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エコキュートの買い替え時期は10年が目安!寿命のサインと交換費用、失敗しない選び方まで完全ガイド

エコキュートの買い替え時期は10年が目安!寿命のサインと交換費用、失敗しない選び方まで完全ガイド
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お使いのエコキュート、最近お湯の出が悪かったり、変な音がしたりしませんか?

「もしかして寿命?」「エコキュートの買い替え時期っていつなんだろう?」と不安になりますよね。毎日使うお湯だからこそ、突然使えなくなったら本当に困ってしまいます。

実は、エコキュートはある日突然壊れてしまうことも…。そうなると、慌てて業者を探して、思わぬ高額な出費につながるケースも少なくありません。

この記事では、エコキュートの最適な買い替え時期を見極めるための寿命のサイン交換にかかる費用、そして後悔しない新しい機種の選び方まで、あなたの疑問にまるっとお答えします!

計画的な交換で、無駄な出費や突然のトラブルを防ぎ、快適なお風呂ライフを守りましょう。

【執筆者】
大谷

家電ライター/家電製品アドバイザー
ライターとして5,000記事以上執筆し、自身のサイトは月間10万PVを達成。
多数の専門家と連携し、多角的な視点を取り入れた質の高いコンテンツ制作を常に心掛けている。

エコキュートの買い替え時期は「10年」が目安です

結論から言うと、エコキュートの買い替え時期は、設置からおよそ10年が目安です。

もちろん、使い方や環境によっては15年以上問題なく使えることもありますが、「10年」という数字には明確な理由があります。

なぜ「10年」が目安なの?

エコキュートの寿命が10年と言われる理由は、主に2つあります。

  1. 設計上の耐用年数
    多くのメーカーが、エコキュートの設計上の標準使用期間を「10年」と想定して製造しています。つまり、10年を過ぎると、経年劣化による様々な不具合が出やすくなるのです。
  2. 修理部品の保有期間
    メーカーは、製品の製造を終了してから約10年間、修理用の部品を保管しています。そのため、10年以上経過した機種だと、いざ故障しても「部品がなくて修理できない」という事態に陥る可能性が高くなります。

10年保証が切れた直後に壊れるケースも…

実際に、「10年の延長保証に入っていたけど、切れた2ヶ月後に壊れた」という声もあります。これは、メーカーが10年間の使用を想定して設計・部品供給を行っていることの裏付けとも言えそうですね。

【要注意】10年未満でも買い替えた方が良いケース

まだ10年経っていなくても、修理費用が高額になる場合は買い替えを検討した方がお得なことがあります。

特に、エコキュートの心臓部であるヒートポンプユニットの冷媒回路(熱交換器など)が故障した場合、修理費用が10万円を超えることも。このようなケースでは、修理してもまた別の箇所が故障するリスクを考えると、思い切って最新の省エネ機種に交換した方が、長期的に見てコストを抑えられる可能性があります。

修理か交換か迷ったら…

修理費用の見積もりが5万円を超えるようなら、一度買い替えも視野に入れて検討してみることをおすすめします。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

寿命が近い?エコキュートの買い替え時期の5つの危険サイン

エコキュートは、完全に壊れる前に何らかのサインを発していることがほとんどです。次のような症状が見られたら、買い替え時期が近づいているサインかもしれません。

サイン1:エラーコードが頻繁に表示される

リモコンにエラーコードが表示されることが増えたら要注意。取扱説明書を見てリセットすれば直ることもありますが、何度も同じエラーが繰り返される場合は、内部の部品が劣化している可能性があります。

サイン2:お湯が出ない・お湯の温度が安定しない

「お湯張りが途中で止まってしまう」「シャワーの温度が急に熱くなったり、ぬるくなったりする」といった症状は、寿命が近いサインの典型例です。湯切れ(タンクのお湯を使い切ってしまうこと)ではないのにお湯が出ない場合も、経年劣化による不具合が考えられます。

サイン3:いつもと違う運転音がする

ヒートポンプユニットから「ブーン」という低い音がするのは正常ですが、「カラカラ」「ガタガタ」といった異音が聞こえ始めたら注意が必要です。内部の部品に何らかのトラブルが起きている可能性があります。

サイン4:本体や配管から水漏れしている

貯湯タンクやヒートポンプユニットの周辺が常に濡れている場合、配管の接続部や本体内部から水漏れしている可能性があります。放置すると、漏電や本体の腐食につながる危険なサインです。すぐに専門家に点検を依頼しましょう。

