使わなくなったコピー機、部屋の隅でホコリをかぶっていませんか?
特に家庭用の小型コピー機(複合機)は、自治体によってルールが異なり、どう処分すればいいのか分かりにくいのが現状です。
また、オフィスで使っていた大型のコピー機は、法律で処分方法が定められているため、適当に捨てることはできません。
この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決します。
家庭用コピー機の処分方法から、法人用コピー機の適切な廃棄方法、気になる費用相場、そして情報漏洩を防ぐためのデータ消去の重要性まで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたにピッタリの、安全・確実・お得なコピー機の処分方法が必ず見つかります。
コピー機のゴミ出しは要注意!処分前に確認すべき3つのこと
コピー機をゴミ出しする前に、必ず確認しておきたい重要なポイントが3つあります。これを怠ると、思わぬトラブルに繋がる可能性もあるため、しっかりとチェックしておきましょう。
1. 家庭用?法人用?まずは種類を確認しよう
最初に、あなたが処分したいコピー機が「家庭用」か「法人用」かを確認してください。なぜなら、この2つは処分方法が全く異なるからです。
- 家庭用コピー機:主に個人が家庭で使用する、比較的小型のプリンター複合機など。「一般廃棄物」として扱われます。
- 法人用コピー機:オフィスなどで事業用として使用する、大型で高機能なコピー機(複合機)。「産業廃棄物」として扱われます。
家庭用の場合は自治体のルールに従ってゴミ出しできますが、法人用の場合は法律に基づき、専門の業者に委託して処分しなければなりません。間違った方法で処分すると、法律違反で罰せられる可能性もあるため、注意が必要です。

最近は在宅ワークの普及で、高機能なコピー機を家庭で使っている方も増えていますよね。事業で使っていた場合は「法人用」と同じ扱いになるケースもあるので、判断に迷ったら自治体や専門業者に確認するのが一番ですよ。
2. 内部データの消去は必須!情報漏洩を防ぐ方法
コピー機処分の際に、最も注意すべきなのが「内部データの消去」です。
最近のコピー機(特に複合機)は、スキャンしたデータや印刷履歴などを本体のハードディスク(HDD)やメモリに保存する機能があります。これらのデータを消去せずに処分してしまうと、第三者に個人情報や機密情報が漏洩する危険性があります。
<データ消去の主な方法>
- 本体機能で初期化:多くのコピー機には、本体設定からデータを初期化(工場出荷状態に戻す)する機能があります。まずは取扱説明書を確認し、手順に従って操作しましょう。
- 専門ソフトで上書き消去:より確実にデータを消去したい場合は、データ消去専用のソフトウェアを使用する方法があります。
- 物理的に破壊:HDDを取り出して、ドリルで穴を開けたり、ハンマーで叩き割ったりする方法です。最も確実ですが、手間がかかり、怪我の危険も伴います。
情報漏洩は、一度起こってしまうと取り返しがつきません。コピー機をゴミ出しする前には、必ずデータの完全消去を徹底してください。
3. トナーやインクカートリッジは分別が必要
コピー機本体とは別に、使用済みのトナーやインクカートリッジも適切に処分する必要があります。これらは本体と一緒にゴミ出しすることはできません。
多くの自治体では、トナーやインクカートリッジは「不燃ゴミ」や「有害ゴミ」として扱われますが、基本的にはメーカーや販売店による回収を利用するのが一般的です。
<主な回収方法>
- メーカーの回収サービス:各メーカーが無料で回収プログラムを実施しています。公式サイトから申し込みできます。
- 家電量販店の回収ボックス:ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店には、専用の回収ボックスが設置されています。
- 自治体の回収:一部の自治体では、役所や公共施設に回収ボックスを設置している場合があります。
環境保護のためにも、トナーやインクは必ず分別し、リサイクルに協力しましょう。
【家庭用コピー機】5つの処分方法を徹底比較!
