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液晶テレビの画面の一部が暗い原因と直し方5選を徹底解説!

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液晶テレビの画面の一部が暗い原因と直し方5選を徹底解説!

テレビの電源を入れたら、画面の一部がなんだか暗い…

お気に入りのドラマや映画を観ている最中に、急に画面がムラになってしまった…

そんなとき、「もうテレビが壊れたのかな?」と不安になってしまいますよね。

高価なテレビを買い替えるのは大変ですし、修理に出すとどれくらいの費用がかかるのかも心配です。

この記事では、液晶テレビの画面が一部暗くなる主な原因と、専門的な知識がない方でもすぐにできる5つの直し方を徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたのテレビに何が起きているのかがわかり、修理や買い替えの判断もできるようになります。

ぜひ最後まで読んで、大切なテレビをもう一度美しい映像で楽しむためのヒントを見つけてください。

液晶テレビの画面が一部暗い!まずは考えられる原因を特定しよう

「画面の一部が暗い」という症状が出たとき、真っ先に疑うべきは「バックライトの不具合」です。

液晶テレビは、画面全体を均一に明るく照らすための「バックライト」と呼ばれる照明を内蔵しています。

このバックライトが何らかの原因で部分的に光らなくなると、その箇所の画面が暗く見えてしまうのです。

ここでは、バックライトの不具合が起きる具体的な原因を詳しく解説します。

原因1:バックライト自体の寿命や故障

液晶テレビのバックライトには、主にLEDが使われています。

LEDには寿命があり、長期間使用することで、一部のLEDが寿命を迎えたり、物理的に故障したりすることがあります。

特に、テレビを購入してから7年以上経っている場合は、このバックライトの寿命が原因である可能性が高いです。

大谷
大谷
テレビの明るさを常に最大設定にしていると、バックライトの寿命を早めてしまう可能性があります。

原因2:バックライトを制御する基板の故障

バックライトは、単に光るだけでなく、画面の明るさや色のバランスを調整するために専用の「バックライト制御基板」によって管理されています。

この制御基板が故障すると、一部のバックライトに正常な電力が供給されなくなり、結果として画面の一部が暗くなることがあります。

この場合、複数のバックライトが同時に消えるなど、比較的広範囲にわたって暗くなる症状が出やすいのが特徴です。

原因3:内部の配線の接触不良

非常に稀なケースですが、テレビ内部の配線が緩んだり、接触不良を起こしたりすることで、特定のバックライトに電気が届かなくなることもあります。

これは、テレビに強い衝撃が加わった場合や、経年劣化によってケーブルが破損した場合に起こり得ます。

ただし、この場合は画面がチカチカしたり、全く映らなくなったりする症状も併発することが多いです。

液晶テレビの画面が暗い症状は2つのバックライトタイプで異なる?

実は、液晶テレビの画面が暗くなる症状は、内蔵されているバックライトの方式によって見え方が異なります。

主なバックライトのタイプは、「エッジ型」と「直下型」の2種類です。

エッジ型バックライトの特徴と症状

エッジ型は、画面の四隅または左右の端にLEDを配置し、そこから光を導光板で画面全体に拡散させる方式です。

構造がシンプルで薄型にしやすいというメリットがあります。

このタイプの場合、バックライトが故障すると、画面の端の方から帯状に暗くなる症状が出やすいです。

また、画面の中心部まで光が届きにくくなるため、画面の四隅がぼんやりと暗く見えることもあります。

直下型バックライトの特徴と症状

直下型は、液晶パネルの真下にLEDを格子状に敷き詰める方式です。

画面全体を均一に明るくでき、部分的な調光も可能なので、より高画質な映像を楽しめます。

直下型バックライトが故障した場合、特定のLEDが光らなくなるため、画面にポツポツと丸い影や、ぼんやりとした輪のような暗い部分が現れることが多いです。

ご自宅のテレビがどちらのタイプか確認するには、製品の仕様書やメーカーのウェブサイトを見るとわかります。

液晶テレビの画面一部が暗い!まずは自分でできる直し方5選

原因がわかっても、「結局どうすればいいの?」と思いますよね。

ここからは、専門知識がなくてもすぐに試せる、5つの直し方を順番に解説します。

これらの方法で解決すれば、修理に出す必要がなくなります。

直し方1:テレビの再起動(電源プラグを抜く)

この方法は最もシンプルですが、一時的なシステムエラーや内部の帯電が原因であれば、高い確率で効果があります。

再起動といっても、リモコンで電源を切るだけでは不十分です。

以下の手順で、完全にテレビの電源をリセットしてください。

  1. テレビの電源をリモコンで切ります。
  2. テレビのコンセントから電源プラグを抜きます。
  3. 5分〜10分程度放置します。
  4. 再び電源プラグをコンセントに差し込み、テレビをつけます。

