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テレビを一日中つけっぱなしにするのは病気の元?心身への5大リスク

テレビを一日中つけっぱなしにするのは病気の元?心身への5大リスク

「家にいる間、なんとなくテレビをつけっぱなしにしている…」
「シーンとした静寂が苦手で、BGM代わりにテレビの音がないと落ち着かない。」

あなたも、そんな経験はありませんか?

その何気ない習慣が、実はあなたの心や身体に、思わぬ悪影響を及ぼしているかもしれません。
この記事では、「テレビを一日中つけっぱなし」にすることで懸念される病気や健康上のリスクについて、専門的な視点から徹底的に解説します。

さらに、気になる電気代の問題から、今日からすぐに実践できる具体的な対策まで、あなたの「知りたい」に全てお答えします。

この記事を読み終える頃には、テレビとの健康的で賢い付き合い方が分かり、より充実した毎日を送るためのヒントが得られるはずです。

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なぜ?テレビを一日中つけっぱなしにする心理とは

まず、なぜ私たちはテレビをつけっぱなしにしてしまうのでしょうか。

その背景には、いくつかの心理的な要因が隠されています。
自分に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

  • 寂しさや孤独感を紛らわしたい:人の声や音がしていると、誰かがそばにいるような安心感が得られますよね。特に一人暮らしの方に多い心理状態です。
  • BGM(背景音)として流している:無音の状態が苦手で、何か音がしていないと落ち着かないと感じるため、BGM代わりにテレビをつけているケースです。
  • 情報から取り残されることへの不安:常に最新のニュースや話題に触れていないと、社会から取り残されたような不安を感じる(FOMO: Fear of Missing Out)心理も一因です。
  • 長年の凝り固まった習慣:子どもの頃から、あるいは長年の生活の中で、家にいる時はテレビがついているのが当たり前になってしまっている状態です。

これらの心理は誰にでも起こりうる自然なもの。
しかし、この習慣が長期化することで、心身に様々なリスクが生じる可能性があるのです。

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【危険信号】テレビのつけっぱなしが引き起こす5つの病気・健康リスク

テレビを長時間つけっぱなしにする「受動的な視聴」は、私たちの健康にどのような影響を与えるのでしょうか。
ここでは、特に注意すべき5つの病気・健康リスクを具体的に解説します。

① 運動不足による生活習慣病リスクの上昇

最も分かりやすいリスクが、運動不足です。

テレビの前に座っている時間が長くなればなるほど、当然ながら身体を動かす時間は減ってしまいます。

この「座りっぱなし」の時間が、肥満や2型糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病のリスクを著しく高めることが、多くの研究で明らかになっています。

長時間座り続けることで血流が悪化し、代謝機能が低下するためです。
意識的に立ち上がったり、簡単なストレッチを取り入れたりするだけでも効果がありますよ。

大谷
大谷
30分に1度は立ち上がって、少し歩くだけでも血流が改善されます。CMの間に軽く足踏みするのもおすすめです。

② 睡眠の質の低下・睡眠障害

寝る直前までテレビを見ている、あるいはつけたまま寝てしまうという方はいませんか?

これは、睡眠の質を著しく低下させる危険な習慣です。

テレビ画面が発するブルーライトは、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制してしまいます。
その結果、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりと、睡眠障害を引き起こす原因になるのです。

また、番組の内容によっては脳が興奮状態になり、リラックスして入眠することが難しくなります。

質の良い睡眠のためには、少なくとも就寝1〜2時間前にはテレビやスマートフォンの電源をオフにすることを心がけましょう。

③ 精神的な不調(ストレス・うつ)

意外に思われるかもしれませんが、テレビのつけっぱなしは精神的な健康にも影響を及ぼします。

特に、事件や事故、災害といったネガティブなニュースを長時間、無意識に浴び続けることは、不安やストレスを増大させる可能性があります。

また、テレビからの情報は一方的で受動的なもの。
これに慣れてしまうと、自ら考える力や能動的に活動する意欲が低下し、気分が落ち込みやすくなることも指摘されています。
寂しさを紛らわすためのテレビが、かえって孤独感を深めてしまうという皮肉な結果にもなりかねません。

④ 認知機能の低下リスク

特に高齢者の方にとって、長時間のテレビ視聴は認知機能の低下に繋がるという研究報告があります。

イギリスの研究では、1日に3.5時間以上テレビを視聴する50歳以上の成人は、そうでない人と比べて言語記憶力が著しく低下したという結果が出ています。

もちろん、テレビが直接的に認知症を引き起こすわけではありません。
しかし、受動的な活動に多くの時間を費やすことで、脳への知的刺激が減少し、認知機能の維持に必要な活動(読書、会話、趣味など)の時間が奪われることが問題なのです。

⑤ 子どもへの影響(発達・視力)

小さなお子さんがいるご家庭では、さらに注意が必要です。

テレビをつけっぱなしの環境は、子どもの発達に様々な影響を与える可能性があります。

  • 言語発達の遅れ:テレビの音に邪魔をされて、親子の会話が減ってしまうことが原因とされています。
  • 集中力・思考力の低下:目まぐるしく変わる映像や音に慣れてしまい、一つのことにじっくりと取り組む力が育ちにくくなります。
  • 視力低下:長時間、同じ距離で画面を見続けることは、子どもの目に大きな負担をかけます。
お子さんの健全な発達のためにも、テレビの視聴時間をルール化し、親子で一緒に遊んだり会話したりする時間を大切にしましょう。
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気になる!テレビを一日中つけっぱなしにした場合の電気代は?

