「急いで作業しなきゃいけないのに、パソコンがフリーズして動かない…」
「マウスカーソルも固まって、どうすればいいか分からない！」
そんな経験、ありませんか？パソコンのフリーズは、予期せぬタイミングで起こり、私たちの仕事やプライベートな時間を容赦なく奪っていきます。焦って電源を何度も押したり、むやみにクリックしたりして、状況を悪化させてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そんな絶望的な状況を解決するために、パソコンがフリーズした時の具体的な直し方を徹底的に解説します。
マウスもキーボードも動かない完全なフリーズから、マウスだけは動く場合、頻繁にフリーズを繰り返すケースまで、症状別に原因と対処法を詳しくご紹介。初心者の方でも安心して試せるよう、簡単な手順から順を追って説明していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたはもうパソコンのフリーズに怯えることはありません。原因を特定し、ご自身の力で問題を解決できる知識が身についているはずです。さあ、一緒にフリーズの悩みから解放されましょう！
まず試すべき！パソコンがフリーズした時の基本的な直し方3ステップ
パソコンがフリーズしたからといって、すぐに電源ボタンを長押しするのは得策ではありません。まずは落ち着いて、以下の3つのステップを順番に試してみてください。意外と簡単なことで解決するケースも多いんですよ。
【ステップ1】まずは5分間、何もせず待ってみる
「え、待つだけ？」と思われるかもしれませんが、これが非常に重要です。パソコンの内部では、多くのプログラムが同時に動いています。一時的にCPUやメモリに高い負荷がかかり、処理が追いつかずにフリーズしているように見えることがあります。
特に、以下のような操作の直後は、パソコンがバックグラウンドで重い処理を行っている可能性があります。
- サイズの大きなファイルを開いたり、保存したりした時
- ソフトウェアのアップデート中
- 複数のアプリケーションを同時に起動した時
- 動画編集やオンラインゲームなど、負荷の高い作業をしている時
このような場合、パソコンに処理の時間を与えることで、自然とフリーズが解消されることがあります。まずは慌てずに、5分ほど様子を見てみましょう。
焦る気持ちは分かりますが、まずは深呼吸です！ストレージへのアクセスランプ（チカチカ点滅するランプ）が点滅している場合は、何らかの処理を行っている証拠。点滅が終わるまで待ってみるのがおすすめです。
【ステップ2】接続している周辺機器をすべて取り外す
次に試したいのが、パソコンに接続している周辺機器（USBメモリ、外付けHDD、プリンター、Webカメラなど）を一度すべて取り外してみる方法です。
周辺機器自体や、それらを制御する「ドライバ」と呼ばれるソフトウェアに不具合があると、それが原因でパソコン全体がフリーズしてしまうことがあります。問題のある機器を取り外すことで、フリーズが嘘のように解消されるケースも少なくありません。
特に、新しく接続した周辺機器がある場合は、それが原因である可能性が高いでしょう。一つずつ取り外して、フリーズが解消されるか確認してみてください。
【ステップ3】特定のアプリケーションを強制終了させる
マウスカーソルが動く場合は、特定のアプリケーションだけが固まっている（応答なしになっている）可能性があります。この場合は、パソコン全体を再起動するのではなく、原因となっているアプリだけを強制終了させるのが有効です。
Windowsの場合：「タスクマネージャー」を使う
- キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを同時に押して、タスクマネージャーを起動します。
- 「プロセス」タブの中から、状態が「応答なし」となっているアプリケーションを探します。
- 該当のアプリケーションを選択し、右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。
もし「Ctrl」+「Shift」+「Esc」で起動しない場合は、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押し、表示された画面から「タスクマネージャー」を選択してみてください。
