GIGAスクール構想で配布された学校のタブレット。お子さんの学習に欠かせないツールですが、「急にキーボードが反応しなくなった!」と困っていませんか?
授業で使おうとしたら文字が打てない、課題が進まない…。そんな状況はお子さんだけでなく、保護者の方にとっても大きなストレスですよね。
でも、ご安心ください。多くの場合、いくつかの簡単な方法を試すだけで、あっさり直ってしまうことがあります。
この記事では、学校のタブレットのキーボードが反応しない原因から、ご家庭で誰でも簡単にできる5つの直し方、それでも直らない場合の対処法まで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、焦らず適切に対処できるようになり、お子さんの快適な学習環境を取り戻すことができます。まずは落ち着いて、一つずつ試していきましょう!
なぜ?学校のタブレットのキーボードが反応しない主な原因
「昨日まで普通に使えていたのに、どうして急に?」と疑問に思いますよね。キーボードが反応しなくなる原因は一つではありません。まずは、考えられる主な原因を理解しておきましょう。原因がわかれば、適切な対処法が見えてきます。
一時的なシステムエラーやフリーズ
最もよくある原因が、タブレット本体の一時的な不具合です。人間と同じで、コンピューターも長時間稼働していると、ちょっとしたことでフリーズしたり、動作が不安定になったりすることがあります。ソフトウェア的なエラーが原因で、キーボードからの信号を正しく受け取れなくなっている状態です。この場合は、難しい操作は必要なく、タブレットを再起動するだけで問題が解決することがほとんどです。
接続不良(物理的な接触の問題)
学校で配布されるタブレットの多くは、キーボードとケースが一体になっています。これらのキーボードは、多くの場合、iPadの「Smart Connector」のような物理的な端子でタブレット本体と接続されています。
長期間使用しているうちに、この接続部分に小さなゴミやホコリが溜まったり、カバーが少し緩んで接触が甘くなったりすることがあります。そうなると、キーを押しても信号がタブレットに伝わらず、反応しなくなってしまうのです。
Bluetoothの接続トラブル
キーボードがBluetooth(無線)で接続されているタイプの場合、接続トラブルが原因である可能性も考えられます。何らかの拍子にペアリング(接続設定)が切れてしまったり、タブレット側のBluetooth機能に一時的なエラーが発生したりすると、キーボードが反応しなくなります。ただし、GIGAスクールで配布される端末は、子どもたちが勝手に設定を変更できないよう、Bluetoothの設定が制限されている場合が多いです。
バッテリー切れ(キーボード側の電源)
キーボード自体にバッテリーが内蔵されているタイプの場合、単純に充電が切れている可能性もあります。多くのケース一体型キーボードはタブレット本体から給電されるため、キーボード単体での充電は不要なことが多いです。しかし、タブレット本体のバッテリー残量が極端に少ないと、キーボードまで十分に電力が供給されず、動作が不安定になることもあります。
設定の問題や機能制限
学校のタブレットは、学習に不要な機能を使えないように、様々な機能が制限されています。例えば、「アクセスガイド」という機能が意図せずオンになってしまうと、特定のアプリ(例:ロイロノート)しか操作できなくなり、ホームボタンや電源ボタンが効かなくなることがあります。これがキーボードの不具合のように感じられるケースもあります。

原因は様々ですが、慌てる必要はありませんよ。ほとんどが単純なことなので、次の章で紹介する基本的な直し方を試せば、解決することが多いです!
