「レジで有料保証を勧められたけど、本当に入るべき?」
「無料保証だけで十分?それとも後で後悔する?」
ヤマダ電機で家電を買う時、複雑な保証システムに悩んでいませんか?よく分からずに加入して「年会費を損した」と後悔する人や、逆に入らずに「修理費で泣いた」という人は後を絶ちません。
この記事では、ヤマダ電機の3つの保証の「デメリット」と「落とし穴」を徹底解説します。
最後まで読めば、あなたにとって「本当に必要な保証」と「いらない保証」が明確になり、無駄な出費をゼロにして安心して家電を使えるようになりますよ。

結論:ヤマダ電機の保証は「目的」で選ばないと損をする
結論から言うと、ヤマダ電機の保証に「全員が入るべき正解」はありません。しかし、あなたのタイプによって「損得」はハッキリ分かれます。
- 無料 長期保証:初期費用0円重視。4年目以降の修理費リスクを許容できる人。
- 家電総合保証(有料):中型家電(PC・レンジ等)を完全に守りたい人。
- ヤマダあんしん保証:大型家電を複数持ち、毎年ヤマダで買い物をする人。
特に年会費がかかる「あんしん保証」は、特典を使いこなせないなら「いらない」と断言できます。
ここが落とし穴!ヤマダ電機の保証のデメリット
公式サイトではメリットばかりが強調されますが、ユーザーが本当に知りたいのは「悪い点」ですよね。契約前に必ず知っておくべき3つのデメリットを暴露します。
1. 「無料長期保証」は4年目以降、完全無料ではない
これが最大の誤解ポイントです。「6年保証」と書いてあっても、6年間ずっと無料で修理してもらえるわけではありません。期間によって保証範囲が変わります。
- 購入後1〜3年目:技術工料・部品代・出張料が無料
- 購入後4年目以降:技術工料のみ無料(部品代・出張料は自己負担)
例えば、4年目に冷蔵庫の「コンプレッサー(重要部品)」が故障した場合、技術料は無料でも、高額な部品代と出張費で2〜3万円の出費になる可能性があります。
2. 消耗品や付属品はすべて保証対象外
どの保証プランに入っていても、以下のトラブルは保証されません。
- テレビのリモコンが効かない(付属品)
- 掃除機のバッテリーが劣化した(消耗品)
- 洗濯機の糸くずフィルターが破れた(消耗品)
これらはすべて実費での買い替えとなります。「保証に入っているから何でも直せる」と安心していると、痛い目を見るので注意が必要です。
3. 「あんしん保証」は解約忘れで赤字になる
「ヤマダあんしん保証」は、自動更新されるサブスクリプション型(年会費4,015円)です。家電を買い替えて保証が不要になっても、自分から解約手続きをしない限り、永遠に会費が引き落とされます。

