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電子レンジで電波が悪くなる原因は?アルミホイルで囲うのは危険?Wi-Fiが切れる時の対策5選

電子レンジで電波が悪くなる原因は?アルミホイルで囲うのは危険?Wi-Fiが切れる時の対策5選

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電子レンジを使い始めた瞬間にWi-Fiが切れたり、電波が悪くなったりしてストレスを感じていませんか?

実はこれ、Wi-Fiルーターと電子レンジが「同じ周波数」を取り合って喧嘩している状態なのです。ネット上では「アルミホイルで対策できる」という噂もありますが、それは故障や火災を招く危険な行為です。

この記事では、電子レンジによるWi-Fi切れの本当の原因と、今すぐできる5つの確実な対策を解説します。正しい対処法を知れば、食事の支度中もサクサク快適なネット環境を取り戻せますよ。

【監修者】
大谷

家電の専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

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電子レンジで電波が悪くなる原因

そもそも、なぜ食品を温めるだけの電子レンジが、目に見えないWi-Fiの電波に悪影響を及ぼすのでしょうか。まずはその仕組みを理解しましょう。

2.4GHz帯の周波数干渉

最大の原因は、「2.4GHz帯」という周波数のバッティングです。

多くのWi-FiルーターやBluetooth機器は「2.4GHz(ギガヘルツ)帯」を利用しています。そして、電子レンジが食品を加熱するために発生させるマイクロ波も、実はこれと同じ「2.4GHz帯」の強力な電磁波なのです。

  • Wi-Fiの電波:データの通り道(繊細)
  • 電子レンジの電波:食品を温めるほどの高出力(強力なノイズ)

この2つが同時に発生すると、電子レンジの強力なノイズにかき消され、Wi-Fiの通信ができなくなってしまうのです。

電波漏れは故障なのか

「電波が外に漏れているなんて、電子レンジが壊れているのでは?」と不安になる方もいるでしょう。

しかし、国内で販売されている電子レンジは厳しい安全基準をクリアしており、人体に害のあるレベルの漏洩はありません。ですが、Wi-Fiのような繊細な通信機器にとっては、安全基準内のわずかな漏れでも通信を遮断するのに十分な妨害ノイズとなってしまいます。

大谷
大谷
正常な製品でも微量の電波は漏れています。「漏れている=故障」とは限りませんが、10年以上前の古い機種だと、経年劣化でシールド性能が落ちている可能性はあります。

アルミホイルで囲うのは危険

「アルミホイルで覆うと電波を遮断できる」という情報が出てくることがありますが、これは絶対にやってはいけません。

火災や故障のリスク

電子レンジの放熱スペースをアルミホイルで塞いでしまうと、内部の熱が逃げ場を失います。その結果、本体が過熱して部品が溶けたり、最悪の場合は発火したりする危険性があります。

また、金属であるアルミホイルにマイクロ波が反応し、スパーク(火花)が発生して電子回路を破壊することもあります。

遮断効果は限定的

リスクを冒してアルミホイルで囲っても、隙間なく完全に密封することは不可能です。わずかな隙間から漏れる電波だけで、Wi-Fiへの干渉は起こります。

メーカー保証も対象外となるため、危険な自己流対策はやめましょう。

Wi-Fiが切れる時の対策5選

では、安全かつ確実に「電子レンジ問題」を解決するにはどうすればよいのでしょうか。効果の高い順に5つの対策を紹介します。

5GHz帯への切り替え

最も簡単で効果的なのが、Wi-Fiの接続先を「5GHz帯」に変更することです。

最近のルーターのほとんどは、2.4GHzと5GHzの2つの周波数を持っています。5GHz帯は電子レンジと異なる周波数を使うため、干渉を全く受けません。

周波数帯 SSIDの例(※) 電子レンジ干渉
2.4GHz Buffalo-G-xxxx
aterm-xxxx-g
受ける(切れる)
5GHz Buffalo-A-xxxx
aterm-xxxx-a
受けない(快適)

※メーカーによって表記は異なりますが、「A」や「5G」が含まれるものが5GHz帯です。

スマホやパソコンのWi-Fi設定画面を開き、現在接続しているものとは別のSSIDを選んでみてください。

ルーターの配置場所を変える

物理的な距離をとることも重要です。ルーターと電子レンジが近すぎると、どんなに高性能なルーターでも影響を受けます。

  • 電子レンジとルーターを直線上に置かない(間に人を挟まない)。
  • ルーターを床置きせず、高さ1〜2mの場所に設置する。
  • 可能であれば、ルーターを別の部屋に移動させる。