【まずはコレ!】誰でもできる5つの基本的な直し方
専門的な知識がなくても大丈夫!キーボードが反応しなくなったら、まずは以下の5つの方法を順番に試してみてください。驚くほど簡単に直ることがありますよ。
対処法1:タブレットの再起動
何はともあれ、最初に試すべきは「再起動」です。前述の通り、一時的なシステムエラーが原因の場合、再起動することでシステムがリフレッシュされ、問題が解消される可能性が非常に高いです。これは、パソコンやスマートフォンで不具合が起きた時と同じ、基本中の基本の対処法です。
■ iPadの場合の再起動方法
ホームボタンがある機種では、側面にある「電源ボタン」と「ホームボタン」の2つを同時に長押しします。画面が一度消え、Appleのリンゴマークが表示されたら指を離してください。自動的に再起動が始まります。
対処法2:接続部分の確認と清掃
再起動で直らない場合、次に疑うべきは物理的な接続不良です。特に、ケース一体型のキーボードをお使いの場合は、タブレットとキーボードの接点を確認しましょう。
■ 確認するポイント
- iPadの側面にある3つの丸い金属端子(Smart Connector)にゴミやホコリが付着していないか。
- キーボード側の接続部分も同様に確認する。
- タブレットがケースにしっかりと、奥までハマっているか。
もしゴミやホコリがあれば、乾いた柔らかい布で優しく拭き取ってください。その後、一度タブレットをケースから慎重に取り外し、再度しっかりと装着し直してみましょう。カチッとはまる感覚があるか確認してください。
対処法3:Bluetoothのオン/オフ切り替え
もしお使いのキーボードがBluetooth接続タイプで、かつ設定の変更が許可されている場合は、Bluetoothの再接続を試してみましょう。
手順は簡単です。
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- 「設定」アプリを開く。
- 「Bluetooth」の項目を選択する。
- Bluetoothのスイッチを一度オフにする。
- 数秒待ってから、再度オンにする。
これだけで、接続がリフレッシュされてキーボードが再び使えるようになることがあります。GIGAスクール端末ではこの設定ができないことが多いですが、もし可能であれば試す価値はあります。
対処法4:キーボードとタブレットの充電
意外と見落としがちなのがバッテリーの問題です。ケース一体型キーボードの多くはタブレットから電力を供給されています。そのため、タブレット本体のバッテリー残量が少ないと、キーボードが正常に動作しないことがあります。
キーボードの反応がおかしいと感じたら、まずはタブレット本体をしっかりと充電してみてください。充電ケーブルを接続し、ある程度バッテリーが回復してから、再度キーボードの動作を確認してみましょう。
対処法5:カバーの付け直しと角度の調整
長期間の使用で、タブレットカバーが少し緩んだり、変形したりすることがあります。これが原因で、タブレットとキーボードの接点が離れてしまい、反応が途切れることがあります。
対処法2とも関連しますが、一度タブレットをカバーから外し、再度しっかりと装着し直すことを試みてください。また、タブレットを立てかけて使用する際に、キーボードとタブレットがしっかりと密着するように、意識して角度を調整するだけで改善されるケースもあります。
【iPad編】キーボードが反応しない時の機種別対処法
GIGAスクール構想で広く採用されているiPad。ここでは、iPadでキーボードが反応しない場合の特有の対処法をもう少し掘り下げて見ていきましょう。
Smart Connector搭載モデルの確認点
多くの学校用iPadで採用されているロジクール製のキーボードケースなどは、「Smart Connector」という仕組みで接続されています。これは、iPadの側面にある3つの丸い磁気コネクタで、データと電力の両方をキーボードに供給する優れものです。
■ Smart Connectorのメリット
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- Bluetoothのペアリングが不要。
- キーボードの充電が不要。
- 接続が安定している。
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このタイプのキーボードが反応しない場合、原因はほぼ「物理的な接触不良」に絞られます。前述の「対処法2:接続部分の確認と清掃」と「対処法5:カバーの付け直し」を特に念入りに行ってみてください。コネクタ部分を優しく拭き、タブレットがケースの奥までしっかりと収まっているかを確認することが解決への近道です。
Bluetoothキーボードの場合の対処法
もし、学校の方針で市販のBluetoothキーボードの使用が許可されている場合、そのキーボードが反応しなくなることもあります。この場合は、接続設定(ペアリング)に問題がある可能性が高いです。以下の手順でペアリングをやり直してみてください。
■ ペアリングの再設定手順
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- iPadの「設定」→「Bluetooth」を開く。
- 接続できないキーボード名の右側にある「i」マークをタップする。