ここからは、家庭用コピー機の具体的な処分方法を5つご紹介します。それぞれのメリット・デメリット、費用、手間などを比較し、あなたに最適な方法を見つけてください。
処分方法 | 費用相場 | メリット | デメリット | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
① 自治体のゴミ出し | 無料~1,000円程度 | 費用が最も安い | 手続きや運び出しに手間がかかる | 費用を最優先したい人 |
② 家電量販店 | 550円~2,000円程度 | 買い替え時に便利、手続きが簡単 | 店舗への持ち込みが必要な場合がある | 新しい機種に買い替える予定の人 |
③ メーカー | 要問い合わせ | 純正品なので安心 | 対象機種が限られる、手続きが複雑な場合も | メーカーのサービスにこだわりたい人 |
④ 不用品回収業者 | 3,000円~ | 手間いらず、即日対応も可能 | 費用が割高、業者選びが重要 | 手間をかけたくない、他にも処分したい物がある人 |
⑤ 売却(リサイクル/フリマ) | 0円(プラスになることも) | 処分費用がかからず、収入になる可能性がある | 売れるとは限らない、梱包・発送が面倒 | 新しくて人気の機種を持っている人 |
① 自治体のルールに従ってゴミ出し【一番安い!】
家庭用コピー機を処分する最も一般的な方法が、自治体のルールに従ってゴミとして出すことです。この方法の最大のメリットは、費用を圧倒的に安く抑えられる点です。
多くの自治体では、一辺の長さが30cmや50cmを超えるものを「粗大ゴミ」として扱います。家庭用コピー機の多くがこれに該当するため、「粗大ゴミ」として処分するケースがほとんどです。

ただし、非常に小型のモバイルプリンターなどは「不燃ゴミ」として無料で出せる場合もあります。お住まいの自治体のホームページで、ゴミの分別区分を必ず確認してくださいね!
粗大ゴミとして出す場合は、事前の申し込みと手数料の支払い(有料ゴミ処理券の購入)が必要です。手続きは少し面倒ですが、費用を重視するなら最適な方法と言えるでしょう。
② 家電量販店の回収サービスを利用する
新しいコピー機への買い替えを検討しているなら、家電量販店の下取り・回収サービスが便利です。購入と同時に古い機種を引き取ってもらえるため、手間がかかりません。
また、パソコンリサイクル法の対象となるパソコンと一体型の複合機などは、家電量販店が窓口となって回収を行っています。ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど、多くの店舗で回収サービスを実施しています。
- メリット:買い替えと同時に処分できる、手続きが比較的簡単。
- デメリット:回収のみだと料金が割高になることがある、店舗への持ち込みが必要な場合がある。
- 費用相場:550円~2,000円程度(小型家電リサイクル料金として)
店舗によってサービス内容や料金が異なるため、事前に問い合わせておくとスムーズです。
③ メーカーの下取り・回収サービスを活用する
プリンターやコピー機を製造しているメーカー自身も、回収サービスを行っています。特に、新製品の購入を条件に下取りキャンペーンなどを実施している場合があり、お得に処分できる可能性があります。
メーカーの公式サイトから申し込むのが一般的です。純正メーカーによる回収なので、データ消去などの面でも安心して任せられるのが大きなメリットです。
- メリット:安心感がある、下取りでお得になる可能性がある。
- デメリット:対象機種や期間が限定されていることが多い、手続きが煩雑な場合がある。
お使いのコピー機のメーカー公式サイトを一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
④ 不用品回収業者に依頼する【手間いらず!】
「手続きが面倒」「重くて運び出せない」「すぐに処分したい」という方には、不用品回収業者がおすすめです。
電話やウェブサイトから申し込むだけで、自宅まで回収に来てくれます。最短で即日対応してくれる業者も多く、非常にスピーディーです。また、コピー機以外の不用品もまとめて回収してもらえる「トラック積み放題プラン」などを利用すれば、大掃除や引越しの際に非常に便利です。
- メリット:分別・運び出しの手間が一切ない、即日対応が可能、他の不用品も一緒に処分できる。
- デメリット:費用が他の方法に比べて割高になる、悪徳業者に注意する必要がある。
- 費用相場:3,000円~(単品回収の場合)
業者選びさえ間違えなければ、最も楽で便利な方法と言えるでしょう。信頼できる業者の選び方については、後ほど詳しく解説します。
⑤ リサイクルショップやフリマアプリで売却する
もしお持ちのコピー機が、製造から5年以内の新しいモデルで、正常に動作するのであれば、売却できる可能性があります。処分費用がかからないどころか、逆にお金になるかもしれない、最もお得な方法です。
