「テレビのリモコンでチャンネルを変えようとしても、全く反応しない…」
「電池を交換してみたけど、やっぱり動かない…」
このような状況に直面すると、本当に困ってしまいますよね。
もしかすると、それは単なる電池切れではないかもしれません。
この記事では、テレビのリモコンでチャンネルが変わらない原因を徹底的に解説し、誰でも簡単に試せる効果的な対処法をご紹介します。
最後まで読めば、あなたのテレビリモコンのトラブルが解決し、快適なテレビライフを取り戻すことができるでしょう。
ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
テレビのリモコンでチャンネルが変わらないのはなぜ?考えられる原因とは
テレビのリモコンでチャンネルがうまく変わらない場合、考えられる原因は一つではありません。
リモコン本体の問題から、テレビ本体の不具合、さらには周囲の環境まで、様々な要因が考えられます。
ここでは、考えられる主な原因を一つずつ詳しく見ていきましょう。
リモコンの電池切れや接触不良が原因で数字ボタンが効かない
テレビのリモコンでチャンネルが変わらない時、最も身近で、かつ最も多い原因の一つが「リモコンの電池切れや接触不良」です。
一見当たり前のように聞こえますが、実は見落としがちなポイントがいくつかあります。
電池の残量が少ない・完全に切れている
まず、単純な電池切れです。
リモコンは毎日使うものなので、気づかないうちに少しずつ電池が消耗していきます。
電池が完全に切れてしまうと、当然ながらリモコンは一切反応しません。
しかし、電池の残量が少なくなってきた場合も、症状が出ることがあります。
例えば、特定のボタンだけ反応が悪くなったり、リモコンの操作距離が極端に短くなったりするのです。
特にチャンネルを切り替える際に使う数字ボタンや、音量調整ボタンは頻繁に使用するため、他のボタンよりも早く反応が悪くなることがあります。
この場合、電池を新しいものに交換するだけで、問題が解決することがほとんどです。
電池の接触不良が起きている
次に、電池の接触不良も大きな原因となります。
電池を入れ直したばかりなのに、なぜかリモコンが動かないという経験はありませんか?
この場合、電池とリモコン内部の端子がうまく接触していない可能性があります。
特に、リモコンを落としたり、強い衝撃を与えたりすると、電池がずれてしまうことがあります。
また、電池の端子やリモコン側の金属部分にホコリやサビが付着していると、電流がうまく流れず、接触不良を起こすこともあります。
この場合、一度電池を取り出して、端子部分を乾いた布などで拭いてから、再度しっかりと入れ直してみましょう。
電池の向きを間違えて入れていないかも、合わせて確認が必要です。
電池から液漏れしている
さらに、電池の液漏れにも注意が必要です。
長期間同じ電池を入れっぱなしにしていると、電池から液体が漏れ出して、リモコンの内部を腐食させてしまうことがあります。
液漏れしている場合は、リモコンの電池ボックス内に白い粉やベタベタした液体が付着しているのが確認できるでしょう。
この状態になると、接触不良だけでなく、リモコン本体が完全に故障してしまう可能性もあります。
液漏れを発見した場合は、素手で触らないように注意し、乾いた布や綿棒などで丁寧に拭き取ってください。
その後、新しい電池を入れて動くかどうか試してみましょう。
充電式の電池が原因の場合
最後に、充電式の電池を使用している場合も、注意が必要です。
充電式の電池は、使い続けるうちに最大充電容量が低下していきます。
そのため、フル充電してもすぐに電池が切れてしまう、といった症状が出ることがあります。
また、充電器の故障や充電ケーブルの断線なども、リモコンがうまく動かない原因となり得ます。
充電式の電池を使っている場合は、一度新しいアルカリ乾電池などに交換して、リモコンが動くかどうか確認してみるのがおすすめです。
電池切れや接触不良は、最も簡単に解決できるトラブルです。
しかし、見落とすと「リモコンが壊れた!」と勘違いしてしまうことも多いので、まずはこれらの点を徹底的にチェックしてみてくださいね。

