「パナソニックのホームベーカリー、食パンを焼くだけじゃもったいないかも…」
「惣菜パンや菓子パン、ピザ生地だけを手軽に作りたいけど、うまくできるか不安…」
そんな風に感じていませんか?パナソニックのホームベーカリーは、ボタン一つで美味しい食パンが焼けるだけでなく、実はパン生地作りも驚くほど得意なんです。
この記事では、パナソニックのホームベーカリーを使って「生地だけ」を上手に作る方法を、基本から応用まで徹底的に解説します。
オートメニューの基本的な使い方から、こだわりのパンを作るためのマニュアル機能の活用法、さらにはプロが実践する美味しい生地作りの秘訣まで、この記事を読めばすべてが分かります。
結論から言うと、パナソニックのホームベーカリーを使えば、手ごねに負けない、きめ細やかでふわふわな絶品パン生地が誰でも簡単に作れます。
さあ、あなたもホームベーカリーの可能性を最大限に引き出して、手作りパンの世界をもっと楽しんでみませんか?
パナソニックのホームベーカリーで生地だけ作れる?答えはYES!
まず最初に、多くの方が抱く疑問「パナソニックのホームベーカリーで、本当にパン生地だけを作れるの?」にお答えします。答えは、もちろん「YES」です。
パナソニックのホームベーカリーには、パン生地作り専用のメニューが豊富に搭載されており、スイッチひとつで面倒な「ねり」から「一次発酵」までを自動で行ってくれます。あなたがするのは、材料をセットしてボタンを押すだけ。あとはホームベーカリーが、プロ並みの生地を最適な状態に仕上げてくれます。
生地だけ作れると、何がいいの?
ホームベーカリーで生地作りをマスターすると、パン作りの楽しみが無限に広がります。具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 手ごねの手間と時間を大幅に削減できる
パン作りで最も大変なのが、力と時間が必要な「こねる」作業。ホームベーカリーに任せれば、汗をかくことなく、いつでも手軽にパン作りを始められます。 - 安定した品質の生地が作れる
手ごねの場合、その日の気温や湿度、こね方によって生地の出来が左右されがちです。ホームベーカリーは、常に最適なプログラムで生地をこね上げるため、失敗が少なく、いつでも安定して美味しい生地を作ることができます。 - アレンジが自由自在!パン作りの幅が広がる
生地さえできてしまえば、あとは自由な発想で様々なパンに挑戦できます。子どもに人気のウインナーロールやメロンパン、おもてなしにぴったりのフォカッチャ、週末のランチに本格ピザなど、作れるパンの種類は無限大です。

このように、ホームベーカリーの生地作り機能は、パン作り初心者から上級者まで、すべての人にとって強力な味方となるのです。次の章からは、具体的な使い方を詳しく見ていきましょう。
【基本編】オートメニューで生地だけ作る方法
まずは、最も手軽なオートメニューを使った生地の作り方から解説します。パナソニックのホームベーカリーには、作りたいパンの種類に合わせて選べる便利な生地作りメニューがいくつも用意されています。ここでは、代表的なメニューとその特徴、どんなパンに向いているかをご紹介します。
搭載されている生地作りメニューの種類
お使いの機種によって搭載メニューは異なりますが、多くのモデルには以下のような生地作り専用メニューがあります。
一次発酵までおまかせのメニュー
これらのメニューは、「ねり」から「一次発酵」までを全自動で行います。生地が出来上がったら、取り出して好きな形に成形し、二次発酵させて焼くだけでOKです。
- パン生地
最も基本的な生地メニュー。惣菜パンや菓子パンなど、オールマイティに使えます。まずはこのメニューから試してみるのがおすすめです。 - 食パン生地
食パン用に配合された生地を作ります。ホームベーカリーでこねた後、食パン型や好きな型に入れて焼くことができます。 - リッチ生地
バターや卵、砂糖を多く使ったリッチな配合の生地です。ブリオッシュやデニッシュ風パンなど、贅沢なパン作りに向いています。 - ハード生地
フランスパンやカンパーニュなど、外はカリッと、中はもちっとしたリーンなパン(バターや砂糖が少ないパン)を作るための生地です。 - 天然酵母生地
ホシノ天然酵母などを使ったパン生地を作ります。時間と手間はかかりますが、独特の風味と旨味が楽しめます。 - ピザ生地
発酵時間が短く、手軽に作れるのが特徴です。思い立ったらすぐに、もちもちの本格的なピザが楽しめます。
基本的な操作手順
操作は驚くほど簡単です。ここでは一般的な手順をご紹介します。
- 材料を計量し、パンケースに入れる。(入れる順番は取扱説明書を確認してください)
- ドライイーストをイースト容器にセットする。(イースト自動投入機能搭載機種の場合)
- パンケースを本体にセットし、蓋を閉める。
- メニューボタンで、作りたい生地メニュー(例:「パン生地」)を選ぶ。
- スタートボタンを押す。
たったこれだけです。あとはホームベーカリーが最適な時間と力加減で生地をこね、適切な温度で発酵まで済ませてくれます。完了のブザーが鳴ったら、美味しい生地の完成です。

【応用編】マニュアル機能で「ねり」だけを極める
オートメニューに慣れてきたら、次はぜひ「マニュアル機能」に挑戦してみましょう。マニュアル機能を使えば、「ねり」「発酵」「焼き」の各工程を個別に、しかも時間やレベルを自分で設定して使うことができます。これにより、パン作りの自由度が格段にアップし、より自分の理想に近い生地を追求できるようになります。
この章では、特に重要な「ねり」工程のマニュアル機能について深掘りしていきます。
マニュアル機能の「ねり」とは?