健康リスクとあわせて気になるのが、やはり電気代ですよね。

「一日中つけっぱなしにしたら、電気代は一体いくらになるの?」という疑問にお答えします。

電気代は、以下の簡単な計算式で算出できます。

消費電力(kW) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh) = 電気代

例えば、最新の50インチ液晶テレビ(消費電力 約130W)を、1日24時間つけっぱなしにした場合をシミュレーションしてみましょう。
※電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWhで計算します。

130W ÷ 1000 × 24時間 × 31円/kWh = 約96.7円(1日あたり)

これを1ヶ月(30日)続けると…

96.7円 × 30日 = 約2,901円

年間では、約34,812円もの金額になります。
もちろん、これはあくまで一例で、テレビのサイズや種類(液晶、有機EL)、設定(明るさ、省エネモードの有無)によって消費電力は大きく変わります。

大谷
大谷
古いプラズマテレビなどは消費電力が大きいので、さらに高額になる可能性があります。省エネ性能は年々向上していますよ。
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今日からできる!「テレビつけっぱなし」をやめるための具体的な方法

健康リスクや電気代のことを考えると、「つけっぱなし習慣」は見直したいところですよね。
ここでは、誰でも今日から始められる具体的な方法を5つご紹介します。

① 目的を持ってテレビを見る

「なんとなく」テレビをつけるのをやめ、「この番組が見たいから」という明確な目的を持って電源を入れるようにしましょう。
「ながら視聴」をやめ、見たい番組は録画しておき、まとまった時間に集中して見るのもおすすめです。
番組が終わったら、すぐに消す習慣をつけましょう。

② タイマー機能を活用する

多くのテレビには、オフタイマースリープタイマー機能が搭載されています。
「寝る前につい見てしまう」という方は、就寝時刻に合わせてタイマーを設定すれば、つけっぱなしでの就寝を防げます。
外出時にも、消し忘れ防止に役立ちます。

③ テレビ以外の楽しみを見つける

テレビに代わる、新しい楽しみを見つけるのが最も効果的です。
例えば、以下のような活動はいかがでしょうか?

  • 読書をする
  • 好きな音楽を聴く
  • ラジオやポッドキャストを楽しむ
  • 軽いストレッチや筋トレをする
  • 家族や友人と会話する
  • 散歩に出かける

BGMが欲しい場合は、テレビではなく音楽ストリーミングサービスやラジオを利用するのも素晴らしい選択肢です。

④ テレビを置く場所を見直す

環境を変えることも有効です。
例えば、寝室にテレビを置かないようにするだけで、睡眠の質は大きく改善される可能性があります。
また、食事をするダイニングスペースからテレビを遠ざけることで、食事中の会話が増え、家族のコミュニケーションが豊かになります。

⑤ 定期的に「テレビを消す日」を作る

意識的にテレビから離れる日、いわゆる「デジタルデトックス」の日を週に一度でも設けてみましょう。
初めは手持ち無沙汰に感じるかもしれませんが、テレビのない静かな時間の中で、新しい発見や心の落ち着きが得られるはずです。

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テレビとの上手な付き合い方で、より豊かな生活を

ここまでテレビのつけっぱなしによるリスクをお伝えしてきましたが、もちろんテレビが「悪」というわけではありません。

テレビは、良質なドキュメンタリーで知識を深めたり、映画やドラマで感動したり、スポーツ観戦で興奮を分かち合ったりと、私たちの生活を豊かにしてくれる素晴らしいツールです。

大切なのは、テレビに時間を支配されるのではなく、自分が主体となってテレビを「利用する」という意識を持つことです。

メリハリのある視聴を心がけることが、健康や節約、そしてより豊かな時間の使い方に繋がります。

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まとめ:テレビつけっぱなしの習慣を見直し、健康な毎日を送ろう

今回は、「テレビを一日中つけっぱなし」にすることで生じる病気や健康上のリスク、そしてその対策について詳しく解説しました。

この記事のポイントを最後にもう一度おさらいしましょう。

  • 5つの健康リスク:テレビのつけっぱなしは、①生活習慣病、②睡眠障害、③精神的な不調、④認知機能の低下、⑤子どもの発達への影響といったリスクを高める。
  • 気になる電気代:50インチ液晶テレビの場合、1ヶ月で約2,900円、年間で約35,000円もの電気代がかかる可能性がある。
  • 今日からできる対策:①目的を持って見る、②タイマーを活用する、③他の楽しみを見つける、④置き場所を見直す、⑤テレビを消す日を作る、といった方法が有効。

長年の習慣をすぐに変えるのは難しいかもしれません。

でも、まずは「見終わったら電源を消す」という、たった一つの簡単なことから始めてみませんか?

その小さな一歩が、あなたの心と身体の健康を守り、電気代を節約し、そして毎日をより豊かでアクティブなものに変えるきっかけになるはずです。
テレビとの上手な関係を築いて、心身ともに健やかな生活を送りましょう。

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