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エコキュートからぬるいお湯しか出ない!7つの原因と今すぐ試せる対処法を徹底解説!

エコキュートからぬるいお湯しか出ない!7つの原因と今すぐ試せる対処法を徹底解説!
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「さあ、お風呂に入ろう!」と思ったら、シャワーからぬるいお湯しか出てこない…。特に寒い冬の日にそんなトラブルが起きたら、本当に困ってしまいますよね。

「もしかして故障?修理代はいくらかかるんだろう…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

でも、エコキュートからぬるいお湯しか出ない原因は、必ずしも故障とは限りません。簡単な設定ミスや使い方を見直すだけで、あっさり解決することも多いんです。

この記事では、エコキュートのお湯がぬるくなる原因を徹底的に分析し、ご家庭で今すぐ試せる具体的な対処法から、修理を依頼する際の判断基準まで、分かりやすく解説します。この記事を読めば、もう突然の「ぬるま湯トラブル」に悩まされることはありません!

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

まず確認!エコキュートの故障を疑う前にチェックしたい3つのこと

「お湯がぬるい!」と感じたら、すぐに故障だと決めつけるのは早計です。まずは、以下の3つのポイントを確認してみてください。意外と簡単な見落としが原因かもしれませんよ。

1. 給湯温度の設定は低くなっていませんか?

まず最初に確認したいのが、リモコンの「給湯温度」設定です。節約を意識して温度を低めに設定している場合、特に外気温が低い冬場はぬるく感じやすくなります。

また、エコキュート本体のリモコンだけでなく、浴室やキッチンの蛇口(水栓)側にも温度設定があることを忘れがちです。両方の設定を確認し、適切な温度になっているかチェックしましょう。

2. タンクのお湯は十分に残っていますか?(湯切れ)

エコキュートは、夜間にお湯を沸かしてタンクに貯めておく「貯湯式」の給湯器です。そのため、日中に来客などで大量にお湯を使うと、タンクのお湯がなくなり「湯切れ」を起こしてしまうことがあります。

リモコンでタンクの残量を確認し、お湯が少なくなっている場合は「沸き増し」機能を使ってお湯を追加しましょう。

ポイント:湯切れを防ぐには?
普段からお湯の使用量が多いご家庭や、冬場にお湯をたくさん使う時期は、エコキュートの沸き上げモードを「多め」や「おまかせ」に設定しておくと、湯切れを防ぎやすくなります。

3. 家族が別の場所でお湯を使っていませんか?

キッチンで洗い物をしながら、洗面所でお湯を使い、同時にお風呂のシャワーも使う…といったケースでは、一時的にお湯の勢いが弱まったり、温度がぬるくなったりすることがあります。

特にシャワーの温度が不安定な場合は、他の場所でお湯を使っていないか確認してみてください。

エコキュートからぬるいお湯しか出ない!考えられる7つの原因

基本的なチェック項目で解決しない場合、もう少し踏み込んだ原因を探ってみましょう。考えられる原因は大きく分けて7つあります。

  1. 貯湯タンクの湯切れ
  2. 給湯温度の設定が低い
  3. 複数の場所での同時使用
  4. 冬場の外気温による配管の冷却
  5. 蛇口(水栓)の故障・劣化
  6. エコキュート本体の部品故障
  7. 省エネ・節約モードの設定

上記のうち、1〜3は先ほど確認した基本的なチェック項目です。ここでは、4〜7の原因について詳しく解説していきます。

原因4:冬場の外気温による配管の冷却

エコキュートの貯湯タンクは屋外に設置されているため、タンクから家の中までお湯を運ぶ配管も屋外を通ります。冬場は外気温が低いため、配管自体が冷え切ってしまい、お湯が家の中に届くまでに温度が下がってしまうことがあります。

特に、お湯を使い始めたばかりの時にぬるく感じ、しばらく出しっぱなしにすると温かくなる場合は、このケースが考えられます。

原因5:蛇口(水栓)の故障・劣化

「家全体ではなく、シャワーだけ」「洗面所だけ」といったように、特定の場所だけでお湯がぬるい場合は、エコキュート本体ではなく蛇口(水栓)側の故障が疑われます。

温度を調節するサーモスタット機能が内蔵された混合水栓は、長年使用すると内部の部品が劣化し、温度調節がうまくいかなくなることがあります。

原因6:エコキュート本体の部品故障

家全体の蛇口から出るお湯がぬるい場合、エコキュート本体の部品が故障している可能性があります。特に多いのが、お湯と水を混ぜて設定温度に調節する「混合弁(ミキシングバルブ)」や「三方弁」といった部品の故障です。