マニュアル機能の「ねり」では、羽根の回転速度を4段階から選び、時間を1分単位で設定できます。これにより、生地の状態を見ながら、最適なこね具合に調整することが可能です。
パナソニックのホームベーカリーの「ねり」は、ただ回るだけではありません。プロのパン職人の手ごねを再現したような、巧みな動きが特徴です。実際に使ってみると、「ちょっとこねては止まり、またちょっとこねては止まり…」という動作を繰り返します。一見、ちゃんとこねられているか心配になるかもしれませんが、この「止まる」というインターバルが非常に重要。この動きによって、生地に無理な力がかからず、全体がまんべんなく混ざり、きめ細やかで滑らかなグルテン膜が形成されるのです。
「ねり」の回転速度レベルと時間の目安
マニュアル機能では、羽根の回転速度を4段階から設定できます。作りたい生地に合わせてレベルと時間を使い分けるのがポイントです。
回転速度レベル | 特徴 | 主な用途 | 設定可能時間 |
---|---|---|---|
レベル1 (低速) | 材料をゆっくり混ぜ合わせる | こね始めの粉と水を混ぜる段階、デリケートな生地 | 1~30分 |
レベル2 (中速) | グルテンを引き出し、生地をまとめていく | 基本的なパン生地のこね上げ | 1~30分 |
レベル3 (高速) | 生地をたたきつけるようにこねる | グルテンをしっかり鍛えたい時、油脂を混ぜ込む時 | 1~30分 |
レベル4 (超高速) | 短時間で強くこね上げる | バターロールなど油脂の多い生地の仕上げ | 1~15分 |
例えば、「最初はレベル1で5分混ぜ、次にレベル2で10分こね、最後にレベル3で5分かけて油脂を混ぜ込む」といった、自分だけのオリジナルこねプログラムを組むことができます。生地の状態を窓から確認しながら、最適なこね時間やレベルを探求するのも、マニュアル機能の醍醐味です。
オートメニューでは合計20分程度でこね上がる生地も、マニュアル機能を使えば、自分の目でグルテン膜のチェックをしながら、完璧なこね上がりを目指せます。
【応用編】マニュアル機能で「発酵」を自由自在に操る
「ねり」と並んでパンの出来を左右するのが「発酵」です。マニュアル機能を使えば、この発酵工程も自分の思い通りにコントロールできます。温度と時間を細かく設定できるため、パンの種類や季節に合わせて最適な発酵環境を作り出すことが可能です。
「発酵」の温度レベルと時間の目安
パナソニックのマニュアル機能では、発酵温度を4段階のレベルから選び、時間を10分から最大120分まで設定できます。発酵は、イースト菌の働きを活発にし、生地をふっくらと膨らませる重要な工程です。温度管理が成功の鍵を握ります。
発酵温度レベル | 温度帯の目安 | 主な用途 | 設定可能時間 |
---|---|---|---|
レベル1 | 低温(約30℃) | フランスパンなどのハード系、長時間発酵 | 10~120分 |
レベル2 | 中温(約35℃) | 菓子パン、惣菜パンなど一般的なパンの一次発酵 | 10~120分 |
レベル3 | 高温(約40℃) | 短時間で発酵させたい時、発酵力の弱い酵母 | 10~120分 |
レベル4 | 天然酵母用 | 天然酵母のパン種おこしなど | 10~120分 |

一次発酵の見極め方(フィンガーテスト)
発酵が完了したかどうかを見極めるには、「フィンガーテスト」が最も確実です。
- 人差し指に強力粉をしっかりとつける。
- 発酵中の生地の中央に、第二関節あたりまで指をまっすぐ差し込む。
- ゆっくりと指を抜く。
指を抜いた跡の穴が、そのままの形で残っていれば発酵完了のサインです。穴がすぐに縮んでしまう場合は発酵不足、生地全体がしぼんでしまう場合は過発酵の可能性があります。
生地の大きさが元の2〜2.5倍に膨らんでいることも、併せて確認しましょう。マニュアル機能を使いこなし、このフィンガーテストをマスターすれば、あなたもパン作り上級者の仲間入りです。
プロが教える!パナソニックHBで絶品生地を作る5つのコツ