この「放置時間」が非常に重要です。

内部に溜まった電気が完全に放電されることで、システムの不具合が解消されることがあります。

直し方2:画面の明るさ設定を見直す

実は、意図せず画面設定が変わってしまっているだけの可能性もあります。

特に、省エネ設定や映像モードによっては、画面の明るさが全体的、あるいは部分的に抑えられていることがあります。

お子様がリモコンで遊んでいて、いつの間にか設定が変わっていた…なんてケースも珍しくありません。

以下の手順で、設定を見直してみてください。

  1. テレビの「設定」メニューを開きます。
  2. 「画質設定」や「映像モード」などの項目を探します。
  3. 「標準」や「ダイナミック」などのモードに切り替えて、症状が改善するか確認します。
  4. バックライトの明るさ調整項目があれば、一度最大値に上げてみましょう。
「オートブライトネス(自動明るさ調整)」機能がオンになっている場合、周囲の明るさに応じて画面が暗くなることもあります。一度オフにしてみましょう。

直し方3:接続機器とケーブルをチェックする

もし、外部機器(ブルーレイレコーダー、ゲーム機、Fire TV Stickなど)を接続しているときにだけ症状が出るなら、原因はテレビ本体ではないかもしれません。

以下の点をチェックしてみてください。

  • HDMIケーブルの抜き差し:ケーブルの接触不良が原因で、映像信号が不安定になっている可能性があります。テレビと外部機器の両方からケーブルを一度抜いて、しっかりと差し込み直しましょう。
  • 別のHDMI端子に接続:テレビ側のHDMI端子そのものが故障していることもあります。別のHDMI端子に接続して、改善するか試してみましょう。
  • 他の機器で試す:例えば、ゲーム機を接続したときにだけ暗くなるなら、ゲーム機本体やその設定に原因があるかもしれません。
大谷
大谷
ケーブルの抜き差しは、必ずテレビと機器の電源を切ってから行いましょう。

直し方4:ファームウェア(ソフトウェア)をアップデートする

テレビの内部ソフトウェア(ファームウェア)に不具合がある場合、アップデートすることで改善されることがあります。

ほとんどのスマートテレビは、インターネットに接続されていれば自動でアップデートされますが、手動での確認も可能です。

  1. テレビの「設定」メニューから「システム」や「サポート」などの項目を探します。
  2. 「ソフトウェアアップデート」や「ファームウェア更新」を選択し、最新版があるか確認します。
  3. もしアップデートがあれば、指示に従って実行します。

アップデート中は絶対に電源を切らないでください。

ソフトウェアが破損し、さらに深刻な故障の原因となる可能性があります。

直し方5:テレビを初期化する

上記のどの方法を試しても改善しない場合は、最後の手段として「テレビの初期化」を試してみるのも一つの手です。

初期化すると、すべての設定(チャンネル、録画予約、ネットワーク設定など)が工場出荷時の状態に戻ります。

この方法で、ソフトウェアの深刻な不具合が解消されることもあります。

ただし、設定のやり直しが必要になるため、実行する前に他の方法をすべて試してからにしましょう。

初期化を実行すると、録画データが消去される機種もあるので、必ず事前に取扱説明書で確認しましょう。

実はバックライト以外も原因かも?専門的な故障の見分け方

「自分でできる直し方を全部試したけど、やっぱり直らない…」

そんなときは、残念ながらバックライトの物理的な故障、またはそれ以外の専門的な基板の故障が考えられます。

ここでは、バックライト以外の故障の可能性と、その症状について解説します。

可能性1:電源基板の故障

テレビのすべての動作に必要な電力を供給しているのが「電源基板」です。

電源基板が故障すると、バックライト全体に電力が供給されなくなるため、画面全体が暗くなったり、全く映らなくなったりする症状が出やすいです。

画面の一部だけが暗くなるケースでは稀ですが、可能性はゼロではありません。

可能性2:映像信号処理基板(T-CON基板)の故障

T-CON基板は、テレビの映像を映し出すための重要な部品です。

この基板が故障すると、画面に縦や横の線が入ったり、画面全体が真っ白になったりする症状が出ます。

画面の一部が暗くなる症状とは少し異なりますが、映像の不具合全般に関わる部品として知っておくと良いでしょう。

絶対にやってはいけないNG行動!さらに悪化させるリスクを避けるには

「どうしても自分で直したい!」という気持ちはわかりますが、安易な行動はテレビをさらに壊してしまう原因となります。

特に以下の2つの行動は絶対に避けてください。

NG行動1:テレビの画面を叩く

昔のブラウン管テレビでは、叩くと一時的に直ることがありました。

しかし、現在の液晶テレビは非常にデリケートな精密機器です。

画面を叩くと、内部の液晶パネルやバックライトが破損し、修復不可能なレベルの故障につながる可能性があります。

絶対に叩かないでください。

NG行動2:自分でテレビを分解して修理しようとする

インターネットで「液晶テレビ バックライト 交換」と検索すると、自分で修理する方法を紹介する動画などが見つかるかもしれません。

しかし、テレビの内部には高圧電流が流れる部品があり、感電のリスクがあります。

また、液晶パネルは少しの衝撃でも割れてしまうほどデリケートで、分解中に破損させてしまう可能性が非常に高いです。

テレビの内部を自分で触るのは非常に危険です。感電や部品の破損につながるため、絶対にやめましょう。

修理か買い替えか?費用とメリットを徹底比較

ここまでご紹介した方法をすべて試しても症状が改善しない場合は、メーカーや修理業者に依頼するか、新しいテレビに買い替えるかの判断が必要です。

この章では、それぞれの費用相場とメリット・デメリットを比較し、最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。

修理費用はどれくらい?

