には掃除機が欠かせません。
大学生必見!後悔しない掃除機の選び方【8つのポイント】
いざ掃除機を選ぼうにも、種類が多すぎて迷ってしまいますよね。ここでは、大学生の一人暮らしに最適な掃除機を選ぶために、必ずチェックしたい「8つのポイント」を解説します。
1. 形状:ワンルームなら「スティックタイプ」が最強
掃除機の形状は大きく分けて4タイプありますが、大学生の一人暮らし(ワンルームや1K)には「スティックタイプ」が最もおすすめです。
- スティックタイプ:
軽量でスリムなのが最大の特徴。収納スペースを取らず、クローゼットの隅や部屋の角に立てかけておけます。小回りが利くので、家具の隙間も掃除しやすいです。 - キャニスタータイプ:
本体を転がしながら使うタイプ。吸引力が高いモデルが多いですが、本体が大きく収納場所に困るため、一人暮らしの部屋には不向きです。 - ハンディタイプ:
コンパクトで机の上や車内の掃除に便利。ただし、床全体を掃除するにはパワー不足。スティックタイプがハンディにもなる「2in1」モデルが便利です。 - ロボットタイプ:
自動で掃除してくれますが、価格が高めです。また、床に物が散らかっていると動けないため、片付けが苦手な人には逆効果になることも。
2. コード:手軽さ重視なら「コードレス」一択
掃除の手軽さを左右するのがコードの有無です。
- コードレスタイプ:
充電式で、コンセントの位置を気にせず使えます。気になった時にサッと取り出して掃除できます。ワンルームならバッテリーが切れる心配も少ないため、大学生にはコードレスタイプが断然おすすめです。 - コード式:
常に電力供給されるため、時間を気にせずハイパワーで掃除できます。一方、掃除のたびにコンセントを抜き差しする手間がかかります。
3. 集塵方法:手軽さなら「紙パック式」、コスパなら「サイクロン式」
ゴミの集め方(集塵方法)は、お手入れのしやすさに直結します。
- 紙パック式:
吸い込んだゴミを紙パックに溜めます。ゴミが溜まったら紙パックごと捨てられるので、ゴミに触れず衛生的で手間がかかりません。ただし、紙パック代(ランニングコスト)がかかります。 - サイクロン式(カプセル式含む):
ゴミをダストボックスに溜めます。紙パックが不要なため、ランニングコストがかからないのがメリット。ただし、ゴミを捨てる際にホコリが舞いやすく、ダストボックスやフィルターの定期的(週1回程度)な掃除が必要です。
掃除の手間を最小限にしたい「面倒くさがり」な人には、紙パック式がおすすめです。
4. 静音性:夜型の生活でも安心「55dB以下」が目安
アパートやマンションなどの集合住宅では、掃除機の「音」も重要です。特に、授業やサークル、アルバイトで帰宅が遅くなり、夜間に掃除機をかけたい場合もあるでしょう。
近所迷惑にならないよう、静音性に優れたモデル(動作音55dB以下が目安)を選びましょう。55dBは「静かな事務所内」程度の音量とされています(出典:環境省)。

とはいえ、夜遅く(21時以降など)の掃除機がけは、静音モデルであっても避けるのがマナーです。できるだけ日中にかけるように心がけましょう。
5. 吸引力とヘッド:部屋の床材(カーペットの有無)で選ぶ
吸引力の目安として「吸引仕事率(W)」がありますが、フローリングメインの一人暮らしなら、スティック型で20W~100W程度あれば十分です。
