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家庭用冷蔵庫を動かせるポータブル電源おすすめ8選

家庭用冷蔵庫を動かせるポータブル電源おすすめ8選

「突然の停電!冷蔵庫の中身、どうしよう…」
「キャンプでも家の冷蔵庫みたいに食材をしっかり冷やしたいな…」

地震や台風などの災害による停電時、一番心配になるのが冷蔵庫ではないでしょうか。特に夏場は、数時間電気が止まっただけで中の食材がダメになってしまう可能性があります。

そんな不安を解決してくれるのが、家庭用冷蔵庫を動かせるパワフルなポータブル電源です。

この記事では、いざという時に本当に頼りになる「家庭用冷蔵庫を動かせるポータブル電源」の選び方から、実際に何時間使えるのかという疑問、そして防災の専門家が厳選したおすすめモデルまで、どこよりも詳しく解説します。

この記事を読めば、あなたに最適な一台が必ず見つかり、災害への備えが万全になりますよ。

監修・執筆者
大谷

年間100製品以上のスペックを分析し、自腹で試す家電マニア。
数々の家電選びの失敗から学んだ、”本当に役立つ知識”だけを発信しています!

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冷蔵庫に使えるポータブル電源の選び方【3つの重要ポイント】

家庭用冷蔵庫を動かすには、どんなポータブル電源でも良いわけではありません。購入してから「動かなかった…」と後悔しないために、絶対に押さえるべき3つの重要ポイントを解説します。

① 容量(Wh):どれくらいの時間使いたいかで決める

まず最も重要なのが、ポータブル電源がどれくらいの電気を蓄えられるかを示す「容量(Wh)」です。「Wh(ワットアワー)」という単位で表され、この数値が大きいほど長時間、冷蔵庫を稼働させることができます。

大谷
大谷
Whは「電力(W) × 時間(h)」で計算できます。50Wの冷蔵庫を10時間使いたいなら、最低でも500Whの容量が必要になる、という計算ですね。

家庭用冷蔵庫を停電時に最低でも1日(24時間)動かすことを想定するなら、1500Wh以上の大容量モデルを選ぶと安心です。

「大は小を兼ねる」のがポータブル電源選びの基本です。容量が大きいほど、冷蔵庫以外の家電も使えるようになり、安心感が格段にアップします。

② 定格出力(W):冷蔵庫の消費電力より大きいものを選ぶ

次に見るべきは「定格出力(W)」です。これは、ポータブル電源が安定して出力できる電力の大きさを示します。この数値が、動かしたい冷蔵庫の「消費電力(W)」を上回っている必要があります。

ポータブル電源の定格出力(W) ≥ 冷蔵庫の消費電力(W)

家庭用冷蔵庫の消費電力は、一般的に150W〜200W程度ですが、製品の仕様表を必ず確認しましょう。

要注意!見落としがちな「起動電力」
冷蔵庫は、コンプレッサーが動き出す瞬間に「起動電力」という一時的な大電力を必要とします。これは消費電力の3〜5倍になることも。ポータブル電源の「瞬間最大出力」がこの起動電力を上回っていないと、冷蔵庫は動きません。

③ 出力波形:「正弦波(純正弦波)」対応モデルを選ぶ

ポータブル電源のACコンセントから出力される電気の波形には種類があります。冷蔵庫のような精密なモーターを内蔵した家電には、家庭用コンセントと同じ滑らかな波形の「正弦波(せいげんは)」タイプの電源が必須です。

安価なモデルに多い「矩形波」や「修正正弦波」の製品では、冷蔵庫が正常に作動しなかったり、故障の原因になったりする可能性があります。

最近の人気メーカーのポータブル電源は、ほとんどが「正弦波」対応なので安心ですが、念のため仕様表で確認する癖をつけましょう。

どのメーカーを選べば良いか迷っている方は、以下の記事で人気メーカーの特徴を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

>>ポータブル電源のおすすめ人気メーカーランキングTOP3

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ポータブル電源で冷蔵庫は何時間持つ?計算方法と目安

「で、結局うちの冷蔵庫は何時間動かせるの?」という疑問にお答えします。稼働時間は簡単な計算式で、ある程度の目安を算出できます。

冷蔵庫の稼働時間の計算方法

以下の計算式を使えば、お持ちのポータブル電源で冷蔵庫が何時間稼働できるか分かります。

稼働時間(h) ≒ ポータブル電源の容量(Wh) × 0.8 ÷ 冷蔵庫の消費電力(W)

