「電源ボタンだけ、指が痛くなるほど強く押さないとつかない…」
「チャンネルを変えるとき、特定のボタンだけ反応が遅れる…」
毎日使うテレビだからこそ、リモコンの一部のボタンが反応しないトラブルは地味ながら大きなストレスですよね。電池を交換しても直らないと、「故障かな?」「買い替えなきゃダメ?」と悩んでしまうものです。
実はその症状、リモコン内部の「導電性ゴムの摩耗」や「油汚れ」が原因であることが大半です。
この記事では、リモコンが故障しているか3秒で診断する方法と、自宅にあるものでできる5つの復活手順を徹底解説します。
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※2026年1月1日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
3秒で診断!スマホカメラでリモコンの故障かチェック
対処法を試す前に、まずは「本当にリモコン側の故障なのか」を切り分けましょう。テレビ本体の受光部が故障している可能性もゼロではありません。
もっとも確実で簡単なのが、スマートフォンのカメラを使った診断方法です。
- スマホのカメラアプリを起動する(インカメラがおすすめ)
- リモコンの送信部(先端)をカメラレンズに向ける
- 反応しないボタンを押す
- スマホの画面越しに、送信部が光るか確認する
肉眼では見えませんが、スマホなどのデジタルカメラを通すと赤外線の光が「ピカピカ」と紫色や白色に発光して見えます。
光らない場合
判定:リモコンの故障(または電池切れ)
ボタンを押しても光が見えない場合は、リモコンのボタン接点が汚れているか、導電ゴムが寿命を迎えています。この記事の対処法を試す価値があります。
光るが、反応しない場合
判定:テレビ本体の不具合
リモコンは正常に信号を出しています。テレビの電源プラグを抜き差し(リセット)するか、テレビ受光部の前に物が置かれていないか確認してください。

リモコンの一つのボタンだけ反応しない3つの原因
全体ではなく「一部のボタンだけ」反応しない、あるいは「強く押さないと反応しない」場合、原因は物理的な劣化に絞られます。
電源ボタンなど「よく使うボタン」の摩耗
電源、決定、音量、チャンネル送り。これらは他のボタンに比べて圧倒的に使用回数が多いため、真っ先に寿命を迎えます。
ボタンの裏側には電気が流れる「導電性ゴム」が塗布されていますが、長年の使用でこれが擦り減ったり剥がれたりして、基板に電気が伝わらなくなっている状態です。「強く押せばつく」というのは、押し込むことでわずかに残ったゴムが接触するためです。
内部への「皮脂汚れ」や「液漏れ」の侵入
リモコンは手で触れるため、ボタンの隙間から手垢(皮脂)やホコリ、お菓子の油分などが内部に侵入します。
この油分が基板の接点を覆ってしまうと「絶縁膜」となり、電気信号を遮断します。ボタンを押した感覚が「ヌルッとする」「戻りが悪い」場合は、この汚れ詰まりが濃厚です。
電池電圧の低下による出力不足
「他のボタンは効くから電池はある」と判断するのは危険です。
リモコンの回路設計によっては、特定の信号を送るために高い電圧を必要とする場合があります。電池残量が減ると、一部の機能だけが不安定になることは珍しくありません。
反応しないボタンを自分で直す5つの手順
それでは、具体的な修理手順を解説します。リスクが低く簡単な方法から順に紹介しますので、分解は最終手段として、まずは上から順に試してください。
1. 電池を回転させて接点汚れを落とす
一番簡単ですが、意外と見落としがちなのが電池の接触不良です。
電池を入れたまま、指でクルクルと回転させて摩擦を起こしてください。これにより、目に見えない酸化被膜や汚れが削ぎ落とされ、電圧が正常に伝わるようになります。
2. 電池を抜いて放電(リセット)を行う
リモコン内部のマイクロコンピューター(マイコン)がフリーズし、特定の信号処理だけバグを起こしている可能性があります。
- 電池をすべて抜く
- その状態で電源ボタンなどを10回ほどカチカチ空押しする
- そのまま1分ほど放置する
- 電池を戻す
これにより内部のコンデンサに残った電気が完全に放電され、誤作動が解消されます。
3. テレビ本体のコンセントを抜き差しする
リモコンではなく、テレビ側のソフトウェアがフリーズしており、赤外線信号を受け付けなくなっているケースです。
