「ホームベーカリーがないと、おうちで美味しいパンは焼けない…」
そんな風に諦めていませんか?パン作りって、なんだか難しくて特別な道具が必要なイメージがありますよね。
でも、実は、ホームベーカリーがなくても、あなたの家のキッチンにある道具だけで、お店みたいな本格的なパンが焼けるんです!
この記事では、パン作り初心者さんでも「私にもできた!」と感動する、絶品レシピだけを厳選してご紹介します。
こねるのが簡単なレシピから、人気のちぎりパン、毎日の朝食に欠かせない食パンまで、あなたの「焼いてみたい!」が必ず見つかるはず。発酵の難しいイメージを覆すコツや、失敗しないためのポイントも詳しく解説するので、もうパン作りに迷うことはありません。
さあ、この記事を読んで、手作りパンのある豊かな生活を始めてみませんか?

【決定版】パン作りはHBなしでもOK!人気の殿堂入りレシピ5選
ホームベーカリーがなくても作れる、本当に美味しくて人気のある「殿堂入り」レシピを集めました。初心者の方でも挑戦しやすいものから、少しだけ本格的なものまで、バリエーション豊かにご紹介します。まずはここから、あなたの「作りたいパン」を見つけてくださいね。
フライパンで焼ける!もっちり白パン
オーブンがなくても大丈夫!フライパンで手軽に焼ける、もちもち食感がたまらない白パンのレシピです。発酵時間も短めで、思い立ったらすぐに作れるのが人気の秘密。お子様のおやつにもぴったりですよ。
材料(6個分)
- 強力粉:200g
- 砂糖:20g
- 塩:3g
- インスタントドライイースト:3g
- 牛乳:140ml(ぬるま湯でも可)
- バター(無塩):20g
作り方
- ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、軽く混ぜ合わせます。
- 人肌に温めた牛乳をイーストめがけて加え、ひとまとまりになるまで混ぜます。
- 台の上に取り出し、バターを加えてなめらかになるまで10分ほどこねます。
- 生地を丸めてボウルに入れ、ラップをして温かい場所で2倍の大きさになるまで一次発酵させます(約30〜40分)。
- ガス抜きをし、6等分して丸め、濡れ布巾をかけて10分休ませます(ベンチタイム)。
- 生地を再度丸め直し、クッキングシートを敷いたフライパンに並べます。
- 蓋をして弱火で10分、裏返してさらに5〜7分焼いたら完成です。
捏ねない!ほったらかしパン
「こねるのが大変そう…」という方に朗報です!材料を混ぜて、あとは冷蔵庫で寝かせるだけの「ほったらかしパン」。長時間低温発酵させることで、粉の旨味が最大限に引き出され、驚くほど風味豊かなパンが焼き上がります。
定番!ふわふわ丸パン
基本中の基本であり、アレンジも無限大な丸パン。しっかりこねて作ることで、ふわっふわの食感を実現できます。ジャムをつけたり、サンドイッチにしたり、毎日の食卓で大活躍すること間違いなしの殿堂入りレシピです。
休日の朝食に!カリカリベーコンエピ
見た目もおしゃれなベーコンエピは、意外と簡単に作れます。ベーコンの塩気と旨味、そしてカリカリに焼けたパン生地の食感が絶妙なハーモニーを奏でます。焼きたてを頬張る休日の朝は、格別ですよ。
おやつにぴったり!とろーりチーズパン
中からとろーり溶け出すチーズが食欲をそそる、子供から大人まで大人気のチーズパン。生地にチーズを混ぜ込んだり、上に乗せて焼いたり、アレンジも自由自在。焼きたての熱々をぜひ味わってください。
初心者必見!簡単すぎて驚く手作りパンレシピ【人気TOP3】
