「趣味でデジタルイラストを始めたいけど、機材は何を揃えればいいの?」
「絵を描くだけの安いタブレットが欲しいけど、種類が多すぎて選べない…」
「予算2万円くらいだと、まともに使えるタブレットは無いのかな?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
気軽に始めたいからこそ、できるだけコストは抑えたいですよね。でも、安さを重視しすぎて「全然描けない…」なんてことになったら本末転倒です。
この記事では、「絵を描くだけ」という目的に特化して、後悔しない安いタブレットの選び方と、価格帯別のおすすめモデルを徹底解説します。
先に結論をお伝えすると、快適にお絵かきするなら予算3〜5万円が最適解です。この記事を読めば、あなたの予算と目的にぴったりの1台が必ず見つかりますよ!

結論:「絵を描くだけ」なら予算3〜5万円が最適解!
「とにかく安く!」と2万円以下のタブレットを探している方も多いかもしれません。しかし、快適なイラスト制作を目指すなら、少し予算を上げて3〜5万円の価格帯を視野に入れることを強くおすすめします。
なぜ2万円以下のタブレットはおすすめできないのか?
安いタブレットには、イラスト制作において致命的ないくつかのデメリットがあります。
- 筆圧検知機能がない、または精度が低い:線の強弱がつけられず、のっぺりした絵になりがちです。
- 動作がカクカクして重い:メモリ不足で、レイヤーを重ねたり、複雑な操作をしたりするとアプリが落ちてしまうことも。
- 使えるお絵かきアプリが限られる:AmazonのFireタブレットなどはGoogle Playストアが使えず、アプリの選択肢が極端に少なくなります。
これらの理由から、せっかく買ったのに「使い物にならない…」と後悔してしまうケースが非常に多いのです。
予算3〜5万円で何が変わるのか?
予算を少し上げるだけで、お絵かき体験は劇的に向上します。
- 快適なイラスト制作に必須の「筆圧検知」にしっかり対応
- CLIP STUDIO PAINTやアイビスペイントなど、主要なアプリがスムーズに動く
- イラスト以外の動画鑑賞やネットサーフィンも快適にこなせる
1〜2万円の追加投資で、ストレスなく長く使える満足度の高い1台を手に入れることができます。
【価格帯別】絵を描くだけ!安いおすすめタブレット5選
ここからは、パソコン不要で使える「タブレットPC」の中から、予算別におすすめのモデルを5つ厳選してご紹介します!
モデル名 | 価格帯の目安 | 画面サイズ | 特徴 |
---|---|---|---|
【〜3万円】 Lenovo Tab M11 |
約30,000円 | 11インチ | ペン付属。Google Play対応で、とにかく安く始めたい方向け。 |
【〜5万円】 Apple iPad (第9世代) |
約45,000円〜 | 10.2インチ | 迷ったらコレ!ペンの性能が圧倒的でアプリも豊富。 |
【〜5万円】 Xiaomi Pad 6 |
約49,800円 | 11インチ | 高性能なAndroidタブレット。動画鑑賞などマルチに使いたい方に。 |
【番外編】 Wacom One 13 |
約42,000円 | 13.3インチ | ※要PC 本格的な描き心地の液晶ペンタブレット。 |
【番外編】 XP-PEN Artist 15.6 Pro |
約44,000円 | 15.6インチ | ※要PC より大きな画面で描きたい方向けの液晶ペンタブレット。 |
【〜3万円】とにかく安さ重視!エントリーモデル
Lenovo Tab M11
「なんとか3万円以内で…」という方への選択肢がこちら。最初からペンが付属しており、Google Playストアも使えるため、Androidのお絵かきアプリを一通り試すことができます。ただし、処理性能は最低限なので、レイヤーを多用するような複雑なイラストには向きません。シンプルなイラストを描くための入門機と割り切るのが良いでしょう。
【〜5万円】後悔しない!コスパ最強モデル
Apple iPad (第9世代)
イラスト目的で安いタブレットを探しているなら、現状これがベストバイです。少し予算は上がりますが、Apple Pencil(別売)による圧倒的な描き心地と筆圧検知の精度は、他の格安タブレットとは一線を画します。プロも愛用する「CLIP STUDIO PAINT」や「Procreate」といった人気アプリがサクサク動くのも魅力。これ1台あれば、趣味のイラスト制作で不満を感じることはまずないでしょう。
Xiaomi Pad 6
Android OSで探しているなら「Xiaomi Pad 6」が有力候補です。iPad(第9世代)と同等の価格帯ながら、より高性能なプロセッサを搭載しており、動作は非常にスムーズ。お絵かきはもちろん、高画質な動画鑑賞やゲームなど、マルチに活躍してくれます。ただし、専用ペン(別売)の描き心地や筆圧検知の精度は、Apple Pencilには一歩及ばないという声もあります。

【番外編】PCがあるならこれも選択肢!