計算式にある「×0.8」は、電力の変換ロスを考慮したものです。ポータブル電源の蓄電された電気(直流)を家庭用コンセントの電気(交流)に変換する際に、約20%のエネルギーが失われるため、一般的に容量の80%で計算します。

【計算例】容量2000Whのポータブル電源で、消費電力150Wの冷蔵庫を使う場合

2000Wh × 0.8 ÷ 150W = 約10.6時間

この場合、約10.6時間は冷蔵庫を動かし続けられる計算になります。ただし、これはあくまで理論値です。実際には冷蔵庫のコンプレッサーは常に動いているわけではないため、理論値よりも長く使えるケースが多いことを覚えておいてください。

【サイズ別】家庭用冷蔵庫の消費電力と稼働時間の目安

冷蔵庫の消費電力は、実はサイズが大きくなっても、それほど大きくはなりません。近年の省エネ技術の向上が大きいからです。

資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2023年版」を基にした、1日あたりの平均的な消費電力量を見てみましょう。

冷蔵庫のサイズ別・1日あたりの平均消費電力量
サイズ 1日あたりの平均消費電力量(Wh)
141~200リットル 約808 Wh
301~350リットル 約940 Wh
401~450リットル 約967 Wh
501リットル以上 約764 Wh

出典: 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2023年版」

このように、多くの家庭用冷蔵庫は1日あたり750Wh〜1000Wh程度の電力を消費します。つまり、容量1500Wh〜2000Whのポータブル電源があれば、丸1日以上は冷蔵庫を稼働させられる可能性が高いと言えます。

大谷
大谷
最新の省エネ冷蔵庫だと、さらに消費電力が少ないモデルもありますよ。ご自宅の冷蔵庫の仕様を一度確認してみるのがおすすめです。
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【用途別】ポータブル電源で冷蔵庫を動かすシーン

ポータブル電源で冷蔵庫を動かす場面は、災害時だけではありません。アウトドアなど、さまざまなシーンで大活躍します。

停電・災害時の非常用電源として

やはり最も重要なのが、停電時の食品保管です。特に夏場の停電では、数時間で冷蔵庫内の温度が上昇し、食中毒のリスクが高まります。

大容量のポータブル電源があれば、冷凍食品の解凍や生鮮食品の腐敗を防ぎ、非常時でも食の安全を確保できます。赤ちゃんのミルクや薬など、温度管理が必要なものを保管するためにも不可欠です。

ソーラーパネルをセットで用意しておけば、停電が長引いても太陽光でポータブル電源を充電できるため、最強の防災対策になります。

キャンプや車中泊での食材管理に

キャンプや車中泊でポータブル冷蔵庫を使う際にも、ポータブル電源は最高の相棒です。

車のエンジンを切った状態でも、一晩中冷蔵庫を稼働させられるため、バッテリー上がりの心配がありません。生肉や飲み物をキンキンに冷やした状態で保管でき、アウトドアの楽しみが格段に広がりますよね。

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ポータブル電源で冷蔵庫を常時接続するのはアリ?注意点を解説

「普段から冷蔵庫をポータブル電源につないでおけば、停電しても自動で切り替わって安心なのでは?」と考える方もいるかもしれません。

結論から言うと、「パススルー充電」と「UPS機能」に対応したモデルなら可能です。

  • パススルー充電:ポータブル電源本体をコンセントで充電しながら、接続した機器(冷蔵庫)にも給電できる機能。
  • UPS(無停電電源装置)機能:停電を検知すると、瞬時にバッテリーからの給電に切り替える機能。

これらの機能があれば、ポータブル電源を家庭用コンセントと冷蔵庫の間に接続しておくことで、簡易的なバックアップ電源として活用できます。停電が起きても、冷蔵庫の電源が落ちることなく電力が供給され続けるため非常に便利です。

パススルー充電はバッテリーに負荷をかけるため、非対応のモデルで常時接続を行うと、バッテリーの寿命を著しく縮める原因になります。必ず対応モデルを選びましょう。
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家庭用冷蔵庫を動かせる!おすすめポータブル電源8選

