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エコキュートの水抜き後のゴボゴボ音を放置するのは危険?5つの対処法と故障の見分け方を徹底解説!

エコキュートの水抜き後のゴボゴボ音を放置するのは危険?5つの対処法と故障の見分け方を徹底解説!
この記事は約10分で読めます。

先日、エコキュートの水抜きをしたら、蛇口から「ゴボゴボ…」と空気が混じったような音が…。

「え、これって故障の前触れ?」「何か変なことしちゃったかな?」なんて、不安になっていませんか?

ご安心ください!そのゴボゴボ音、多くの場合、簡単な対処で解決できます。

この記事では、エコキュートの水抜き後にゴボゴボ音がする原因から、ご自身でできる5つの具体的な対処法、そして「これはヤバイ!」という故障のサインまで、徹底的に解説していきます。

この記事を読み終える頃には、ゴボゴボ音の正体がわかり、スッキリ安心してエコキュートを使えるようになりますよ!

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

まず結論!エコキュートの水抜き後のゴボゴボ音、正体は「空気」です

いきなり結論からお伝えしますね。

エコキュートの水抜き後や断水後に聞こえる「ゴボゴボ」という音の主な原因は、貯湯タンクや配管内に入り込んだ「空気」です。

水抜き作業をすると、タンク内の水が抜けるのと同時に空気が入り込みます。その後、再び水を入れる(給水する)と、配管内に残っていた空気が水圧で圧縮され、蛇口から水と一緒に出てくるときに「ゴボゴボ」「ポコポコ」という音を立てるのです。

これは、エコキュートの構造上、ある程度は仕方のない現象。つまり、音がするからといって、すぐに故障と決めつける必要はありません。

断水の後も同じ理由でゴボゴボ音が発生することがあります。断水復旧後は、水道管内に空気が混入したり、水圧の変化で配管内の汚れが動きやすくなるためです。

【セルフチェック】ゴボゴボ音、放置しても大丈夫?正常な音と危険な音の見分け方

「原因が空気なら安心!」…と言いたいところですが、中には注意が必要なゴボゴボ音も存在します。

ここで、放置しても問題ない「正常な音」と、故障が疑われる「危険な音」のサインを見分けるポイントをチェックしてみましょう!

チェック項目 正常なケース (ひとまず安心) 故障が疑われるケース (要注意!)
発生時間 お湯を使い始めて数分で収まる 長時間ずっと鳴りやまない、頻繁に発生する
音の大きさ 静かな環境で少し気になる程度 以前より明らかに音が大きい、生活空間に響く
発生状況 お湯の使い始めなど、決まった状況で発生する 発生タイミングがバラバラで一貫性がない
他の症状 特にない 水漏れ、お湯の温度が不安定、異音・異臭、エラー表示

もし、ご自宅の症状が「故障が疑われるケース」に当てはまる場合は、放置せずに早めの対応が必要です。

【自分でできる】エコキュートのゴボゴボ音を止める5つの対処法

ゴボゴボ音が正常な範囲だとしても、やっぱり気になりますよね。ここでは、ご自身で簡単に試せる対処法を5つ紹介します!

対処法1:エア抜きで配管内の空気を追い出す

最も効果的なのが「エア抜き」です。配管内に溜まった空気を外に逃がしてあげることで、音を根本から解消できます。

  1. 貯湯タンクユニットの漏電遮断器(ブレーカー)を切る。
  2. 給水止水栓を閉める。
  3. 逃し弁レバーを上げて、圧力を抜く。
  4. (お風呂やキッチンなど)どこか1ヶ所の給湯蛇口を全開にする。
  5. 給水止水栓をゆっくり開けて、タンクに水を満たす。
  6. 開けておいた蛇口から、空気の混じらない水だけが出てくるようになったら、蛇口を閉める。
  7. 逃し弁レバーを戻す。
  8. 漏電遮断器を入れる。
メーカーや機種によって手順が異なる場合があります。作業前には必ずご自宅のエコキュートの取扱説明書を確認してください。また、タンク内にお湯が残っていると熱湯が出る危険があるため、十分に注意して作業しましょう。