パナソニックのホームベーカリーは非常に優秀ですが、いくつかのコツを押さえるだけで、生地のクオリティがさらにワンランクアップします。ここでは、長年の経験から導き出した、誰でも実践できる5つの重要なコツをご紹介します。
コツ1:材料の計量は「1g」単位で正確に
パン作りは科学です。特に粉や水分、イーストなどの計量が少し違うだけで、生地の出来上がりに大きく影響します。付属の計量カップやスプーンではなく、必ず0.1gまたは1g単位で計れるデジタルスケールを使用してください。これが美味しいパン作りへの第一歩です。
コツ2:材料を入れる「順番」を守る
材料をパンケースに入れる順番は、非常に重要です。基本的には、「水分(水、牛乳など)→ 粉類(強力粉、砂糖、塩など)→ 油脂(バターなど)」の順番に入れます。そして、ドライイーストはイースト自動投入口にセットします。これは、イーストが最初に塩や冷たい水に触れると働きが弱まってしまうのを防ぐためです。取扱説明書に記載されている順番を必ず守りましょう。
コツ3:「水温」を制する者はパンを制す!
ホームベーカリーで生地を作る際、最も注意すべき点が生地の温度管理です。特に、こねている最中の温度上昇には注意が必要です。モーターの熱で生地の温度は想像以上に上がりやすく、特に夏場はあっという間に30℃を超えてしまいます。生地温度が高すぎると、グルテンが壊れたり、過発酵になったりして、パンの味が落ちる原因になります。
対策は、仕込み水の温度を調整することです。
- 夏場(室温25℃以上):5℃程度の冷水を使う。場合によっては氷を1〜2個入れるのも効果的です。
- 冬場(室温10℃以下):30℃程度のぬるま湯を使う。
- 春秋(室温15〜20℃):常温の水を使う。
こね上がりの生地温度が26〜28℃になるのが理想です。季節に合わせて水温を調整するだけで、生地の出来栄えは劇的に改善します。
コツ4:粉量を少し「減らす」勇気
1斤タイプのホームベーカリーのレシピは、強力粉250gが基準になっていることが多いです。しかし、少しだけ量を減らして強力粉200gで作ってみると、よりきめ細やかで伸びの良い生地ができることがあります。
これは、ケース内のスペースに余裕が生まれ、生地がより効率的に、かつ均一にこねられるためです。粉が250gだと、量が多すぎて羽根が生地全体を捉えきれず、グルテン膜が少し分厚くなってしまうことがあるのです。
もし粉量を200gにする場合は、水や砂糖、塩、イーストなど他の材料もすべて元の量の8割(200/250)に計算し直すことを忘れないでくださいね。
コツ5:出来上がった生地はすぐに取り出す
「パン生地」コースなどが完了し、ブザーが鳴ったら、生地はすぐにパンケースから取り出しましょう。入れたまま放置しておくと、余熱で発酵が進みすぎてしまい(過発酵)、生地の風味が損なわれたり、アルコール臭がしたりする原因になります。

パナソニックHBの生地作りでよくある失敗と解決策
「レシピ通りに作ったはずなのに、なぜかうまくいかない…」パン作りには失敗がつきものです。でも、ご安心ください。失敗の原因を知り、正しく対処すれば、必ず美味しいパンが焼けるようになります。ここでは、ホームベーカリーの生地作りで陥りがちな失敗例とその解決策をまとめました。
失敗例1:生地がうまく膨らまない
一次発酵が終わっても生地が全然膨らんでいない…。これは最も多い失敗の一つです。
- 原因①:ドライイーストが古い、または死んでいる
ドライイーストは生きています。開封後は密閉して冷蔵庫で保存し、1ヶ月程度で使い切りましょう。古いイーストは発酵力が弱まっています。 - 原因②:生地の温度が低すぎる
特に冬場に起こりがちです。イーストは28〜35℃で最も活発に働きます。仕込み水をぬるま湯にする、ホームベーカリーを暖かい部屋に置くなどの工夫をしましょう。 - 原因③:塩とイーストが直接触れてしまった
塩にはイーストの働きを抑制する作用があります。材料を入れる際、塩とイーストが直接触れないように離して入れるか、パナソニックのイースト自動投入機能を使いましょう。
失敗例2:生地がベタベタして扱いにくい
生地がドロドロ、ベタベタで手にくっついてしまい、成形ができない状態です。