リモコン本体の故障でテレビのチャンネルが動かない
電池を交換してもチャンネルが動かない場合、リモコン本体の故障が原因である可能性が高まります。
リモコンは精密機器なので、様々な要因で故障してしまうことがあります。
リモコン本体の故障は、大きく分けて二つのパターンに分類できます。
一つは、物理的な衝撃による故障。
もう一つは、内部の基板や赤外線LEDの劣化や故障です。
物理的な衝撃や水没による故障
まず、物理的な衝撃についてです。
リモコンを床に落としてしまったり、何かの拍子で踏んでしまったりすることは日常的によくありますよね。
このような強い衝撃が加わると、リモコン内部の基板にヒビが入ったり、はんだ付けされた部品が剥がれたりすることがあります。
特に、チャンネルボタンなど特定のボタンだけが反応しない場合は、そのボタン周辺の回路が破損している可能性が考えられます。
また、リモコンのボタンの隙間から、ジュースや水などの液体が入り込んでしまうことも故障の原因となります。
液体が内部の電子回路に触れると、ショートを起こしてしまい、リモコンが完全に動かなくなってしまうことがあります。
この場合、リモコンを分解して清掃や修理を試みることもできますが、専門的な知識が必要となり、かえって事態を悪化させてしまう可能性もあるため、あまりおすすめできません。
リモコンの内部部品の劣化や故障
次に、内部の基板や赤外線LEDの劣化や故障です。
リモコンは、ボタンを押すことで、その信号を赤外線としてテレビに送る仕組みになっています。
この赤外線を出す部分を「赤外線LED」と呼びます。
赤外線LEDは、使い続けるうちに寿命が来て光らなくなることがあります。
この場合、リモコンのボタンをいくら押しても、テレビは信号を受信できないため、反応してくれません。
この赤外線LEDが正常に光っているかどうかは、スマートフォンのカメラ機能を使って簡単に確認することができます。
スマートフォンのカメラを起動し、リモコンの送信部をカメラに向けながらボタンを押してみてください。
もし赤外線LEDが正常に機能していれば、スマートフォンの画面上に白い光が見えるはずです。
もし、全く光が見えない場合や、光が弱々しい場合は、赤外線LEDが故障している可能性が高いです。
ボタン内部の導電性ゴムパッドの劣化
また、リモコンのボタン内部には、導電性ゴムパッドという部品が使われています。
このゴムパッドと基板が接触することで、信号が送信される仕組みになっています。
長期間使用していると、この導電性ゴムパッドが摩耗したり、ホコリや油汚れが付着したりして、接触が悪くなることがあります。
特に、頻繁に使用するチャンネルボタンや決定ボタンなどが、この影響を受けやすいです。
この場合、ボタンを押しても反応が鈍くなったり、強く押さないと動かなかったりといった症状が出ます。
これもリモコンの寿命を示す一つのサインと言えるでしょう。
これらのリモコン本体の故障は、自力での修理が難しいことがほとんどです。
もし、リモコンの購入からそれほど時間が経っておらず、メーカー保証期間内であれば、一度メーカーに問い合わせてみることをお勧めします。
メーカー保証が切れている場合は、新しいリモコンを購入するのが最も確実で手っ取り早い解決策となります。
リモコンの故障が疑われる場合、新しいリモコンを購入することを検討すると思いますが、純正品のリモコンは型番を調べる手間がかかったり、値段が高いと感じる人もいるかもしれません。
そんな時は、様々なテレビメーカーに対応した「汎用リモコン」を検討してみるのも良いでしょう。
楽天市場やAmazonなどでは、多くの種類の汎用リモコンが販売されています。
純正リモコンよりも安価で購入できることも多いので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
受信機やテレビ本体の不具合でリモコンのチャンネルボタンが効かない
リモコンの電池交換や簡単なチェックをしても問題が解決しない場合、リモコンではなくテレビ本体側に不具合がある可能性も考えられます。