「いきなり本格的なのはハードルが高いかも…」と感じるパン作り初心者さんへ。ここでは、とにかく「簡単さ」と「美味しさ」を追求した、手作りパンの人気レシピTOP3をご紹介します。これなら、お菓子作り感覚で気軽にチャレンジできますよ。
1位:30分で完成!?超速ソーセージロール
発酵はたったの10分!ベーキングパウダーを使うことで、イースト発酵の時間を大幅に短縮した驚きのレシピです。朝食やお弁当にもぴったりの、みんな大好きな味。思い立ったら30分後には焼きたてが食べられます。
2位:ポリ袋でシャカシャカ!お手軽フォカッチャ
ボウルも使わず、ポリ袋一つで生地作りが完結!洗い物が少なく済むのも嬉しいポイントです。袋の中で材料を混ぜて振るだけなので、お子様と一緒に作るのも楽しいですよ。ローズマリーと岩塩を振って焼けば、本格的な味わいに。

3位:オーブントースターで焼ける!ミニメロンパン
パン作りの中でも上級者向けなイメージのメロンパンも、オーブントースターで手軽に作れます。パン生地は簡単な丸パン生地を使い、上に乗せるクッキー生地を工夫するだけ。サクサクのクッキーとふわふわのパンのコントラストがたまりません。
みんな大好き!ふわもちちぎりパン【HBなし人気レシピ】
見た目のかわいらしさと、みんなでちぎって食べる楽しさから、パーティーや手土産にも大人気のちぎりパン。ホームベーカリーがなくても、ふわふわもちもちの絶品ちぎりパンが作れます。ここでは、基本のレシピと成功のコツを詳しく解説します。
基本のプレーンちぎりパン(スクエア型18cm)
材料
- 強力粉:250g
- 砂糖:30g
- 塩:4g
- インスタントドライイースト:4g
- 卵:1個(約50g)
- 牛乳:130ml
- バター(無塩):30g
作り方
- ボウルに強力粉からドライイーストまでを入れ、溶き卵と人肌に温めた牛乳を加えて混ぜます。
- まとまったら台の上でバターを加え、なめらかになるまで15分ほどしっかりこねます。
- 生地を丸めてボウルに入れ、ラップをして温かい場所で2倍の大きさになるまで一次発酵させます(約50〜60分)。
- ガス抜きをし、16等分(4×4)にして丸め、濡れ布巾をかけて15分休ませます(ベンチタイム)。
- 生地を再度きれいに丸め直し、型に隙間なく並べます。
- 乾燥しないようにラップなどをかけ、型いっぱいにふっくらするまで二次発酵させます(約40〜50分)。
- 180℃に予熱したオーブンで15〜20分焼いたら完成です。
ちぎりパンを上手に作る3つのコツ
- 分割は正確に!:生地の大きさがバラバラだと、焼きムラができたり、見た目が悪くなったりします。スケールを使って正確に分割しましょう。
- 丸めは丁寧に!:分割した生地を丸める際は、表面が張るように意識して丸め直しましょう。これが、きめ細かくふっくらしたパンに繋がります。
- 二次発酵はしっかりと!:生地同士がくっついて、型いっぱいに広がるまでしっかり発酵させるのがポイント。ここで焦ると、焼き上がりが小さく固いパンになってしまいます。
アレンジ無限大!人気のちぎりパン
基本の生地をマスターすれば、アレンジは自由自在です。生地にココアや抹茶を混ぜたり、中にチョコチップやあんこ、チーズなどを入れたり…。デコペンで顔を描けば、子供たちが大喜びするキャラクターちぎりパンも作れますよ。
毎日の食卓に!ホームベーカリーなしで作る本格食パン
毎朝食べる食パンだからこそ、手作りしてみたいと思いませんか?ホームベーカリーがなくても、食パン型さえあれば、お店で売っているような本格的な食パンを焼くことができます。ここでは、基本の山型食パンの作り方と、失敗しないためのポイントをご紹介します。
必要な道具は?パウンド型でもOK?
