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EVを充電できるポータブル電源は?後悔しない選び方

EVを充電できるポータブル電源は?後悔しない選び方
この記事は約8分で読めます。

EV(電気自動車)での長距離ドライブや車中泊。「もしも出先で電欠になったら…」と、充電に関する不安を感じたことはありませんか?特に、充電スポットが少ない地域では死活問題ですよね。

その不安、実は「EVを充電できるポータブル電源」があれば解決できるかもしれません。

この記事では、もしもの時の備えとして、またアウトドアをさらに楽しむためのアイテムとして注目されているEV充電対応のポータブル電源を徹底解説します。選び方の重要なポイントから、具体的なおすすめモデルまで詳しくご紹介しますので、あなたに最適な一台がきっと見つかります。この記事を読めば、EVライフがもっと安心で快適になりますよ。

監修・執筆者
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

そもそもポータブル電源でEVは充電できるの?

大谷
大谷
いきなり結論から知りたいですよね!

結論から言うと、一部の高性能なポータブル電源であればEVの充電は可能です。ただし、どんなポータブル電源でも良いわけではなく、いくつかの重要な条件をクリアする必要があります。

条件1:EVを動かすための「大容量(Wh)」

EVを数キロでも走行させるためには、非常に大きな電力が必要です。そのため、ポータブル電源もスマホを充電するような一般的なものではなく、3,000Whを超えるような大容量モデルが必要になります。容量が大きければ大きいほど、EVをより長い距離走らせることができます。

条件2:効率的な充電に必須の「高出力(W)&AC200V対応」

最も重要なのが、AC200V出力に対応していることです。EVに付属してくる充電ケーブルの多くはAC200V仕様です。一般的なポータブル電源のAC100V出力でも充電できないことはありませんが、変換効率が悪く、充電に膨大な時間がかかってしまい実用的ではありません。

EVへの充電を考えるなら、AC200V出力は必須条件と覚えておきましょう。

EV・PHEV充電用ポータブル電源の選び方【3つの重要ポイント】

では、実際にEV充電用のポータブル電源を選ぶ際には、どのような点に注目すれば良いのでしょうか。後悔しないための3つの重要ポイントを解説します。

【ポイント1】バッテリー容量(Wh)|充電でどれだけ走れるか

バッテリー容量は、そのポータブル電源がどれだけの電力を蓄えられるかを示す数値で、「Wh(ワットアワー)」という単位で表されます。この数値が大きいほど、EVをより多く充電できます。

例えば、容量3,840Whのポータブル電源で、電費7km/kWhのEVを充電した場合、単純計算で約26km走行できる電力を供給できます。

「万が一の時に、最寄りの充電スポットまでたどり着ける距離」を一つの目安として、必要な容量を考えましょう。

【ポイント2】出力(W)|AC200V対応は絶対条件

先ほども触れましたが、AC200V出力に対応しているかどうかは必ず確認してください。これにより、EV付属の純正充電ケーブルを直接接続して、効率よく充電できます。

また、合計の出力(W数)も重要です。3,000W以上の高出力モデルであれば、EVを充電しながら他の家電(IHクッキングヒーターや電子レンジなど)を同時に使うといったことも可能になり、キャンプや車中泊での利便性が格段に向上します。

【ポイント3】本体のサイズと重量|持ち運び・積載は可能か

大容量・高出力のモデルは、必然的にサイズが大きく、重量も重くなります。中には重量が60kgに達するモデルもあり、一人で持ち運ぶのは困難です。

購入前に本体サイズと重量を確認し、ご自身の車の積載スペースに収まるか、どのように運搬するかをシミュレーションしておくことが大切です。キャスターが付いているモデルを選ぶと、平坦な場所での移動が楽になりますよ。

大谷
大谷
頻繁に積み下ろしをするのは大変なので、車に積みっぱなしで運用するのも一つの手ですね!

【徹底比較】EVを充電できるおすすめポータブル電源2選

現在、EV充電に対応するハイスペックなポータブル電源として、特に注目されている2つのモデルをご紹介します。

1. Anker Solix F3800|圧倒的パワーと住宅用蓄電池にもなる拡張性


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モバイルバッテリーでおなじみのAnkerが誇る最高峰モデルです。3,840Whの大容量と最大5,000Wの高出力を両立。AC200V出力ポートを備え、EVへの充電も安心して行えます。

実際にHonda eへの充電テストでは、約3,000Wの出力で安定して充電できた実績もあります。拡張バッテリーを最大6台まで連結すれば、容量を26.9kWhまで増やすことができ、家庭用の定置型蓄電池としても活用できるのが最大の魅力です。

