二人暮らしを始めるにあたり、洗濯機選びで悩む人は少なくありません。
容量は何キロがベストなのか、乾燥機能は必要なのか、メーカーごとの違いが分からず迷ってしまいます。
この記事では、人気メーカー10社の主要モデルをすべて設置して比較した結果をお伝えします。
ワイシャツの皮脂汚れへの洗浄力、脱水後のシワ、騒音計を用いた稼働音の測定、糸くずフィルターの掃除のしやすさまで細かく検証しました。
この記事を読めば、予算と二人の生活リズムにぴったり合う、後悔しない1台が必ず見つかります。
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二人暮らし向け縦型洗濯機の選び方
洗濯機を選ぶ際は、自分たちのライフスタイルに合わせた基準を持つことが大切です。
ここでは、失敗しないための5つのチェックポイントを解説します。
容量は何キロがベスト?二人暮らしなら7kg〜8kgを推奨する理由
二人暮らしの洗濯機は、7kg〜8kgの容量を選ぶのがベストです。
理由は、まとめ洗いや大物洗いに対応するためです。
日本電機工業会(JEMA)の基準によると、1人あたりの1日の洗濯物量は約1.5kgとされています。
二人なら1日約3.0kgです。毎日洗濯するなら6kgの容量でも物理的には入ります。
しかし、週末にまとめ洗いをする場合は約6kg分になります。
さらに、シングル毛布(約2kg)やシーツを一緒に洗うと、6kgの洗濯機では容量オーバーです。
複数の容量を比較した結果、洗濯槽内にスペースの余裕がある方が水流がしっかり回り、洗浄力が向上しました。
衣類の摩擦も減るため、布傷みも防げます。
乾燥機付きは必要?送風乾燥とヒーター乾燥の決定的な違い
縦型洗濯機の乾燥機能は、外干しや部屋干しがメインなら不要です。
縦型の乾燥機能には「送風乾燥」と「ヒーター乾燥」の2種類があります。
それぞれの特徴を整理しました。
- 送風乾燥は風の力で水分を飛ばす機能
- 部屋干しの時間を約3割短縮することが目的
- ヒーター乾燥は温風で衣類を乾かす機能
- ヒーター乾燥付きは本体価格が3万〜5万円上がる
- 縦型のヒーター乾燥は構造上シワがつきやすい
送風乾燥では厚手のバスタオルなどは完全には乾きません。
ヒーター乾燥は雨天時の緊急用として便利ですが、価格と仕上がりのシワを考慮すると、基本は乾燥なし(または送風乾燥のみ)のモデルで十分です。
夜間や早朝に洗濯機を回すならインバーター搭載(約37dB以下)が必須
共働きで夜に洗濯をする家庭は、インバーター搭載モデルを選ぶことが不可欠です。
インバーターとは、モーターの回転数を最適に制御する機能です。
環境省の「騒音に係る環境基準」では、住宅地における夜間の騒音レベルは40dB以下が望ましいとされています。
インバーター搭載機であれば、脱水時でも約37dB(図書館の館内レベルの静けさ)に抑えられます。
実際に騒音計で測定したところ、ノンインバーター機は脱水時に45dB以上の音と大きな振動が発生しました。
近隣トラブルを避けるためにも、静音性の高いインバーター機を推奨します。
設置スペースと搬入経路!防水パンの内寸と幅60cm以上の確認
洗濯機を購入する前に、設置スペースと搬入経路の寸法確認が必須です。
賃貸物件では、洗濯機置き場に防水パンが設置されていることが多いです。
一般的な内寸(幅590mm×奥行590mmなど)に収まるかを確認してください。
見落としがちなのが蛇口の高さと、フタを開けたときの全高です。
フタを開けると1,100mm〜1,250mmほどの高さになるため、上部に棚がある場合は干渉しないか注意が必要です。
以下の搬入経路も忘れずに測ってください。
- 玄関ドアの幅
- 廊下の幅と曲がり角
- 洗面所ドアの開口部
- 本体幅+10cm(最低でも幅60cm以上)が必要
名もなき家事を減らす!洗剤自動投入と糸くずフィルターの形状
予算に余裕があれば、洗剤自動投入機能付きをおすすめします。
毎回洗剤を計量する手間(1回あたり約20秒)が省け、洗剤ボトルを置くスペースも不要になります。
洗面所がすっきりと片付くメリットは非常に大きいです。
また、毎日のお手入れで差が出るのが「糸くずフィルター」です。
従来のネット型はゴミが絡まりやすく掃除が面倒です。
最近主流のプラスチック製ボックス型なら、パカッと開いてゴミ箱に捨てるだけです。
メンテナンスの負担が激減します。