ルーターのチャンネル変更

もし、お使いの機器が古くて5GHz帯に対応していない場合は、ルーターの設定で「チャンネル」を変更する方法があります。

2.4GHz帯の中にも「1ch〜13ch」という細かい区分けがあります。電子レンジのノイズは特定の帯域に強く出ることがあるため、ルーターのチャンネル設定を「自動」から「1ch」や「11ch」などに固定することで、干渉を避けられる場合があります。

有線LANや中継機の活用

パソコンやゲーム機(Switch、PS5など)の場合は、LANケーブルで直接繋ぐ「有線接続」が最強の解決策です。無線を使わなければ、電波干渉の影響はゼロになります。

また、電子レンジから離れた場所に「中継機」を設置し、そこから電波を飛ばすことで、干渉エリアを回避するルートを作るのも有効です。

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最新の電子レンジに買い替え

10年〜15年以上前の電子レンジを使っている場合、買い替えも一つの手です。

最新の電子レンジは「インバーター制御」などで加熱効率が良く、短時間で温めが終わります。また、本体のシールド性能(電波を閉じ込める性能)も向上しているため、結果的にWi-Fiへの影響が減ることが期待できます。

大谷
大谷
我が家は娘の離乳食が始まった時期に、奮発してスチームオーブンレンジに買い替えました。温めムラがなくなり、なぜかWi-Fiも安定するようになって大正解でした。

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対策グッズの効果と注意点

「100均に対策グッズはある?」「遮断シートは効く?」といった疑問についても解説します。

100均グッズの効果は?

残念ながら、現時点では100円ショップに「電子レンジの電波干渉を確実に防ぐグッズ」は販売されていません。

レンジ内の汚れを防ぐシートなどはありますが、電磁波を遮断する機能はないため、Wi-Fi切れの対策にはなりません。

市販の遮断シートについて

ネット通販などでは「電磁波遮断シート」などが販売されていますが、電子レンジ専用として設計されていないものを本体に貼るのはおすすめできません。

吸気口や排気口を誤って塞いでしまうリスクが高く、レンジのセンサー機能を狂わせてしまう可能性もあります。グッズに頼るよりも、Wi-Fi(ルーター)側の設定を見直す方が安全で確実です。

よくある質問(Q&A)

最後に、電子レンジとWi-Fiトラブルに関するよくある質問に回答します。

Q. Bluetoothイヤホンも電子レンジを使うと音が途切れます。なぜですか?

BluetoothもWi-Fiと同じ「2.4GHz帯」を使用しているためです。電子レンジ使用中は、Bluetooth接続のイヤホン、マウス、キーボードなども動作が不安定になることがあります。これは故障ではありません。

Q. 5GHz帯にしたら、別の部屋でWi-Fiが弱くなりました。

5GHz帯は「干渉に強い」反面、「障害物に弱く、遠くまで届きにくい」という弱点があります。ルーターと部屋が離れている場合は、中継機を導入するか、障害物に強い「Wi-Fi 6」対応ルーターや「メッシュWi-Fi」への切り替えを検討してください。

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まとめ:電波干渉は設定で解決できる

電子レンジによるWi-Fi切れは、機器の故障ではなく「周波数の干渉」という物理的な現象です。

今回の重要なポイントをまとめます。

  • 原因は電子レンジとWi-Fiが同じ「2.4GHz」を使っているから。
  • アルミホイルで対策するのは危険なので絶対NG。
  • まずはWi-Fiを「5GHz帯(Aや5G)」に切り替えるのが最善策。
  • 5GHzが使えない場合は「チャンネル変更」や「配置換え」を試す。

「レンジを使っている間だけ我慢すればいい」と思いがちですが、毎日のこととなると大きなストレスです。

今すぐスマホのWi-Fi設定を開き、「A」や「5G」の付いたSSIDへの接続を試してみてください。たったこれだけで、電子レンジが動いていても動画が止まらない快適な環境が手に入りますよ。

※記事の執筆には可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっている可能性もあります。重要な情報は再確認するようにしてください。誤情報による記事の修正依頼はお問い合わせページよりお願いします。

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