食パン作りには、やはり食パン型があると便利です。1斤用、1.5斤用などサイズがあるので、ご家庭のオーブンに合うものを選びましょう。もし食パン型がなくても、パウンドケーキ型で代用することも可能です。少し小ぶりなミニ食パンが焼けますよ。
基本の山型食パンレシピ(1斤用)
材料
- 強力粉:250g
- 砂糖:20g
- 塩:5g
- インスタントドライイースト:3g
- 牛乳:180ml
- バター(無塩):20g
作り方
- 基本的なこね、一次発酵までは丸パンなどと同じです。生地がなめらかになるまでしっかりこねましょう。
- 一次発酵後、ガス抜きをして3等分し、丸めて15分ベンチタイムをとります。
- 生地を長方形に伸ばし、左右から中心に向かって折り、さらに手前からくるくると巻いて俵状にします。
- 巻き終わりをしっかり閉じ、型に並べて入れます。
- 乾燥しないようにし、型の8分目くらいまで生地が膨らむまで二次発酵させます。
- 200℃に予熱したオーブンで25〜30分焼きます。焼き色がついたらアルミホイルをかぶせましょう。
- 焼きあがったら、型ごと20cmほどの高さからトンと落として蒸気を抜き、すぐに型から出して冷まします。
食パン作りの失敗しないポイント
食パン作りでよくある失敗が「釜伸びしない(高さが出ない)」ことです。これを防ぐには、こねをしっかり行い、グルテン膜を強くすること、そして二次発酵の見極めが重要です。発酵させすぎると逆に伸びなくなるので、型の8分目という目安をしっかり守りましょう。また、焼成前にオーブンの予熱をしっかり完了させておくことも、釜伸びを助ける大切なポイントです。
【最重要】パン作り成功の鍵!ホームベーカリーなしの発酵術
ホームベーカリーを使わないパン作りで、多くの人が「難しそう」と感じるのが「発酵」の工程ではないでしょうか。しかし、いくつかのポイントさえ押さえれば、発酵は決して難しくありません。ここでは、パン作りの成功を左右する発酵の全てを徹底解説します。
一次発酵と二次発酵の違いとは?
パン作りには、大きく分けて2回の発酵のタイミングがあります。
種類 | 目的 | 概要 |
---|---|---|
一次発酵 | 生地を膨らませ、風味や旨味を生み出す | こね終わった生地を、2倍程度の大きさになるまで発酵させる工程。イーストが糖を分解し、炭酸ガスとアルコールを生成します。 |
二次発酵 | 成形した生地を最終的に膨らませる | 成形後の生地を、焼く前に再度発酵させる工程。これにより、パンがふっくらと焼き上がります。 |
この他に、分割・丸めの後に生地を休ませる「ベンチタイム」も、生地の緊張を和らげるための重要な工程です。
発酵不足・過発酵の見極め方【フィンガーテスト】
一次発酵完了のベストなタイミングを見極めるには、「フィンガーテスト」が有効です。
- 人差し指に強力粉(分量外)をつけます。
- 発酵中の生地の真ん中に、指を第二関節までぐっと差し込みます。
- ゆっくり指を抜きます。
指を抜いた穴が、そのままの形で残っていれば発酵完了のサインです。穴がすぐに縮んでしまう場合は発酵不足、生地全体がしぼんでしまう場合は過発酵です。
季節別!発酵を成功させる裏ワザ(夏・冬)
イーストは生き物なので、温度や湿度に大きく影響されます。
- 夏場:気温が高く、発酵が進みやすい季節。過発酵になりやすいので、レシピの時間よりも短めに様子を見ましょう。こねる際の仕込み水の温度を少し低くするのも効果的です。
- 冬場:気温が低く、発酵が進みにくい季節。生地が冷えないように工夫が必要です。お風呂の蓋の上で発酵させたり、発泡スチロールの箱に生地と湯呑みに入れたお湯を一緒に入れたりすると、簡易的な発酵器になります。
オーブンの発酵機能がなくても大丈夫!
