テレビの画面が急に暗くなったり、一部だけが映らなくなったりして、もしかしてバックライトの故障かな?と心配になっていませんか?
「修理に出すと高そうだし、いっそ買い替えた方がいいのかな…」
「自分で直せるなら、部品代だけで安く済むかも?」
そんな風に考えて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
テレビのバックライトの故障は、意外と身近なトラブルです。
この記事では、テレビのバックライト交換にかかる費用から、自分で交換する方法、そしてDIYで交換する際の注意点まで、知りたい情報を網羅的に解説します。
最後まで読めば、あなたのテレビがバックライトの故障なのかを判断でき、最適な対処法を見つけられますよ。
テレビのバックライト故障かな?症状と原因をチェック
まずは、本当にバックライトが故障しているのか、症状と原因を確認しましょう。
バックライトが故障している場合、一般的に以下のような症状が現れます。
- 画面全体が暗くなる(音声は正常に聞こえる)
- 画面の一部だけが暗くなる、または光のムラがある
- 画面がチラつく、または一瞬だけ映ってすぐに消える
- テレビの電源は入るが、画面が全く映らない
これらの症状が見られる場合、バックライトの故障である可能性が高いです。

テレビのバックライト交換にかかる費用相場
バックライトの故障が確実な場合、気になるのが修理費用ですよね。
交換にかかる費用は、修理を依頼する場所やテレビのサイズによって大きく異なります。
メーカーや専門業者に依頼した場合
メーカーや専門の修理業者に依頼する場合、費用は「部品代」と「技術料(工賃)」の合計になります。
テレビのサイズごとの費用相場は以下の通りです。
テレビのサイズ | 費用相場 |
---|---|
〜40型 | 15,000円〜30,000円 |
40〜50型 | 20,000円〜45,000円 |
50型以上 | 30,000円〜70,000円以上 |
この費用はあくまで目安であり、テレビの機種やバックライトの種類(直下型、エッジ型など)によって変動します。
また、修理費用が高額になる場合、メーカーや業者から「買い替え」を勧められることも多いです。
修理費が新しいテレビの購入費用とあまり変わらない場合は、新しいテレビに買い替える方が賢明な選択と言えるでしょう。
自分で交換した場合の費用
自分で交換する場合の費用は、部品代のみとなります。
交換用のバックライトは、ネット通販サイトや電子部品専門店で購入できます。
費用はテレビのメーカーや型番、サイズによって異なりますが、大体3,000円〜15,000円程度です。
メーカーや業者に依頼する費用と比較すると、かなり安く抑えることができますよね。
しかし、後述するデメリットやリスクを十分に理解した上で、自己責任で行う必要があります。
テレビのバックライトを自分で交換する方法と注意点
自分でバックライトを交換するのは、決して簡単ではありません。
専門的な知識と技術、そして細心の注意が必要です。
ここでは、自分で交換する際の手順と、特に注意すべき点を詳しく解説します。
必要な道具と交換手順
自分で交換するために必要な道具は、以下の通りです。
- 精密ドライバー
- ピンセット
- カッターナイフ
- 吸盤
- 新しいバックライト(テレビの型番に合ったもの)
交換の基本的な手順は、以下の通りです。
- テレビの電源を抜き、十分に放電させる
- スタンドや外枠のネジを外し、外枠を慎重に取り外す
- 液晶パネルを固定しているネジを外し、吸盤を使って液晶パネルを剥がす
- 偏光フィルムや拡散板を慎重に取り外し、故障したバックライトを取り出す
- 新しいバックライトを取り付け、逆の手順で元に戻す
YouTubeなどで「テレビ バックライト 交換 [テレビの型番]」と検索すると、詳しい解説動画が見つかる場合もありますので、参考にしてみるのも良いでしょう。
しかし、これらの作業は専門知識がなければ非常に難しいです。

自分で交換するメリットとデメリット
自分で交換する際のメリットとデメリットを改めて確認しておきましょう。
メリット
- 修理費用を安く抑えられる
- メーカー修理が終了した古い機種でも修理できる可能性がある
デメリット
- 作業の難易度が高く、失敗するリスクが大きい
- 修理中に他の部品を破損させてしまう可能性がある
- メーカー保証の対象外となる
- 高電圧部分に触れる危険性がある
- 部品の選定を間違えると、使えない可能性がある
自分で交換することは、修理費用を抑えられる大きなメリットがあります。
しかし、それに伴うリスクも非常に大きいことを忘れてはいけません。
「失敗してもいい」と思えるくらいの覚悟がなければ、安易に手を出さない方が賢明です。
バックライト交換以外に検討すべき選択肢
バックライト交換はリスクが高いと感じた方もいるかもしれませんね。
ここでは、バックライト交換以外に検討すべき選択肢をご紹介します。
メーカーや専門業者に修理を依頼する
やはり一番安心なのは、プロに任せることです。
費用はかかりますが、確実に修理してもらえますし、修理後の保証も付いていることが多いです。
特に、まだ保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性が高いので、まずはメーカーに連絡してみましょう。
新しいテレビに買い替える
修理費用が高額になる場合、新しいテレビへの買い替えも有力な選択肢です。
最近のテレビは省エネ性能も高く、画質や機能も格段に向上しています。
修理費用と買い替え費用を比較し、コストパフォーマンスが良い方を選びましょう。
特に、10年以上前のテレビであれば、新しいテレビに買い替えることで、より快適な視聴環境が手に入ります。
まとめ|最適な選択をして快適なテレビライフを
今回は、テレビのバックライト交換に関する費用や、自分で交換する方法、そして注意点について詳しく解説しました。
最後に、この記事のポイントをおさらいしましょう。
- バックライト故障の費用は、業者依頼で1.5万円〜7万円以上、自分で交換する場合は3,000円〜1.5万円程度が目安。
- 自分で交換すると費用は安く済むが、液晶パネル破損など、失敗のリスクが非常に高い。
- 修理費用が高額になる場合や、自信がない場合は、メーカーや専門業者への依頼か、新しいテレビへの買い替えを検討する。
自分でバックライト交換を試みることは、コストを抑えられる大きな魅力がありますが、そのリスクも十分に理解しておく必要があります。
「安物買いの銭失い」にならないよう、自分のスキルやリスク許容度を考慮し、最も納得のいく選択をしてくださいね。
この記事が、あなたのテレビトラブル解決の一助となれば幸いです。
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