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テレビが再起動を繰り返す原因と5つの直し方!寿命や修理判断も解説

テレビが再起動を繰り返す原因と5つの直し方!寿命や修理判断も解説

ドラマのいい場面やニュースを見ている最中、突然テレビの画面が消え、勝手についたり消えたりを繰り返す…。

「壊れちゃったの?」「修理に何万円もかかるんじゃ…」と不安になりますよね。

実は、テレビが再起動を繰り返す症状は、必ずしも「故障」とは限らず、簡単な操作で直るケースも多いのです。

この記事では、テレビが再起動ループに陥る原因を特定し、初心者でも今すぐできる対処法から、メーカー別のリセット手順、修理と買い替えの判断基準までを網羅的に解説します。

【結論】この記事で分かる解決策

  • 電源プラグを抜く「放電」の効果とやり方
  • 不具合を起こしている周辺機器の特定方法
  • メーカー別(ソニー・パナソニック等)のリセット手順
  • 電源ランプの「赤点滅」が示す意味

※2025年11月22日 記事の内容を最新の情報に更新しました。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

なぜ?テレビが再起動を繰り返す5つの主な原因

テレビが勝手に消えたりついたりする現象には、明確な理由があります。まずは以下の5つの原因から、ご自身の状況に当てはまるものを探ってみましょう。

1. ソフトウェア(Android TVなど)の一時的な不具合

最近のテレビ、特にAndroid TVやGoogle TVを搭載したモデルは、スマホと同じように「OS」で動いています。

アプリのキャッシュが溜まったり、バックグラウンドでの更新処理が失敗したりすると、システムを正常に戻すために強制再起動を繰り返すことがあります。

大谷
大谷
スマホも動作が重いと再起動しますよね?テレビも高機能化した分、同じようなエラーが起きやすくなっているんです。

2. 接続機器(外付けHDD・ゲーム機)の干渉

テレビ本体は無事でも、つながっている機器が原因で電源が落ちることがあります。

特に多いのが「録画用外付けHDD」の故障です。HDDが寿命を迎えて読み書きが不安定になると、テレビ側が処理しきれずにエラーを起こし、巻き添えで再起動してしまうのです。

3. 電源周りのトラブルと「帯電」

テレビ内部に不要な電気(静電気など)が溜まる「帯電」も、誤作動の大きな原因です。

また、電源タップ(タコ足配線)を使用していて電力供給が不安定だったり、コンセント部分にホコリが溜まっていたりする場合も、画面がプツンと消える原因になります。

4. B-CASカードの接触不良

テレビの背面に挿入されている「B-CASカード」。

このカードのICチップ(金色の部分)が汚れていたり、振動で少し抜けかけていたりすると、放送信号を認識できずにシステムエラーとなり、再起動することがあります。

5. テレビ内部の部品故障・寿命

上記のいずれでもない場合、電源を管理する「電源基板」や、映像を処理する「メイン基板」が物理的に故障している可能性があります。

一般的に液晶テレビ・有機ELテレビの寿命は約8年〜10年です。購入から7年以上経過している場合は、経年劣化による故障の可能性が高いでしょう。

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電源ランプの赤点滅は故障のサイン?

再起動を繰り返す際、テレビ本体の電源ランプ(LED)が赤く点滅していませんか?

実は、主要メーカー(ソニー、パナソニック、シャープなど)のテレビは、赤点滅の回数で故障箇所を知らせる「自己診断機能」を持っています。

  • 例(ソニーの場合):3回点滅はメイン基板やオーディオ系の異常、4回点滅はパネル系の異常など。

もし赤点滅している場合は、その回数をメモして取扱説明書や公式サイトを確認すると、より正確な原因が特定できます。

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自分でできる!再起動ループを止める具体的な対処法

原因が何であれ、修理に出す前に試すべき「鉄板の対処法」があります。順番に試していきましょう。

対処法1:電源プラグを抜いて放電させる

最も簡単かつ効果が高いのが「放電」です。

  1. テレビの電源を切る(切れない場合はそのままでOK)。
  2. 電源プラグをコンセントから抜く。
  3. そのまま2〜3分間放置する。
  4. プラグを差し込み、電源を入れる。