液晶テレビの修理費用は、故障箇所やメーカー、画面サイズによって大きく変動します。

バックライトの交換費用は、一般的に2万円〜5万円程度が目安です。

もし、購入から1年以内の場合は、メーカー保証期間内である可能性が高いため、無償で修理してもらえることが多いです。

まずはメーカーの公式サイトから保証期間を確認し、修理の相談をしてみましょう。

【メーカー別】修理相談窓口一覧

各メーカーの修理相談窓口の連絡先は、公式サイトの「サポート」や「お客様相談窓口」のページから確認できます。
・ソニー
・パナソニック
・シャープ
・東芝
・ハイセンス
・TCL
各社で受付時間や連絡方法が異なるため、事前に確認してから連絡するようにしましょう。

買い替えのメリット・デメリット

テレビが寿命を迎える時期であれば、修理よりも買い替えがお得な場合があります。

買い替えのメリット

  • 最新の機能が使える:4K/8Kの高画質、スマートテレビ機能(動画配信サービス対応)、高音質スピーカーなど、最新の技術を楽しめます。
  • 省エネ性能が高い:近年のテレビは、従来のモデルよりもはるかに消費電力が抑えられています。電気代の節約にもつながります。
  • 新しいメーカー保証が付く:安心して長く使い続けられます。
  • 修理を待つ必要がない:すぐに新しいテレビを手に入れることができます。

買い替えのデメリット

  • 初期費用が高い:修理費用と比較すると、一時的な出費は大きくなります。
  • 古いテレビの処分が必要:家電リサイクル法に基づいて、適切な手続きが必要です。

修理か買い替えかの判断基準

以下の基準を参考に、どちらが自分にとって最適な選択か考えてみましょう。

  • 修理を検討するケース
    • 購入から5年以内で、保証期間が残っている。
    • 修理費用が、同じサイズの新品テレビの半額以下である。
    • そのテレビに愛着があり、どうしても使い続けたい。
  • 買い替えを検討するケース
    • 購入から7年以上経過しており、寿命が近い。
    • 修理費用が、新品テレビの価格の半分以上になる。
    • 最新の機能や画質に魅力を感じている。
    • 電気代を節約したい。
大谷
大谷
テレビの寿命は7〜10年程度と言われていますので、購入時期を参考に検討しましょう。

【Q&A】液晶テレビの画面一部が暗いことに関するよくある質問

最後に、テレビの画面不具合に関してよくいただく質問に専門家がお答えします。

Q1:画面の一部に小さな黒い点や影が見えます。これは何ですか?

A:小さな黒い点や影は、液晶パネル自体のドット抜け(デッドピクセル)や、バックライトの一部が故障している可能性があります。

ドット抜けは初期不良として交換対象になる場合もありますが、バックライトの故障は、再起動などで改善しない場合は修理が必要です。

Q2:修理にどれくらいの日数がかかりますか?

A:修理にかかる日数は、故障箇所やメーカーの部品在庫状況、混雑具合によって大きく異なります。

一般的には、メーカーの修理センターに依頼した場合、1週間〜3週間程度が目安となります。

詳しい日数については、修理を依頼する際にメーカーに確認するようにしましょう。

Q3:自分でバックライトを交換することはできますか?

A:専門的な知識と工具、そして部品が必要になるため、一般の方が自分でバックライトを交換するのは非常に難しいです。

また、無理に分解するとテレビが完全に壊れてしまうリスクや、感電の危険性も伴います。

安全のためにも、専門の業者に依頼するか、買い替えを検討することをおすすめします。

まとめ:焦らず電源リセットから。それでも直らない場合はプロに相談しよう

最後に、この記事の重要なポイントを再確認しましょう。

  • 画面が一部暗い主な原因は、バックライトの故障である可能性が高いです。
  • まずは、コンセントから電源プラグを抜いてテレビの再起動を試すのが最も効果的な対処法です。
  • 自分でできる対処法(画面設定、ケーブル確認など)をすべて試しても直らない場合は、物理的な故障が考えられます。
  • テレビを叩く、分解するなど、症状を悪化させる危険な行動は絶対にやめましょう。
  • 購入から7年以上経っている場合は、修理費用と買い替えのメリットを比較して、新しいテレビへの買い替えも視野に入れましょう。

大切なテレビに不具合が出ると焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて、この記事でご紹介した対処法を試してみてください。

それでも改善しない場合は、無理せずメーカーや修理業者に相談し、適切な方法で大切なテレビを復活させてあげましょう。

あなたのテレビが、再び美しい映像を映してくれることを心から願っています。

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