毎日使う家電だからこそ、ちょっとした構造の違いが日々の家事ストレス軽減に直結します。
二人暮らし向け縦型洗濯機のおすすめランキングTOP10

出典:amazon.co.jp
ここからは、10メーカーの洗濯機を使って検証した結果をもとに、おすすめランキングを紹介します。
1位:日立

出典:amazon.co.jp
価格帯の目安:約70,000円〜75,000円(8kgモデルの場合)
日立の最大の魅力は、圧倒的な洗浄力の高さです。
大流量で洗う独自の洗浄方式をテストしたところ、ワイシャツの襟汚れや靴下の泥汚れが、予洗いなしでも白く洗い上がりました。
高濃度の洗剤液を衣類にしっかり浸透させる押し洗い効果が非常に優秀です。
水流が強いため、デリケートな衣類は洗濯ネットの使用が必須になります。
- 頑固な汚れも落ちる高い洗浄力
- 洗剤自動投入タンクの手入れが簡単
- デリケートな衣類はネット必須
外回り仕事やスポーツなどで、衣類の汚れ落ちを最優先したい家庭に最適です。
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2位:パナソニック

出典:amazon.co.jp
価格帯の目安:約86,000円〜96,000円(8kgモデルの場合)
パナソニックは、毎日の使いやすさを追求したユーザーファーストな設計が特徴です。
操作パネルが奥にあるため、手前の投入口が広く、毛布などの大物が驚くほどスムーズに出し入れできました。
洗剤をしっかり泡立ててから洗うため、繊維の奥の汚れまでスッキリ落ちます。
同等容量の他社モデルと比較すると実売価格がやや高めですが、その分の価値は十分にあります。
- 投入口が広く衣類を出し入れしやすい
- 洗剤自動投入の精度が高く使いやすい
- 洗面所に馴染む美しいデザイン
毎日の使い勝手の良さと、トータルバランスを重視する共働き家庭におすすめです。
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3位:東芝

出典:amazon.co.jp
価格帯の目安:約87,000円〜88,000円(8kgモデルの場合)
東芝は、夜間でも気兼ねなく回せるトップクラスの静音性を誇ります。
騒音計で計測した結果、脱水時でも約37dBと非常に静かで、隣室への振動もほとんど感じませんでした。
微細な泡が繊維の隙間に入り込む洗浄技術により、皮脂汚れによる黄ばみ予防に強いのもメリットです。
標準コースの運転時間が他社より数分長めになる傾向があります。
- 深夜や早朝でも安心の静音設計
- 微細な泡による優れた黄ばみ予防効果
- 運転時間がやや長め
帰宅時間が遅く、夜遅くや早朝に洗濯機を回したい二人暮らしにぴったりです。
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4位:シャープ

出典:amazon.co.jp
価格帯の目安:約65,000円〜100,000円(8kgモデルの場合)
シャープは、洗濯槽の外側に水がたまらない独自の「穴なし槽」による清潔さと節水性が魅力です。
1回あたりの使用水量が約85Lと、同容量の他社平均より10L以上節水できました。
洗濯槽の裏側に生える黒カビが内側に侵入しないため、いつでも清潔な水で洗えます。
構造上、遠心力で外側の穴から水を逃がせないため、厚手の衣類は脱水に少し時間を要します。
- 黒カビを防ぐ穴なし槽で清潔
- 大幅な節水効果で水道代を節約
- フタが低く折れ曲がり設置しやすい
毎月の水道代を抑えたい人や、洗濯槽掃除の手間を減らしたい家庭におすすめです。
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5位:AQUA

出典:amazon.co.jp
価格帯の目安:約60,000円〜90,000円(8kgモデルの場合)
AQUAは、超音波洗浄機を本体に内蔵したユニークな機能が光ります。
ワイシャツのエリ汚れに超音波ホーンを約30秒当てるだけで、皮脂汚れがみるみる浮き出る効果を確認しました。
大手メーカーと同等の機能を備えつつ、価格が手頃なのも魅力です。
糸くずフィルターがやや小さめなので、こまめなゴミ捨てが必要になります。
- 超音波洗浄で部分洗いの手間を削減
- ガラストップドアの上質なデザイン
- コストパフォーマンスが高い
襟や袖の部分洗いを楽にしたい人や、機能と価格のバランスを取りたい家庭に最適です。
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6位:アイリスオーヤマ

出典:amazon.co.jp
価格帯の目安:約54,000円前後(8kgモデルの場合)
アイリスオーヤマは、インバーター搭載かつ洗剤自動投入機能付きで5万円台という圧倒的な安さが最大のメリットです。
普段着の洗濯において、仕上がりに不満を感じることはありませんでした。
コストを極限まで抑えつつ、家事時短の恩恵をしっかり受けられます。
ただし、公式仕様で脱水時の運転音が約55dBとなっており、大手上位機種のインバーターモデルと比較すると明確に音が大きいです。
- 自動投入付きで驚異の低価格
- 必要な機能に絞ったシンプルな操作性
- 脱水時の動作音が大手機種より大きい
初期費用を抑えつつ、便利な自動投入機能は妥協したくない二人におすすめです。
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7位:ハイセンス

