「新しい電子レンジを買いたいけど、重すぎて棚が壊れないか心配…」
「一人暮らしの引越しで、自分で運べる重さなのか知りたい」
「冷蔵庫の上に置いても本当に大丈夫?」
毎日使う電子レンジですが、サイズは確認しても「重さ」は見落としがちな重要ポイントです。購入後に「重すぎて持ち上がらない」「ラックがたわんでしまった」と後悔するケースは少なくありません。
この記事では、電子レンジのタイプ別の平均重量や、重さで失敗しないための選び方、設置時の安全対策について徹底解説します。重さの目安を知り、あなたのキッチンに最適な一台を見つけましょう。
電子レンジの重さ目安:タイプ別一覧表
電子レンジの重さは、「温めるだけ」か「本格的なオーブン料理もするか」によって、2倍以上も変わることがあります。
まずは、主な3つのタイプの平均的な重さを比較表で確認しましょう。
| 種類 | 重さ目安 | 体感的な重さの例 |
| 単機能レンジ | 9kg 〜 12kg | 10kgのお米袋 1つ分 |
| オーブンレンジ | 13kg 〜 18kg | 2Lペットボトル 8本分 |
| 過熱水蒸気モデル | 18kg 〜 30kg | 小学1〜3年生の子供 |
単機能レンジ(温めのみ)
「あたため」と「解凍」機能に絞った単機能レンジは、構造がシンプルで非常に軽量です。平均して10kg前後のモデルが多く、女性一人でも持ち上げて移動させることが可能です。
掃除の際に少しずらしたり、引越しの際に自分で梱包したりするのが苦にならない重さです。
一般的なオーブンレンジ
トーストやグラタンなどが作れるヒーター内蔵のオーブンレンジは、15kg前後が主流です。庫内容量が23L〜26Lクラスになると、少しずっしりとした重みを感じます。
このクラスからは、不安定な姿勢で持つと腰を痛めるリスクがあるため、設置場所の高さに注意が必要です。
過熱水蒸気オーブンレンジ
スチーム機能を使った調理ができる高機能モデル(30Lクラスなど)は、タンクや複雑な機構が搭載されているため、20kg〜30kgにもなります。
これは、もう「家電」というより「家具」に近い重さです。箱から出すだけでも大人2人掛かりの作業になるため、購入時は配送設置サービスの利用を検討すべきレベルです。

重さが影響する3つの重要ポイント
「置ければ何でもいい」と思っていると危険です。重さが原因で起こりうるトラブルと、チェックすべきポイントを解説します。
冷蔵庫の上に置けるか
一人暮らし向けの2ドア冷蔵庫(〜170L程度)の多くは、天面が耐熱トップテーブルになっています。しかし、無制限に乗せられるわけではありません。
- 耐荷重の確認:多くの冷蔵庫は「30kgまで」ですが、一部の機種は「20kgまで」の場合も。
- サイズの確認:重さはクリアしていても、レンジの足が冷蔵庫の天面からはみ出すと不安定になり危険です。
25kgを超えるような大型オーブンレンジを小型冷蔵庫に乗せるのは、バランスの面からも避けたほうが無難です。
ラックや棚の耐荷重
キッチンラックを購入する際は、必ず「棚板1枚あたりの耐荷重」を確認しましょう。
| ラックの種類 | 耐荷重の目安 | 適性 |
| スチールラック | 50kg 〜 100kg | ◎ 大型レンジも安心 |
| 木製レンジ台 | 10kg 〜 20kg | △ 機種による |
| スライド棚 | 5kg 〜 10kg | × 炊飯器用がほとんど |
特に注意が必要なのが、炊飯器などを置く「スライド式の棚」です。ここは耐荷重が低いことが多く、重いレンジを置くとレールが破損します。
移動や掃除のしやすさ
レンジの周りは油汚れやホコリが溜まりやすい場所です。10kg程度の軽量モデルなら、サッと持ち上げて下を拭くことができますが、20kgを超えると掃除のたびに移動させるのは困難になります。
「こまめに掃除をしてキッチンを清潔に保ちたい」という方は、あえて重すぎない中型モデルや単機能モデルを選ぶのも一つの賢い選択です。
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軽い電子レンジを選ぶメリット
最近では「多機能でも使わない」「重いのは嫌」という理由で、あえて軽い電子レンジを選ぶ人が増えています。
一人暮らしや高齢者に最適
力に自信のない高齢の方や、頻繁に引越しをする転勤族の方にとって、軽さは正義です。10kg前後のモデルであれば、模様替えも一人で行えますし、万が一の処分の際もリサイクルショップへ持ち込むのが容易です。

処分時のコストと手間
電子レンジを処分する際、自治体の粗大ゴミに出すか、業者に依頼することになります。自分で指定場所まで運ぶ必要がある粗大ゴミの場合、20kg超えのレンジを運搬するのは大変な重労働です。
将来的な「手放しやすさ」まで考慮するなら、必要最低限の機能と重さのモデルを選ぶことは理にかなっています。
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重いレンジの設置と地震対策
もし高機能で重いレンジを選ぶ場合は、安全対策を万全にしましょう。
設置は必ず2人以上で行う
箱から取り出し、高い位置にあるラックに乗せる作業は、一瞬でもバランスを崩すと大怪我に繋がります。特に腰への負担が大きいため、必ず家族や友人に手伝ってもらい、2人以上で作業してください。
転倒防止グッズの活用
重い家電ほど、地震の揺れで動いた時の運動エネルギーが大きくなり、凶器と化します。
- 耐震ジェルマット:レンジの足の下に敷き、粘着力で固定する。
- 転倒防止ベルト:背面の金具と壁やラックを固定する。
特に高い位置(目線より上)に設置する場合は、これらの対策が必須です。レンジ用の耐震ジェルは100円ショップのものではなく、ホームセンターなどで売られている「耐荷重」が明記された信頼できる製品を選びましょう。
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よくある質問(Q&A)
A. 製品の側面に貼ってあるシール(仕様ラベル)の「質量」または「重量」の欄を確認してください。購入前であれば、メーカー公式サイトの「仕様一覧」や、カタログのスペック表に必ず「kg」単位で記載されています。
A. いいえ、そうとは限りません。重さは主に「オーブン機能の有無」や「容量」に比例します。温め性能(インバーター搭載など)が高くても、オーブン機能がない単機能レンジなら軽くて高性能なモデルはたくさんあります。
A. 自治体の粗大ゴミに出せない場合は、不用品回収業者に依頼するか、新しいレンジを買う際に家電量販店の「引き取りサービス(有料)」を利用するのが一番楽です。設置業者が古いレンジをその場で回収してくれます。
まとめ:重さを確認して安全に使おう
電子レンジの重さについて、失敗しないためのポイントをおさらいしましょう。
- 単機能は軽い(約10kg):女性でも扱えて移動が楽。
- オーブン機能付きは重い(15kg〜30kg):設置場所の耐荷重確認が必須。
- 冷蔵庫の上は要注意:耐荷重30kgまでが一般的だが、サイズオーバーに注意。
- 設置は安全第一:15kgを超えるなら無理せず2人で運ぶか、業者に依頼する。
機能やデザインに目が行きがちですが、「重さ」は長く安全に使うための土台となる重要なスペックです。
ご自身のライフスタイルや設置環境に合わせて、無理なく扱える重さの電子レンジを選んでくださいね。事前の確認が、快適なキッチンライフへの近道です。