テレビ本体には、リモコンから送られる赤外線信号を受け取る「リモコン受光部」という部分があります。
このリモコン受光部に問題があると、リモコンからの信号をうまく受信できず、チャンネルが変わらないという症状が起こります。
リモコン受光部の汚れや故障
リモコン受光部は、テレビの画面下の枠部分や、メーカーロゴの近くなどに配置されていることが多いです。
まずは、その部分にホコリや汚れが付着していないか確認してみましょう。
ホコリが受光部を覆ってしまうと、信号が届きにくくなることがあります。
乾いた柔らかい布で優しく拭き取るだけで、問題が解決することもあります。
テレビ本体のシステムの一時的な不具合
また、テレビ本体のソフトウェアや内部基板の一時的な不具合も、リモコンが効かなくなる原因の一つです。
スマートフォンやパソコンと同様に、テレビも内部でOS(オペレーティングシステム)が動いています。
長時間連続して使用したり、何かの拍子でシステムに負荷がかかったりすると、フリーズしたり、特定の機能が使えなくなったりすることがあります。
この場合、一度テレビの電源を完全に抜き、数分待ってから再度コンセントに差し込むことで、システムがリセットされ、正常に戻ることがあります。
これを「再起動」と呼びます。
テレビの再起動は、テレビに関する様々なトラブルに有効な対処法ですので、覚えておくと便利です。
アンテナやケーブルの接続不良
さらに、テレビのチャンネルを操作する「選局機能」に問題が生じている可能性も考えられます。
テレビの「選局機能」は、番組の情報を取得するアンテナやチューナーと密接に関わっています。
アンテナの向きがずれたり、ケーブルが緩んだりすると、電波の受信状態が悪くなり、チャンネル変更がスムーズに行えなくなることがあります。
特に、一部のチャンネルだけ映らない、またはチャンネルが変わらないという場合は、アンテナやケーブルの接続状況を改めて確認してみる価値があります。
テレビの背面にあるアンテナケーブルや、B-CASカード(またはminiB-CASカード)が正しく挿入されているか、緩んでいないかを確認してみましょう。
外部機器の不具合
ここまで紹介した対処法を試しても解決しない場合は、テレビ本体の故障も視野に入れる必要があります。
テレビ本体のリモコン受光部や基板が物理的に故障してしまった場合、自力での修理は困難です。
この場合は、メーカーや家電量販店の修理サービスに相談するのが最も確実な方法です。
購入からまだ日が浅い場合や、延長保証に加入している場合は、無償で修理してもらえる可能性もありますので、まずは保証書を確認してみましょう。
また、HDMI接続の外部機器(レコーダーやゲーム機など)を経由してテレビを視聴している場合も、注意が必要です。
レコーダーのリモコンでテレビのチャンネルを操作しているつもりでも、実はテレビ本体側のチャンネルと連動していない場合があります。
一度、テレビ本体のチャンネル変更ボタン(テレビ本体に付いているボタン)を使って、チャンネルが変更できるか試してみると、リモコンの問題なのか、テレビ本体の問題なのかを切り分けることができます。
テレビ本体のボタンでチャンネル変更ができるのに、リモコンではできない場合は、やはりリモコン側に問題がある可能性が高いと言えるでしょう。
テレビや周辺機器に問題がある可能性
チャンネルが変わらない原因は、リモコンやテレビ本体だけでなく、周辺機器に潜んでいることもあります。
最近のテレビは、レコーダーやゲーム機、サウンドバーなど、様々な機器と連携して動作することが増えました。
これらの機器に問題があると、テレビの操作に影響を与えることがあります。
HDMI-CEC機能の不具合
まず、HDMIケーブルで接続された外部機器の問題です。
多くのテレビには「HDMI-CEC」と呼ばれる機能が搭載されています。
これは、HDMIケーブルで繋がった機器同士がリモコン操作を連動させる機能です。
例えば、レコーダーのリモコンでテレビの電源をオンにしたり、レコーダーの電源を入れたら自動でテレビの入力が切り替わったりします。