これらの部品が経年劣化で固着したり、うまく作動しなくなったりすると、温度調節ができずぬるいお湯しか出てこなくなります。

注意:エラーコードをチェック!
本体に何らかの異常がある場合、リモコンにエラーコードが表示されることがあります。ぬるいお湯しか出ないトラブルと同時にエラーコードが表示されている場合は、取扱説明書を確認するか、メーカーや専門業者に問い合わせましょう。

原因7:省エネ・節約モードの設定

メーカーによっては、消費電力を抑えるための「節電モード」や「省エネモード」が搭載されています。これらのモードは沸き上げるお湯の温度を低めに設定することがあるため、結果として給湯温度がぬるく感じられる原因になることがあります。

特にコロナ製のエコキュートなどでは、太陽光発電との連携設定によってもお湯がぬるくなりやすいケースがあるようです。

【状況別】今すぐできる!エコキュートのお湯がぬるい時の対処法

原因がわかったら、次はいよいよ対処法です。ここでは「ぬるい」と感じる状況別に、具体的な対処法を見ていきましょう。

状況 主な原因 対処法
シャワーだけぬるい ・蛇口(水栓)の故障
・複数の場所での同時使用
・蛇口の設定温度を最高にしてみる
・他の場所でお湯を使うのをやめる
お風呂の「高温足し湯」がぬるい ・タンク内の湯量が少ない
・本体の給湯設定温度が低い
・タンクの残量を確認し、沸き増しする
・給湯設定温度を少し高め(60℃など)にする
お風呂の「追いだき」がぬるい ・タンク内の湯量が少ない
・配管の冷却(冬場)
・タンクの残量を確認する
・追いだき時間を長めに設定する or 高温足し湯を併用する
家全体の蛇口からぬるいお湯が出る ・タンクの湯切れ
・本体の給湯設定温度が低い
・本体の部品故障
・沸き増しをする
・給湯設定温度を上げる
・改善しない場合は専門業者に相談
豆知識:「高温足し湯」と「追いだき」の違い
「高温足し湯」はタンク内の熱いお湯(約60~80℃)をそのまま浴槽に足す機能です。一方、「追いだき」は浴槽のぬるくなったお湯を一度エコキュートに戻し、熱交換器で温めてから浴槽に戻す機能です。追いだきの方が衛生面で劣る一方、タンクのお湯を消費しないメリットがあります。

それでも解決しない…修理を依頼するべき?判断基準と連絡先

セルフチェックや対処法を試しても改善しない場合は、専門家による点検や修理が必要です。でも、どこに連絡すればいいのか迷いますよね。ここでは、業者に依頼する判断基準と、適切な連絡先の選び方を解説します。

修理を依頼するべき症状のサイン

  • セルフチェックを全て試しても改善しない
  • リモコンにエラーコードが表示されている
  • エコキュート本体や配管から水漏れしている
  • 以前と比べて、明らかにお湯の出が悪くなった(水圧が弱い)
  • 設置から10年以上経過している

これらのサインが見られる場合は、無理に自分で解決しようとせず、速やかに専門業者に相談しましょう。

水道業者?エコキュート専門業者?連絡先の選び方

連絡先を選ぶ際は、不具合の原因がどこにあるかを見極めるのがポイントです。

▶ 水道業者に依頼するケース
「シャワーだけ」「キッチンだけ」など、特定の蛇口(水栓)のみで不具合が起きている場合。この場合はエコキュート本体ではなく、水栓の故障が考えられるため、お近くの水道業者に相談するのが適切です。

▶ エコキュートのメーカー・設置業者に依頼するケース
家全体のお湯がぬるい場合や、リモコンにエラーコードが表示されている場合。これはエコキュート本体の不具合の可能性が高いため、製品のメーカーや、購入・設置した販売店、またはエコキュート専門の修理業者に連絡しましょう。

賃貸物件にお住まいの方へ
賃貸マンションやアパートにお住まいの場合は、まず大家さんや管理会社に連絡してください。勝手に修理を依頼すると、費用を自己負担しなければならなくなる可能性があります。

信頼できる業者選びに迷ったら、こちらの記事も参考にしてみてください。優良な業者を見つけるためのポイントを詳しく解説しています。

エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!
エコキュートの修理・交換業者おすすめ5選!突然お湯が出ないトラブルも即日対応の優良業者を厳選比較。料金相場や後悔しない選び方、補助金情報も解説。あなたにぴったりの業者が必ず見つかります。

【Q&A】エコキュートのお湯がぬるい問題に関するよくある質問

最後に、エコキュートのお湯がぬるい問題に関して、よく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。

Q1. エコキュートの設定温度は何度が最適ですか?