- 原因①:水分量が多すぎる
レシピの水分量が、使っている粉の種類やその日の湿度に対して多すぎる可能性があります。国産小麦は外国産小麦に比べて吸水率が低い傾向があるため、水分を少し控えるとうまくいくことがあります。 - 原因②:こね不足
こねが足りないと、グルテンが十分に形成されず、水分を抱えきれずにベタついた生地になります。マニュアル機能でこね時間を追加してみましょう。 - 対策:
まずは打ち粉(強力粉)を手や作業台につけて対処します。それでもダメな場合は、生地に少量ずつ強力粉を足して、硬さを調整します。ただし、粉を足しすぎると硬いパンになるので慎重に。
失敗例3:焼き上がったパンがぺちゃんこになる(釜落ち)
オーブンで焼いている最中に、膨らんだパンが急にしぼんでしまう現象です。
- 原因:過発酵
発酵させすぎると、生地が限界まで膨らんだ後、グルテンの骨格が焼成の熱に耐えきれずに崩れてしまいます。特に夏場、生地の温度が上がりすぎると過発酵になりやすいです。 - 対策:
フィンガーテストで発酵完了をしっかり見極めることが重要です。夏場はレシピの時間よりも短めに発酵を終える、仕込み水に冷水を使うなどの対策を取りましょう。

生地ができたら!アレンジパンレシピ3選
さあ、ホームベーカリーで完璧な生地ができあがったら、いよいよ成形と焼成です!ここでは、作った生地を使って楽しめる、簡単で美味しいアレンジパンのレシピを3つご紹介します。
レシピ1:子どもが喜ぶ!ふわふわウインナーロール
惣菜パンの定番!焼きたての香りが食欲をそそります。
- 「パン生地」メニューで作った生地をガス抜きし、8等分にして丸め、10分間休ませる(ベンチタイム)。
- 生地を楕円形に伸ばし、ウインナーにくるくると巻きつける。巻き終わりはしっかり閉じる。
- ハサミで5〜6ヶ所、ウインナーが切れる深さまで切り込みを入れ、左右交互に開く。
- オーブンの発酵機能を使い、35〜40℃で40分ほど、生地が2倍の大きさになるまで二次発酵させる。
- お好みでマヨネーズやケチャップ、乾燥パセリをトッピングし、190℃に予熱したオーブンで12〜15分焼く。
レシピ2:週末のランチに!本格マルゲリータピザ
「ピザ生地」メニューなら、発酵時間が短いので思い立ったらすぐに作れます。
- 「ピザ生地」メニューで作った生地を2等分し、丸める。
- 打ち粉をした台の上で、生地を薄く円形に伸ばす。
- ピザソースを塗り、モッツァレラチーズ、バジルを乗せる。
- 230〜250℃に予熱したオーブンで10〜12分、焼き色がつくまで焼く。
レシピ3:おやつに最適!とろーりカスタードクリームパン
バターと卵をたっぷり使ったリッチな生地で作る、贅沢な菓子パンです。
- 「リッチ生地」メニューで作った生地をガス抜きし、6等分にして丸め、10分間休ませる(ベンチタイム)。
- 生地を円形に伸ばし、中央にカスタードクリームを乗せて包む。閉じ目はしっかりとつまんで閉じる。
- オーブンの発酵機能を使い、35〜40℃で40分ほど、生地が2倍の大きさになるまで二次発酵させる。
- 表面に溶き卵(分量外)を塗り、180℃に予熱したオーブンで15〜18分焼く。
知っておきたい!パナソニックHBの便利機能と注意点
パナソニックのホームベーカリーには、生地作りをさらに簡単・便利にしてくれる機能が満載です。ここでは、特に知っておきたい便利機能と、安全に長く使うための注意点について解説します。
生地作りがもっと楽になる便利機能
- イースト自動投入機能
多くのパナソニック製ホームベーカリーに搭載されている代表的な機能です。本体上部の専用容器にドライイーストを入れておけば、最適なタイミングで自動的にパンケースに投入してくれます。これにより、イーストが塩や水に触れて劣化するのを防ぎ、安定した発酵を実現します。 - レーズン・ナッツ自動投入機能
レーズンパンやくるみパンなど、具材入りの生地も簡単に作れます。専用容器に具材を入れておけば、生地を傷めない最適なタイミングで自動投入してくれます。 - 静音設計
