「突然テレビの画面が赤っぽくなった」「人の肌が緑色に見えて不気味だ」とお悩みではありませんか?
テレビの画面の色がおかしいと、故障を疑って不安になりますよね。しかし、設定の不具合やケーブルの接触不良など、ご自宅での簡単な作業で直るケースも少なくありません。
この記事では、テレビの画面の色がおかしい時にご自宅で試せる5つの対処法と、考えられる3つの原因を分かりやすく解説します。修理に出す前の最終チェックとして、ぜひお役立てください。
※2026年6月30日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
まずは確認!テレビの画面の色がおかしい時の5つの対処法
テレビの画面の色がおかしいと感じたら、修理を依頼したり買い替えたりする前に、まずは以下の5つの対処法を順番に試してください。
1. テレビの電源を入れ直す(再起動)
最も簡単で効果的な方法は、テレビの電源を入れ直す(再起動する)ことです。
テレビ内部のシステムが一時的なエラーを起こし、映像の出力がおかしくなっている可能性があるからです。
最近のテレビはパソコンやスマートフォンのように複雑なシステムで動いているため、長時間の使用などで一時的な処理落ちが発生します。
具体的な手順は以下の通りです。
- テレビ本体の電源ボタンで電源を切る
- コンセントから電源プラグを抜く
- そのまま1〜2分ほど放置する
- 再度プラグを挿し電源を入れる
プラグを抜いて放電させることで、内部のエラーがリセットされて正常な色に戻る確率が高まります。
2. ケーブル類の接続を確認・挿し直す
HDMIケーブルやアンテナケーブルの接触不良も、色がおかしくなる原因の一つです。
ケーブルが抜けかかっていたり、端子部分にホコリが溜まっていたりすると、映像信号が正しく伝わりません。
- すべてのケーブルを一度抜く
- 端子部分のホコリを取り除く
- 奥までしっかりと挿し直す
- 別のHDMIポートに繋いでみる
特に、ゲーム機やブルーレイレコーダーなどの「外部機器の映像だけ色がおかしい」という場合は、HDMIケーブルに問題がある可能性が高いです。
3. B-CASカードを挿し直す
地デジやBSなどの「テレビ放送のみ色がおかしい」場合は、B-CASカードの接触不良を疑いましょう。
B-CASカードの読み取りにエラーが起きると、映像の乱れや色の異常が発生することがあります。
- テレビの電源を切る
- B-CASカードをゆっくり引き抜く
- ICチップ(金色の部分)を乾いた柔らかい布で軽く拭く
- 正しい向きで奥までしっかりと挿し込む
汚れを落とす際は、ICチップに傷をつけないように優しく拭き取るのがポイントです。
4. テレビの映像設定をリセットする
誤ってリモコンを操作し、画質や色合いの設定を変えてしまっているケースがあります。
設定メニューから「画質」や「映像」の項目を確認してください。
- カラーバランスが極端な数値になっていないか確認する
- 「ダイナミック」などの特殊な映像モードになっていないか確認する
- 映像設定の「初期状態に戻す(リセット)」を実行する
画質設定を初期化することで、元の自然な色合いに戻るか確認しましょう。
5. 放送局や通信環境のトラブルを確認する
特定のチャンネルや動画配信サービスのみ色がおかしい場合は、テレビ本体の故障ではありません。
放送局側で一時的な映像トラブルが起きていたり、インターネット回線の速度低下によってYouTubeなどの画質が自動的に落ちて色味が荒くなっていたりする可能性があります。
別のチャンネルに変えてみたり、スマートフォンで通信障害のニュースが出ていないか確認したりして、原因の切り分けを行ってください。
テレビの画面の色がおかしくなる3つの主な原因
上記の対処法を試しても色が戻らない場合、テレビ本体の部品に物理的な故障が起きている可能性が高いです。
1. 液晶パネル・有機ELパネルの故障
画面の色がおかしい原因として最も多いのが、パネル自体の故障です。
テレビの画面は赤・緑・青の3原色を組み合わせて様々な色を表現していますが、この発色を制御する部分が壊れると、特定の色だけが強く出たり色が出なくなったりします。
また、液晶テレビの場合は、画面を後ろから照らす「バックライト」の寿命や故障によって、画面が青っぽくなったり暗くなったりすることもあります。
2. T-CON基板(制御基板)の不具合
映像信号を処理してパネルに送る「T-CON基板」という内部部品の故障も考えられます。
この基板が壊れると、画面の色が反転したように見えたり、全体が緑色やピンク色になったりする症状が現れます。
パネルの故障と症状が似ているため、専門の修理業者でないと正確な原因特定は困難です。
3. 内部ケーブルの断線・劣化
テレビの内部で基板とパネルを繋いでいるフレキシブルケーブルなどが、熱や経年劣化によって接触不良を起こすこともあります。
映像データが正常にパネルへ伝わらなくなるため、色が乱れたりノイズが走ったりします。
症状別で見るテレビの色異常の特徴
画面に現れる具体的な症状によって、ある程度の原因を推測することができます。
画面全体が赤・緑・青などに偏る
画面全体が特定のフィルターをかけたように色づく場合は、内部の基板や映像エンジンの故障が疑われます。
RGB(赤・緑・青)のいずれかの信号が正常に出力されておらず、致命的な故障に繋がっている可能性が高い状態です。
一部だけ色が変わる・色むらがある
画面の四隅や中央部など、一部だけ色がおかしい場合は、液晶パネルの圧迫やバックライトの部分的な劣化が考えられます。
テレビ画面に物をぶつけたり、掃除の際に強く拭きすぎたりするなど、パネルへの物理的なダメージが原因で特定の部分だけ発色がおかしくなるケースも少なくありません。
全体的に色が薄い・白っぽくなる
映像が白飛びしたように見える場合は、バックライトの寿命が近づいているサインです。
液晶テレビのバックライトは消耗品であり、長年使用していると徐々に明るさが失われ、コントラストの低い白っぽい映像になってしまいます。
テレビの寿命?修理と買い替えを判断する基準
テレビの画面の色がおかしくなり、自力で直せない場合は「修理」か「買い替え」を検討する必要があります。
判断に迷った場合は、以下の基準を参考にしてください。
テレビの平均使用年数は10.7年
内閣府が実施している「消費動向調査(令和6年3月実施)」によると、二人以上の世帯におけるカラーテレビの平均使用年数は10.7年とされています。
そして、買い替えの理由として最も多いのが「故障」です。
購入から長期間(7年〜10年以上)経過しているテレビで画面の色がおかしくなった場合は、寿命である可能性が高いため、最新機種への買い替えをおすすめします。
修理費用は高額になるケースが多い
パネルや基板の故障が原因で色がおかしくなっている場合、修理費用は非常に高額になる傾向があります。
特に液晶パネルの交換が必要な場合、数万円から十数万円かかることも珍しくなく、新品のテレビを購入した方が結果的に安く済むケースも多々あります。
ただし、メーカーの保証期間内(通常1年、家電量販店の延長保証で3〜5年など)であれば無償で修理できる可能性があるため、まずは保証書を確認してください。
部品の保有期間にも注意
メーカーがテレビの修理部品を保有している期間は、製造打ち切りから8年間と定められていることが一般的です。
この期間を過ぎると、お金を払って修理したくてもメーカーに部品がないため修理不可能となります。
テレビ背面のシールなどで製造年を確認し、8年以上経過している場合は、買い替えを前提に検討するのが現実的です。


