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テレビの録画をDVDに焼くけど見れない!5つの原因と解決策

テレビの録画をDVDに焼くけど見れない!5つの原因と解決策

「せっかくテレビで録画したお気に入りの番組をDVDに焼いたのに、パソコンや実家のプレーヤーで見れない…」

そんな経験はありませんか?

楽しみにしていた録画番組が見れないと、がっかりしてしまいますよね。

なぜ見れないのか原因もわからず、途方に暮れている方も多いのではないでしょうか。

実は、録画したテレビ番組をDVDに焼いて他の機器で見るためには、いくつかの「お約束」があります。

この記事では、テレビで録画した番組をDVDに焼いても見れない主な原因と、誰でも実践できる具体的な解決策を、専門用語をかみ砕きながら分かりやすく解説します。

「ファイナライズ」や「CPRM」といった聞き慣れない言葉の意味から、正しいダビング方法まで、この記事を読めばスッキリ解決します。

もう大切な録画データで悩むのは終わりにしましょう。

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なぜ?テレビ録画をDVDに焼いても見れない5つの主な原因

まず結論からお伝えします。

録画したDVDが見れない原因は、ほとんどの場合、以下の5つのいずれかに当てはまります。

  • 原因1:ファイナライズ処理をしていない
  • 原因2:DVDがCPRMに対応していない
  • 原因3:再生する機器がCPRMに対応していない
  • 原因4:DVDレコーダーと再生機器の互換性がない
  • 原因5:DVDメディアの品質や傷・汚れ

「専門用語が多くて難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。

一つひとつ、丁寧に解説していきますので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

原因1:ファイナライズ処理をしていない

最もよくある原因が、この「ファイナライズ」処理のし忘れです。

ファイナライズとは、簡単に言うと「DVDを完成させるための最終仕上げ作業」のことです。

この処理を行うことで、録画に使ったレコーダー以外の機器でも「このDVDは再生用ですよ」と認識されるようになります。

逆に、ファイナライズをしていないDVDは、まだ追記ができる「作成途中」の状態なので、他のプレーヤーでは再生することができません。

大谷
大谷
ファイナライズは、本を書き終えた後に「完成」の印を押す作業と考えると分かりやすいですよ。

原因2:DVDがCPRMに対応していない

次に考えられるのが、使用したDVDメディアの問題です。

現在の地上デジタル放送やBS/CS放送には、「CPRM(シーピーアールエム)」というコピーガード技術が使われています。

これは、著作権を守るために、録画した番組を無限にコピーできないようにする仕組みです。

そのため、地デジなどの番組を録画するには、CPRMに対応した「録画用」のDVDを使用する必要があります。

お店で売られているDVDには、主に「録画用」と「データ用」の2種類があります。

パソコンのデータ保存などに使う「データ用」DVDはCPRMに対応していないため、これに地デジ番組をダビングしても、再生することはできません。

パッケージに「録画用」または「CPRM対応」と書かれているかを必ず確認しましょう。

原因3:再生する機器がCPRMに対応していない

録画するDVDだけでなく、再生する側のDVDプレーヤーやパソコンのドライブもCPRMに対応している必要があります。

比較的新しい機器であればほとんど対応していますが、古いDVDプレーヤーや一部の安価なポータブルプレーヤー、パソコンに内蔵されているドライブなどは非対応の場合があります。

また、パソコンで再生する場合は、DVDドライブだけでなく、再生ソフトもCPRMに対応している必要があります。

Windowsに標準で入っている再生ソフトなどでは見れないことが多いので注意が必要です。

プレーヤー本体や説明書に「CPRM」や「VRモード」のロゴがあるか確認してみてください。

原因4: DVDレコーダーと再生機器の互換性がない

DVDにダビングする際の「録画モード(フォーマット形式)」も、再生の可否に関わる重要なポイントです。

主な録画モードには以下の2つがあります。

  • VRモード:地デジ放送を録画するための標準的なモード。多くのDVDプレーヤーで再生できる、互換性の高い形式です。
  • AVCRECモード:ハイビジョン画質のままDVDに保存できる高画質なモード。しかし、AVCRECに対応したプレーヤーでないと再生できず、互換性は低いです。

高画質で保存したいからとAVCRECモードでダビングした場合、再生する機器がこのモードに対応していないと「ディスクを読み込めません」といったエラーが出てしまいます。

他の機器で見たい場合は、互換性の高い「VRモード」でダビングするのが最も確実です。

原因5:DVDメディアの品質や傷・汚れ

最後に見落としがちなのが、DVDディスク自体の物理的な問題です。

  • 品質の低いディスク:海外製の安価なディスクの中には、品質が不安定で書き込みエラーや読み取りエラーが起きやすいものがあります。
  • 傷や汚れ:ディスクの記録面に指紋やホコリ、傷が付いていると、プレーヤーのレンズがデータを正常に読み取れず、再生できなくなります。

せっかく正しくダビングできても、ディスクの状態が悪ければ元も子もありません。

信頼できるメーカーのディスクを選び、ケースに入れて丁寧に保管することが大切です。

大谷
大谷
ディスクは記録面を触らないように、中心の穴と外側のフチを持つのが基本ですよ。
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【実践】見れないDVDを再生可能にするための具体的な解決策