サイン5:以前より電気代が高くなった

家族の人数や生活スタイルが変わっていないのに、電気代が目に見えて高くなった場合、エコキュートの熱効率が低下している可能性があります。古いエコキュートは、お湯を沸かすのにより多くの電力が必要になり、結果として電気代が上がってしまうのです。

修理?それとも交換?判断に迷ったときのチェックポイント

「まだ動くからもったいない…」と修理を繰り返すべきか、それとも思い切って交換すべきか、悩みますよね。そんな時は、以下の3つのポイントで判断してみましょう。

判断ポイント 修理がおすすめ 交換がおすすめ
使用年数 設置から7年未満 設置から10年以上
修理費用 5万円未満の軽微な修理 5万円以上の高額な修理
故障頻度 初めて、または久しぶりの故障 1年以内に複数回故障している

特に使用期間が10年を超えている場合は、一度修理してもすぐに別の場所が故障する「いたちごっこ」状態になる可能性があります。修理費用がかさみ、結果的に交換するより高くついてしまうことも。総合的に判断することが大切です。

買い替えのメリットは省エネ性能の向上!

最新のエコキュートは10年前のモデルと比べて省エネ性能が格段にアップしています。買い替えることで、毎月の電気代が安くなるという大きなメリットも!長期的に見れば、光熱費の節約分で交換費用を回収できる可能性もありますよ。

エコキュートの買い替えにかかる費用はどれくらい?

エコキュートの買い替え費用は、本体価格と工事費を合わせて、おおよそ50万円〜70万円が相場です(※ダイキン製の場合の目安)。

もちろん、選ぶ機種のグレードや機能、設置状況によって価格は変動します。

費用の内訳

  • エコキュート本体価格:30万円~60万円程度
  • 標準工事費:10万円~20万円程度(既存機器の撤去・処分費も含む)

急な故障で慌てないために

突然お湯が出なくなると、焦ってしまい「在庫がある業者ならどこでもいい!」と、価格や保証内容をよく確認せずに契約してしまいがちです。相場より高額な請求をされたり、ずさんな工事をされたりするトラブルも。そうならないためにも、壊れる前の計画的な買い替えが何より重要です。

いざ交換するとなったら、信頼できる業者を選ぶことが大切です。施工実績が豊富で、保証やアフターフォローがしっかりしている業者を選びましょう。

どの業者に頼めばいいか分からない…という方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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後悔しない!新しいエコキュートの選び方4つのポイント

一度設置したら10年以上使うエコキュート。大きな買い物だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。ご家庭にぴったりの一台を選ぶための4つのポイントをご紹介します。

ポイント1:家族の人数に合った「タンク容量」を選ぶ

タンク容量が小さいと湯切れを起こしやすくなり、逆に大きすぎると無駄な電気代がかかってしまいます。家族の人数に合わせて最適な容量を選びましょう。

  • 3~5人家族:370L
  • 4~7人家族:460L

交換の場合は基本的に今までと同じ容量で問題ありませんが、家族が増えたり、お子さんが大きくなってお湯の使用量が増えたりした場合は、容量アップも検討しましょう。

ポイント2:ライフスタイルに合わせた「給湯タイプ」を選ぶ

エコキュートには、主に3つの給湯タイプがあります。

  • フルオートタイプ:お湯はりから保温、足し湯まで全自動。一番人気で便利なタイプです。
  • オートタイプ:お湯はりと保温は自動。足し湯は手動で行います。
  • 給湯専用タイプ:蛇口をひねってお湯を出すシンプルなタイプです。

ポイント3:設置スペースに合う「本体の形状」を選ぶ

本体(貯湯タンク)には、一般的な「角型」と、奥行きがスリムな「薄型」があります。マンションのベランダなど、設置スペースが限られている場合は薄型タイプがおすすめです。

ポイント4:お住まいの地域に合った「仕様」を選ぶ

お住まいの地域に合わせて、適切な仕様の製品を選ぶことも長持ちさせる上で非常に重要です。

  • 一般地仕様:多くの地域で使われる標準タイプです。
  • 寒冷地仕様:冬場の外気温が-10℃を下回るような寒さが厳しい地域向けです。凍結防止機能が強化されています。
  • 耐塩害仕様/耐重塩害仕様:海岸近くの塩害が懸念される地域向けです。サビに強い加工が施されています。

地域に合わない製品を設置すると、故障の原因となり寿命を縮めてしまうので注意してくださいね。

【Q&A】エコキュートの買い替え時期に関するよくある質問

ヒートポンプユニットだけ交換することはできますか?