Macの場合：「アプリケーションの強制終了」を使う
- キーボードの「option」+「command」+「esc」キーを同時に押します。
- 「アプリケーションの強制終了」ウィンドウが開きます。
- 応答していないアプリケーション（名前の後ろに「（応答なし）」と表示されていることが多い）を選択し、「強制終了」ボタンをクリックします。
この方法なら、作業中の他のデータを失うことなく、問題のアプリだけを終了させられます。フリーズの最終手段であるパソコン自体の強制終了の前に、必ず試してほしい手順です！
【症状別】パソコンがフリーズする原因と直し方
基本的な対処法で解決しない場合、フリーズの症状によって原因は様々です。ここでは代表的な4つの症状別に、考えられる原因と具体的な直し方を詳しく解説していきます。
パソコンがフリーズしてマウスも動かない原因と直し方
マウスカーソルもキーボードも一切反応しない「完全フリーズ」は、最も深刻な状態に見えますよね。この場合、システム全体が停止している可能性が高いです。
考えられる原因
- 深刻なメモリ不足： 複数のアプリや重い処理で、パソコンの作業台であるメモリが完全に埋まってしまっている状態。
- CPUの異常高負荷： パソコンの頭脳であるCPUが100%に近い状態で動き続け、他の操作を一切受け付けなくなっている。
- システムファイルやドライバの破損： OSの重要なファイルが壊れていたり、機器を動かすドライバに深刻なエラーが発生していたりする。
- ハードウェアの故障： メモリやマザーボードなど、物理的な部品が故障している。
直し方：強制終了と放電
この状態に陥った場合、残念ながら操作で復旧させることは困難です。パソコンを強制的に終了させ、再起動する必要があります。
詳しい強制終了の方法は後述しますが、基本的には電源ボタンを数秒間長押しすることで電源をオフにできます。再起動後、もしも一時的な不具合であれば問題なく起動しますが、頻発するようであれば根本的な原因調査が必要です。
また、再起動しても改善しない場合、「放電」を試してみる価値があります。パソコン内部に溜まった不要な電気を放出することで、動作が安定することがあります。
【放電の手順】
- パソコンをシャットダウンします。
- 電源ケーブルをコンセントから抜きます。
- ノートパソコンの場合は、バッテリーも取り外します。（※内蔵型で取り外せない機種は除く）
- USBメモリやマウスなど、すべての周辺機器を取り外します。
- その状態で、90秒〜数分間放置します。
- 再度ケーブル類を接続し、電源を入れます。
パソコン画面がフリーズしてるけどマウスは動く時の直し方
「画面は固まっているのに、なぜかマウスカーソルだけは動く…」という不思議なフリーズ。この場合は、OSの根幹部分は生きているものの、特定のプログラムや描画処理に問題が起きている可能性が高いです。
考えられる原因
- 特定のアプリケーションのフリーズ： 前述の通り、ある一つのアプリが「応答なし」になっている状態。
- グラフィックドライバの不具合： 画面表示を専門に担当する「グラフィックドライバ」というソフトウェアが、エラーを起こしている。
- エクスプローラー（Windows）やFinder（Mac）の停止： デスクトップやファイル操作を管理する基本プログラムが応答しなくなっている。
直し方：アプリ終了やグラフィックドライバの再起動
まずは、先ほど紹介したタスクマネージャー（Macならアプリケーションの強制終了）で、応答のないアプリを終了させてみましょう。これで解決することがほとんどです。
それでも解決しない場合、グラフィックドライバをリセット（再起動）することで改善する可能性があります。
【Windowsでグラフィックドライバを再起動する方法】
キーボードの「Windows」キー + 「Ctrl」 + 「Shift」 + 「B」を同時に押します。画面が一瞬暗転し、「ピッ」という音が鳴れば、ドライバが正常にリセットされた合図です。これで画面のフリーズが解消されることがあります。
パソコンがフリーズしてキーボードも反応しない時の対処法