しかし、このHDMI-CECの通信にエラーが発生すると、リモコン操作がうまくいかないことがあります。
例えば、レコーダーがフリーズしている場合、レコーダーのリモコンでチャンネルを変えようとしても、テレビ側は何も反応しないという状況が起こり得ます。
この場合、レコーダーなどの周辺機器を一度再起動してみることで、問題が解決することがあります。
ケーブルや接続の不良
次に、接続されている機器の電源やケーブルの状況も確認しましょう。
テレビと周辺機器を繋ぐケーブルが緩んでいたり、断線していたりすると、信号が正しく伝わらず、正常に動作しなくなることがあります。
特に、HDMIケーブルは抜き差しする機会も多いため、接触不良を起こしやすいです。
一度、すべてのケーブルを抜き差しし、しっかりと接続されているかを確認してみてください。
ケーブル自体が古くなっていたり、断線している場合は、新しいものに交換する必要があるかもしれません。
ネットワーク接続の不安定さ
また、スマートテレビの場合は、ネットワーク接続の問題も考えられます。
スマートテレビは、インターネットに接続して動画配信サービスなどを利用できます。
一部の機能はインターネットを介して動作するため、Wi-Fi接続が不安定だったり、ルーターに問題があったりすると、正常に動作しないことがあります。
特に、ネットワーク経由でチャンネル情報などを取得している場合、通信エラーがリモコン操作に影響を与えることも考えられます。
ルーターやモデムの電源を一度抜き差しして再起動することで、ネットワークが安定し、問題が解決することがあります。
周辺機器自体の寿命
さらに、古いテレビや周辺機器を使用している場合は、その機器自体の寿命も考慮する必要があります。
家電製品には寿命があり、長年使用していると内部の部品が劣化し、故障しやすくなります。
特に、テレビやレコーダーなどの内部には、熱を発生させる部品が多く、ホコリが溜まりやすい環境です。
ホコリが原因で内部がショートしたり、冷却ファンが故障してオーバーヒートを起こしたりすることもあります。
これらの不具合は、リモコン操作の不調として現れることも少なくありません。
もし、長年使用している機器でトラブルが多発する場合は、買い替えを検討する良い機会かもしれません。
新しいテレビは、省エネ性能も向上しており、画質や機能も格段に進歩しています。
リモコンの信号がテレビに届いていない
リモコンやテレビ本体、周辺機器に問題がないように見えても、実はリモコンからテレビまでの間に信号を遮るものがあったり、干渉する電波があったりすることで、チャンネルが変わらないことがあります。
これは、最も見落としがちな原因の一つかもしれません。
リモコンの信号を遮る障害物
まず、リモコンの信号が物理的に遮られていないか確認しましょう。
リモコンは赤外線を使って信号を送ります。
赤外線は光の一種なので、間に遮るものがあるとテレビまで届きません。
例えば、テレビの前に観葉植物や家具、雑誌などが置いてあったりしませんか?
また、お子さんがいる家庭では、おもちゃやぬいぐるみなどがテレビの受光部を隠していることもあります。
このような場合、リモコンをテレビに向けても、信号が届かず、チャンネルが変わらないという状況になります。
一度、テレビの受光部周辺に障害物がないかを確認し、あれば取り除いてみましょう。
強い光や他のリモコンとの干渉
また、蛍光灯や太陽光など、強い光がテレビの受光部に直接当たっている場合も、信号が届きにくくなることがあります。
特にインバーター式の蛍光灯は、赤外線と似たような周波数の光を発することがあり、リモコンの信号を妨害することが知られています。
照明を消してリモコンを操作してみるのも一つの手です。
次に、リモコン同士の干渉も考えられます。
例えば、同じ部屋に複数のテレビやレコーダーがあり、それぞれのリモコンが同じメーカーのものだった場合、一つのリモコンで両方の機器が反応してしまうことがあります。
テレビのチャンネルを変えようとしたら、隣のレコーダーが録画を始めてしまった、といった経験はありませんか?
