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BSチューナー内蔵テレビとは?選び方から注意点まで徹底解説!

BSチューナー内蔵テレビとは?選び方から注意点まで徹底解説!
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監修・執筆者
大谷

年間100製品以上のスペックを分析し、自腹で試す家電マニア。
数々の家電選びの失敗から学んだ、”本当に役立つ知識”だけを発信しています!

「新しいテレビで、BS放送の多彩な番組を楽しみたい!」

「でも、何が必要なの?『BSチューナー内蔵テレビ』ってよく聞くけど、一体どういう意味?」

テレビの買い替えを検討しているとき、こんな疑問をお持ちではありませんか?

専門用語が多くて、自分に合ったテレビを選ぶのは難しいと感じてしまいますよね。

この記事では、そんなあなたのために「BSチューナー内蔵テレビとは」何かを、どこよりも分かりやすく解説します。

BSチューナー内蔵テレビのメリット・デメリットから、アンテナは必要なのか、購入前に知っておきたい注意点、そして後悔しない選び方のポイントまで。

この記事を最後まで読めば、BSチューナー内蔵テレビに関するあなたの疑問はすべて解決するはずです。

あなたにピッタリのテレビを見つけて、高画質なBS放送を思う存分楽しみましょう!

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そもそもBSチューナー内蔵テレビとは?【基本を解説】

結論から言うと、BSチューナー内蔵テレビとは、BS放送を受信するための「BSチューナー」という機械が、テレビ本体に予め組み込まれているテレビのことです。

これにより、BS放送を見るために別途チューナー(受信機)を購入して接続する必要がなくなります。

現在販売されているほとんどのテレビには、このBSチューナーが内蔵されています。

大谷
大谷
地上デジタル放送を見るための「地デジチューナー」は、今のテレビにはほぼ100%内蔵されていますよ。

BSチューナーって何?その役割を分かりやすく解説

では、そもそも「BSチューナー」とは何なのでしょうか?

BSチューナーの役割は、BSアンテナが受信した衛星からの電波(放送信号)を、テレビで見られる映像と音声に変換することです。

この変換装置がなければ、アンテナを立てただけではBS放送を見ることはできません。

昔は、このチューナーがテレビとは別の箱(外付けチューナー)になっているのが一般的でした。

しかし、技術の進歩によりテレビ本体に内蔵されるのが当たり前になったのです。

BSチューナー内蔵テレビと外付けチューナーの違いは?

BSチューナーが「内蔵」されている場合と、「外付け」の場合では、どのような違いがあるのでしょうか。

それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

一目瞭然ですが、これから新しくテレビを買うなら、特別な理由がない限りBSチューナー内蔵テレビを選ぶのが圧倒的におすすめです。

BSチューナー内蔵テレビ 外付けBSチューナー
メリット
  • 配線がスッキリする
  • リモコン1つで操作できる
  • 設置がかんたん
  • 追加コストがかからない
  • チューナー非内蔵の古いテレビでもBSが見られる
  • テレビが故障してもチューナーは使える
デメリット
  • テレビが故障するとチューナーも使えなくなる
  • 配線が増えてごちゃつく
  • リモコンが2つになり操作が面倒
  • 設置スペースが必要
  • 別途購入費用がかかる
BSチューナーが内蔵されていない古いテレビをお持ちで、どうしてもBS放送が見たい場合に「外付けチューナー」は選択肢になります。
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BSチューナー内蔵テレビの5つのメリット【ここがスゴい!】