オーブンに発酵機能がなくても全く問題ありません。上記で紹介した冬場の対策のように、「30〜40℃程度の温かい環境」を自分で作ってあげればOKです。電子レンジの庫内に、生地とお湯を入れたコップを一緒に入れておく方法も手軽でおすすめですよ。
なぜ人気?HBなしでパンを作る魅力と手ごねの基本
ホームベーカリーは確かに便利ですが、あえて「ホームベーカリーなし」でパンを作る人が増えています。その魅力はどこにあるのでしょうか?ここでは、手ごねパンの魅力と、美味しいパンを作るための「こね」の基本について解説します。
手ごねならではの愛情と美味しさ
手でこねる作業は、一見大変そうに思えるかもしれません。しかし、自分の手で生地の状態を感じながらこねていく時間は、パンへの愛情を育む特別なひとときです。生地がだんだんと滑らかに変わっていく感触は、機械任せでは味わえません。そして、手間ひまかけて焼き上げたパンの味は、まさに格別。この達成感と美味しさが、手ごねパンの最大の魅力です。
自分の好きな材料で作れる安心感
国産小麦を使いたい、オーガニックのドライフルーツを入れたい、子供のために砂糖は控えめにしたい…。手作りなら、材料をすべて自分で選ぶことができます。添加物の心配もなく、家族の健康に合わせた安心・安全なパンが作れるのも、大きなメリットと言えるでしょう。
「こね」の基本:美味しいパンはグルテンが命!
美味しいパンを作るための「こね」とは、単に材料を混ぜることではありません。小麦粉に含まれるたんぱく質に水を加えてこねることで、「グルテン」という網目状の組織を作り出す作業です。このグルテンが、イーストが発生させる炭酸ガスをしっかりと包み込むことで、パンはふっくらと膨らみます。
こね上げのサイン「グルテン膜チェック」
生地がしっかりこね上がったかどうかは、「グルテン膜チェック」で確認できます。生地の一部を両手で優しくゆっくりと伸ばし、指が透けて見えるくらいの薄い膜ができれば、こね上がりのサインです。途中でブチっと切れてしまう場合は、もう少しこねる必要があります。

これだけは揃えたい!パン作りの基本道具と材料選び
「特別な道具がたくさん必要なのでは?」と思うかもしれませんが、実は家庭にあるもので代用できるものも多いのです。ここでは、パン作りに最低限必要な道具と、美味しいパンを作るための材料選びの基本をご紹介します。
絶対に揃えたい!基本の道具5選
- ボウル:生地を混ぜたり、発酵させたりするのに使います。直径20cm以上の少し大きめなものが使いやすいです。
- スケール(はかり):パン作りは計量が命!0.1g単位で計れるデジタルスケールが必須です。
- スケッパー(カード):生地を分割したり、ボウルから生地を取り出したり、台についた生地を掃除したりと大活躍します。100円ショップでも手に入ります。
- めん棒:生地を伸ばす際に使います。なければラップの芯などでも代用可能です。
- オーブン:パンを焼くために必要です。オーブントースターでも焼けるレシピはありますが、本格的に始めるならオーブンレンジがあると便利です。
あると格段にレベルアップする便利グッズ
- パンマット(キャンバス地):生地のベンチタイムや成形の際に使います。生地がくっつきにくく、適度な湿度を保ってくれます。
- 温度計:仕込み水の温度や発酵時の温度管理に。パン作りの成功率が格段に上がります。
- 刷毛(ハケ):仕上げに溶き卵を塗る際に使います。焼き色が均一でツヤツヤになります。
材料選びの基本:小麦粉と酵母
パンの味を大きく左右するのが、主材料である小麦粉と酵母です。