また、メーカーが異なっていても、一部のリモコン信号が似ているために、意図しない機器が反応してしまうことも稀にあります。
この場合、リモコンの「リモコン番号」や「リモコンコード」を変更することで、干渉を防ぐことができます。
設定方法はテレビやリモコンの機種によって異なりますので、取扱説明書を確認してみましょう。
ワイヤレス機器からの電波干渉
さらに、ワイヤレス機器からの電波干渉も考慮する必要があります。
例えば、ワイヤレスヘッドホンやワイヤレススピーカー、Bluetooth機器などが、テレビやリモコンの信号に影響を与えることがあります。
これらの機器は、テレビの近くに置かれていることが多いため、リモコンの信号を遮ったり、干渉したりする可能性があります。
もし、リモコンがうまく動かないときに、ワイヤレス機器が近くにある場合は、一度それらの機器の電源を切ってみて、リモコンが正常に動作するか確認してみると良いでしょう。
反射による信号の干渉
最後に、反射による信号の干渉も考えられます。
リモコンは赤外線信号を送りますが、この信号は壁や天井に反射して、テレビの受光部に届くことがあります。
通常は問題になりませんが、もし部屋のレイアウトが複雑だったり、信号が反射しやすい環境だったりすると、リモコンを違う方向に向けてもテレビが反応することがあります。
この反射によって、信号がうまく届かず、チャンネルがスムーズに変わらないといった症状が起こることも、非常に稀ではありますが考えられます。
リモコンを真っ直ぐテレビに向けて操作してみるのが、最も確実な方法です。
以上のように、リモコンの信号がテレビに届かない原因は様々です。
一つずつ原因を潰していくことで、問題解決の糸口が見えてきます。

テレビのリモコンでチャンネルが変わらないときの簡単な対処法
ここからは、実際にリモコンでチャンネルが変わらない時に試せる、具体的な対処法をステップごとに詳しく解説していきます。
原因を特定するのにも役立つので、ぜひ上から順番に試してみてください。
リモコンの簡単なセルフチェックをしてみよう
チャンネルが変わらないときに、まず最初に試すべきはリモコンのセルフチェックです。
このチェックは、特別な道具も知識も必要なく、誰でも簡単にできます。
電池の残量と接触部分の確認
まずは、電池の残量を確認します。
電池を新しいものに交換してみましょう。
この時、古い電池と新しい電池を混ぜて使わないように注意してください。
古い電池と新しい電池では電圧が異なり、リモコンが正常に動作しない原因になることがあります。
電池を交換しても動かない場合は、電池の接触部分を確認してください。
電池の端子や、リモコン側の金属部分に汚れやサビがないか確認し、あれば乾いた布や綿棒で優しく拭き取ります。
電池の向きが間違っていないかも、再確認しましょう。
赤外線LEDの動作確認
次に、赤外線LEDが正常に光っているかを確認します。
これは、スマートフォンのカメラ機能を使えば簡単に確認できます。
スマートフォンのカメラを起動し、リモコンの送信部をカメラに向けます。
チャンネルボタンなど、反応しないボタンを押してみてください。
もし、カメラの画面上にリモコンの送信部から白い光(点滅)が見えれば、赤外線LEDは正常に動作しています。
この時、光が見えない場合は、リモコン本体の故障が疑われます。
ただし、このチェック方法には注意点があります。
スマートフォンのカメラ機能は、赤外線を可視化してくれますが、一部のiPhoneなど、特定の機種ではこの機能が使えない場合があります。
もし、iPhoneで試して光が見えなかった場合は、別の機種(Androidなど)のスマートフォンで試してみるか、デジタルカメラなど別の機器で試してみることをおすすめします。
ボタンの固着や汚れの確認
さらに、リモコンのボタンが物理的に固着していないかも確認しましょう。
長期間使用していると、ボタンの隙間にホコリや手垢が溜まり、ボタンが押しっぱなしになったり、逆に押しても反応しなくなったりすることがあります。
全てのボタンを一度押してみて、感触がおかしいボタンがないか確認してみてください。
もし、特定のボタンだけ固い、または戻りが悪いといった症状がある場合は、そのボタン周辺に問題がある可能性が高いです。
乾いた布や綿棒などで、ボタンの隙間を優しく掃除してみましょう。
このセルフチェックで問題が解決しなかった場合、またはリモコン本体の故障が疑われる場合は、次のステップに進んでみましょう。
このチェックでリモコン本体に問題があると判断された場合は、新しいリモコンの購入を検討することをおすすめします。
新しいリモコンは、純正品だけでなく、様々なメーカーのテレビに対応した汎用リモコンも選択肢としてあります。
汎用リモコンは、価格も手頃で、一つ持っておくと万が一の時にも便利です。
ぜひ一度、お気に入りの汎用リモコンを見つけてみませんか?
