「PS5を買ったのに、思ったより映像が滑らかじゃない…」
「家のテレビ、実はゲームの性能を引き出せていないかも?」
そんな不安を抱えていませんか?
実は、テレビが「120fps(120Hz)」に対応しているかを確認しないままプレイしている人は非常に多いです。これでは、最新ゲーム機の性能を半分も発揮できていない可能性があります。
この記事では、誰でもすぐにできるテレビのfps(リフレッシュレート)の調べ方と確認方法を徹底解説します。
さらに、メーカー別の設定手順や120Hzにならない時の対処法も網羅しました。この記事を読めば、あなたのゲーム環境が劇的に改善し、ライバルに差をつける映像美を手に入れられますよ。
※2025年11月21日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
テレビのfps・リフレッシュレートの調べ方
結論から言うと、お使いのテレビ性能を調べる方法は大きく分けて3つあります。
もっとも確実な「型番からのスペック検索」から順に見ていきましょう。
方法1:型番からスペックを検索する
テレビの裏面や保証書で「型番(例:KJ-55X8000H)」を確認し、Googleなどの検索エンジンで「(型番) スペック」と検索します。
メーカー公式サイトの「仕様表」で、以下の表記を探してください。
| 表記 | 判定 |
|---|---|
| 倍速駆動 / 4K 120Hz | 120fps対応の可能性大 |
| 垂直走査周波数 120Hz | 120fps対応 |
| 標準 / 60Hz / 記載なし | 基本的に60fpsまで |

方法2:PS5の設定画面で確認する
スペック表が難解な場合は、PS5を接続して実測するのが手っ取り早いです。
- ホーム画面右上の[設定(歯車)]を選択
- [スクリーンとビデオ] > [映像出力]を選択
- [映像出力情報]を選択
画面の「垂直周波数」という項目が「120 Hz」になっていれば、現在120fpsで出力されています。「60 Hz」の場合は設定やケーブルに問題がある可能性があります。
方法3:PCのディスプレイ設定で確認する
Windows PCを接続している場合の確認手順です。
- デスクトップで右クリック > [ディスプレイ設定]
- 下部の[ディスプレイの詳細設定]をクリック
- 「リフレッシュレートの選択」のプルダウンを確認
ここに「120Hz」や「144Hz」という選択肢が表示されなければ、テレビ側またはケーブルが対応していません。
120Hzにならない時の確認ポイント5つ
「テレビは対応しているはずなのに、どうしても60Hz止まりになる…」
そんな時は、以下の5つのポイントを順にチェックしてください。特に「メーカーごとの設定」は盲点になりがちです。
1. HDMIケーブルの規格を確認
4K/120fpsの映像には、「HDMI 2.1(ウルトラハイスピード)」規格のケーブルが必須です。
PS5付属のケーブルは対応していますが、昔から使っている古いケーブルや、安価な長いケーブルでは帯域が足りず、60Hzに制限されてしまいます。
ケーブルに「Ultra High Speed」の印字があるか確認しましょう。
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2. 接続するHDMI端子の場所を確認
テレビ背面のHDMI端子は、すべて同じ性能ではありません。
多くの機種で、「HDMI 1と2は60Hzまで、3と4だけが120Hz対応」といった仕様になっています。端子の横に「4K 120Hz」や「Game」の記載があるポートに接続してください。
3. メーカー別のHDMI信号設定を確認
ここが最も重要です。多くの国産テレビは、工場出荷時設定でHDMIの機能が制限されています。以下の手順で「拡張モード」等に切り替えてください。
- ソニー(BRAVIA):[設定]→[外部入力設定]→[HDMI信号フォーマット]→「拡張フォーマット」
- パナソニック(VIERA):[設定]→[機器接続]→[HDMIオート設定]→「モード2」(機種により4K120Hzモード)
