「デザインが気に入ったテレビスタンドがあるのに、自宅のテレビが非対応だった」
「古いテレビだからVESA規格外と言われてしまい、壁寄せを諦めかけている」
このように、テレビとスタンドの適合性で壁にぶつかっていませんか?実は、メーカーの適合表で「×(非対応)」となっていても、適切なパーツや工夫次第で取り付けられるケースは非常に多いのです。
この記事では、VESA規格外のテレビをスタンドに設置するための3つの具体的な解決策と、失敗しないための必須チェックポイントを解説します。
テレビスタンドが「VESA規格外・非対応」になる原因とは?
対策を講じる前に、なぜお使いのテレビが「規格外」や「非対応」と判断されるのか、その理由を正しく理解することが重要です。原因によって選ぶべき解決策が異なります。
VESA規格の基礎と特殊なパターン
VESA規格とは、テレビ背面の「ネジ穴の間隔」を定めた国際標準ルールです。一般的には「100×100mm」や「200×200mm」などの正方形ですが、中には以下のような特殊なパターンが存在し、これが「規格外」の原因となります。
- 長方形配置:300×200mm、400×200mmなど横長の配置
- 特殊サイズ:一部の海外製テレビや古いモニターに見られる75×75mmなど
- ネジ穴がない:そもそも壁掛けやスタンド設置を想定していないスタンド固定モデル
物理的な干渉やネジの問題
ネジ穴の間隔が合っていても、テレビの構造上の問題で「非対応」とされるケースも多々あります。
- 背面の段差(バンプ):下部が膨らんでいるデザインで、金具が密着しない
- 端子との干渉:電源やアンテナ端子が金具の取り付け位置と被る
- ネジ穴の深さ不足:テレビ側の穴が浅く、付属のネジが奥まで入らない
- ネジ径の違い:一般的なM6ではなく、M4やM8などのサイズが採用されている

VESA規格外を解決する3つの方法
テレビを買い替える必要はありません。以下の3つの方法を使えば、多くの「規格外」テレビをスタンドに取り付けることが可能です。
1. VESA変換プレート(アダプター)を活用する
最も確実な方法は、VESA変換プレートを使用することです。これは、テレビ側の特殊なネジ穴間隔を、スタンド側の一般的な規格に変換する金属製のプレートです。
例えば、テレビ側が「横300mm×縦200mm」で、スタンドが「200mm×200mm」しか対応していない場合、このアダプターを間に挟むことで取り付けが可能になります。数千円で購入でき、強度も確保されています。
2. スペーサーで背面の段差を埋める
テレビの背面に段差があり、金具が浮いてしまう場合は「スペーサー」を使用します。
多くの汎用スタンドには、高さ調整用の樹脂製スペーサーが同梱されていますが、長さが足りない場合は別途購入が必要です。段差をフラットにすることで、金具を垂直に固定でき、安定性が増します。
3. 汎用性の高い「ユニバーサルタイプ」を選ぶ
これからスタンドを購入する場合は、特定のメーカー専用品ではなく、調整幅の広い「汎用(ユニバーサル)タイプ」を選ぶことが近道です。
汎用スタンドの金具は、固定の穴ではなく「スリット(長穴)」状になっていることが多く、ミリ単位での微調整が可能です。これにより、規格外の微妙なサイズ違いや、特殊なネジ位置にも柔軟に対応できます。
購入前に必ず確認すべき3つの注意点
無理に取り付けると、テレビの落下や破損につながるリスクがあります。以下の3点は必ずチェックし、安全を確保してください。
総重量が耐荷重を超えていないか
変換プレートやスペーサーを使用する場合、その部品の重さもテレビの重量に加算されます。
スタンドの「耐荷重」に対し、以下の計算式で余裕があるか確認してください。特に古いプラズマテレビなどは重量があるため注意が必要です。
【確認式】テレビ本体重量 + 金具・アダプター重量 < スタンドの耐荷重
配線端子が金具で隠れないか
変換プレートを取り付けた結果、HDMI端子や電源ケーブルの差込口がプレートで塞がれてしまうトラブルが頻発しています。
事前に背面の写真を撮り、金具が来る位置をシミュレーションしてください。もし干渉しそうな場合は、「L字型変換アダプタ」などを使い、ケーブルの向きを変える準備をしておきましょう。
ネジの長さと太さ(M4・M6・M8)
テレビによってネジ穴の径(太さ)と深さは異なります。
スタンドに付属しているネジが合わない場合は、無理にねじ込まず、ホームセンターで適切な長さと太さの「ワッシャー付きボルト」を購入してください。長すぎるネジを使うと、テレビ内部の基盤を突き破り、故障の原因となります。

規格外対応に役立つおすすめアイテム
問題を解決するための具体的なアイテムカテゴリを紹介します。
VESA変換プレート・マウントアダプター
規格サイズを拡張・変換するための必須アイテムです。「200×200を400×200に変換」など、目的に合わせて選びましょう。
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ハヤミ工産(HAMILeX)のオプション
日本の信頼できるメーカーで、規格外対応用のオプションパーツが豊富に用意されています。
よくある質問(Q&A)
最後に、VESA規格外のテレビ設置に関してよくある疑問をまとめました。
A. 絶対にやめてください。
テレビの裏蓋の直下には精密な基盤や高電圧回路があります。ドリル等で穴を開けると、感電、発火、修理不可能な故障の原因となります。ネジ穴がないテレビは、挟み込み式の特殊なアーム等が必要ですが、基本的にはスタンド設置は推奨されません。
A. コストと将来性を考えるなら汎用スタンドがおすすめです。
純正品は確実ですが高価で、テレビを買い替えると使えなくなることがほとんどです。汎用スタンドであれば、将来テレビを買い替えても、パーツの調整だけで使い続けられる可能性が高く経済的です。
A. 長いスペーサーとネジを使えば対応できる場合が多いです。
曲面テレビは背面が湾曲していますが、長めのスペーサーを挟むことで金具の水平を確保できます。ただし、耐荷重と重心バランスが平面テレビとは異なるため、スタンド側の対応表記を必ず確認してください。
まとめ:正しい工夫で規格外テレビも設置できる
「VESA規格外」「非対応」という表記だけで、理想のインテリアを諦める必要はありません。今回のポイントを整理します。
- 変換アダプターを使えば、ネジ穴間隔は変更できる
- 背面の段差はスペーサーで解消する
- 総重量とケーブルの干渉には細心の注意を払う
- 柔軟な調整ができる汎用スタンドを選ぶ
適切な知識とちょっとしたパーツの追加で、愛用のテレビをスッキリと美しく飾ることができます。「具体的にどのスタンドなら合うのか知りたい」「失敗しない選び方をマスターしたい」という方は、ぜひ以下の記事であなたにぴったりの一台を見つけてください。