容量 3,840Wh
出力 定格 5,000W / AC200V対応
重量 約60kg
特徴 ・拡張バッテリーで家庭用蓄電池に・キャスター付きで移動が容易

2. EcoFlow DELTA Pro|全国のEVステーションで充電できる革新性


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ポータブル電源業界をリードするEcoFlowのフラッグシップモデル。3,600Whの大容量と3,000Wの高出力を備えています。

このモデルの最大の特徴は、なんと全国のEV充電ステーションからポータブル電源本体を充電できるという画期的な機能です。これにより、外出先でも効率的に大容量の電力を確保できます。車中泊や長期の旅行で非常に心強い味方となるでしょう。

もちろん、AC200V出力にも対応しており、EVへの給電も可能です。

容量 3,600Wh
出力 定格 3,000W / AC200V対応
重量 約45kg
特徴 ・EV充電ステーションで本体を充電可能・専用のスマート発電機と連携できる

EV充電の裏ワザ?EV充電スタンドでポータブル電源は充電できる?

「EVを充電できるなら、逆にEV充電スタンドでポータブル電源を充電できないの?」と考える方もいるかもしれません。この疑問について深掘りしてみましょう。

EcoFlow DELTA Proなら公式対応!

先ほど紹介した通り、EcoFlow DELTA Proは、オプションの専用アダプターを使うことでEV充電スタンドからの本体充電に正式対応しています。これは非常に大きなアドバンテージです。

【注意】非公式の変換アダプターは危険!

一方で、ネット通販サイトなどでは、EV充電スタンドのコネクタ(J1772)を家庭用コンセントに変換するアダプターが販売されていることがあります。

これを使えば他のポータブル電源も充電できるのでは?と思いがちですが、これらの製品の多くは日本の安全基準(PSEマーク)を満たしておらず、使用は非常に危険です。

EV充電スタンドは200Vの電圧がかかっているため、安全装置のない非公式アダプターを使うと、ポータブル電源や接続した100V専用機器が故障するだけでなく、火災や感電といった重大な事故につながる恐れがあります。

大谷
大谷
安全が第一です!必ずメーカーが公式に認めている方法で充電するようにしてくださいね。

EV充電用ポータブル電源に関するQ&A

Q1. ポータブル電源でEVはどのくらい走れますか?

A. ポータブル電源の容量と、お乗りのEVの電費(1kWhで走行できる距離)によって変わります。

例えば、容量3,840Wh(3.84kWh)の「Anker Solix F3800」で、電費が6km/kWhのEVを充電した場合、単純計算では 3.84kWh × 6km/kWh = 約23km 走行できる計算になります。あくまで緊急時に最寄りの充電スポットへ向かうためのもの、と考えるのが良いでしょう。

Q2. ポータブル電源本体の満充電にはどのくらい時間がかかりますか?

A. 家庭用のACコンセントから充電した場合、今回ご紹介したモデルでは以下の通りです。

  • Anker Solix F3800:最短2.6時間で80%、3.3時間で100%
  • EcoFlow DELTA Pro:約3.1時間で100%

どちらも大容量ながら、独自の急速充電技術によりスピーディーに充電できます。

Q3. もっと色々なポータブル電源を見てみたいのですが…

A. EV充電に特化しない、様々な用途で使えるポータブル電源もたくさんあります。ポータブル電源選びでは、信頼できるメーカーを選ぶことも非常に重要です。

以下の記事では、おすすめの人気メーカーをランキング形式で詳しくご紹介しています。ご自身の使い方に合った一台を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。

ポータブル電源のおすすめ人気メーカーランキングTOP3
【最新】ポータブル電源のおすすめメーカーを徹底比較!防災やキャンプで後悔しない選び方の5つのポイントを解説し、EcoFlowなど人気3社をランキングで紹介。あなたに最適な一台が必ず見つかります。

まとめ:EVを充電できるポータブル電源で安心なカーライフを!

今回は、EVの電欠という最大の不安を解消してくれる「EVを充電できるポータブル電源」について解説しました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • EVを充電するには「3,000Wh以上の大容量」「AC200V出力」が必須
  • おすすめは圧倒的パワーの「Anker Solix F3800」と、EVステーションで充電できる「EcoFlow DELTA Pro」
  • 本体はサイズが大きく重いため、積載や運搬方法を事前に確認することが大切
  • 非公式の変換アダプターの使用は非常に危険なので絶対にやめる

価格は決して安くありませんが、一台備えておけば、万が一の電欠対策になるだけでなく、アウトドアレジャーや災害時の非常用電源としても大活躍し、あなたのEVライフをより豊かで安心なものにしてくれます。

この記事を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけて、電欠の不安から解放された快適なEVライフを手に入れてくださいね。

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