BSチューナー内蔵テレビを選ぶことには、たくさんのメリットがあります。

ここでは、代表的な5つのメリットをご紹介します。

メリット①:配線スッキリ!テレビ周りがごちゃごちゃしない

最大のメリットは、テレビ周りの配線がスッキリすることです。

外付けチューナーの場合、テレビとチューナーをつなぐHDMIケーブルや、チューナー自体の電源コードなどが必要になり、テレビの裏側が配線でごちゃごちゃしがちです。

内蔵型なら、アンテナケーブルをテレビに直接つなぐだけなので、見た目も美しく、掃除も楽になりますよ。

メリット②:リモコン1つで操作がかんたん

操作がシンプルなのも大きな魅力です。

外付けチューナーを使うと、テレビの電源を入れるリモコンと、チャンネルを変えるためのチューナーのリモコン、というように2つのリモコンを使い分ける必要が出てきます。

BSチューナー内蔵テレビなら、テレビに付属のリモコン1つで、地上波もBS放送もシームレスに切り替えて操作できます。

メリット③:設置がラク!BSアンテナをつなぐだけ

設置が非常に簡単です。

BSアンテナからのケーブルを、テレビの背面にある「BS/110度CS」と書かれたアンテナ入力端子に接続し、簡単なチャンネル設定をするだけ。

機械の接続が苦手な方でも、誰でもかんたんにBS放送の視聴を始められます。

メリット④:追加費用なし!外付けチューナー代がかからない

BSチューナー内蔵テレビは、チューナーがすでに含まれているため、外付けチューナーを別途購入する必要がありません。

外付けチューナーは数千円から1万円以上するものもあるため、その分のコストを節約できます。

テレビ本体の価格にチューナー代が含まれていると考えることもできますが、今や内蔵が標準なので、追加費用という感覚はないでしょう。

現在販売されているテレビのほとんどがBSチューナー内蔵です。特別なモデルというわけではないので安心してくださいね。

メリット⑤:4K/8K放送対応モデルが豊富

BS放送では、地上波よりも高画質な4K放送や8K放送が数多く放送されています。

現在販売されている4Kテレビや8Kテレビの多くには、「BS/CS 4Kチューナー」や「BS 8Kチューナー」が内蔵されています。

これにより、息をのむような美しい映像を、テレビを買うだけですぐに楽しむことができます。

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BSチューナー内蔵テレビの注意点・デメリット【購入前に要確認】

メリットの多いBSチューナー内蔵テレビですが、購入前に知っておくべき注意点もいくつか存在します。

後で「知らなかった!」と後悔しないように、しっかり確認しておきましょう。

注意点①:BSアンテナは別途必要

これは最も重要なポイントです。

「BSチューナー内蔵テレビを買ったのにBSが見られない!」というトラブルで一番多い原因がこれです。

BSチューナーはあくまで電波を映像に変換する装置。その電波を受信するためのBSアンテナ(お皿のような形のパラボラアンテナ)は別途用意し、設置する必要があります。

テレビだけではBS放送は見られない、と覚えておきましょう。

マンションやアパートの場合、共同のBSアンテナが既に設置されていることも。その場合は壁のアンテナ端子に繋ぐだけでOKです。

注意点②:テレビの故障=チューナーも故障

チューナーがテレビと一体化しているため、もしテレビが故障してしまった場合、BSチューナーも同時に使えなくなります。

外付けチューナーであれば、テレビだけを買い替えてチューナーは使い続ける、ということも可能です。

とはいえ、テレビの寿命を考えれば、これはそこまで大きなデメリットではないかもしれませんね。

注意点③:有料チャンネルは別途契約が必要

BS放送には、無料で視聴できるチャンネル(NHK BSやBS日テレなど)と、有料の専門チャンネル(WOWOW、スター・チャンネルなど)があります。

BSチューナー内蔵テレビを用意すれば無料放送はすぐに見られますが、有料チャンネルを視聴するには、各放送サービスとの契約と月額料金が別途必要になります。

テレビを買っただけでは、全てのBSチャンネルが見られるわけではないので注意しましょう。

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【重要】BSアンテナは必要?視聴までの簡単3ステップ

前述の通り、BSチューナー内蔵テレビがあっても、BS放送の電波を受信するための「BSアンテナ(パラボラアンテナ)」は別途必要です。

ここでは、BSアンテナを設置してから実際に視聴できるようになるまでの流れを、3つのステップで解説します。

ステップ①:BSアンテナを設置する

まずはBSアンテナを設置します。お住まいの環境によって方法が異なります。

  • 戸建ての場合:ベランダや屋根の上など、南西方向に障害物のない場所に設置します。自分で設置することも可能ですが、高所での作業は危険なため、家電量販店や専門業者に依頼するのが安心です。
  • 集合住宅(マンション・アパート)の場合:まず、建物の屋上に共同のBSアンテナが設置されていないか確認しましょう。設置されていれば、各部屋の壁にあるアンテナ端子にBSの電波が来ています。もし設置されていない場合は、大家さんや管理会社に許可を得て、ベランダに個人で設置する必要があります。
大谷
大谷
アンテナの向きは「南西110度」が基本です。スマホのコンパスアプリなどを使うと方向調整がしやすいですよ。

ステップ②:テレビとアンテナをケーブルでつなぐ

アンテナを設置したら、アンテナケーブルを使ってテレビと接続します。

壁のアンテナ端子から、テレビの背面にある「BS・110度CS」と書かれた入力端子にケーブルを差し込みます。「地上デジタル」の端子と間違えないように注意してくださいね。

ステップ③:テレビでチャンネル設定を行う

最後に、テレビのリモコンを使ってチャンネル設定(スキャン)を行います。

テレビの設定メニューから「放送受信設定」→「BS/CS設定」→「チャンネルスキャン」といった手順で進めるのが一般的です。(メーカーによって名称は異なります)

数分待つと、視聴可能なBSチャンネルが自動で登録され、視聴できるようになります。

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後悔しない!BSチューナー内蔵テレビの選び方3つのポイント