この症状は、先ほどの「マウスも動かない」状態とほぼ同じです。キーボードからの入力信号をパソコンが一切受け付けられない状態であり、システムレベルで問題が発生していると考えられます。
考えられる原因
- 完全なシステムフリーズ（OSが停止している）
- キーボードドライバの深刻なエラー
- USBポートなど、物理的な接続部分の不具合
直し方：強制終了と接続確認
対処法は「マウスも動かない」場合と同様、強制終了が第一選択となります。操作を受け付けない以上、これ以外の復旧方法はほぼありません。
再起動後、もしデスクトップPCで有線のキーボードを使っている場合は、一度USBポートから抜き、別のポートに挿し直してみることも有効です。ワイヤレスキーボードの場合は、電池切れや接続不良も疑ってみましょう。
最終手段！パソコンがフリーズした時の強制終了と注意点
何を試してもフリーズが解消されない場合の最終手段が「強制終了」です。ただし、これはパソコンにとって負担のかかる操作であり、リスクも伴います。正しい手順と注意点をしっかり理解しておきましょう。
Windows・Macでの正しい強制終了手順
方法は非常にシンプルです。
- パソコン本体の電源ボタンを、電源が切れるまで長押しします。（通常5〜10秒程度）
- 画面が真っ暗になり、ファンの音などが完全に止まったことを確認します。
- その後、10秒ほど待ってから、再度電源ボタンを押してパソコンを起動します。
再起動後、「通常起動しますか？」などの選択画面が表示されることがありますが、その場合は「通常起動」を選択してEnterキーを押してください。
電源ボタンを「ポチッ」と一度押すだけでは、スリープやシャットダウンプロセスに入るだけです。フリーズ時はこのプロセス自体が動かないので、「長押し」が重要ですよ！
強制終了のリスクと知っておくべき注意点
強制終了は便利な最終手段ですが、多用は禁物です。以下のようなリスクがあることを覚えておきましょう。
- 作業中データの消失： 保存していなかったWordファイルやExcelのデータなどは、すべて消えてしまいます。
- ファイルシステムの破損： パソコンは終了時に様々なファイルを整理・保存しています。これを中断させることで、ファイルの整合性が取れなくなり、OSが起動しなくなるなどの深刻なエラーを引き起こす可能性があります。
- ハードディスク（HDD）へのダメージ： データの読み書き中に強制終了すると、物理的にディスクを傷つけてしまうリスクがあります。
強制終了は、あくまで「他に手段がない場合の緊急措置」と捉え、フリーズが頻発するようであれば、根本的な原因解決に取り組むことが不可欠です。
パソコンが固まったまま電源が切れない場合の対処法
「強制終了しようと電源ボタンを長押ししても、なぜか電源が切れない…」という最悪のケース。これも稀に起こり得ます。そんな時の対処法をご紹介します。
電源ボタン長押しの時間とコツ
まずは、長押しの時間が足りない可能性を疑いましょう。普段より長く、30秒ほど押し続けてみてください。それでも切れない場合は、一度ボタンから指を離し、少し待ってから再度長押しを試します。
バッテリーを取り外す（ノートPCの場合）
ノートパソコンで、バッテリーが取り外せるタイプの場合は、これが最も確実な強制終了方法です。
- 電源ケーブルを抜きます。
- パソコンを裏返し、バッテリーのロックを外して取り外します。
これにより、パソコンへの電力供給が完全に断たれるため、強制的に電源をオフにできます。最近の薄型ノートPCはバッテリー内蔵型が多いですが、旧式のモデルをお使いの場合は有効な手段です。
最後の手段：コンセントを抜く（放電）
デスクトップPCや、バッテリーが内蔵されたノートPCで電源が切れない場合は、最終手段として電源ケーブルをコンセントから抜きます。ノートPCの場合は、完全にバッテリーが切れるまで待つしかありません。
電源を断った後は、先ほど紹介した「放電」の手順を行うことを強く推奨します。これにより、不安定な電気状態がリセットされ、正常に起動しやすくなります。
パソコンが頻繁にフリーズする！根本的な原因と特定方法
一度きりのフリーズならまだしも、何度も繰り返しフリーズが発生する場合は、パソコンに何らかの根本的な問題が潜んでいます。ここでは、PCフリーズの主な原因と、その特定方法について掘り下げていきます。
ソフトウェアの問題