「ホームベーカリーは音がうるさい」というイメージがあるかもしれませんが、近年のパナソニック製品は非常に静音性が高いのが特徴です。特にインバーターモーター搭載機種は、夜間や早朝でも気兼ねなく使えるほど静かです。
安全に使うための重要な注意点
ホームベーカリーは便利な調理家電ですが、使い方を誤ると故障や事故の原因になります。必ず守ってほしい注意点があります。
また、材料の置き換え(例えば、強力粉を米粉にすべて置き換えるなど)は、パンがうまく膨らまない原因になります。アレルギー対応などで材料を変更したい場合は、専用のレシピを参考にするようにしましょう。
【Q&A】パナソニックHBの生地作りに関するよくある質問
ここでは、読者の皆様から寄せられる、パナソニックのホームベーカリーを使った生地作りに関する疑問にお答えしていきます。
A1: はい、作れます。
マニュアル機能がなくても、「パン生地」「ピザ生地」「うどん・パスタ生地」といった生地作り専用のオートメニューが搭載されていれば、問題なく生地だけを作ることができます。まずはこれらのオートメニューを活用して、手軽に生地作りを楽しんでください。
A2: どちらにも良さがあり、作りたいパンによって使い分けるのがおすすめです。
一般的に、外国産小麦(強力粉)はタンパク質(グルテン)量が多く、釜伸びが良く、ふっくらとしたパンに仕上がります。一方、国産小麦は風味が豊かで、もちもちとした食感が特徴です。ただし、国産小麦は吸水率が低い傾向があるため、レシピの水分量を5〜10%ほど減らすと上手くいくことが多いです。
A3: はい、可能です。
マニュアル機能搭載機種であれば、「ねり」だけを単独で使うことができます。また、一部の機種には「8分スピード生地」のような、こねるだけのメニューも搭載されています。これらは、うどんやパスタ、餃子の皮など、発酵させない生地を作る際に非常に便利です。
A4: もちろん作れます!
実際に、2010年製のパナソニックのホームベーカリーで生地を作った際も、指紋が透けて見えるくらいの綺麗なグルテン膜ができ、手ごねやニーダーに引けを取らない美味しいパンが焼けました。最新機種は静音性やメニューの豊富さで進化していますが、生地をこねるという基本性能は昔から非常に高いレベルにあります。お手持ちの機種でも、この記事で紹介したコツを実践すれば、見違えるほど美味しい生地が作れますよ。
まとめ:パナソニックHBで手作りパン生活をもっと楽しもう!
今回は、パナソニックのホームベーカリーを使って「生地だけ」を作る方法について、基本から応用、美味しく作るための秘訣まで、徹底的に解説しました。
この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- パナソニックのホームベーカリーには、生地だけを作る便利なオートメニューが豊富にある。
- マニュアル機能を使えば、「ねり」や「発酵」を自分好みに設定でき、プロ並みの生地作りが可能。
- 「正確な計量」「水温管理」「粉量の調整」など、ちょっとしたコツで生地の質は劇的に向上する。
- 失敗しても原因を探れば大丈夫。ホームベーカリーはあなたのパン作りを力強くサポートしてくれる。
ホームベーカリーは、ただ食パンを焼くだけの機械ではありません。あなたのパン作りの可能性を無限に広げてくれる、最高のパートナーです。
生地作りをマスターすれば、惣菜パン、菓子パン、ピザ、ハード系のパンまで、お店で売っているような様々なパンが、あなたの家で焼けるようになります。焼きたてのパンの香りが広がる生活は、想像以上に豊かで楽しいものですよ。
まずは難しく考えず、「パン生地」メニューを使ってウインナーロールあたりから挑戦してみてはいかがでしょうか?この記事が、あなたの手作りパンライフをより豊かにする一助となれば幸いです。
「もっと色々なパンに挑戦してみたい!」「最新のホームベーカリーはどんなことができるの?」と興味が湧いた方は、おすすめのホームベーカリーを比較・解説したこちらの記事もぜひご覧ください。あなたにぴったりの一台がきっと見つかりますよ。

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