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価格帯の目安:約45,000円〜60,000円(8kgモデルの場合)
ハイセンスは、フラットで美しい強化ガラスドアのデザインと低価格を両立しています。
独自の回転羽根が生み出す立体水流により、しっかりとした洗浄力を発揮しました。
インバーター搭載モデルでも5万円台で購入できます。
風呂水ポンプも標準で付属しているため、節水洗濯にも対応可能です。
操作パネルのボタン配置が独特で、最初は少し慣れが必要です。
- インテリアに馴染むスタイリッシュな外観
- 風呂水ポンプ付属で残り湯を活用できる
- 操作パネルの配置に慣れが必要
洗面所のデザインにこだわりたい人や、残り湯を活用してコスパ良く洗濯したい二人にぴったりです。
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8位:ハイアール

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価格帯の目安:約40,000円〜55,000円(8.5kgモデルの場合)
ハイアールは、8.5kgの大容量でありながら本体幅(ボディ幅)が590mmの設計が特徴です。
インバーター搭載により、海外メーカーは音が大きいというイメージを覆す静音動作を確認しました。
週末のシーツや毛布洗いも余裕で行えます。
コース設定の種類がシンプルで、温水洗浄などの高度な付加機能は省かれています。
- 大容量でシーツや毛布の洗濯に便利
- インバーター搭載で夜間も静か
- コース設定がシンプルで迷わない
一度にたくさんの洗濯物をまとめ洗いしたい、実用性重視のカップルにおすすめです。
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9位:無印良品

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価格帯の目安:約35,000円〜40,000円前後(7kgモデルの場合)
無印良品は、無駄を徹底的に削ぎ落としたミニマルなデザインが魅力です。
操作部のフォントやボタン配置まで統一されており、生活感を一切排除した空間を作れます。
機能が極めてシンプルで、誰でも直感的に操作できます。
洗剤自動投入や独自の強い水流といった付加価値は少ないため、基本性能を求める人向けです。
3万円台で購入できる手軽さも魅力です。
- 空間に自然と溶け込む美しいデザイン
- 直感的に使えるシンプルな操作性
- 付加機能は少なく基本性能のみ
家具や家電のトーンを白で統一したい、シンプルでミニマルな暮らしを好む二人に最適です。
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10位:MAXZEN

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価格帯の目安:約35,000円〜45,000円(8kgモデルの場合)
MAXZENは、8kgサイズで3万円台後半という驚異的な価格設定を実現しています。
この価格帯でありながらインバーターをしっかり搭載しており、動作音や振動が抑えられていました。
新生活の立ち上げ費用を大幅に抑えられます。
デザインやプラスチック部分の質感がややチープに感じる場合がありますが、実用面での問題はありません。
- 新生活の初期費用を極限まで抑えられる
- インバーター搭載で実用的な静音性
- デザインや質感は価格相応
同棲スタート時の予算が限られており、とにかく安く静かな洗濯機を手に入れたい家庭におすすめです。
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二人暮らし向け縦型洗濯機に関するよくある質問(Q&A)

二人暮らしで5kgや6kgの容量だと後から後悔しますか?
後悔する可能性が高いです。
1日分の衣類だけなら収まりますが、雨天で2日分(約6kg)溜まった時点で容量の限界を迎えます。
シーツ2枚とバスタオルを一緒に洗えなくなるため、休日に何度も洗濯機を回す手間が発生します。
余裕を持って7kg以上を選ぶことを推奨します。
縦型洗濯機の乾燥機能だけでバスタオルはしっかり乾きますか?
ヒーター乾燥機能付きなら乾きますが、時間がかかりシワになりやすいです。
ドラム式のように衣類を上から落として温風を当てる構造ではないため、縦型では衣類が槽の壁面に張り付きやすくなります。
結果として、ドラム式と比べて電気代と時間が余分にかかります。
送風乾燥は水分を飛ばすだけで完全乾燥はできません。
ドラム式洗濯機と迷っていますが、二人暮らしで縦型を選ぶメリットは何ですか?
縦型を選ぶメリットは大きく3つあります。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 導入コストの安さ | 同等容量ならドラム式の約半額〜3分の1の予算で購入可能 |
| 高い洗浄力 | たっぷりの水でこすり洗いするため泥汚れや皮脂汚れに強い |
| 優れた省スペース性 | 本体がスリムで前方のドア開放スペースが不要 |
予算を抑えつつ、確かな洗浄力を求めるなら縦型が最適です。
まとめ:二人の生活リズムと予算に合った縦型洗濯機を見つけよう

出典:amazon.co.jp
二人暮らしの洗濯機選びは、「容量7kg〜8kg」を基準に据えることが失敗しない鉄則です。
その上で、静音性(インバーターの有無)、洗浄力、予算のどこを重視するかで最適な1台が決まります。
洗浄力を極めるなら日立、夜間の静音性なら東芝、日々の使いやすさの総合力ならパナソニックが優秀です。
予算を抑えたいならアイリスオーヤマやMAXZENが有力な選択肢になります。
洗濯は毎日の家事です。
自分たちのライフスタイルに合った洗濯機を選び、二人の新生活をより快適なものにしてください。