テレビの主電源を切り、コンセントからプラグを抜いて1〜2分放置してから差し直してください。意外とこれで直るケースも多いです。
(参照:ソニー テレビ サポート・お問い合わせ)
4. 無水エタノールで基板を清掃する
ここからは分解清掃です。リモコンのネジを外し(電池ボックスの中に隠しネジがあることが多いです)、ケースを開けます。
基板とボタン裏のゴムを掃除しますが、水拭きは厳禁です。基板がサビて完全に壊れます。必ず揮発性の高い「無水エタノール」を綿棒につけ、黒ずんだ汚れを優しく拭き取ってください。

5. 接点復活剤を少量塗布する
清掃しても直らない場合、導電性ゴムが寿命を迎えています。
ホームセンターで売られている「接点復活剤」を綿棒にごく少量つけ、基板の接点部分に薄く塗ってください。電気の流れを改善し、軽いタッチでも反応するようになります。ただし、塗りすぎると液だれしてショートの原因になるため、「薄く」が鉄則です。
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アルミホイルでの修理をおすすめしない理由
ネット検索で出てくる「ボタン裏にアルミホイルを貼る」という裏技。確かに電気を通すので一時的には直りますが、プロとしては推奨しません。
理由は単純で、「耐久性がなく、リスクが高いから」です。
接着剤で貼ったアルミホイルは、ボタンを押すたびに力が加わり、すぐに剥がれてしまいます。剥がれた金属片が基板の中で動き回ると、重要な回路をショートさせ、発熱や完全故障を引き起こす可能性があります。
直らない場合は「汎用リモコン」への買い替えが正解
分解清掃や接点復活剤を試しても「強く押さないと反応しない」状態が変わらない場合、残念ながらそのリモコンは修理不可能な物理的寿命です。
メーカー純正リモコンを注文すると3,000円〜5,000円と高額ですが、「汎用(はんよう)リモコン」なら1,000円台で解決できます。
- コスパ最強:純正品の半額以下で購入可能(1,000円〜2,000円)。
- 設定不要:主要メーカー(ソニー、パナソニック、シャープ、東芝など)なら電池を入れるだけですぐ使えます。
- 操作性アップ:純正よりボタンが大きく、見やすい設計のものが多いです。
修理のために特殊な道具を買い揃える手間とコストを考えると、新品の汎用リモコンに買い替えるのが、結果的に最も安く、ストレスから解放される近道です。
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よくある質問(Q&A)
A. 対応している機種としていない機種があります。最近のエレコム製やオーディオテクニカ製の汎用リモコンには「Netflix」「YouTube」などの配信ボタンが搭載されているモデルも増えています。購入前にパッケージの対応表をチェックしましょう。
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A. 最近のリモコンはネジを使わず、プラスチックの爪(ツメ)だけで留まっている「はめ込み式」が増えています。マイナスドライバーや薄いカードを隙間に差し込んで開けることも可能ですが、ケースが割れるリスクが高いため、無理せず買い替えをおすすめします。
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A. スマートフォンアプリを活用しましょう。各メーカーの公式アプリ(AQUOS Connect、Video & TV SideViewなど)や、汎用のリモコンアプリを使えば、Wi-Fi経由でテレビを操作できます。新しいリモコンが届くまでの代用として非常に便利です。
まとめ:強く押さないと反応しないのは寿命のサイン
今回は、テレビリモコンのボタンが一部だけ反応しない原因と復活方法を解説しました。
- まず確認:スマホカメラで赤外線が出ているか診断する。
- やってみる:電池の回転、放電、無水エタノールでの清掃。
- 注意点:水拭きやKURE 5-56の使用、アルミホイル修理はNG。
- 解決策:直らなければ、安くて高性能な「汎用リモコン」へ。
反応の悪いリモコンを使い続けるのは、時間も精神的な余裕も奪ってしまいます。「分解は難しそうだな」と感じたら、無理をせず新しいリモコンにバトンタッチして、快適なテレビライフを取り戻してくださいね。
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