ここからは、数ある製品の中から「家庭用冷蔵庫を動かせる」という基準で厳選した、おすすめのポータブル電源を8モデルご紹介します。

家庭用冷蔵庫向けおすすめポータブル電源比較表
メーカー・製品名 容量 定格出力 特徴
Jackery 2000 New 2042Wh 2200W 大容量・高出力でほぼ全ての家電に対応。急速充電も魅力。
Jackery 1500 Pro 1512Wh 1800W 高い安全性と静音性。長期保管にも強く防災に最適。
Jackery 1000 Plus 1264Wh 2000W 容量拡張が可能。バランスの取れた人気モデル。
Anker Solix C1000 1056Wh 1500W 長寿命バッテリー搭載。業界トップクラスの保証期間。
EcoFlow DELTA 2 1024Wh 1500W 圧倒的な充電スピードとX-Boost技術による高出力対応。
BLUETTI AC180P 1440Wh 1800W UPS機能搭載。電力リフト機能で高出力家電も動かせる。
Jackery 3000 New 3072Wh 3000W 数日間の停電にも対応できる超大容量。究極の安心感。
Anker Solix F1500 1536Wh 1500W 長期保管に強い設計。大型LEDライトも搭載し防災向き。

※稼働時間は冷蔵庫の機種や使用環境により変動します。

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冷蔵庫の稼働時間を延ばす5つの賢い節電術

ポータブル電源の電気は有限です。少しでも長く冷蔵庫を動かすために、誰でも簡単にできる5つの節電のコツをご紹介します。

  1. ドアの開閉は最小限に!
    開閉のたびに庫内の温度が上がり、再冷却に余計な電力を消費します。開ける回数と時間をできるだけ減らしましょう。
  2. 食品を詰め込みすぎない
    意外かもしれませんが、食品を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、消費電力が増えます。容量の半分程度を目安にしましょう。
  3. 設定温度を「弱」にする
    季節や状況によりますが、設定温度を一段階上げるだけで大きな節電効果があります。
  4. 壁から適切な距離を保つ
    冷蔵庫の放熱スペースが確保されていないと、冷却効率が落ちてしまいます。側面や背面は壁から少し離して設置しましょう。
  5. 直射日光を避ける
    ポータブル電源も冷蔵庫本体も、熱に弱い精密機器です。直射日光の当たらない、風通しの良い場所に設置してください。
大谷
大谷
これらの工夫を組み合わせることで、計算上の稼働時間よりもかなり長く冷蔵庫を動かすことができますよ。ぜひ試してみてくださいね。
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「ポータブル電源と冷蔵庫」に関するよくある質問Q&A

購入前に、一度自宅の冷蔵庫でテストした方がいいですか?

はい、必ず事前のテストを行ってください。特に防災目的で購入した場合、いざという時に「動かなかった…」では手遅れです。満充電にしたポータブル電源で、実際に冷蔵庫が問題なく起動し、稼働するかを確認しておきましょう。

古い冷蔵庫でも動かせますか?

動かすことは可能ですが、古い冷蔵庫は消費電力や起動電力が大きい傾向があります。そのため、ポータブル電源の稼働時間が短くなったり、スペックによっては動かせなかったりする可能性があります。より容量と出力に余裕のあるモデルを選ぶことをおすすめします。

冷蔵庫以外の家電も同時に使えますか?

はい、ポータブル電源の定格出力の範囲内であれば、複数の家電を同時に使用できます。例えば、冷蔵庫を動かしながらスマートフォンの充電やLEDライトの使用も可能です。ただし、消費電力の合計が定格出力を超えないように注意してください。

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まとめ:最適なポータブル電源を選んで、食の安心を手に入れよう!

今回は、家庭用冷蔵庫を動かせるポータブル電源について、選び方からおすすめモデルまで詳しく解説しました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 容量(Wh):最低でも1日動かすなら1500Wh以上が安心。
  • 定格出力(W):冷蔵庫の消費電力と、特に「起動電力」に対応できるものを選ぶ。
  • 出力波形:必ず「正弦波」対応モデルを選ぶこと。
  • 機能:常時接続したいなら「パススルー充電」「UPS機能」付きが必須。

ポータブル電源は決して安い買い物ではありません。しかし、一台備えておくだけで、災害時でも「食」の安心を確保できる心強い味方になります。

この記事を参考に、あなたのライフスタイルに合った最適な一台を見つけ、万全の備えで日々の暮らしをお過ごしください。