- 「このデバイスの登録を解除」をタップし、一度接続情報を削除する。
- キーボードをペアリングモードにする(方法はキーボードの説明書をご確認ください)。
- iPadのBluetooth設定画面にキーボード名が表示されたら、タップして再接続する。
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iPadOSのアップデートを確認する
可能性は低いですが、iPadのOS(iPadOS)に一時的な不具合があり、それが原因でキーボードの動作に影響が出ていることも考えられます。学校の端末は自動でアップデートされるように設定されていることが多いですが、もし更新がうまくいっていない場合は、ソフトウェアのアップデートで問題が解決することがあります。ただし、アップデートの実行も通常は学校側で管理されているため、保護者の方が勝手に行うことはできません。あくまで原因の一つとして、知っておくと良いでしょう。
【Windowsタブレット編】キーボードが反応しない時の対処法
自治体によっては、富士通製やNEC製のWindowsタブレットが配布されている場合もあります。基本的な対処法はiPadと共通ですが、Windows特有の確認点も存在します。
物理接続キーボードの確認点
Windowsタブレットも、専用のキーボードが物理的な端子で接続されているタイプが多いです。基本的な確認ポイントはiPadのSmart Connectorと同様で、接続部分の清掃と、タブレットがしっかりと装着されているかの確認が重要です。端子の形状はメーカーによって異なるため、ホコリなどが詰まっていないかよく見てみましょう。
デバイスマネージャーでドライバーを確認する
少し専門的な話になりますが、Windowsでは「デバイスドライバー」というソフトウェアがキーボードなどの周辺機器を制御しています。このドライバーに不具合が起きると、キーボードが反応しなくなることがあります。
もし設定の変更が可能であれば、「デバイスマネージャー」を開き、「キーボード」の項目に「!」や「?」のマークが付いていないか確認します。もしマークが付いていれば、ドライバーの再インストールなどで改善する可能性がありますが、GIGAスクール端末では児童や保護者が操作できる範囲ではないことがほとんどです。このような確認方法もある、という程度に留めておきましょう。

Windowsタブレットの場合も、やはり基本は「再起動」と「物理的な接続の確認」ですね。難しい操作は学校の先生やICT支援員の方にお任せするのが一番です。
Windows Updateを確認する
iPadOSと同様に、Windowsも定期的なアップデート(Windows Update)でシステムの安定性を保っています。アップデートが正常に適用されていないと、様々な不具合の原因となることがあります。これも学校側で管理されているため、ご家庭で操作する必要はありませんが、不具合の原因として考えられる一つです。
GIGAスクール構想で配布されるタブレットとキーボードの特徴
ここで一度、GIGAスクール構想で配布されているタブレットとキーボードがどのようなものなのか、その特徴をおさらいしておきましょう。特徴を知ることで、トラブルへの理解が深まります。
GIGAスクール構想とは?
GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想とは、文部科学省が推進する、全国の小中学生に1人1台の学習用端末と高速ネットワーク環境を整備する取り組みです。コロナ禍をきっかけに計画が前倒しされ、オンライン授業やデジタル教材の活用など、新しい学びの形を支える重要な基盤となっています。
よく使われる端末の種類(iPad, Windows)
GIGAスクール構想で配布される端末は、自治体や学校によって異なりますが、主に以下のOSを搭載したタブレットが多く採用されています。
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- Apple社のiPad (iPadOS)
- 富士通やNECなどのWindowsタブレット (Windows OS)
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どちらの端末も、キーボードと一体型になった専用の頑丈なケースと一緒に配布されることが一般的です。
ロジクール製ケース一体型キーボードの特徴
特にiPadを採用している学校で広く使われているのが、ロジクール社製のキーボード付きケースです。この製品には、GIGAスクールでの利用を想定した、子どもたちが使いやすい工夫がされています。
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- 高い耐久性:多少乱暴に扱っても壊れにくい、頑丈な作りになっています。
- Smart Connector接続:前述の通り、Bluetooth設定や充電が不要で、取り付けるだけですぐに使えます。
- 操作性を損なわない設計:ケースを装着したままでも、電源ボタンや音量ボタン、充電ポートにアクセスできるようになっています。
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このタイプのキーボードは非常に便利ですが、接続方式が物理的な接点に依存しているため、接触不良が不具合の主な原因になりやすいという特徴も覚えておきましょう。