多くの場合、フリーズの原因はソフトウェア側にあります。比較的、ユーザー自身で対処しやすいのもこちらのケースです。
OSやドライバが古い
Windows UpdateやmacOSのアップデートを怠っていませんか？古いOSには、動作を不安定にするバグが含まれていることがあります。また、周辺機器を動かす「ドライバ」が古いと、フリーズの原因になることも。OSとドライバは、常に最新の状態に保つことが安定動作の基本です。
特定のアプリケーションが原因
いつも同じアプリを使っている時にフリーズする場合、そのアプリ自体が原因である可能性が高いです。アプリのバージョンが古い、あるいはアプリとOSの相性が悪いといったことが考えられます。アプリのアップデートや、一度アンインストールして再インストールすることで改善する場合があります。
ウイルス・マルウェアへの感染
忘れてはならないのが、ウイルスやマルウェアの存在です。これらはバックグラウンドで不正な処理を行い、CPUやメモリを大量に消費してフリーズを引き起こします。動作が重い、見慣れない広告が出るなどの症状があれば、すぐにセキュリティソフトでスキャンを行いましょう。
ハードウェアの問題
ソフトウェア対策をしても改善しない場合、物理的な部品（ハードウェア）の不具合を疑う必要があります。こちらは特定や修理の難易度が上がります。
メモリの不足・故障
パソコンの「作業机」に例えられるメモリ。この机が狭い（容量不足）と、たくさんの作業を同時に行えず、フリーズの原因になります。また、メモリ自体が物理的に故障しているケースもあります。
ストレージ（HDD/SSD）の劣化・容量不足
データやOSが保存されているストレージ。特にHDDは消耗品であり、長年使うと劣化して読み書き速度が低下し、フリーズに繋がります。また、空き容量が極端に少ない（10%未満など）と、システムが正常に動作できなくなり、頻繁に固まるようになります。
CPUの熱暴走
パソコンの「頭脳」であるCPUは、高負荷時に非常に高温になります。冷却が追いつかず、一定以上の温度になると、自身を守るために性能を落としたり、システムを停止させたりします。これが「熱暴走」によるフリーズです。特に夏場や、ホコリが溜まったパソコンで起こりやすい現象です。
PCフリーズの原因を特定する具体的なツールと手順
「原因は分かったけど、自分のPCがどれに当てはまるか分からない…」という方のために、原因を特定するための具体的なツールをご紹介します。
Windowsメモリ診断（メモリのチェック）
Windowsには、メモリに異常がないかチェックする機能が標準で搭載されています。
- 「Windows」キーを押して、「Windows メモリ診断」と入力し、アプリを起動します。
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選択します。
- PCが再起動し、自動的にメモリのチェックが始まります。終了すると再度Windowsが起動し、ログイン後に結果が表示されます。
ここでエラーが検出された場合は、メモリの故障が確定します。
イベントビューアーの確認（エラーログの調査）
Windowsは、システムに発生したエラーの履歴（ログ）を記録しています。これを「イベントビューアー」で確認することで、フリーズ直前に何が起きていたのか、原因のヒントが得られます。
- 「Windows」キーを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。
- 左側のツリーから「Windowsログ」＞「システム」を開きます。
- レベルが「エラー」や「重大」となっているログを確認します。フリーズした時刻と近い時間に記録されたエラーが、直接の原因である可能性が高いです。
CrystalDiskInfo（ストレージの状態チェック）
「CrystalDiskInfo」は、HDDやSSDの健康状態をチェックできる定番のフリーソフトです。インストールして起動するだけで、現在のストレージの状態を「正常」「注意」「異常」の3段階で評価してくれます。もし「注意」や「異常」と表示されたら、ストレージの寿命が近い証拠です。早急にデータをバックアップし、交換を検討しましょう。
