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パソコン画面の左上に文字が出る時の直し方!再発させない5つの秘訣

パソコン画面の左上に文字が出る時の直し方!再発させない5つの秘訣

パソコンで検索や資料作成をしているとき、突然画面の左上(または右下)に小さな入力枠が出てきて、勝手に文字が入ってしまうことはありませんか?

「あれ?壊れた?」「ウイルス?」とドキッとしてしまいますよね。入力していた場所からカーソルが飛び、作業が中断されるのは非常にストレスです。

実はこれ、Windowsユーザーなら誰もが経験する「あるある」トラブルの一つです。

この記事では、左上の文字を今すぐ消す方法から、二度とあの小窓を出さないようにする根本的な解決策(設定変更)までを網羅的に解説します。

この記事を読めば、入力トラブルによるイライラから解放され、快適にサクサク作業ができるようになりますよ。

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【監修者】
大谷

家電専門ライターとして10年以上活動し、監修した記事は1万を超える。自身のサイトは月間11万PVを達成。
最新のデータや実体験を交え、分かりやすく信頼できる情報発信を心がけている。

左上に文字が出る原因は「フォーカス外れ」

まずは、なぜあの現象が起きるのか、原因を簡単にご説明します。

結論から言うと、文字を入力したい場所(入力フォームやWordの画面)が選択されていない状態でキーボードを叩いているからです。

これを専門用語で「フォーカスが外れている」と言います。

Windowsの日本語入力システム(IME)は非常に親切なため、入力場所が見当たらない場合でも、「ユーザーが何か入力しようとしている!とりあえず画面の隅っこで預かっておこう」と判断し、左上に一時的な入力ボックスを表示させるのです。

大谷
大谷
実はこれ、Windowsの「デスクトップアプリ」と「モダンアプリ」の互換性問題など、OSの仕様が複雑に関係しています。故障ではないので安心してくださいね。
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今すぐ解決!パソコン画面左上の文字の消し方3選

原因がわかったところで、実際に出てしまった時の対処法を見ていきましょう。状況に合わせて使い分けてください。

Escキーを2回押す

一番おすすめの方法です。キーボードの左上にある「Esc(エスケープ)」キーを押してください。

  • 1回押す:入力中の未確定文字が消える
  • 2回押す:左上の小窓自体が消える

これでキャンセル完了です。マウスに持ち替える必要がないので、作業効率を落としません。

本来の入力場所をクリックする

マウスを使って、本来文字を入れたかった場所(検索窓やWordの本文など)を「カチッ」とクリックし直してください。

カーソル(縦棒の点滅)が表示されれば、フォーカスが戻った証拠です。左上の文字は自動的に消えるか、確定されて本文に入力されます。

Enterキーで確定してしまう

急いでいる場合は、そのままEnterキーを押して文字を確定させてしまうのも手です。

ただし、この場合文字がどこに入力されるか予測できない(何もない空間や、意図しないアプリに入力される)ことがあるため、基本的には「Escキー」で消すのが無難です。

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根本解決!再発を防ぐための5つの対処法

「消し方はわかったけど、頻繁に出るのはストレス!」という方へ。

ここからは、この現象を根本的に直すための設定方法を紹介します。特に「1」の方法は効果絶大です。

1. Microsoft IMEを以前のバージョンに戻す

Windows 10や11の新しいIMEは、一部のアプリと相性が悪く、この現象を引き起こしやすい傾向があります。

設定を「以前のバージョン(互換モード)」に戻すことで、嘘のようにトラブルが解決します。

設定手順

  1. 画面下のスタートボタンを右クリックし、「設定」を開く
  2. 「時刻と言語」をクリック
  3. 「言語と地域」(または「言語」)を選択
  4. 「日本語」の右端にある「…」をクリックし、「言語のオプション」へ進む
  5. 下にスクロールし、「Microsoft IME」の「…」から「キーボードオプション」を選択
  6. 「全般」をクリック
  7. 一番下の「互換性」にある「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」をオンにする