それでも直らない!学校への報告・相談のポイント
ここまで紹介した5つの基本的な直し方を試しても、残念ながらキーボードが反応しない…。その場合は、端末やキーボード自体が故障している可能性があります。無理に自分で解決しようとせず、速やかに学校へ報告・相談しましょう。その際、スムーズに話を進めるためのポイントをご紹介します。
報告する前に整理しておくべきこと
先生やICT支援員の方に相談する前に、状況を分かりやすく伝えられるように情報を整理しておきましょう。以下の点をメモしておくと、的確なアドバイスがもらいやすくなります。
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- いつから反応しなくなったか?(例:今日の朝、ログインしようとしたら使えなかった)
- どのような状況で反応しなくなったか?(例:ロイロノートを使っている最中に急に反応しなくなった)
- 何かきっかけはあったか?(例:床に落としてしまった、飲み物をこぼした等)
- 自分で試した対処法とその結果(例:再起動と接続部分の掃除を試したが、改善しなかった)
- タブレットの機種名やOSのバージョン(分かる範囲でOKです)
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誰に相談すれば良い?(担任の先生、ICT支援員)
最初の相談窓口は、お子さんのクラスの担任の先生です。まずは担任の先生に状況を伝え、指示を仰ぎましょう。学校によっては、ICT(情報通信技術)に詳しい先生や、専門の「ICT支援員」というスタッフが常駐している場合があります。担任の先生から、そうした専門の方へ話をつないでくれるはずです。
報告の際に伝えるべき情報まとめ【テンプレート】
電話や連絡帳で報告する際に、以下のテンプレートを参考にすると、要点を漏らさずスムーズに伝えることができます。
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件名:学習用タブレットのキーボードの不具合について(〇年〇組 氏名)
いつもお世話になっております。
〇年〇組の(お子さんの氏名)の保護者です。
配布された学習用タブレットのキーボードが反応せず、文字入力ができない状況です。
【状況】
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- 発生日時:〇月〇日 頃から
- 詳しい症状:どのキーを押しても全く反応しない。
- 試したこと:
- タブレットの再起動 → 改善せず
- キーボード接続部分の清掃と再装着 → 改善せず
- タブレットの充電 → 改善せず
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お忙しいところ恐れ入りますが、今後の対応についてご教示いただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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やってはいけない!キーボード故障時のNG行動
「なんとかして自分で直したい!」という気持ちは分かりますが、学校から借りている大切な端末です。良かれと思ってやったことが、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。以下の行動は絶対に避けてください。
無理にカバーやキーボードを分解する
最もやってはいけないのが、自己判断での分解です。内部のケーブルを断線させてしまったり、元に戻せなくなったりする可能性があります。また、分解した形跡があると、保証の対象外となり、修理費用を負担しなければならなくなるケースも考えられます。
学校に無断で修理に出す
タブレットは学校の備品であり、資産です。修理や交換は、すべて学校や教育委員会を通じて行われます。街の修理店などに勝手に持ち込むことは絶対にやめましょう。
不適切なアプリをインストールする
キーボードの不具合を直すためのツールと称して、怪しいアプリをインストールしようとしないでください。GIGAスクール端末はセキュリティで保護されており、そもそもアプリのインストールはできないようになっていることがほとんどですが、万が一インストールできてしまうと、ウイルス感染やさらなる不具合の原因となります。
【応急処置】代替キーボードを使用する方法と注意点
学校に報告してから、修理や交換が終わるまでには時間がかかる場合があります。その間、文字入力ができずに困ってしまうことも。ここでは、応急処置として使えるかもしれない方法をご紹介します。ただし、実行する前には必ず学校に許可を取るようにしてください。
ソフトウェアキーボード(スクリーンキーボード)を使う
最も手軽な応急処置は、画面上に表示される「ソフトウェアキーボード」を使うことです。物理的なキーボードがなくても、画面をタップすることで文字入力ができます。長文の入力には向きませんが、IDやパスワードの入力、短い文章の作成程度であれば十分対応できます。
通常、文字入力が必要な場面になると自動的に表示されますが、表示されない場合は設定を確認する必要があります。(これも学校の設定で制限されている可能性があります)
個人所有のキーボードは使える?