テレビや周辺機器の電源を入れ直してみる
リモコンのセルフチェックで問題が見つからなかった場合、次はテレビ本体や周辺機器の一時的な不具合を疑いましょう。
この問題の多くは、再起動することで解決できます。
テレビの電源プラグを抜いて再起動する
まず、テレビの電源を完全に切ります。
多くの人は、リモコンの電源ボタンを押して電源をオフにするだけだと思いますが、これだけでは内部のシステムが完全にシャットダウンされない場合があります。
完全にリセットするためには、テレビの電源プラグをコンセントから抜く必要があります。
電源プラグを抜いたら、そのまま数分間(目安として3分程度)待ちます。
これにより、テレビ内部のコンデンサーに溜まった電気が放電され、システムが完全にリセットされます。
その後、再度電源プラグをコンセントに差し込み、テレビの電源を入れ直してみてください。
この「電源プラグを抜いて再起動する」という方法は、テレビがフリーズした時や、画面が真っ暗になった時など、様々なトラブルに有効な対処法です。
周辺機器も一緒に再起動する
次に、テレビだけでなく、接続されている周辺機器も一緒に再起動してみましょう。
レコーダーやゲーム機、サウンドバーなど、テレビに繋がっている機器があれば、それらの機器も一度電源を抜き、数分待ってから再度電源を入れ直してください。
特に、HDMI-CEC機能を利用している場合は、周辺機器の不具合がリモコン操作に影響を与えることがよくあります。
全ての機器を再起動することで、機器間の通信がリセットされ、問題が解決することがあります。
テレビ本体のボタンで操作を試す
また、テレビ本体に物理的なボタンが付いている場合は、そのボタンを使ってチャンネル変更を試してみましょう。
リモコンではなく、テレビ本体のボタンでチャンネル変更ができる場合、やはりリモコン側に問題がある可能性が高いと判断できます。
逆に、本体のボタンでもチャンネル変更ができない場合は、テレビ本体の故障が疑われます。
接続ケーブルの確認
これらの再起動を試しても解決しない場合は、テレビや周辺機器の接続ケーブルを改めて確認してみましょう。
テレビとレコーダーを繋ぐHDMIケーブルや、テレビのアンテナケーブルなどが緩んでいないか、しっかりと奥まで差し込まれているかを確認します。
ケーブルの抜き差しは、機器の電源を切ってから行うようにしましょう。
また、ケーブル自体が劣化している可能性も考慮し、もし古いケーブルを使っている場合は、新しいものに交換してみるのも一つの手です。
これらの対処法は、特別な知識や道具がなくても簡単にできるため、ぜひ一度試してみてください。
再起動は、家電製品のトラブルシューティングにおける最も基本的なステップと言えます。
もし、テレビ本体のボタンでもチャンネル変更ができない場合は、専門家への相談を検討する時期かもしれません。
テレビのリモコンをリセットして再設定する
リモコンやテレビ本体を再起動しても問題が解決しない場合、リモコンの内部設定が原因である可能性を考慮し、リモコンをリセットして再設定してみましょう。
特に、複数のテレビや機器に対応した多機能リモコンを使用している場合や、リモコンコードを変更したことがある場合は、この方法が有効です。
リモコンをリセットする方法
多くのリモコンには、内部のデータを初期化するためのリセット機能が備わっています。
リセット方法は、リモコンのメーカーや機種によって異なりますが、一般的には以下のいずれかの方法でリセットできます。
- 電池を抜いて数分間放置する
これは、最も簡単で一般的なリセット方法です。リモコンから電池をすべて取り出し、そのまま数分間放置します。これにより、リモコン内部のメモリに蓄えられた電気が放電され、設定が初期化されることがあります。この方法でリセットが完了したら、新しい電池を入れて再設定を試してみてください。 - 特定のリセットボタンを押す
