「新しいテレビが欲しいけど、VOD機能って本当に必要?」「今あるテレビで、NetflixやYouTubeは見れないの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
最近のテレビには「VOD機能」が付いているのが当たり前になってきましたが、具体的に何ができて、機能がないテレビとどう違うのか、意外と知らないことも多いですよね。
テレビは一度買うと長く使うものだからこそ、機能の違いをしっかり理解して、自分にぴったりの一台を選びたいものです。
この記事を読めば、テレビのVOD機能あり・なしの決定的な違いから、機能がないテレビでVODサービスを楽しむ具体的な方法まで、あなたの疑問がすべて解決します。
あなたに最適なテレビ選びと、快適な動画視聴ライフの実現を、この記事が全力でサポートします!
そもそもテレビで言う「VOD」って何?
まず、VODが何かを簡単におさらいしましょう。
VODとは「Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)」の略で、インターネットを通じて映画やドラマ、アニメなどの動画コンテンツを、好きな時に好きなだけ視聴できるサービスのことです。
レンタルビデオ店のように借りに行ったり、返却したりする手間がなく、放送時間を気にする必要もありません。
まさに、自分のペースで映像作品を楽しめる現代のスタンダードな視聴スタイルと言えるでしょう。
人気のVODサービス一覧
現在、国内外で数多くのVODサービスが提供されています。それぞれに特徴があるので、自分が見たい作品のジャンルや料金に合わせて選ぶのがおすすめです。
サービス名 | 月額料金(税込) | 主な特徴 |
---|---|---|
Netflix | 790円〜1,980円 | オリジナル作品が豊富。世界中の映画やドラマが楽しめる。 |
Amazonプライム・ビデオ | 月額600円 / 年間5,900円 | プライム会員特典の一部。コスパが非常に高い。 |
U-NEXT | 2,189円 | 見放題作品数No.1。雑誌や漫画も楽しめる。 |
Hulu | 1,026円 | 国内ドラマやバラエティの見逃し配信に強い。 |
ディズニープラス | 990円〜1,320円 | ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ作品が見放題。 |
YouTube | 無料(一部有料) | 世界最大の動画共有プラットフォーム。ジャンルは無限大。 |
※料金やサービス内容は2025年8月時点のものです。変更される可能性があります。
VOD機能ありテレビとなしテレビの決定的な違い
それでは、本題である「VOD機能あり」のテレビと「VOD機能なし」のテレビの違いを見ていきましょう。
結論から言うと、最大の違いは「テレビ単体でインターネットに接続し、VODアプリを直接操作できるかどうか」です。

VOD機能ありテレビ(スマートテレビ)のメリット・デメリット
メリット
- 機器がスッキリする:テレビとリモコン一つで完結するため、配線や置き場所に悩む必要がありません。
- 操作が簡単:テレビの電源を入れて、リモコンのボタンを押すだけ。誰でも直感的にVODサービスを始められます。
- 高画質・高音質:テレビの性能を最大限に活かした4K画質や高音質でコンテンツを楽しめることが多いです。
デメリット
- 価格が高め:同程度のサイズのVOD機能なしテレビに比べて、価格が高くなる傾向があります。
- 動作が遅くなる可能性:OSのバージョンが古くなったり、メモリが不足したりすると、アプリの起動や操作がもたつくことがあります。
- 見たいVODアプリがない場合も:テレビのOSによっては、利用したいVODサービスに対応していないケースも稀にあります。
VOD機能なしテレビのメリット・デメリット
メリット
- 価格が安い:機能がシンプルな分、VOD機能ありのテレビよりも安価に購入できます。
- 故障のリスクが少ない:インターネット関連の機能がないため、構造が単純で故障しにくいと言えます。
- 好みの視聴環境を作れる:後述する外部機器を使えば、自分の好きなOSや操作性の環境を自由に構築できます。
デメリット
- 単体ではVODを見られない:テレビだけではインターネットに接続できず、VODサービスは利用できません。
- 外部機器が別途必要:VODを視聴するためには、ストリーミングデバイスなどの追加投資が必要です。
- 配線が増える:外部機器を接続するため、テレビ周りの配線が少しごちゃごちゃする可能性があります。
【一覧表】VOD機能あり・なしの違いを比較
ここまでの内容を表でまとめました。一目で違いが分かりますよ。
項目 | VOD機能ありテレビ(スマートテレビ) | VOD機能なしテレビ |
---|---|---|
VOD視聴 | テレビ単体で可能 | 外部機器が別途必要 |
操作性 | テレビのリモコン一つで簡単 | 接続する機器のリモコンで操作 |
テレビ周り | 配線が少なくスッキリ | 機器や配線が追加で必要 |
初期費用 | 比較的高価 | 比較的安価(ただし外部機器代は別) |
カスタマイズ性 | テレビのOSに依存 | 外部機器を選べて自由度が高い |
【解決策】VOD機能なしテレビで動画を観る3つの方法
「うちのテレビ、VOD機能がないから買い替えるしかないのかな…」と思っているあなた、ご安心ください!