これだけで内部のメモリや帯電がリセットされ、症状が改善するケースが非常に多いです。

対処法2:周辺機器をすべて外して切り分ける

放電で直らない場合は、何がつながっている時にエラーが出るかを特定します。

  1. テレビの電源を切り、HDD、ゲーム機、Fire TV Stick、レコーダーなど、全てのケーブル(電源とアンテナ以外)を抜く。
  2. テレビ単体で電源を入れる。

この状態で再起動しないなら、テレビは正常です。外した機器を一つずつ接続していき、どの機器をつないだ時に再起動するかを確認してください。

対処法3:B-CASカードの掃除と挿し直し

B-CASカードを一度引き抜き、ICチップ部分を柔らかい布(メガネ拭きなど)で優しく拭いてから、奥までカチッと音がするまで挿し直してください。

大谷
大谷
ICチップはデリケートです。濡れたティッシュなどは使わず、乾いた布で拭くのがポイントですよ。

対処法4:メーカー別のリセット方法を試す

メーカーごとに推奨されているリセット操作があります。放電と合わせて試してみましょう。

メーカー リセット手順(目安)
SONY
(ブラビア)
リモコンの電源ボタンを約5秒間長押しし、「再起動」メニューが表示されたら選択する。
Panasonic
(ビエラ)
本体の電源ボタンを長押し(電源ランプが変わるまで)して電源を切る。その後、電源プラグを抜き数分待つ。
SHARP
(アクオス)
本体側面にあるリセットボタンを押す。または電源プラグを抜き約1分待つ。
TOSHIBA
(レグザ)
本体の電源ボタンを約8秒以上長押ししてリセットをかける。

※機種によって操作が異なる場合があります。正確な手順は取扱説明書をご確認ください。

対処法5:最新ファームウェアへアップデート

再起動の間隔が少し空いていて、メニュー操作ができるようなら、手動でソフトウェア更新を行います。

「設定」>「サポート」>「ソフトウェアの更新」などの項目から実行できます。これにより、システム上のバグが解消される可能性があります。

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それでも直らない場合の判断基準(修理 vs 買い替え)

あらゆる対処法を試しても症状が改善しない場合は、残念ながら物理的な故障の可能性が高いです。

「修理する」か「買い替える」か、損をしないための判断基準をご紹介します。

修理代金の相場(部品別)

メーカー修理に出した場合の概算費用は以下の通りです。

  • 電源基板の交換:1.5万円〜3万円程度
  • メイン基板の交換:2.5万円〜5万円程度
  • 液晶パネルの交換:5万円〜10万円以上(高額になりやすい)

購入から5年以内で保証期間内であれば、まずはメーカーや購入店に相談しましょう。

買い替えをおすすめする3つのタイミング

以下の条件に当てはまるなら、修理費を払うよりも、新しいテレビに買い替えた方が長期的に見てお得です。

  1. 購入から7年以上経過している(他の部品も壊れるリスクが高い)
  2. 修理見積もりが3万円を超える
  3. 4K画質やネット動画対応などの機能が欲しい

最新のテレビは省エネ性能が高く、電気代の節約にもつながります。

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よくある質問(Q&A)

Q. テレビの裏のホコリ掃除で直ることはありますか?

はい、直ることがあります。通気口にホコリが詰まると内部が高温になり、安全装置が働いて電源が落ちることがあるためです。掃除機で吸い取ってみましょう。

Q. テレビを「初期化」するとどうなりますか?

工場出荷状態に戻るため、チャンネル設定や画質設定がリセットされます。最も注意すべきは、外付けHDDの登録が解除され、録画番組が見られなくなることです。初期化は最終手段と考えましょう。

Q. Android TVは不具合が多いですか?

多機能な分、従来のテレビよりシステムトラブルは起きやすい傾向にあります。こまめな再起動(電源長押し)や、使わないアプリの削除で動作が安定することがあります。

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まとめ:まずは放電と周辺機器外しから!

テレビが再起動を繰り返す原因と対処法について解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • まずはコンセントを抜いて「放電」する(効果大!)
  • 周辺機器(HDDなど)を全て外して原因を特定する
  • B-CASカードの掃除やリセット操作を試す
  • 直らなければ寿命と考え、修理費用と相談して買い替えを検討する

突然テレビが消えると焦ってしまいますが、多くの場合は「放電」や「周辺機器の整理」で解決します。

まずは落ち着いて、この記事の手順を一つずつ試してみてください。あなたのテレビが無事に復活することを願っています。

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(参照:一般財団法人家電製品協会ソニー サポート

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