一部のリモコンには、リセット専用の小さなボタンが用意されていることがあります。このボタンは、誤って押さないように、爪楊枝やペンの先などで押すタイプのものが多いです。リセットボタンの場所は、取扱説明書に記載されていることが多いので、一度確認してみましょう。このボタンを押すことで、リモコンの設定が工場出荷時の状態に戻ります。 - 特定のボタンを長押しする
機種によっては、特定のボタン(例えば、「電源」ボタンと「1」ボタンなど)を同時に長押しすることで、リセットがかかる場合があります。こちらも取扱説明書に詳しい方法が記載されていますので、参照してください。
リモコンの再設定を行う
リモコンのリセットが完了したら、再設定を行います。
再設定の方法も、リモコンの機種によって様々です。
多機能リモコンの場合は、テレビのメーカーコードを入力したり、自動設定機能を使ったりして、テレビとリモコンをペアリングする必要があります。
純正リモコンの場合は、特に再設定の必要はなく、電池を入れるだけで使えるようになることが多いです。
Bluetoothリモコンの再ペアリング
また、スマートテレビやBluetooth対応リモコンの場合は、リモコンとテレビのペアリングが解除されてしまった可能性も考えられます。
その場合は、テレビの設定メニューから「リモコンとアクセサリー」や「Bluetooth設定」などの項目を探し、リモコンを再度ペアリングし直す必要があります。
ペアリング方法は、機種によって大きく異なりますので、テレビの取扱説明書を確認してください。
これらのリセットと再設定を試しても問題が解決しない場合は、リモコン本体の故障が確定的なものとなります。
自力での解決は難しいため、新しいリモコンの購入を検討しましょう。

リモコンの故障を診断する方法
これまでの対処法を試してもチャンネルが変わらない場合、いよいよリモコン本体の故障が濃厚になります。
リモコンが本当に故障しているのかを最終的に診断する方法をいくつかご紹介します。
スマートフォンのカメラで光を確認する
まずは、前述したスマートフォンのカメラを使った方法です。
この方法は、リモコンが赤外線信号を送信しているかどうかを確認する、最も簡単で確実な方法です。
スマートフォンのカメラを起動し、リモコンの送信部をカメラに向けながら、チャンネルボタンを押してみてください。
もし、カメラの画面に光が見えない場合は、リモコンの赤外線LEDが故障しているか、内部の基板が破損している可能性が高いです。
他のテレビや別のリモコンで試す
次に、他のテレビや機器で試す方法です。
もし、同じメーカーのテレビが別室にある、または知人から同じメーカーのリモコンを借りられる場合は、試してみる価値があります。
問題のリモコンで別のテレビのチャンネルが変えられるか試してみましょう。
もし、別のテレビでもチャンネルが変わらない場合は、リモコン本体の故障であるとほぼ確定できます。
逆に、別のテレビで問題なく動く場合は、やはりテレビ本体側に問題がある可能性が高まります。
また、別のリモコンで試す方法も有効です。
もし、テレビに付属していた別のリモコン(録画用リモコンなど)がある場合や、汎用リモコンをすでに持っている場合は、それらのリモコンでテレビのチャンネルが変えられるか試してみましょう。
もし、別のリモコンで問題なく動く場合は、やはり元のリモコンが故障していると判断できます。
メーカーへの問い合わせや修理依頼
これらの診断方法を試しても問題が解決しない場合は、テレビ本体の故障も視野に入れる必要があります。
この場合、自力での解決は困難なため、専門家への相談を検討しましょう。
メーカーのサポートセンターに問い合わせるか、家電量販店の修理サービスを利用するのが一般的です。
もしテレビの購入からまだ日が浅い場合は、保証期間内である可能性があるので、まずは保証書を確認してみてください。
リモコンの故障と診断された場合は、新しいリモコンの購入が必要になります。
純正リモコンは、家電量販店やメーカーのオンラインストアで購入できますが、古い機種の場合は手に入りにくいこともあります。