違いを一発解決!3つの保証サービス比較表
複雑な3つの保証の違いを表にまとめました。特に「コスト」と「4年目以降の自己負担」の違いに注目してください。
| 項目 | ① 無料 長期保証 | ② 家電保(有料) | ③ あんしん保証 |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 商品代の5%など (購入時1回) |
年会費 4,015円 (毎年更新) |
| 対象商品 | 指定の高額商品 (TV・冷蔵庫など) |
1.1万円以上の家電 (PC・レンジなど) |
指定の大型家電 (TV・洗濯機など) |
| 4年目以降の 部品・出張費 |
自己負担あり | 無料 | 無料 |
| 主な特典 | なし | なし | 3,000円分商品券 |
| おすすめ度 | コスト重視派 | 安心重視派 | まとめ買い派 |
1. コスト重視ならこれ!「無料長期保証」の活用法
「無料長期保証」は、対象商品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど)を購入すると自動で付帯されるサービスです。
メリットとデメリット
- メリット:追加料金が一切かからない。初期不良(1〜3年目)のリスクは完全にカバーできる。
- デメリット:4年目以降は「部品代」「出張費」がかかるため、完全な防御にはならない。
この保証だけでいい人
「壊れたらその時は修理費を払うか、買い替える」「とにかく購入時の支払いを安く済ませたい」という堅実派の方は、この無料保証だけで十分です。
2. 故障が不安な家電に「家電総合保証(家電保)」
「家電保」は、購入時に保証料(商品金額の5%程度)を支払うことで、3年・5年・10年の完全保証をつけるサービスです。
メリットとデメリット
- メリット:保証期間中は、修理代(技術料・部品代・出張費)が上限金額まで無料。無料保証対象外のデジタル家電や調理家電も対象にできる。
- デメリット:購入時に追加費用がかかる。
この保証をつけるべき家電
持ち運びが多く故障リスクが高い「ノートパソコン」や、毎日酷使する「高機能な炊飯器・オーブンレンジ・ドラム式洗濯機」には、この保証をつけておくと安心です。
3. 「ヤマダあんしん保証」がいらない人・必要な人
最も賛否が分かれるのが、年会費4,015円(税込)の「ヤマダあんしん保証(New The 安心)」です。
「いらない」と言われる理由
単純計算で、10年間加入し続けると約4万円の支払いになります。「それなら故障した時に修理代を払うか、新品を買った方がマシ」という意見も一理あります。割引券を使わない人にとっては、ただの「高い掛け捨て保険」になってしまいます。
それでも「元が取れる」人の条件
しかし、以下の2つの条件に当てはまる人にとっては最強の保証になります。
- 条件1:毎年必ずヤマダ電機で買い物をする
毎年3,000円分の商品割引券がもらえるため、実質年会費は1,015円(月額約85円)になります。 - 条件2:製造9年以内の対象家電を複数持っている
他店で買った家電も対象になる場合があります。家中の大型家電をまとめて月額約85円(実質)で守れるなら格安です。

家電別:洗濯機やエアコンにはどの保証をつけるべき?
最後に、家電の種類別におすすめの保証パターンをご紹介します。
洗濯機(特にドラム式)
推奨:無料保証 + 不安なら「家電保」
洗濯機は水回り家電のため故障率が高めです。特にドラム式洗濯機は構造が複雑で、「乾燥できない」「扉が開かない」といったトラブルが起きやすく、修理費が2〜5万円になることも。長く使うなら、購入時に「家電保」で完全保証をつけるのが賢い選択です。
エアコン
推奨:無料長期保証(10年保証対象ならベスト)
ヤマダ電機では、指定の高級エアコンに10年間の無料保証が付くキャンペーンを行うことがあります。これは非常に強力なので、エアコン選びの際は「10年保証対象か?」を基準にするのもおすすめです。
テレビ・冷蔵庫
推奨:無料長期保証
これらは比較的故障しにくい家電です。基本的には無料保証で様子を見て、万が一4年目以降に壊れたら、高額修理になる前に買い替えを検討する、というスタンスで問題ないでしょう。
よくある質問(Q&A)
A. はい、可能な場合が多いです。ヤマダ電機のポイントカードやアプリ会員であれば、購入履歴がデータとして残っています。まずは店頭で会員証を提示して相談してみましょう。
A. はい、全国のヤマダデンキ店舗で対応可能です。住所や電話番号の変更手続きが必要になるので、最寄りの店舗またはサポートセンターへ連絡してください。
A. キャンセルは可能ですが、訪問診断後の場合は「出張費」や「診断料」が発生します。また、保証対象外の故障(汚れによる詰まりなど)だった場合も同様に費用がかかるので注意が必要です。
まとめ:デメリットを理解して賢い選択を!
ヤマダ電機の保証は、仕組みさえ理解すれば決して怖いものではありません。
- 基本は「無料長期保証」でOK(ただし4年目以降の部品代出費は覚悟する)
- 絶対に修理費を払いたくないなら「家電保」(PCやドラム式洗濯機に推奨)
- 毎年買い物をするリピーターなら「あんしん保証」(割引券を使い切ることが絶対条件)
「店員さんに勧められたから」と流されるのではなく、あなたのライフスタイルと「どこまでリスクを許容できるか」で選ぶのが正解です。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの保証プランを選んで、安心で快適な家電ライフを送ってくださいね!