これらのツールを使えば、専門家でなくてもある程度の原因切り分けが可能です。やみくもに対策する前に、まずは現状を把握することが解決への近道ですよ！
【予防策】もう繰り返さない！パソコンをフリーズさせない5つの対策
フリーズを解消できたら、次は「二度とフリーズさせない」ための予防策が重要です。日々のちょっとした心がけで、パソコンの安定性は大きく向上します。
1. 定期的なメンテナンスを習慣にする
パソコンも車と同じで、定期的なメンテナンスが不可欠です。
- OSとソフトウェアのアップデート： セキュリティ強化とバグ修正のため、常に最新の状態を保ちましょう。
- 不要なファイルの削除： 使わないアプリや溜まったダウンロードファイルは定期的に整理し、ストレージの空き容量を確保します。
- ディスククリーンアップ： Windowsの標準機能で、一時ファイルなどの不要なデータを一括で削除できます。
2. メモリ増設やSSDへの換装を検討する
もしお使いのパソコンが数年前のモデルで、メモリが4GBしかなかったり、ストレージがHDDだったりする場合、性能不足がフリーズの原因になっている可能性が高いです。メモリを8GBや16GBに増設したり、HDDを高速なSSDに交換したりするだけで、パソコンの動作は劇的に改善します。費用対効果が非常に高い投資と言えるでしょう。
3. パソコン内部の掃除で熱対策
デスクトップPCもノートPCも、内部の冷却ファンにはホコリが溜まりやすいです。ホコリが溜まると冷却性能が落ち、熱暴走の原因になります。年に一度はエアダスターなどで内部のホコリを掃除するだけで、フリーズ予防に繋がります。
4. 信頼できるセキュリティソフトを導入する
ウイルスの脅威からパソコンを守ることは、安定動作の大前提です。Windowsにも標準のセキュリティ機能はありますが、より検出率や防御力が高い、市販のセキュリティソフトの導入をおすすめします。
5. 同時に起動するアプリを減らす
根本的な対策として、パソコンの使い方を見直すことも大切です。使わないブラウザのタブはこまめに閉じる、起動したままのアプリは終了させるなど、パソコンの作業台（メモリ）を常に整理整頓する意識を持つだけで、フリーズのリスクを大幅に減らすことができます。
快適なPC環境のためのおすすめ改善アイテム
フリーズの原因が分かったら、次は具体的な改善策です。ここでは、私が実際に試して効果があった、快適なPC環境を構築するためのおすすめアイテムを厳選してご紹介します。
おすすめセキュリティソフト：ノートン 360 デラックス
パソコンの安定運用に、高機能なセキュリティソフトは欠かせません。数あるソフトの中でも、私の一押しは「ノートン 360 デラックス」です。
【レビュー】
私がノートンをおすすめする最大の理由は、世界最高レベルのウイルス検出率と、動作の軽さを両立している点です。安価なソフトにありがちな「スキャン中にPCが重くなる」というストレスがほとんどありません。また、ウイルス対策だけでなく、パスワード管理ツールや、個人情報流出を検知する「ダークウェブモニタリング」、安全なネット接続を実現するVPN機能まで、これ一本で現代のネットの脅威に幅広く対応できます。
「パソコンの動作が最近遅いな…」と感じている方は、もしかしたらバックグラウンドで動くマルウェアが原因かもしれません。ノートンの強力なスキャン機能で一度PC全体をチェックしてみるだけでも、フリーズ改善に繋がる可能性があります。3台までインストール可能なので、ご自身のPC、ご家族のPCまでまとめて保護できるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
メモリ増設ならこれ！Crucial (クルーシャル) 製メモリ
メモリ不足はフリーズの主要因です。増設を検討するなら、世界的な半導体メーカーであるMicronのブランド「Crucial (クルーシャル)」が鉄板です。
【レビュー】
Crucialのメモリの強みは、なんといっても圧倒的な信頼性と互換性の高さです。メーカー製PCから自作PCまで、幅広い機種で安定した動作が報告されています。公式サイトには、お使いのPCの型番を入力するだけで適合するメモリを検索できる「Crucial System Scanner」という便利なツールがあり、初心者でも迷わず自分のPCに合った製品を選べるのが嬉しいポイント。私も長年愛用していますが、一度も初期不良や相性問題に当たったことがありません。