それよりも注目したいのがヘッドの種類です。
- パワーブラシ(自走式含む):
ヘッドに内蔵されたモーターでブラシが回転し、ゴミをかき出します。カーペットやラグを敷いている部屋におすすめです。 - タービンブラシ/フロアヘッド:
吸い込む風の力でブラシが回転、またはブラシがないシンプルなタイプ。フローリングメインならこちらでも十分です。
6. 重さ:1.5kg以下なら掃除が苦にならない
見落としがちですが「重さ」は非常に重要です。重い掃除機は出すこと自体が億劫になり、掃除の頻度が下がってしまいます。
スティックタイプの場合、本体重量が1.5kg以下のモデルを選ぶと、片手でも扱いやすく掃除が格段に楽になります。力に自信がない人は、1.0kg前後の超軽量モデルも検討しましょう。
7. メーカー別の特徴:大学生向けの視点でチェック
主要メーカーにもそれぞれ特徴があります。大学生のライフスタイルに合わせて選びましょう。
- アイリスオーヤマ:
コスパ最強。モップ付きなど多機能なモデルが1万円台で手に入ります。初めての掃除機におすすめです。 - マキタ:
プロの清掃現場でも使われるメーカー。軽量・頑丈・シンプルが特徴。バッテリーが長持ちするモデルも多いです。 - ダイソン:
言わずと知れた高吸引力メーカー。価格は高めですが、デザイン性と性能は抜群。インテリアにこだわりたい人向けです。 - パナソニック:
日本の大手メーカーならではの信頼感。使いやすさやお手入れのしやすさに配慮されたモデルが多いのが特徴です。
8. デザイン性:部屋に出しておけるかも重要
スティッククリーナーは、クローゼットにしまわず部屋の隅に立てかけておくことが多いです。そのため、自分の部屋のインテリアに馴染むデザインかどうかも、意外と重要なポイントになります。おしゃれなモデルなら、掃除のモチベーションも上がりますよね。
大学生の予算別・掃除機の価格相場は?
仕送りやバイト代でやりくりする大学生にとって、価格は最重要ポイントの一つです。予算別に狙い目のモデルを解説します。
~1万円:基本機能重視(コード式・シンプル機能)
この価格帯は、コード式のスティッククリーナーや、シンプルな機能のコードレスクリーナーが中心です。とにかく初期費用を抑えたい人向け。フローリングのみで、掃除の頻度も高くないなら選択肢になります。
1万円~2万円:コスパ最強(コードレス・多機能)
大学生に最もおすすめな価格帯です。軽量なコードレスタイプや、自走式ヘッド、モップ付きなど、十分な機能を持ったモデルが揃っています。この記事のランキングも、この価格帯のモデルを中心に選んでいます。
2万円~:高機能・デザイン重視(有名メーカー)
ダイソンやパナソニックなどの有名メーカーの高機能モデルや、デザイン性に優れたモデルが視野に入ります。吸引力やバッテリー持ちにこだわりたい人、インテリアとして妥協したくない人向けの価格帯です。
大学生の一人暮らしに最適な掃除機のおすすめ人気ランキング
数ある掃除機の中から、特に大学生のニーズ(手軽さ・コスパ・収納性)に合う、1万円台で買える高コスパなコードレスモデルを3つ厳選しました。どのモデルもワンルーム・1Kでの使用に最適です。
【第1位】迷ったらこれ!多機能バランスモデル
アイリスオーヤマ (IRIS OHYAMA) 掃除機 SCD-185PM
「自走式パワーヘッド」と「静電モップ」付きで、掃除が格段に楽になる!