A. はい、メーカーによっては可能です。例えばダイキンではヒートポンプユニットのみの交換に対応しています。まるごと交換するより費用は抑えられますが、セット価格に比べて割高になることや、残した貯湯タンクが後から故障するリスクも考慮する必要があります。

入浴剤は使っても大丈夫ですか?

A. メーカーが推奨しているものであれば使用可能です。ただし、酸・アルカリ・硫黄・塩分などを含む入浴剤は、配管の腐食やポンプの故障原因になるため使用を避けましょう。使用する際は、必ず取扱説明書で対応している入浴剤の種類を確認してください。

エコキュートの交換工事にかかる時間はどれくらいですか?

A. 一般的には、半日〜1日程度で完了します。朝から作業を始めれば、その日の夜には新しいエコキュートでお風呂に入ることができます。

メーカーの保証期間はどれくらいですか?

A. メーカーによって異なりますが、多くのメーカーで本体は1年〜2年、ヒートポンプの心臓部である冷媒系統は3年、タンク本体(水漏れ)は5年の無償保証がついています。さらに、有料で最長10年の延長保証に加入できるメーカーがほとんどです。

井戸水や地下水でも使えますか?

A. 「井戸水対応モデル」であれば使用可能です。ただし、水質によっては使用できない場合があるため、事前にメーカーによる水質検査が必要です。非対応の機種で井戸水を使用すると、故障の原因となり保証の対象外になるので注意しましょう。

少しでも長持ちさせる方法はありますか?

A. はい、あります。年に2〜3回の貯湯タンクの水抜き(湯垢などの沈殿物を排出する)や、浴槽フィルターのこまめな掃除など、ご家庭でできる定期的なメンテナンスを行うことで、寿命を延ばすことにつながります。

交換費用を安くする方法はありますか?

A. 国や自治体が実施している省エネ設備への補助金制度を活用できる場合があります。お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。また、複数の業者から見積もりを取って比較することも重要です。

除菌機能って必要ですか?

A. 必須ではありませんが、お風呂のお湯を清潔に保ちたい方にはおすすめです。メーカーによって「UV除菌」などの機能があり、菌の増殖を抑える効果が期待できます。ただし、除菌ユニットは消耗品扱いで、数年〜十数年で交換が必要になる場合があり、延長保証の対象外となる点には注意が必要です。

エコキュートが凍結してしまったらどうすればいいですか?

A. 配管部分にタオルを巻き、ぬるま湯をゆっくりかけて温めてください。熱湯をかけると配管が破損する恐れがあるので絶対にやめましょう。日中、気温が上がれば自然に解消されることが多いので、慌てず待つのも一つの手です。

急にお湯が出なくなりました!どこに連絡すればいいですか?

A. まずは、リモコンにエラーコードが表示されていないか確認してください。その上で、設置してくれた工事業者に連絡するのが一番スムーズです。もし連絡先がわからない場合は、メーカーのサポートセンターに問い合わせてみましょう。

まとめ:計画的な買い替えで、安心・快適な毎日を!

今回は、エコキュートの買い替え時期について解説しました。

この記事のポイント

  • エコキュート買い替えの目安は設置から10年!
  • 「エラー頻発」「お湯の異常」「異音」「水漏れ」は寿命の危険サイン!
  • 使用10年超え、または修理費が高額な場合は、修理より交換がお得な場合が多い!
  • 突然の故障で慌てないために、計画的な買い替えの検討を!

毎日使うものだからこそ、エコキュートは私たちの生活に欠かせない大切な設備です。突然の故障でお湯が使えなくなる…なんていう悲劇を避けるためにも、設置から10年が近づいてきたら、ぜひ計画的な買い替えを検討してみてください。

最新の省エネ機種に交換すれば、毎日のバスタイムがもっと快適になるだけでなく、電気代の節約にもつながりますよ。

あなたのエコキュートは、設置から何年目ですか?もしよろしければ、あなたの体験談もぜひコメントで教えてくださいね!

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