パソコンの再起動を求められる場合がありますが、これで動作が安定します。

2. Google日本語入力に切り替える

Microsoft IMEにこだわりがなければ、Googleが提供している無料の入力ソフト「Google日本語入力」をインストールするのも非常に有効です。

Google日本語入力は変換精度が高く、Windows標準のIMEとは仕組みが異なるため、左上の小窓問題が発生しにくくなります。

  • メリット:最新の流行語や固有名詞に強い
  • デメリット:別途インストールが必要

3. 入力モードを確認する(半角/全角)

ゲーム中や動画視聴中に左上に文字が出る場合、誤って「半角/全角」キーに触れている可能性があります。

ゲームなどをする際は、IMEを「日本語」から「英語(ENG)」に切り替えるか、入力モードを常に「半角英数」にしておくと誤作動を防げます。

4. ブラウザやアプリを再起動する

特定のアプリ(Google ChromeやExcelなど)を使っている時だけ頻発する場合は、そのアプリ自体が不具合を起こしている可能性があります。

一度アプリを「×」で閉じて、立ち上げ直してみてください。それでも直らない場合は、パソコン自体を再起動しましょう。

5. Windows Updateを最新にする

Windowsのシステム自体のバグ修正により、IMEの挙動が改善されることがあります。

「設定」→「Windows Update」から、未適用の更新プログラムがないか確認し、常に最新の状態を保つようにしてください。

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特定のシーン別の対処法(ゲーム・Chrome)

ここでは、よくある特定のシチュエーションでの対処法を深掘りします。

オンラインゲーム中に左上に出る場合

Apex LegendsやVALORANTなどのFPSゲーム中にこの現象が起きると、キャラクターが動かなくなり命取りになります。

対策

  • IMEを無効化する: Windowsキー + スペースキーで、入力言語を「英語」に切り替える。
  • ウィンドウモードの変更: ゲーム内の設定で「フルスクリーン」ではなく「ボーダーレスウィンドウ」を試してみる。

Google Chromeで頻発する場合

ブラウザで新しいタブを開いた直後によく発生します。

対策

  • ハードウェアアクセラレーションを切る: Chromeの設定 → システム → 「グラフィックアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにする。
大谷
大谷
特にデュアルモニター(2画面)を使っている方は、画面移動の際にフォーカスが外れやすいので注意が必要です。
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よくある質問(Q&A)

読者が気になる疑問をQ&A形式でまとめました。

Q. 勝手に入力されるのはウイルス感染ですか?

A. 左上に緑や黒の文字が出る現象だけであれば、Windowsの仕様(IMEの挙動)であり、ウイルスの可能性は低いです。ただし、「キーボードに触れていないのに勝手に文章が入力される」「マウスカーソルが勝手に動く」といった場合は、遠隔操作ウイルスやキーボードの故障を疑う必要があります。

Q. Macでも同じ現象は起きますか?

A. Macでも「ライブ変換」などの機能により、意図しない場所に文字が表示されることはありますが、Windows特有の「左上の小窓」とは少し挙動が異なります。Macの場合は「Spotlight検索」が誤作動しているケースが多いです。

Q. 設定を「以前のバージョン」に戻しても問題ないですか?

A. 基本的には問題ありません。むしろ、現在のWindows 11環境では「以前のバージョン」の方が動作が安定しているケースが多く、多くのユーザーがこの設定を利用しています。

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まとめ:焦らずEscキー!頻発するなら設定変更を

パソコンの左上に文字が出るトラブルの解決策を解説しました。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 原因:入力場所の選択(フォーカス)が外れているため
  • 今すぐ直す:「Escキー」を連打するか、入力場所をクリック
  • 根本対策:IMEの設定で「以前のバージョン」をオンにする

急に謎の文字が出てくると焦ってしまいますが、「ただの変換窓だから、Escで消せる」と知っているだけで、心に余裕が生まれますよね。

もし、毎日のようにこの現象に悩まされているなら、ぜひ記事内で紹介した「Microsoft IMEの設定変更」を試してみてください。そのひと手間で、これからのパソコン作業が驚くほど快適になりますよ!