対処法2:フィルターや配管を掃除する

浴槽フィルターの詰まりも、水流を乱して異音の原因になることがあります。フィルターは意外と髪の毛や湯垢で汚れているもの。

週に1回程度、フィルターを取り外して歯ブラシなどで優しく水洗いする習慣をつけましょう。これだけでも、ゴボゴボ音の予防につながりますよ。

対処法3:電源リセット(再起動)を試す

人間も疲れたら休むように、エコキュートも電子制御で動いているため、一時的な不具合を起こすことがあります。

そんな時は、一度電源をリセット(再起動)することで、症状が改善する場合があります。貯湯タンクユニットにある漏電遮断器を一度切り、数分待ってから再度入れてみましょう。

対処法4:給水時の水流をゆるやかにする

蛇口を勢いよく全開にすると、水流が乱れて空気を巻き込みやすくなります。お湯を出すときは、蛇口をゆっくり開けることを意識してみてください。

また、ご自宅の水圧がもともと強い場合は、エコキュートの給水止水栓を少し絞って、水流の勢いを調整するのも効果的です。

対処法5:取扱説明書とエラーコードを確認する

ゴボゴボ音と同時に、リモコンに何かエラーコードが表示されていませんか?

エラーコードは、エコキュートが「どこか調子が悪いよ」と教えてくれているサインです。取扱説明書を見て、エラーの内容と対処法を確認しましょう。自己判断で対処する前に、まずは公式の情報をチェックすることが大切です。

対処法を試してもダメ!危険なサインがあるときは専門業者に相談を

セルフチェックで「故障が疑われるケース」に当てはまったり、自分でできる対処法を試しても一向に改善しなかったりする場合は、無理せず専門の業者に点検を依頼しましょう。

業者に依頼する際の費用相場は?

修理費用は原因によって大きく異なりますが、目安は以下の通りです。

  • 簡単な部品交換や調整:1万円~3万円程度
  • 基板やポンプなど主要部品の交換:5万円~15万円程度
  • ヒートポンプユニットや貯湯タンク全体の交換:40万円~60万円程度
修理費用が高額になる場合、メーカー保証や延長保証、火災保険が適用できるケースもあります。依頼する前に、保証書や保険契約の内容を確認してみましょう。

信頼できる業者の選び方

いざ業者に頼むとなっても、どこに頼めばいいか迷いますよね。信頼できる業者を選ぶポイントは以下の3つです。

  • 複数の業者から見積もりを取る:料金やサービス内容を比較検討しましょう。
  • 実績や口コミを確認する:実際に利用した人の声は非常に参考になります。
  • メーカー認定の業者を選ぶ:純正部品での修理や、確かな技術力で対応してもらえるため安心です。

当サイトでは、優良なエコキュート修理・交換業者をまとめた記事も公開しています。業者選びで迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!
エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!突然お湯が出ないトラブルも即日対応の優良業者を厳選比較。料金相場や後悔しない選び方、補助金情報も解説。あなたにぴったりの業者が必ず見つかります。

賃貸住宅の場合はまず大家さん・管理会社へ

賃貸住宅にお住まいの場合、エコキュートは大家さんの所有物です。勝手に業者を呼ぶとトラブルの原因になりかねません。

不具合を発見したら、まずは大家さんや管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。

今後のために!ゴボゴボ音を未然に防ぐ3つの予防策

今回のトラブルを機に、今後はゴボゴボ音に悩まされないようにしたいですよね。日頃からできる簡単な予防策を3つご紹介します。

1. フィルターや配管の定期的な清掃

やはり基本は清掃です。浴槽フィルターは週に1回、市販の洗浄剤を使った配管洗浄は半年に1回を目安に行い、お湯の通り道を常にクリーンに保ちましょう。

2. 貯湯タンクの定期的な水抜き

年に2~3回、貯湯タンクの水抜き(排水)を行うことで、タンクの底に溜まった湯垢やゴミを排出できます。これにより、タンク内が清潔に保たれ、異音の予防だけでなく給湯効率の維持にもつながります。

3. 断水が分かっている場合は事前に給水止水栓を閉める

工事などで事前に断水することが分かっている場合は、あらかじめエコキュートの給水止水栓を閉めておきましょう。これにより、復旧時に空気やゴミがタンク内に流れ込むのを防ぐことができます。

【Q&A】エコキュートのゴボゴボ音に関するよくある質問

Q1. 水抜き後、どのくらいでゴボゴボ音は消えますか?