- 東芝(REGZA):[設定]→[外部入力設定]→[HDMIモード選択]→「高速信号モード」
- シャープ(AQUOS):[設定]→[外部端子設定]→[HDMI入力モード設定]→「詳細モード」
4. PS5本体のパフォーマンス設定
PS5側でも設定が必要です。
- [設定]→[スクリーンとビデオ]→[映像出力]→「120Hz出力を有効にする」を「自動」に設定
- [設定]→[セーブデータとゲーム/アプリ設定]→[ゲームプリセット]→「パフォーマンス優先」を選択
5. ゲームソフト内の設定を確認
『Apex Legends』『フォートナイト』『CoD』などのFPSゲームは、ゲーム内の設定メニューで「120fpsモード」をONにしないと動作しません。
ロビー画面や設定画面で項目がないか探してみてください。
fpsとリフレッシュレートの違いとは
ここで改めて、よく混同される「fps」と「Hz」の違いを整理しておきましょう。
fpsは「映像のコマ数」
fps(Frames Per Second)は、ゲーム機側が1秒間に作り出す画像の枚数です。
数値が高いほど、パラパラ漫画の枚数が増えるのと同じで、映像が滑らかになります。
Hzは「テレビの器の大きさ」
Hz(リフレッシュレート)は、テレビ側が1秒間に画面を更新できる回数です。
重要なのは、テレビのHzが、実質的なfpsの上限になるということです。
- ゲーム機 120fps × テレビ 60Hz = 表示は60fps
- ゲーム機 120fps × テレビ 120Hz = 表示は120fps

ゲーム用テレビの選び方と推奨スペック
確認した結果、「自分のテレビは120Hzに対応していなかった…」という方もいるでしょう。
FPSや格闘ゲームで勝ちたい、あるいは次世代機の映像美をフルに楽しみたいなら、思い切って買い替えを検討するのも一つの手です。
ゲーム用テレビを選ぶ際は、以下の3点を必ずチェックしてください。
1. HDMI 2.1(4K/120Hz)対応
これが絶対条件です。カタログの機能一覧表で「HDMI 2.1」の記載があるかを確認しましょう。
2. VRR(可変リフレッシュレート)
ゲームの重さに合わせてリフレッシュレートを自動調整し、映像の「カクつき(スタッタリング)」や「ズレ(テアリング)」を防ぐ機能です。これがあると快適性が段違いです。
3. 低遅延モード(ALLM)
コントローラーの入力が画面に反映されるまでの時間を短縮する機能です。
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よくある質問(Q&A)
最後に、テレビのfpsについてよくある質問にお答えします。
はい、はっきりと分かります。特に視点を素早く動かすシューティングゲームなどでは、残像感が減り、敵の動きを目で追いやすくなります。一度120fpsに慣れると、60fpsがカクついて見えるほどです。
最近ではミドルレンジ(中価格帯)の液晶テレビでも、HDMI 2.1に対応したモデルが増えています。「ハイセンス」や「TCL」などのメーカーや、国内メーカーの型落ち上位モデルなどが狙い目です。
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Switchの最大出力は60fpsなので、120Hzの恩恵は受けられません。ただし、高画質化機能などが優秀なテレビであれば、60fpsの映像もより綺麗に楽しむことは可能です。
まとめ:テレビのfpsを確認して環境を整えよう
テレビのfps(リフレッシュレート)を正しく理解し、設定を見直すだけで、ゲーム体験は劇的に向上します。
今回のポイントをまとめます。
- まずは型番検索か、実機接続で現在のHzを調べる。
- 120Hz対応でも、HDMIケーブルや端子場所が違うと性能が出ない。
- メーカーごとの「HDMI信号フォーマット」設定変更は必須。
「なんとなく映っているからOK」ではなく、一度設定を見直してみてください。
正しい設定で映し出される120fpsのヌルヌル映像は、あなたのゲームライフをより一層楽しく、エキサイティングなものにしてくれるはずです!