「どれを選べばいいか分からない…」という大学生に、まずおすすめしたいのがこのモデルです。約1.3万円という価格ながら、軽い力でスイスイ進む「自走式パワーヘッド」を搭載。カーペットのゴミもしっかりかき出します。
最大の特徴は「静電モップ」が付属していること。床掃除をしながら、気になった棚の上やテレビ周りのホコリをモップで掃除。使ったモップはスタンドで吸引・除電できるので、繰り返し清潔に使えます。これ1台で床も家具もキレイにできる、コスパ最強のバランスモデルです。
| タイプ | スティック(コードレス) |
|---|---|
| 集じん方式 | サイクロン式 |
| 本体重量 | 1.4kg |
| 連続使用時間 | 約20分(標準モード) |
| ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
| 付属品 | 充電スタンド、静電モップ、すき間ノズルなど |
【第2位】軽さ・手軽さ重視モデル
マキタ (Makita) Li-ion 充電式クリーナ CL116DWI
驚きの0.93kg!とにかく軽くて手軽な掃除機が欲しい人に。
「掃除機は重いのが嫌」という人には、マキタのこのモデルがおすすめです。本体重量はわずか0.93kgと、リンゴ約3個分ほどの軽さ。女性でも片手でラクラク扱え、高いところの掃除も苦になりません。
集塵方法は「カプセル式」で、ゴミが溜まったらカプセルをひねって捨てるだけ。フィルターの手入れは必要ですが、紙パックが不要で経済的です。プロの清掃現場でも使われるマキタならではのシンプルな構造と耐久性で、長く愛用できる1台。約1.1万円と価格が手頃なのも嬉しいポイントです。
| タイプ | スティック / ハンディ(コードレス) |
|---|---|
| 集じん方式 | カプセル式(サイクロン) |
| 本体重量 | 0.93kg |
| 連続使用時間 | 約15分 |
| ヘッド種類 | フロアヘッド |
| 付属品 | サッシ(隙間)用ノズル、ストレートパイプなど |
【第3位】操作性・デザイン重視モデル
orage コードレススティッククリーナー RR11
おしゃれなデザインと「自走式ヘッド」で掃除が楽しくなる!
「どうせならデザインにもこだわりたい」という人には、こちらのモデルが人気です。スタイリッシュな見た目で、部屋に出しっぱなしでもインテリアに馴染みます。
機能面でも優秀で、第1位のモデルと同じく「自走式パワーヘッド」を搭載。軽い力でヘッドが前に進むので、掃除の負担を軽減してくれます。さらに、ペットの毛や髪の毛が絡みにくい独自ブラシを採用しており、お手入れが簡単なのもポイント。操作性とデザイン性を両立したい大学生におすすめです。
| タイプ | スティック / ハンディ(コードレス) |
|---|---|
| 集じん方式 | サイクロン式 |
| 本体重量 | 1.6kg |
| 連続使用時間 | 13~30分 |
| ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
| 付属品 | すき間ノズル、ソフトブラシ、充電スタンドなど |
掃除機を長持ちさせるためのお手入れ方法
せっかく購入した掃除機も、お手入れをしないと吸引力が落ちたり、故障の原因になったりします。面倒くさがりな大学生でも、これだけはやっておきましょう。
1. ゴミ捨てはこまめに(最重要!)
ゴミを溜めっぱなしにするのが一番NGです。
- 紙パック式:
ゴミがいっぱいになると吸引力が低下します。1〜2ヶ月に1回程度、または「ゴミ捨てサイン」が出たら交換しましょう。 - サイクロン式:
ゴミが溜まるとモーターに負担がかかります。週に1回程度はダストボックスのゴミを捨てましょう。
2. フィルターとヘッドの掃除(月1回)
サイクロン式の場合、フィルターの目詰まりは吸引力低下の最大の原因です。月に1回程度はフィルターのホコリを払い落とし、可能であれば水洗いしましょう。
また、ヘッドのブラシに髪の毛が絡まっていたら、ハサミなどで取り除いてください。放置するとブラシの回転が悪くなり、ゴミをかき出す力が弱まってしまいます。

水洗いしたフィルターやダストボックスは、必ず完全に乾かしてから本体に戻してください。生乾きのまま戻すと、ニオイやカビの原因になりますよ。
あわせてチェック!掃除機と一緒に買うと便利なアイテム
掃除機をさらに便利に使うためのアイテムを紹介します。狭いワンルームを快適に保つために役立ちますよ。