ハードオフなどのリサイクルショップに持ち込むか、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリに出品してみましょう。特に、人気メーカー(Canon, EPSONなど)の製品や、スキャン機能・Wi-Fi機能付きの複合機は需要が高い傾向にあります。
- メリット:処分費用がかからず、収入になる可能性がある。
- デメリット:古い機種や壊れているものは売れない、梱包や発送、購入者とのやり取りが面倒。
売却前には、必ず責任をもって内部データを完全に消去することを忘れないでください。
家庭用コピー機は粗大ゴミ?自治体別のゴミ出しルール
前述の通り、家庭用コピー機のゴミ出しで最も一般的なのが「粗大ゴミ」として処分する方法です。ここでは、その具体的な手順や注意点について、さらに詳しく解説します。
「粗大ゴミ」として出すのが一般的
家庭用コピー機やプリンター複合機の多くは、一辺の長さが30cmを超えるため、ほとんどの自治体で「粗大ゴミ」に分類されます。粗大ゴミの処分は有料であり、事前に自治体への申し込みが必要です。
<粗大ゴミ処分の基本的な流れ>
- 自治体の「粗大ゴミ受付センター」に連絡:電話やインターネットで申し込みます。この際に、コピー機のサイズを聞かれることがあるので、事前に測っておきましょう。
- 手数料の確認と処理券の購入:申し込み時に伝えられた手数料分の「有料ゴミ処理券(シール)」を、コンビニやスーパー、郵便局などで購入します。
- 処理券を貼り付け、指定日に出す:処理券に受付番号や氏名を記入し、コピー機の見やすい場所に貼り付けます。そして、指定された収集日の朝、指定された場所に出します。

申し込みから収集まで、1週間~2週間ほどかかることもあります。特に引越しシーズンなどは混み合うので、余裕をもって申し込むのがポイントですよ。
自治体ごとの手数料と申し込み方法(主要都市の例)
粗大ゴミの手数料は、自治体やコピー機のサイズによって異なります。ここでは、主要な都市の例を見てみましょう。
(※2025年9月現在の情報です。最新の情報は各自治体の公式サイトでご確認ください。)
自治体 | 品目名 | 手数料(例) | 申し込み先 |
---|---|---|---|
東京都新宿区 | プリンター | 400円 | 粗大ごみ受付センター(インターネット/電話) |
神奈川県横浜市 | プリンター(サイズにより料金変動) | 200円~ | 粗大ごみ受付センター(インターネット/電話/LINE/チャット) |
大阪府大阪市 | プリンター | 200円 | 粗大ごみ収集受付センター(インターネット/電話) |
福岡県福岡市 | プリンター(指定袋に入らないもの) | 300円 | 粗大ごみ受付センター(インターネット/電話/LINE) |
このように、自治体によって手数料や申し込み方法が異なります。必ずお住まいの市区町村のホームページを確認し、正しい手順で処分してください。
小型なら「不燃ゴミ」の場合も?サイズの確認方法
全ての家庭用コピー機が粗大ゴミになるわけではありません。非常にコンパクトなモバイルプリンターなど、自治体が定めるサイズ(例:一辺が30cm未満)より小さい場合は、「不燃ゴミ」や「小さな金属類」として、無料でゴミ出しできる可能性があります。
この場合、事前の申し込みは不要で、指定の収集日にゴミ袋に入れて出すだけです。ただし、これも自治体によってルールが大きく異なります。「これは不燃ゴミでいけるかな?」と思っても、自己判断で出さずに、必ず分別ルールを確認しましょう。
【法人用コピー機】適切な処分方法と注意点
オフィスなどで事業用として使用していたコピー機は、家庭用とは異なり「産業廃棄物」として法律に基づいた適切な処分が義務付けられています。家庭用の粗大ゴミとして出すことは絶対にできません。
産業廃棄物として専門業者に委託が必須
法人(事業主)から排出されるコピー機は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」により、産業廃棄物の「金属くず」「廃プラスチック類」「ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず」などの混合物に該当します。
そのため、処分する際は、都道府県知事から「産業廃棄物収集運搬業」および「産業廃棄物処分業」の許可を得た専門業者に委託しなければなりません。許可を得ていない無許可の業者に委託すると、排出事業者であるあなた自身も罰せられる(5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方)可能性があるため、業者選びは慎重に行う必要があります。
マニフェスト(産業廃棄物管理票)とは?