小麦粉の種類
パン作りには、たんぱく質(グルテン)の含有量が多い「強力粉」が主に使用されます。もちもちとした食感になります。サクッとした食感を出したい場合は、たんぱく質含有量が中程度の「準強力粉(フランスパン用粉)」、ふんわり感を強くしたい場合は「薄力粉」を少し混ぜることもあります。まずは、スーパーで手に入る一般的な強力粉から始めてみましょう。
酵母(イースト)の種類
家庭でのパン作りに最も一般的なのは「インスタントドライイースト」です。予備発酵が不要で、粉に直接混ぜて使える手軽さが魅力です。開封後は密閉して冷蔵庫で保存しましょう。独特の風味があり、パン屋さんのような味に近づけたい場合は「生イースト」や「天然酵母」に挑戦するのも良いでしょう。
もう失敗しない!パン作りあるあるな悩みの解決策
一生懸命作ったのに、なぜかうまくいかない…。パン作りには、そんな「あるある」な失敗がつきものです。でも大丈夫!失敗の原因を知れば、次からは必ず成功に近づけます。ここでは、よくある失敗例とその解決策を解説します。
悩み1:パンが全然膨らまない…
最も多い失敗が「膨らまない」こと。考えられる原因はいくつかあります。
- 原因① イーストの働きが悪い:イーストが古い、塩や砂糖と直接触れさせてしまった、仕込み水の温度が低すぎる(高すぎる)などが考えられます。
- 原因② こね不足:グルテンが十分に形成されていないと、ガスを保持できず膨らみません。
- 原因③ 発酵不足:発酵時間が足りない、または発酵させる場所の温度が低い可能性があります。
解決策としては、まずイーストの鮮度と計量を確認し、こねと発酵の基本に立ち返ることが大切です。フィンガーテストなどを活用し、生地の状態をしっかり見極めましょう。
悩み2:焼き上がりが生焼けっぽい…
外は良い色なのに、中を切ってみたら生焼けだった、という悲しい失敗。主な原因は焼成温度と時間です。
- 原因:オーブンの予熱が不十分、焼成温度が低い、または焼成時間が短いことが考えられます。
解決策は、オーブンの予熱をしっかり完了させてから焼くこと。レシピ通りの時間で焼いても生焼けの場合は、次回から温度を10℃上げるか、焼き時間を5分ほど延長してみてください。途中で焦げ付きそうな場合はアルミホイルをかぶせましょう。
悩み3:パンの表面が固い、パサパサする…
焼き上がったパンが固かったり、パサついたりするのもよくある悩みです。
- 原因① こねすぎ・こね不足:どちらもグルテンの形成に影響し、食感を損なう原因になります。
- 原因② 水分量の不足:レシピの水分量が少ないか、計量を間違えている可能性があります。
- 原因③ 焼きすぎ:焼成時間が長すぎると、パンの水分が飛んで固くなります。
- 原因④ 発酵オーバー:過発酵になると生地の保水力がなくなり、パサつきやすくなります。
まずは水分量と計量を再確認しましょう。また、焼き上がったパンを冷ます際に、乾燥しないように布巾などをかけてあげることも、しっとり感を保つポイントです。
もっと楽しむ!絶品アレンジレシピと正しい保存方法
基本のパンが上手に焼けるようになったら、次はアレンジに挑戦してみませんか?手作りパンの世界は、アレンジ次第で無限に広がります。また、美味しく焼き上げたパンを長持ちさせるための正しい保存方法も覚えておきましょう。
お食事系パンのアレンジ
基本の丸パンやフォカッチャ生地を使えば、美味しいお惣菜パンが簡単に作れます。
- ツナマヨオニオン:成形時にツナマヨとスライスオニオンを乗せて焼くだけ!