- 掃除機スタンド:
スティッククリーナーを立てかけて収納するためのスタンドです。壁に穴を開けずに設置でき、充電コードを隠せるタイプもあります。部屋がスッキリ片付きます。 - すき間ノズル:
ほとんどの掃除機に付属していますが、もし無い場合は別途購入をおすすめします。冷蔵庫やベッドの隙間など、ヘッドが入らない場所の掃除に必須です。 - 布団ノズル:
アレルギーやダニが気になる人は、布団専用のノズルがあると安心です。ベッドや布団を清潔に保てます。 - 交換用紙パック/フィルター:
紙パック式の場合は、本体購入時に予備の紙パックを一緒に買っておきましょう。サイクロン式の場合も、予備のフィルターを1つ持っておくと、水洗い中に交換できて便利です。
よくある質問(Q&A)
最後に、大学生の一人暮らしと掃除機に関してよく寄せられる質問にお答えします。
理想は「気になったらかける」ですが、忙しい場合は最低でも週に1回は部屋全体に掃除機をかけることをおすすめします。ホコリやダニは健康にも影響するため、清潔な環境を保つことが大切です。
新生活が始まる前の2月~3月は、「新生活応援セール」などで掃除機を含む家電が安くなることが多いです。また、家電量販店の決算期(3月、9月)や、Amazon・楽天市場の大型セール(プライムデー、スーパーセールなど)も狙い目です。
どちらにもメリットがあります。家電量販店は実物の重さや音、デザインを確認できるのが強みです。一方、ネット(Amazonや楽天)は価格が安く、ポイントも貯まることが多いです。店頭で実物を確認してから、ネットで安く買うのが賢い方法かもしれません。
あれば非常に便利ですが、優先度は低いです。価格が高いことと、ロボット掃除機が効率よく動くためには「床にモノを置かない」状態をキープする必要があるためです。まずはスティック型掃除機を購入し、余裕があれば検討するのがよいでしょう。
床全体を掃除する場合、ハンディタイプでは屈む必要があり、時間もかかって大変です。床掃除にはスティック型が圧倒的に楽です。机の上や棚なども掃除したい場合は、スティック型からハンディ型に変形する「2in1」モデルを選びましょう。
ヘッドの種類に注目してください。繊維の奥のゴミをかき出すために、モーターでブラシが回転する「パワーブラシ」または「自走式パワーヘッド」を搭載したモデルを強くおすすめします。
ゴミ捨て時にホコリが舞いにくい「紙パック式」を選ぶのがおすすめです。サイクロン式を選ぶ場合は、排気がキレイなモデル(HEPAフィルター搭載など)を選び、ゴミ捨てはベランダなど屋外で行うとよいでしょう。また、布団ノズルでベッドもこまめに掃除することをおすすめします。
これはライフスタイルによります。掃除の手間を最小限にしたい人は「紙パック式」(ゴミ捨てが衛生的で簡単)、ランニングコストを抑えたい、またはこまめな手入れが苦でない人は「サイクロン式」がおすすめです。
ワンルームや1Kであれば、標準モードで15分~20分程度の連続使用時間があれば、部屋全体を掃除するには十分です。
吸引仕事率はあくまで目安の一つです。スティック型であれば20W~100W程度で十分ですが、実際はヘッドの性能に大きく左右されます。数字だけにとらわれず、ヘッドの種類(パワーブラシかなど)も確認しましょう。
まとめ:自分に合う掃除機で快適な一人暮らしをスタートしよう
この記事では、大学生の一人暮らしに最適な掃除機の選び方と、おすすめのモデルを厳選してご紹介しました。
初めての一人暮らしでは、手頃で、手軽に使える掃除機が重宝します。もう一度、選び方のポイントをおさらいしましょう。
- 形状:省スペースな「スティックタイプ」が基本
- コード:手軽な「コードレスタイプ」がおすすめ
- 集塵方法:手軽さなら「紙パック式」、コスパなら「サイクロン式」
- 静音性:アパートなら「55dB以下」を目安に
- ヘッド:カーペットがあるなら「パワーブラシ」搭載機を
- 重さ:「1.5kg以下」を目安に選ぶと楽
- 価格:「1万円~2万円」のコスパ最強ゾーンが狙い目
掃除は面倒に感じるかもしれませんが、キレイな部屋は勉強の集中力アップにも、友人を呼ぶときにも、もちろん自分自身の気分の面でもプラスに働きます。
ぜひ、あなたのライフスタイルに合った最高の1台を見つけて、快適で充実したキャンパスライフを送ってくださいね。




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