産業廃棄物を処理する際には、マニフェスト(産業廃棄物管理票)という伝票の発行・管理が義務付けられています。
マニフェストとは、排出事業者が産業廃棄物の処理を業者に委託する際に、廃棄物の種類、数量、運搬業者名、処分業者名などを記入し、業者から業者へと引き渡していく伝票のことです。これにより、廃棄物が最終的にどこでどのように処分されたのかを、排出事業者が正確に把握することができます。
不法投棄などを防ぎ、適正な処理を確保するための重要な仕組みであり、排出事業者はこのマニフェストを5年間保存する義務があります。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「誰が、どんなゴミを、どこに運んで、どう処分したか」を記録する紙のことです。信頼できる専門業者に依頼すれば、マニフェストの発行についても丁寧に説明・対応してくれますよ。
リース契約の場合はリース会社に返却
多くのオフィスでは、コピー機をリース契約で導入しているケースが多いですよね。この場合、コピー機の所有権はリース会社にあります。そのため、契約期間が満了したら、リース会社に返却するのが基本です。
勝手に処分することはできませんので、まずはリース契約書を確認し、リース会社の担当者に連絡して引き取りの手続きを進めてください。新しい機種に入れ替える場合も、同様にリース会社が古い機種を引き取ってくれます。
損しない!コピー機処分業者の選び方と費用相場
家庭用・法人用を問わず、不用品回収業者や産業廃棄物処理業者に依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。ここでは、優良な業者の見分け方と、気になる費用相場について解説します。
悪徳業者に注意!信頼できる業者の見分け方5つのポイント
残念ながら、不用品回収業者の中には、高額な追加料金を請求したり、回収したものを不法投棄したりする悪徳業者が存在します。トラブルを避けるために、以下の5つのポイントを必ずチェックしましょう。
- 許可の有無を確認する:家庭用の不用品(一般廃棄物)を回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」が、法人用のコピー機(産業廃棄物)を回収するには「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要です。公式サイトなどで許可番号が明記されているか確認しましょう。
- 会社の所在地や連絡先が明確か:公式サイトに会社の住所、固定電話の番号がきちんと記載されているかを確認します。携帯電話の番号しか載せていない業者は注意が必要です。
- 料金体系が明確か:作業前に必ず無料で見積もりを取ってくれるか、料金の内訳(基本料金、出張費、作業費など)が分かりやすいかを確認しましょう。「無料回収」を謳いながら後で高額請求するケースもあるため、安易に信用しないことが大切です。
- 見積書を発行してくれるか:口頭での説明だけでなく、書面で見積書を発行してくれる業者を選びましょう。追加料金が発生するケースについても、事前に確認しておくことが重要です。
- 口コミや実績を確認する:実際に利用した人の口コミをインターネットで調べたり、会社の公式サイトでこれまでの実績を確認したりするのも有効です。
処分費用の相場はいくら?料金体系をチェック
コピー機の処分費用は、種類やサイズ、依頼する業者によって大きく異なります。
- 家庭用コピー機(単品回収):3,000円 ~ 8,000円程度
- 法人用コピー機(単品回収):10,000円 ~ 30,000円程度(運搬費、処分費込み)
- トラック積み放題プラン:15,000円 ~(軽トラックの場合)
上記の料金はあくまで目安です。業者によっては、出張費や階段料金(2階以上からの運び出し)などが別途かかる場合があります。必ず複数の業者から見積もりを取り、料金とサービス内容を比較検討することを強くおすすめします。
おすすめの不用品回収業者3選
ここでは、全国対応で実績も豊富な、信頼できる不用品回収業者を3社ご紹介します。
1. エコノバ