VOD機能がないテレビでも、いくつかの方法で簡単にVODサービスを楽しめるようになります。ここでは、代表的な3つの方法をご紹介します。
方法1:ストリーミングデバイスを接続する
最も手軽で一般的な方法が、「ストリーミングデバイス」をテレビのHDMI端子に接続することです。
数千円から購入でき、設定も非常に簡単。これ一つで、VOD機能なしテレビが最新のスマートテレビのように早変わりします。
- Amazon Fire TV Stick:Amazonが販売。設定が簡単で、Alexaによる音声操作も可能。初心者におすすめです。
- Chromecast with Google TV:Googleが販売。スマホとの連携がスムーズで、Googleアシスタントも使えます。
- Apple TV 4K:Appleが販売。価格は高めですが、動作が非常にスムーズでApple製品との連携が強力です。
これらのデバイスをテレビのHDMI端子に挿し、Wi-Fiに接続するだけで準備完了です。
方法2:ゲーム機を接続する
もしご自宅に家庭用ゲーム機があれば、それを使ってVODを視聴できるかもしれません。
PlayStation 5 (PS5) や PlayStation 4 (PS4)、Nintendo Switchなどは、多くのVODアプリに対応しています。
ゲーム機のストアからNetflixやYouTubeなどのアプリをダウンロードすれば、すぐに大画面で動画を楽しめます。
方法3:PCやスマホとテレビを接続する
HDMIケーブルを使って、お持ちのパソコンやスマートフォンを直接テレビに繋ぐ方法もあります。
この方法なら、PCやスマホの画面をそのままテレビの大画面に映し出すことができます。
ブラウザでしか見られないマイナーな動画サイトなどもテレビで楽しめるのがメリットですが、毎回接続するのが少し面倒に感じるかもしれません。
VOD機能ありテレビを選ぶ際の3つのチェックポイント
これからVOD機能ありのテレビ(スマートテレビ)を購入しようと考えている方は、以下の3つのポイントをチェックすることをおすすめします。
買ってから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、しっかり確認しておきましょう。
1. 対応しているVODサービスを確認する
自分が利用したいVODサービスが、そのテレビにプリインストールされているか、またはアプリストアからダウンロードできるかを必ず確認しましょう。
多くのテレビは主要なサービスに対応していますが、メーカーやOSによっては一部非対応の場合もあります。
店頭のデモ機で実際に操作してみるか、メーカーの公式サイトで対応状況をチェックするのが確実です。
2. OSのアップデートサポート期間をチェック
スマートテレビは、スマホと同じように「OS」で動いています。
このOSが古くなると、新しいVODアプリに対応できなくなったり、セキュリティが脆弱になったりする可能性があります。
メーカーがOSのアップデートをどのくらいの期間保証してくれるのかは、長く快適に使うための重要な指標になります。

3. 操作性やリモコンの使用感を確かめる
毎日使うものだからこそ、操作性は非常に重要です。
リモコンに主要なVODサービスのダイレクトボタンがあるか、カーソルの動きはスムーズか、文字入力はしやすいかなど、実際に触って確かめるのが一番です。
いくら高機能でも、操作がストレスに感じてしまっては意味がありませんよね。
よくある質問(Q&A)
最後に、テレビとVODに関するよくある質問にお答えします。
Q1. VOD機能があれば、テレビアンテナは不要ですか?
A1. 地上波やBS/CS放送を見たい場合は、別途アンテナが必要です。
VOD機能はあくまでインターネット経由のサービスを利用するためのものです。従来のテレビ放送を視聴するには、アンテナの接続が必須となります。
Q2. VODの利用に料金はかかりますか?
A2. テレビの機能として利用するだけなら無料ですが、各VODサービスの利用には月額料金などが必要です。
NetflixやU-NEXTといった有料VODサービスを利用する場合は、それぞれのサービスと契約し、月額料金などを支払う必要があります。(YouTubeなど無料のサービスもあります)
Q3. VODを快適に視聴するために必要なインターネット環境は?
A3. 安定した光回線の利用を強くおすすめします。
特に4Kなどの高画質動画を視聴する場合、多くのデータ通信量が必要になります。快適に視聴するためには、最低でも25Mbps以上の通信速度が安定して出る光回線が望ましいでしょう。
まとめ:あなたに合ったスタイルでVODを楽しもう!
今回は、テレビのVOD機能あり・なしの違いについて、そして機能がないテレビでVODを視聴する方法について詳しく解説しました。
最後に、この記事の要点を振り返ってみましょう。
- VOD機能ありテレビは、テレビ単体でネット動画を手軽に楽しめるのが最大の魅力。
- VOD機能なしテレビでも、Fire TV Stickなどの外部機器を使えば簡単にVOD対応にできる。
- これからVOD機能ありテレビを買うなら、「対応サービス」「OSサポート」「操作性」をチェックするのが重要。
VOD機能があるかどうかは、テレビ選びの一つの基準に過ぎません。
今のテレビに満足しているなら、まずは数千円のストリーミングデバイスから試してみてはいかがでしょうか?
この記事が、あなたのテレビ選びや快適な動画ライフの参考になれば幸いです。
ぜひ、あなたにぴったりの視聴スタイルを見つけて、映画やドラマ、アニメの世界を存分に楽しんでくださいね!
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