もしパソコンをお持ちであれば、「液晶ペンタブレット(液タブ)」という選択肢もあります。これらは単体では使えませんが、パソコンに繋ぐことで画面に直接絵が描ける専用機材です。
Wacom One 13 / XP-PEN Artist 15.6 Pro
WacomやXP-PENといった専門メーカーの液タブは、同価格帯のタブレットPCよりも描き心地に特化しています。画面に直接描ける感覚は紙に近く、本格的なイラスト制作が可能です。パソコンのスペックに依存しますが、すでに作業用のPCがある方にとっては、非常にコスパの良い選択肢と言えるでしょう。
後悔しない!安いお絵かきタブレットの選び方3つのポイント
数ある製品の中から自分に合った1台を見つけるために、押さえておきたい3つの重要ポイントを解説します。
ポイント1:【最重要】「筆圧検知」機能は必須
イラストを描くなら「筆圧検知」は絶対に外せない機能です。これは、ペンにかける力の強弱をタブレットが感知し、線の太さや濃淡に反映してくれる機能のこと。
この機能があることで、髪の毛の繊細な流れや、生き生きとした表情の輪郭など、表現力豊かな線を描くことができます。逆に、この機能がないと、どんなに力を込めても均一な線しか描けず、お絵かきの楽しさが半減してしまいます。
ポイント2:PC不要なら「タブレットPC」一択
お絵かき用のタブレットは、大きく分けて3種類あります。
- タブレットPC(iPad, Androidタブレットなど):単体で動作。PC不要でどこでも描ける。
- 液晶タブレット(液タブ):PCに接続して使用。画面に直接描ける。
- 板タブレット(板タブ):PCに接続して使用。手元の板を見ずに画面を見ながら描く。慣れが必要。
「ソファに座って描きたい」「持ち運びたい」といった手軽さを求めるなら、PC不要で完結する「タブレットPC」を選びましょう。
ポイント3:快適さに直結!「メモリ4GB」以上を選ぶ
メモリは、タブレットの作業スペースの広さに例えられます。この容量が小さいと、複数のアプリを同時に開いたり、イラストのレイヤーをたくさん重ねたりしたときに、動作がカクカクしたり、アプリが強制終了してしまったりします。
ストレスなくお絵かきを楽しむためには、最低でもメモリは「4GB」以上のモデルを選ぶようにしましょう。
お絵かきタブレットに関するよくある質問 (Q&A)
A. AmazonのFireタブレットなど、2万円以下の選択肢もゼロではありません。しかし、Google Playストアが使えないため人気のお絵かきアプリがほぼ利用できず、性能も低いため、正直なところ「絵を描く」目的での購入はおすすめしにくいのが現状です。快適さを少しでも求めるなら、最低3万円の予算を見ておくと後悔が少ないです。
A. ペンの性能、アプリの豊富さ、描き心地の安定感を総合的に見ると、イラスト制作が主目的であればiPadが最もおすすめです。特にApple Pencilの追従性や筆圧検知の精度は非常に高く評価されています。Androidタブレットは選択肢が豊富で安いモデルもありますが、ペン性能はモデルによる差が大きい点に注意が必要です。
A. 型落ちの中古iPadは、安く高性能なモデルを手に入れる良い選択肢です。ただし、購入の際は「バッテリーの最大容量」と「対応するApple Pencilの世代」を必ず確認しましょう。特にペンは世代が違うと使えないため注意が必要です。信頼できる販売店から購入することをおすすめします。
まとめ:最適な1台でデジタルイラストを楽しもう!
今回は、「絵を描くだけ」の目的で使える安いタブレットについて解説しました。
安いタブレットを探していると、つい価格だけで選んでしまいがちですが、少しだけ視点を変えることで、お絵かきが何倍も楽しくなる最高のパートナーが見つかります。
ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりの1台を見つけてください。そして、素敵な作品をたくさん生み出して、デジタルイラストの世界を存分に楽しみましょう!
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