8GBから16GBへ増設するだけで、ブラウザのタブをたくさん開いても、複数のアプリを同時に使っても、動作がカクつくことがなくなり、フリーズとは無縁の快適な環境が手に入ります。PCのパフォーマンスアップを最も体感しやすいパーツ交換なので、ぜひ試してみてください。
熱暴走対策に！エレコム ノートPCクーラー
夏場の作業や、長時間のゲームプレイでPCが熱くなるなら、熱暴走によるフリーズを疑うべきです。そんな時に活躍するのが「エレコムのノートPCクーラー」です。
【レビュー】
この製品は、大型の静音ファンを搭載しており、ノートPCの底面から効率的に熱を逃がしてくれます。実際に使ってみると、高負荷な作業をしてもPC本体の温度上昇が明らかに抑えられ、ファンの回転数も安定します。特に夏場は効果てきめんで、これまで熱で処理落ちしていたような場面でも、安定して作業を続けられるようになりました。
また、角度調整機能が付いているモデルを選べば、タイピングしやすい角度にキーボードを傾けられるため、冷却と作業効率アップの一石二鳥です。USBポートに挿すだけで使える手軽さも魅力。PCの寿命を延ばすという意味でも、投資する価値は十分にあります。
パソコンがフリーズした時の直し方に関するQ&A
最後に、パソコンのフリーズに関してよく寄せられる質問にお答えします。
A1. 一般的には同じ意味で使われることが多いですが、厳密には区別する場合もあります。「フリーズ」は完全に操作不能な状態を指し、「固まる」は一時的に応答がなくなっているが、しばらく待てば復旧する可能性がある状態を指すことがあります。しかし、この記事で解説している対処法は、どちらの状況にも有効です。
A2. 1回や2回で即座に壊れることは稀ですが、繰り返すことで確実にパソコンにダメージが蓄積されます。特にHDD搭載モデルの場合、物理的な故障リスクが高まります。OSのシステムファイルが破損し、最悪の場合起動しなくなる可能性もあります。強制終了はあくまで緊急手段とし、フリーズが頻発する場合は必ず原因を特定・解決してください。
A3. ブルースクリーン（BSOD）は、Windowsでシステムに致命的なエラーが発生したことを示すサインです。表示されているエラーコード（例: 0x000000F4）をスマートフォンなどで検索すると、原因の特定に繋がります。メモリやドライバの不具合、ストレージの異常が原因であることが多いです。
A4. ご自身での解決が難しい場合は、専門家に頼るのが賢明です。選択肢としては、以下のようになります。
- パソコンメーカーのサポートセンター： 保証期間内であれば、まずはメーカーに問い合わせましょう。
- パソコン修理専門店： 「PCデポ」や「ドスパラ」など、持ち込みや訪問で診断・修理をしてくれる業者です。原因の特定から部品交換まで、幅広く対応してくれます。
料金はかかりますが、的確な診断と修理で、時間と手間を大幅に節約できます。
まとめ：パソコンのフリーズは原因を知れば怖くない！
今回は、パソコンがフリーズした時の直し方について、原因の特定から具体的な対処法、そして予防策までを網羅的に解説しました。
最後に、この記事の要点を振り返ってみましょう。
- フリーズしたら、まずは慌てず「待つ」→「周辺機器を外す」→「アプリの強制終了」の順で試す。
- それでもダメなら最終手段として「パソコンの強制終了」を行う。ただしリスクも理解しておくこと。
- 頻繁にフリーズする場合は、ソフトウェアかハードウェアに根本的な原因が潜んでいる可能性が高い。
- メモリ診断やイベントビューアー、専用ソフトを使って原因を特定し、適切な対策を講じることが重要。
- 日頃からメンテナンスを心がけ、PC環境を改善することで、フリーズは予防できる。
パソコンのフリーズは誰にでも起こりうるトラブルですが、その原因と正しい対処法を知っていれば、もうパニックになる必要はありません。一つ一つの手順を落ち着いて実行すれば、必ず解決の糸口は見つかります。
この記事が、あなたの快適なパソコンライフを取り戻すための一助となれば幸いです。定期的なメンテナンスを習慣にして、フリーズとは無縁の毎日を送りましょう！