「エコノバ」は、不用品回収や遺品整理、ゴミ屋敷の片付けなど、様々な片付けのプロを最大5社まで一括で見積もり比較できるサービスです。厳しい審査を通過した優良業者のみが登録されているため、安心して依頼できます。
- 特徴:最大5社から一括見積もり可能、厳しい加盟基準で悪徳業者を排除、全国対応。
- おすすめな人:複数の業者を比較して、一番安いところ、条件の良いところを選びたい人。
- 公式サイト:エコノバ公式サイトはこちら
2. パソコンダスト
「パソコンダスト」は、パソコンや周辺機器の無料回収を専門に行っている業者です。コピー機やプリンターも、パソコンと同梱すれば無料で回収してもらえます。送料も着払いなので、完全無料で処分できるのが魅力です。
- 特徴:パソコンと同梱すればコピー機も無料回収、データ消去も無料で対応、全国から宅配便で送るだけ。
- おすすめな人:処分したいパソコンが他にある人、費用を一切かけずに処分したい人。
3. 不用品回収のエコピット
「エコピット」は、関東エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉)を中心にサービスを展開する不用品回収業者です。24時間365日受付で、即日対応も可能。定額パックプランが豊富で、料金体系が分かりやすいのが特徴です。
- 特徴:即日対応可能、分かりやすい定額パック、顧客満足度95%以上の実績。
- おすすめな人:関東エリア在住で、とにかく急いで処分したい人。
コピー機のゴミ出しに関するQ&A
最後に、コピー機のゴミ出しに関してよくある質問とその答えをまとめました。
A. 正常に動作しないコピー機は、リサイクルショップやフリマアプリで売れる可能性は低いです。ただし、一部の買取専門業者では、ジャンク品として部品取り目的で買い取ってくれる場合があります。また、希少なアンティークモデルなどは、壊れていても価値がつくことがあります。一度、ジャンク品専門の買取業者に査定を依頼してみるのも良いでしょう。
A. 最も安く抑える方法は、自治体の粗大ゴミとして出すことです。手数料はかかりますが、数百円から1,000円程度で済みます。また、新しい機種で状態が良いなら、売却を試みるのが一番お得です。不用品回収業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」をすることで、最も安い業者を見つけることができます。
A. 引越し業者によっては、オプションサービスとして不用品を引き取ってくれる場合があります。ただし、料金が割高になるケースが多いため、あまりおすすめできません。引越しで他にも不用品が出る場合は、不用品回収業者の「トラック積み放題プラン」を利用するのが、結果的に安く、手間もかからず効率的です。
A. 使用済みのトナーカートリッジは、メーカーの回収サービスを利用するのが最も確実です。各メーカーの公式サイトに回収方法が案内されています。また、家電量販店や一部のスーパーに設置されている回収ボックスに入れる方法もあります。「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」などの共同回収活動も行われていますので、お近くの回収場所を探してみてください。
まとめ:あなたに最適なコピー機のゴミ出し方法を見つけよう
今回は、家庭用から法人用まで、コピー機のゴミ出し方法について網羅的に解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 処分前の準備:「家庭用/法人用」の確認、内部データの完全消去、トナーの分別は必須。
- 家庭用コピー機の処分方法:
- 安さ重視なら → 自治体の粗大ゴミ
- 買い替え時なら → 家電量販店・メーカー
- 手軽さ・速さ重視なら → 不用品回収業者
- お得さ重視なら → 売却
- 法人用コピー機の処分方法:産業廃棄物として、許可を持つ専門業者に委託する。リース品はリース会社へ返却。
- 業者選び:必ず許可の有無を確認し、複数の業者から見積もりを取る。
あなたにとって最適な処分方法は見つかりましたか?
使わなくなったコピー機は、ただ場所を取るだけの存在です。この記事を参考に、あなたの大切な情報と地球環境を守りながら、正しく、そして賢くコピー機を処分してくださいね。
一歩踏み出して、お部屋も心もスッキリさせましょう!