- コーンマヨパン:子供に大人気!コーンとマヨネーズの組み合わせは鉄板です。
- ウインナーロール:生地を細長く伸ばしてウインナーに巻きつければ、定番の美味しさ。
- カレーパン:残ったカレーを包んで揚げる、または焼きカレーパンにするのもおすすめです。
おやつ系パンのアレンジ
甘いパンは、作っている時間も幸せな気分になりますよね。
- あんパン:生地であんこを包むだけ。桜の塩漬けを乗せれば本格的に。
- クリームパン:カスタードクリームを包んで、グローブ型に成形するのも楽しいです。
- チョコチップパン:生地にチョコチップを混ぜ込むだけの一番簡単なアレンジ。
- シナモンロール:シート状に伸ばした生地にシナモンシュガーを振って、くるくる巻いてカットして焼きます。
焼きたてが一番!でも余ったら?正しい保存方法
手作りパンは保存料が入っていないため、市販のパンよりも傷みやすいです。常温で保存する場合は、乾燥しないようにポリ袋などに入れ、2〜3日以内に食べきるのが目安です。
それ以上保存したい場合は、迷わず冷凍保存しましょう。スライスした食パンや、一つずつのパンをラップでぴったりと包み、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍します。こうすることで、1ヶ月程度は美味しさを保つことができます。
冷凍したパンを美味しくリベイクするコツ
冷凍したパンを食べる際は、自然解凍はNG。パンの水分が抜けてパサパサになってしまいます。凍ったままのパンに霧吹きで軽く水をかけ、予熱したオーブントースターで焼くのがおすすめです。表面はカリッと、中はふんわりもちもちの焼きたての食感が蘇りますよ。
【Q&A】パン作りに関するよくある質問まとめ
最後に、パン作りを始めるにあたって多くの方が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。
A1. 体重をかけるように、腕の力だけでなく体全体を使ってこねるのがコツです。「叩きごね」や「伸ばしごね」など、色々なこね方があるので、動画サイトなどで自分に合ったやり方を見つけるのもおすすめです。また、最初は水分量を少し減らした硬めの生地から始めると、ベタつきにくく扱いやすいですよ。
A2. 薄力粉だけではグルテンが少なく、ふっくらとしたパンにはなりにくいです。もし強力粉がない場合は、強力粉の代わりに薄力粉とグルテンパウダーを混ぜて使うか、パンではなくスコーンやマフィンなど、ベーキングパウダーで作る別のレシピに挑戦するのが良いでしょう。中力粉(うどん粉)であれば、少し目が詰まったパンになりますが代用は可能です。
A3. はい、作れます。ただし、有塩バターには約15%の塩分が含まれています。レシピの塩を半分〜1/3程度に減らして調整してください。全く塩を入れないと、生地が締まらずベタついたり、味がぼやけたりするので、少しは加えるのがおすすめです。
A4. イーストとベーキングパウダーは、生地を膨らませる仕組みが全く異なります。イーストは発酵によって炭酸ガスを発生させるのに対し、ベーキングパウダーは水分や熱に反応してガスを発生させます。そのため、レシピの互換性は基本的にありません。「ベーキングパウダーで作るパン」のレシピであれば代用可能ですが、イーストパンのレシピをそのままベーキングパウダーに変えることはできません。
まとめ:さあ、あなただけのパンを焼こう!
この記事の要点をもう一度確認しましょう。
- ホームベーカリーがなくても、フライパンやポリ袋で驚くほど簡単に美味しいパンが焼ける。
- 人気のちぎりパンや食パンも、こねと発酵の基本さえ押さえればおうちで再現可能。
- パン作りの成功の鍵は、正確な計量と発酵の見極めにある。
- 失敗しても大丈夫!原因を知り、次に活かすことが上達への一番の近道。
手作りパンの魅力は、なんといっても焼きたての香りや味、そして自分の手で作り上げたという達成感です。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、この記事で紹介したレシピやコツを参考に、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
こねる時間、発酵を待つ時間、そしてオーブンから漂う香ばしい匂い。そのすべてが、あなたの日常を少しだけ豊かにしてくれるはずです。ぜひ、あなただけの「殿堂入りパン」を見つけて、手作りパンのある素敵な毎日を楽しんでくださいね。

▼やっぱりホームベーカリーも気になる!というあなたへ

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