A1. 節約を考えると低めにしたくなりますが、冬場などはぬるさの原因になります。リモコンの給湯設定温度は50℃~60℃に設定しておくのがおすすめです。蛇口に送られるまでにお湯の温度は少し下がるため、高めに設定しておくと快適に使いやすくなります。

Q2. 特に冬場にぬるくなりやすいのはなぜですか?対策は?

A2. 冬場は「水道水の温度が低い」「外気温が低く配管が冷える」「熱効率が下がる」という3つの理由で、お湯がぬるくなりやすいです。対策としては、給湯温度を通常より5℃~10℃高く設定したり、沸き上げモードを「多め」に設定したりするのが効果的です。

Q3. コロナ製のエコキュートがぬるいのですが、特有の原因はありますか?

A3. 特定のメーカーに限定した原因は一概には言えませんが、コロナ製エコキュートの場合、太陽光発電との連携機能や省エネ設定が影響している可能性があります。もし設定に見覚えがあれば、一度標準モードに戻して様子を見てみることをお勧めします。それでも改善しなければ、他の原因が考えられます。

Q4. タンクの中のお湯の温度は何度くらいですか?

A4. エコキュートのタンク内では、約80℃~95℃の高温のお湯が貯められています。この熱湯に水道水を混ぜることで、設定された給湯温度(40℃~60℃など)に調節して各蛇口に供給しています。

Q5. お湯を出した最初だけ水が出るのは故障ですか?

A5. 故障ではありません。これは、配管内に残っていた冷たい水が出てきているためです。エコキュートから蛇口までの距離が長いほど、出てくる水の量も多くなります。また、エコキュートがお湯の温度を安定させるために、一時的に水を混ぜて調整している場合もあります。

Q6. 修理と交換、どちらがお得ですか?

A6. エコキュートの寿命は一般的に10年~15年と言われています。設置から10年以上経過している場合は、修理してもすぐに別の部品が故障する可能性があります。修理費用が高額になるようであれば、長期的な視点で新しい高効率のモデルに交換した方がお得になるケースも多いです。

Q7. ぬるいだけでなく、水圧も弱い気がします…

A7. 水圧が弱い場合、給水管のフィルターの詰まりや、エコキュート本体の減圧弁の不具合などが考えられます。フィルターの清掃で改善することもありますが、部品の不具合の場合は専門家による点検が必要です。

Q8. エラーコードは出ていないのにぬるいのはなぜですか?

A8. エラーコードが表示されなくても、混合弁の固着など、センサーが検知しにくい機械的な不具合が発生していることがあります。この場合、見た目では判断が難しいため、専門家の診断が必要になります。

Q9. 「湯切れ」を防ぐための上手な使い方はありますか?

A9. 家族の生活リズムに合わせて、エコキュートの学習機能をうまく活用するのがおすすめです。「おまかせ」モードに設定しておけば、過去のお湯の使用量を学習し、自動で適切な湯量を沸き上げてくれるため、無駄なく湯切れも防げます。

Q10. 修理にはどれくらい時間がかかりますか?

A10. 症状や交換部品の在庫状況によります。簡単な調整やフィルター清掃なら当日中に終わりますが、部品の取り寄せが必要な場合は数日かかることもあります。まずは業者に連絡し、状況を伝えて見通しを確認しましょう。

まとめ:エコキュートのお湯がぬるい時は、まず原因の切り分けを!

今回は、エコキュートからぬるいお湯しか出ない原因と対処法について詳しく解説しました。

最後にもう一度、重要なポイントをおさらいしましょう。

  • まずは慌てずに! 「給湯温度の設定」「タンクの湯量」「お湯の同時使用」の3点を確認する。
  • 原因を探る! 冬場の配管冷却や蛇口の劣化、本体の故障など、状況に応じて原因を切り分ける。
  • 対処法を試す! 状況別に紹介した対処法を試し、改善されるか様子を見る。
  • 解決しない場合はプロに相談! セルフチェックで直らない場合やエラー表示がある場合は、無理せず専門業者に連絡する。

エコキュートのお湯がぬるいというトラブルは、日々の快適な生活に直結する大きな問題です。しかし、原因を正しく理解すれば、ご自身で解決できることも少なくありません。まずはこの記事で紹介したチェックリストを参考に、冷静に対処してみてください。

この記事が、あなたの快適なバスタイムを取り戻すための一助となれば幸いです。あなたのエコキュートのトラブルが、無事に解決することを願っています!

もしよろしければ、あなたが経験したエコキュートのトラブルや、解決した方法などもコメントで教えていただけると嬉しいです。

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