ご家庭にあるBluetoothキーボードや、USBで接続する有線キーボードを代替として使いたいと考えるかもしれません。これが可能かどうかは、学校のセキュリティポリシーによります。
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- Bluetoothキーボード:学校側が新しいデバイスのペアリングを許可していれば、接続できる可能性があります。
- 有線キーボード:iPadの場合は「Lightning接続」、最近のiPadやWindowsタブレットの場合は「USB Type-C接続」の有線キーボードであれば、充電ポートに接続して使用できることがあります。
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繰り返しになりますが、個人所有の機器を接続する場合は、必ず事前に学校の先生に相談し、許可を得てください。無断での接続はトラブルの原因となります。

代替キーボードを購入する際は、タブレットのOS(iPadOS, Windowsなど)や接続端子の種類(Lightning, USB-C)に対応しているかしっかり確認しましょう。家電量販店の店員さんに相談するのも良い方法ですよ。
代替キーボードを選ぶ際のポイント
もし学校から許可が出て、代替キーボードを用意することになった場合は、以下の点を確認しましょう。
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- 対応OS:お使いのタブレット(iPadOS, Windows)に対応しているか。
- 接続方法:Bluetoothか、有線か。有線の場合は端子の形状(Lightning, USB Type-C)は合っているか。
- 配列:日本語配列(JIS配列)のものを選ぶと、学校のキーボードと同じ感覚で使えます。
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汎用的に使えるマルチペアリング対応のBluetoothキーボードなどは、一台持っておくと他の場面でも役立つかもしれません。
学校のタブレット・キーボードに関するよくある質問(Q&A)
最後に、学校のタブレットやキーボードに関する、よくある質問とその回答をまとめました。
児童・生徒が学習に関係のないアプリを使ったり、不適切なWebサイトにアクセスしたりするのを防ぐためです。また、誤った設定変更によるトラブルを未然に防ぎ、全員が同じ環境で公平に学習できるようにするという目的もあります。セキュリティ対策としても非常に重要です。
特定のキー(例:「あ」のキーだけ打てない)だけが反応しない場合、キーの下にゴミが挟まっているか、キーボード自体の物理的な故障の可能性が高いです。掃除で改善しない場合は、ハードウェアの故障が考えられるため、学校に報告してください。
すぐにタブレットの電源を切り、先生に報告してください。 電源が入ったままだと、内部の回路がショートして完全に故障してしまう危険があります。乾いたタオルで優しく水分を拭き取りますが、ドライヤーで乾かしたり、端末を振ったりするのは絶対にやめてください。状況を正直に伝え、指示を仰ぎましょう。
学習支援アプリ「ロイロノート」の使用中に、ホームボタンなどを押しても反応しなくなることがあります。これは「アクセスガイド」という機能が働いている可能性があります。その場合は、ホームボタンを素早く3回クリックしてみてください。パスコード入力画面が出れば、解除できる可能性があります。それでもダメな場合は、最終手段として強制再起動を試してみましょう。
まとめ:焦らず対処して快適なタブレット学習を続けよう
今回は、学校で配布されたタブレットのキーボードが反応しない時の原因と直し方について、詳しく解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
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- キーボードが反応しない原因は、システムエラー、接続不良、バッテリー不足などが考えられる。
- まずは慌てずに、「①再起動」「②接続部分の確認・清掃」「③充電」「④カバーの再装着」「⑤Bluetoothの再接続」という5つの基本的な対処法を試してみる。
- これらの方法で直らない場合は、端末やキーボード自体の故障の可能性がある。
- 自分で分解したり、修理に出したりするのは絶対にNG。
- 試したことや状況を整理して、速やかに学校の先生に報告・相談することが最も重要。
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突然のトラブルは焦ってしまいますが、手順通りに対処すれば解決できることがほとんどです。そして、どうしても直らない場合は、専門家である学校の先生やICT支援員の方を頼りましょう。
この記事が、お子さんのタブレットトラブル解決の一助となり、快適な学習環境を取り戻すきっかけとなれば幸いです。頑張ってください!
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