A1. ほとんどの場合、お湯を使い始めてから数分~数十分程度で配管内の空気が抜けきり、音は自然に収まります。半日以上経っても音がやまない場合は、他の原因も考えられるため点検をおすすめします。

Q2. ゴボゴボ音以外に「シュー」「ブーン」という音もしますが大丈夫ですか?

A2. 「シュー」という音はヒートポンプ内の冷媒が流れる音、「ブーン」という低い音はヒートポンプのコンプレッサーが作動する音で、これらは正常な運転音であることが多いです。ただし、音が異常に大きかったり、以前はしなかった音が聞こえたりする場合は注意が必要です。

Q3. エア抜きをしても音が消えません。

A3. エア抜きを正しく行っても音が消えない場合、配管の接続部の緩みから空気を吸い込んでいる、内部部品が劣化しているなど、専門的な診断が必要な可能性があります。無理せず業者に相談しましょう。

Q4. 冬場にゴボゴボ音が大きくなる気がします。

A4. 冬場は水道水の水温が低いため、お湯を沸かす際に水に溶け込んでいる空気が気泡になりやすく(気泡の発生・破裂)、音が大きく感じられることがあります。また、配管の凍結によっても異音が発生するケースがあるため、凍結防止ヒーターが正常に作動しているかなども確認しましょう。

Q5. 入浴剤を使うとゴボゴボ音がしやすくなりますか?

A5. 入浴剤の成分によっては、フィルターや配管内に汚れとして付着しやすく、詰まりの原因となることがあります。その結果、水流が乱れてゴボゴボ音につながる可能性はあります。メーカーが推奨していない種類の入浴剤の使用は避け、使用後は特に念入りなフィルター掃除を心がけましょう。

Q6. 追い焚きをするとゴボゴボ音がします。

A6. 追い焚き配管は特に空気が溜まりやすい箇所です。追い焚き開始直後に音がするのは、配管内の空気が押し出されている正常な動作であることがほとんどです。毎回発生し、すぐに収まるようであれば心配いりません。

Q7. 水ハンマー現象とは何ですか?

A7. 蛇口を急に閉めたときなどに、配管内の水圧が急激に変動し、「ドンッ!」という衝撃音が発生する現象です。これがゴボゴボ音に聞こえることもあります。蛇口をゆっくり操作することで防げますが、頻発する場合は減圧弁の調整などが必要なこともあります。

Q8. エコキュートの寿命はどのくらいですか?

A8. 一般的に、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットを合わせて10年~15年が寿命の目安とされています。使用年数が10年を超えていて、ゴボゴボ音以外にも不具合が頻発するようなら、交換も視野に入れる時期かもしれません。

Q9. 修理と交換、どちらがいいか迷います。

A9. 使用年数が7~8年未満で、修理費用が比較的安価であれば修理がおすすめです。一方、10年以上使用していて修理費用が高額になる場合は、新しい省エネ性能の高いモデルに交換した方が、長期的に見て光熱費の節約になりお得なケースが多いです。

Q10. ゴボゴボ音を放置するとどうなりますか?

A10. 原因が空気の混入だけであれば、自然に解消されるため大きな問題にはなりません。しかし、配管の劣化や部品の不具合が原因の場合、放置すると水漏れや給湯不能といった深刻な故障につながる恐れがあります。音が大きくなる、長時間続くなどの異常を感じたら、早めに点検を依頼するのが賢明です。

まとめ:ゴボゴボ音の原因を見極めて、適切に対応しよう!

今回は、エコキュートの水抜き後に発生するゴボゴボ音について解説しましたが、いかがでしたか?

最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 水抜き後のゴボゴボ音の主な原因は配管内に入った「空気」
  • まずは慌てずに、音が「正常」か「危険」かを見極めることが大切。
  • 簡単な音なら「エア抜き」や「フィルター掃除」などのセルフケアで改善できることが多い。
  • 音が大きい、長時間続く、水漏れなど他の不具合がある場合は、迷わず専門業者に相談!

エコキュートからの音は、私たちに状態を知らせてくれる大切なサインです。原因を冷静に見極め、適切な対応をすることで、エコキュートをより長く、安心して使い続けることができます。

日頃からのちょっとしたメンテナンスを心がけて、快適なバスタイムを過ごしてくださいね!

あなたのエコキュートで起きた体験談や、「こんな方法で直ったよ!」といった情報があれば、ぜひ下のコメントで教えてください!

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