そのような場合は、汎用リモコンがおすすめです。
様々なメーカーのテレビに対応しており、設定も簡単なので、非常におすすめです。
汎用リモコンは、楽天市場やAmazonなどのオンラインショップで手軽に購入できます。
あなたのテレビに対応した汎用リモコンを探してみてください。
テレビのリモコンが修理できない場合の対処法
リモコンの故障が確定し、修理ができないと判断された場合、いくつかの対処法があります。
新しいリモコンを購入する
最も一般的なのは、新しいリモコンを購入することです。
新しいリモコンには、主に「純正リモコン」と「汎用リモコン」の2種類があります。
純正リモコンは、テレビに元々付属していたものと同じもので、ボタンの配置や機能も全く同じです。
そのため、使い慣れた操作感でストレスなく使うことができます。
しかし、価格は比較的高めであり、古い機種の場合は生産が終了していて手に入りにくいこともあります。
汎用リモコンは、多くのテレビメーカーに対応しており、一つで複数のテレビを操作できるものもあります。
価格も手頃で、入手しやすいのが魅力です。
ただし、全てのボタンが完全に同じ機能ではない場合があったり、設定が必要だったりすることがあります。
しかし、最近の汎用リモコンは設定が非常に簡単で、ほとんどのメーカーのテレビに対応しているので、非常に便利です。
どちらを選ぶかは、予算や使い勝手を考慮して決めましょう。
スマートフォンのアプリを利用する
次に、スマートフォンのアプリを利用する方法もあります。
多くのスマートテレビでは、専用のアプリをスマートフォンにインストールすることで、スマートフォンをリモコンとして利用できます。
Wi-Fi経由でテレビと通信するため、赤外線リモコンのようにテレビにスマートフォンを向ける必要がなく、非常に便利です。
もし、テレビがスマートテレビであれば、この方法を試してみるのも良いでしょう。
ただし、この方法が使えるのはスマートテレビに限られます。
テレビ本体のボタンで操作する
最後に、テレビ本体に付いているボタンで操作する方法です。
リモコンが完全に使えなくなった場合でも、テレビ本体に付いている電源ボタン、音量ボタン、チャンネル変更ボタンを使って、最低限の操作は可能です。
一時的な対処法としては有効ですが、毎回テレビのところまで行って操作するのは少し不便ですよね。
リモコンが修理できない、または買い替えるまでの間の繋ぎとして覚えておくと良いでしょう。
これらの対処法を試しても解決しない場合は、テレビ本体の故障も視野に入れる必要があります。
特に、テレビ本体のボタンでもチャンネル変更ができない場合は、専門家への相談を検討しましょう。
新しいテレビは、画質や機能が格段に進歩しています。
もし、テレビが古くなってきたと感じているなら、この機会に買い替えを検討してみませんか?
テレビのリモコンでチャンネルが変わらないトラブルを解決する方法まとめ
テレビのリモコンでチャンネルが変わらないトラブルは、日常生活でよく起こる困ったことの一つですよね。
しかし、原因は一つではなく、リモコンの電池切れからテレビ本体の故障まで、様々な可能性が考えられます。
この記事でご紹介した対処法を順を追って試してみることで、多くの場合は自力で解決することができます。
まずは、最も可能性の高いリモコンの電池交換やセルフチェックから試してみてください。
次に、テレビや周辺機器の再起動、そしてリモコンのリセット・再設定へと進んでいきましょう。
それでも解決しない場合は、リモコンまたはテレビ本体の故障が考えられます。
新しいリモコンを購入したり、メーカーに修理を依頼したりといった次のステップに進むための判断材料になるはずです。
この情報が、あなたの困った状況を解決する一助となれば幸いです。
快適なテレビライフを、ぜひ取り戻してくださいね。
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