「BSチューナー内蔵」が当たり前となった今、どのテレビを選べばいいか迷いますよね。

ここでは、BS放送を快適に楽しむためにチェックしたい、3つの選び方のポイントをご紹介します。

ポイント①:見たい放送に対応したチューナー数を確認する

テレビのスペック表を見ると「BS/CS 4Kチューナー数:2」のように書かれています。この「チューナーの数」が非常に重要です。

チューナーが1つしかないと、BS放送を視聴している間は、他のBSチャンネルを録画することができません。

しかし、チューナーが2つ(Wチューナー)あれば、BSの番組を見ながら、裏で別のBS番組を録画するという使い方ができます。

見たい番組が重なっても安心なので、BS放送を存分に楽しみたいなら、チューナーが2つ以上搭載されているモデルを強くおすすめします。

特に4K放送を録画したい方は「BS/CS 4Kチューナー」が2つ以上あるか必ず確認しましょう。

ポイント②:録画機能(外付けHDD対応)をチェック

見たいスポーツ中継や映画を録画しておきたいですよね。

最近のテレビの多くは、USB端子に外付けのハードディスク(HDD)を接続するだけで、簡単に番組を録画できます。

レコーダーを別途用意する必要がないので、手軽で経済的です。

録画機能を重視するなら、先ほど解説した「チューナー数」と合わせて、外付けHDD録画に対応しているかもしっかり確認しましょう。

ポイント③:画面サイズや画質、その他の機能で選ぶ

BSチューナーの基本を押さえたら、あとは通常のテレビ選びと同じです。

お部屋の広さに合った画面サイズや、映像の美しさを決めるパネルの種類(有機ELか液晶か)、スマートテレビとしてのネット動画対応機能などを比較検討して、あなたのライフスタイルに最適な一台を選びましょう。

どんなテレビがあるか具体的に見てみたい!という方は、こちらの記事で最新のおすすめテレビをランキング形式で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

→ 液晶テレビランキング!後悔しない選び方まで徹底解説

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BSチューナー内蔵テレビに関するQ&A

最後に、BSチューナー内蔵テレビについてよくある質問をまとめました。

Q1. テレビにBSチューナーが内蔵されているか確認する方法は?

A1. 最も簡単なのは、テレビの背面を見ることです。アンテナを接続する端子に「BS・110度CS」や「衛星入力」という記載があれば、BSチューナーが内蔵されています。また、テレビの取扱説明書や、メーカーの公式サイトにある製品仕様ページでも確認できます。

Q2. BS放送は全部無料で見られるの?

A2. いいえ、全てではありません。NHK BSやBS日テレ、BS-TBS、BSフジといった民放系のチャンネルは無料で視聴できます。しかし、WOWOWやスター・チャンネル、J SPORTSなどの専門チャンネルは、別途有料の視聴契約が必要です。また、NHKの受信料には衛星契約が含まれます。

Q3. アンテナなしでBS放送を見る方法はある?

A3. はい、あります。ケーブルテレビや、フレッツ・テレビのような光回線を使ったテレビサービスを契約すれば、アンテナを設置しなくてもBS放送を視聴できます。アンテナが不要で、天候に視聴品質が左右されにくいのがメリットですが、別途月額利用料がかかります。

Q4. 4Kテレビなら、必ずBS 4K放送が見られる?

A4. いいえ、必ず見られるとは限りません。BS 4K放送を視聴するには、4K解像度のパネルを持つだけでなく、「BS/CS 4Kチューナー」が内蔵されている必要があります。少し前の4Kテレビにはこの4Kチューナーが内蔵されておらず、別途外付けの4Kチューナーが必要なモデルもありました。購入時にはスペックをしっかり確認しましょう。
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まとめ:あなたに合ったテレビでBS放送のある豊かな毎日を!

いかがでしたか?

この記事では、「BSチューナー内蔵テレビとは何か」という基本から、メリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しく解説してきました。

最後に、大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • BSチューナー内蔵テレビとは、BS放送の受信機がテレビ本体に入っているもの。
  • 最大のメリットは、配線がスッキリし、リモコン1つで操作が簡単なこと。
  • 最大の注意点は、視聴には別途BSアンテナの設置が必要なこと。
  • 選ぶ際は、見たい番組を録画しそこねないよう「チューナーが2つ以上あるか」を確認するのが重要。

BSチューナー内蔵テレビは、今や特別なものではなく、高画質で多彩な番組を手軽に楽しむためのスタンダードなテレビです。

この記事を参考に、あなたの視聴スタイルに合った最高のテレビを選んで、映画やスポーツ、ドキュメンタリーなど、魅力的な番組があふれるBS放送の世界を存分に楽しんでくださいね。

【参考資料】