原因がわかったところで、次はどうすれば見れるようになるのか、具体的な解決策を見ていきましょう。

原因ごとに対処法が異なりますので、ご自身の状況に合わせて試してみてください。

原因 解決策
ファイナライズ忘れ 録画に使ったレコーダーでファイナライズ処理を行う
DVDがCPRM非対応 CPRM対応の「録画用DVD」で焼き直す
再生機器がCPRM非対応 CPRM対応のプレーヤーやPCソフトを用意する
互換性のない録画モード 互換性の高い「VRモード」で焼き直す
ディスクの傷・汚れ 専用クリーナーで清掃するか、新しいディスクで焼き直す

解決策1:「ファイナライズ忘れ」は録画した機器で追加処理する

もしファイナライズを忘れていただけなら、解決は簡単です。

見れないDVDを、録画(ダビング)に使ったレコーダーに戻してください。

その後、レコーダーの「編集」や「設定」メニューから「ファイナライズ」の項目を選んで実行します。

処理には数分かかる場合がありますが、これが完了すれば、他の多くのプレーヤーで再生できるようになるはずです。

一度ファイナライズすると、そのDVDへの追記や編集はできなくなるので注意してください。

解決策2:「メディア違い」や「モード違い」は焼き直しが必要

残念ながら、「CPRM非対応のデータ用DVD」に録画してしまったり、「AVCRECモード」で焼いたDVDが再生できない場合は、そのDVD自体を再生可能にすることはできません。

レコーダーのHDDに元の録画データが残っている場合は、以下の正しいメディア・設定で再度ダビング作業を行いましょう。

  1. 「CPRM対応」の「録画用DVD-R」を用意する。
  2. ダビング時の録画モードを「VRモード」に設定する。
  3. ダビング完了後、必ず「ファイナライズ」処理を行う。

この3点を守れば、再生できる可能性が格段に高まります。

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今後のために!テレビ録画をDVDに焼く際の正しい手順と注意点

同じ失敗を繰り返さないために、テレビ録画をDVDにダビングする際の正しい手順を再確認しておきましょう。

この流れさえ覚えておけば、もう迷うことはありません。

ステップ1:準備するもの

  • 地デジ対応のDVDレコーダー(またはブルーレイレコーダー)
  • 【重要】新品の「録画用」「CPRM対応」DVD-RまたはDVD-RW

ステップ2:ダビング(コピー・ムーブ)

レコーダーのHDD(ハードディスク)に録りためた番組の中から、DVDに保存したいものを選びます。

次に、新しいDVDを挿入し、ダビング先に指定します。

この時、画質や録画モードを選ぶ画面が表示されたら、必ず互換性の高い「VRモード」を選択してください。

ステップ3:最重要!ファイナライズを忘れない

ダビングが完了したら、最後の仕上げです。

レコーダーのツール(サブメニュー)画面などから「ファイナライズ」を選び、実行します。

これで、他の機器でも再生できるDVDの完成です。

「ダビング」と「ファイナライズ」は必ずセットで行う、と覚えておきましょう。

【補足】DVD以外の保存方法も検討してみよう

最近では、DVD以外にも便利な保存方法があります。

  • ブルーレイディスク(BD):DVDよりもはるかに大容量で、ハイビジョン画質のまま長時間保存できます。価格はDVDより高めですが、画質にこだわるならおすすめです。
  • SeeQVault™(シーキューボルト):この規格に対応した外付けHDDやSDカードなら、レコーダーを買い替えても、新しい機器で録画番組を再生できます。

大切な番組を長期的に保存したい場合は、これらの方法も検討してみてはいかがでしょうか。

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それでも解決しない…考えられる「機器の故障」

ここまで紹介した原因や対処法をすべて試しても見れない場合、レコーダーやプレーヤー自体の故障も考えられます。

レンズクリーナーを試してみる

長年使っている機器の場合、内部のピックアップレンズが汚れてディスクを読み取りにくくなっていることがあります。

市販のDVD/BDレンズクリーナーを試すことで改善する可能性があります。

メーカーへの問い合わせ・修理

クリーニングでも改善しない場合は、機器の故障が濃厚です。

レコーダーやプレーヤーのメーカーサポートに問い合わせて、点検や修理を依頼しましょう。

保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性もあります。

最近のテレビやレコーダーは機能も向上しています。この機会に買い替えを検討するのも一つの選択肢です。

テレビの選び方で迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

液晶テレビランキング!後悔しない選び方まで徹底解説

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まとめ:原因を正しく理解して、録画DVDを楽しもう!

今回は、テレビで録画した番組をDVDに焼いても見れない原因と解決策について詳しく解説しました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • ファイナライズ:ダビング後は必ず「ファイナライズ」処理を忘れずに!
  • DVDメディア:地デジ録画には「CPRM対応」の「録画用」DVDを使う。
  • 録画モード:他の機器で見るなら互換性の高い「VRモード」でダビングする。
  • 再生機器:再生するプレーヤーやPCソフトも「CPRM対応」か確認する。

見れない原因は、ほとんどの場合、これらのどれかに当てはまります。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば決して複雑ではありません。

この記事を参考に、一つひとつ確認作業を行えば、きっと解決策が見つかるはずです。

正しい知識を身につけて、大切な録画番組をDVDに保存し、いつでもどこでも楽しめるようにしましょう!

【参考資料】