「テレビの位置が高すぎて首が痛い……」
「もう少し低い位置にできれば、もっとリラックスできるのに」
テレビスタンドを買った後に、高さが合わずに後悔していませんか?
実は、テレビの位置を数センチ下げるだけで、リビングの快適性や没入感は劇的に向上します。
この記事では、今あるテレビスタンドを限界まで低くする裏技的な調整方法から、どうしても下がらない場合の解決策、そして最適な高さの計算式までを網羅的に解説します。
テレビスタンドを低くするべき理由と最適解
「なんとなく高い気がする」という感覚は間違っていません。人間工学的に見ても、テレビの位置は「低め」が正解であることが多いのです。まずは目指すべきゴールの高さを確認しましょう。
首が疲れない「目線より15度下」の法則
テレビを見るとき、もっとも疲れにくい視線は水平方向よりも10度〜15度下と言われています。目線より上に画面があると、目は常に大きく見開いた状態になり、ドライアイや眼精疲労、さらには首こり(ストレートネック)の原因になります。
最適なテレビの高さ(画面中心の高さ)の目安は以下の通りです。
| 視聴スタイル | 目線の高さ | テレビ中心の目安 |
|---|---|---|
| 床座り・座椅子 | 約 70cm〜80cm | 床から約 60cm〜65cm |
| ソファ座り | 約 90cm〜100cm | 床から約 80cm〜85cm |
| ダイニングチェア | 約 110cm〜120cm | 床から約 100cm前後 |

今のテレビスタンドを低くする3つの調整法
「買い換えるのはもったいない」という方のために、現在の環境のままでテレビを低くする方法を3つ紹介します。意外な方法で数センチ下げられる可能性があります。
1. 背面ブラケット(金具)の取り付け位置を変える
最も基本的な方法ですが、見落としがちなポイントです。
テレビの背面に固定している「2本の縦金具(ブラケット)」のネジ位置を確認してください。
- 現状:ブラケットの「下の方の穴」を使っていませんか?
- 対策:ブラケットの「一番上の穴」を使ってテレビに固定し直してください。
これにより、スタンドに対してテレビが相対的に下がる形になります。機種によってはこれだけで5cm〜10cm低くできる場合があります。
2. キャスター(車輪)を取り外す
もしお使いのテレビスタンドにキャスターが付いている場合、これを外して「アジャスター(固定脚)」や「フェルト」に交換することで高さを下げられます。
- 効果:キャスターの高さ分(約5cm〜7cm)低くなる。
- メリット:重心が下がり、安定性が増す。
- 注意点:移動はしにくくなるため、掃除の際は注意が必要。
多くのスタンドはキャスターがネジ式(M8やM6サイズなど)になっており、ホームセンター等で売っている同径のアジャスターボルトに交換可能です。
3. VESA変換・オフセットプレートを活用する
これは少し上級者向けの裏技です。
テレビ背面のネジ穴(VESA規格)の位置を強制的にずらす「VESAオフセットプレート(拡張プレート)」という部品が市販されています。
これを使用することで、テレビ側のネジ穴位置を擬似的に上にずらし、結果としてテレビの取り付け位置を下げること可能です。ただし、以下の点に注意してください。
- スタンドの耐荷重に余裕があるか確認する。
- プレートの厚み分、壁から少し前に出る。
- 重心バランスが変わるため、転倒防止ワイヤーを必ず併用する。
どうしても下がらない場合の「ロータイプ」の選び方
調整や工夫で限界がある場合、そもそものスタンドが「ハイタイプ(会議室やダイニング向け)」である可能性があります。快適さを優先するなら、思い切って「ロータイプ」への買い替えが解決への近道です。
失敗しない!低くできるスタンドの条件
次に選ぶべきは、以下の条件を満たすモデルです。
- 商品名に「ロータイプ」「Low」と記載がある
- 高さ調整の「最小値」が床から100cm以下(画面中心位置)
- ベースプレート(土台)が薄い
特に「壁寄せテレビスタンド」のロータイプは、壁掛けのようなスッキリ感を維持しつつ、床座りでも見やすい高さまで下げられるモデルが多く発売されています。

DIYや自作で支柱を切るのは危険?
「支柱が長いなら、金属ノコギリで切ってしまえばいいのでは?」と考える方もいますが、これは絶対にNGです。
- 強度が著しく低下し、テレビの重みに耐えられなくなる。
- 切断面が錆びたり、鋭利になり怪我をするリスクがある。
- メーカー保証が一切受けられなくなる。
高価なテレビを落下させて壊してしまうリスクを考えると、専用のスタンドを用意する方がコストパフォーマンスは良いでしょう。
よくある質問(Q&A)
テレビスタンドを低くする際によくある疑問をまとめました。
はい、テレビの下端がテーブルやサウンドバーに隠れてしまうと、リモコン受光部が遮られ、反応が悪くなることがあります。テレビを下げる際は、受光部(通常はテレビ下部)の前に物を置かないようスペースを確保するか、IRリピーター(赤外線中継機)の使用を検討してください。
テレビを限界まで下げると、棚板を取り付けるスペースがなくなることがあります。その場合、レコーダーやゲーム機はテレビの裏に収納する(背面収納)か、テレビスタンドの横に別の収納ラックを置くなどのレイアウト変更が必要です。
大型テレビは画面の縦幅が大きいため、物理的に下げられる限界が早めにきます(画面下が床に当たるため)。大型テレビで低さを追求する場合は、スタンドの「対応サイズ」だけでなく「画面下から床までの距離」の図面をよく確認することが重要です。
まとめ:低さは快適さ!最適な高さを見つけよう
テレビスタンドを低くすることは、単なる配置換えではなく、毎日のリラックスタイムの質を高めるための重要なアップデートです。
最後に、今回のポイントを振り返ります。
- 理想の高さ:目線より10〜15度下(ソファなら中心高80cm前後)。
- 今のスタンドでできること:金具位置の変更、キャスターの取り外し、オフセットプレートの検討。
- 最終手段:構造的に無理なら「ロータイプ」へ買い替えるのが最も安全で確実。
無理な姿勢での視聴を卒業し、長時間見ても疲れない快適なリビング環境を手に入れてください。
「じゃあ、低く設置できておしゃれなスタンドは具体的にどれ?」と気になった方は、以下の記事で最新のおすすめモデルを厳選して紹介しています。選び方のコツもさらに深掘りしていますので、ぜひ参考にしてください。

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