「新生活の初期費用を抑えたいけれど、中古家電ですぐ壊れるのは怖い…」
「中古の洗濯機や冷蔵庫って、衛生的に大丈夫なの?」
このように、安さは魅力でも「安物買いの銭失い」になる不安から購入を迷っていませんか?
実は、家電には「中古でも新品同様に使えるもの」と「絶対に避けるべき危険なもの」の明確な境界線があります。この基準を知らずに買うと、修理費で損をしたり、健康面で後悔したりする可能性があります。
この記事では、「家電の中で中古でいいもの」を具体的にリストアップし、失敗しない選び方の極意を解説します。
読み終える頃には、リスクを回避しながら賢く数万円を節約し、浮いたお金で生活を豊かにする方法が分かりますよ。
※2025年11月20日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
中古でいいものを見極める3つの基準
すべての中古家電がおすすめできるわけではありません。まずは、プロがチェックしている「3つの判断基準」を押さえましょう。
1. 構造が単純で耐久性が高いか
電子レンジやガスコンロのように、構造がシンプルで頑丈な製品は故障リスクが低いです。一方、多機能なドラム式洗濯機などは部品点数が多く、一箇所の不具合で全体が動かなくなるリスクがあります。
2. 肌や食材に直接触れるか
衛生面は生理的な嫌悪感に直結します。冷蔵庫やドライヤーなど、直接口や肌に触れるものは、徹底した清掃が行われているかが最大の判断材料です。
3. 消耗部品の交換が可能か
バッテリーやフィルターは消耗品です。これらが劣化していても、自分で安く交換できるなら「買い」ですが、本体内蔵型で交換不可の場合は避けるべきです。

推奨!家電の中で中古でいいもの7選
ここでは、耐久性やコスパの観点から、中古市場で積極的に狙うべき家電を厳選しました。
1. テレビ・モニター
液晶テレビは可動部品が少なく、画面割れがない限り長寿命です。
- 4K対応モデルも値下がり幅が大きい
- B-CASカードの有無だけ要確認
- リモコンの動作確認は必須

2. 電子レンジ(単機能)
「温めるだけ」の単機能レンジは構造が単純で非常に壊れにくいです。
- 庫内の焦げ付きやニオイを確認
- ターンテーブル(皿)の有無を確認
- 西日本(60Hz)か東日本(50Hz)かを確認
Amazonで人気の「レンジ」を見る楽天市場で人気の「レンジ」を見る
3. ガスコンロ・IHヒーター
元々が頑丈に作られているため、油汚れさえ許容できれば非常にお得です。
- 五徳(ごとく)のサビは交換可能
- グリル未使用品は特におすすめ
- 都市ガスかプロパンか種別を間違えないこと
4. スマートフォン(ハイエンド)
1〜2年前の高級モデル(iPhoneなど)は、新品の廉価版より高性能です。
- バッテリー最大容量80%以上を選ぶ
- SIMロック解除済みか確認
- 画面のヒビ割れや水没反応がないかチェック
5. 照明器具(シーリングライト)
天井に設置するだけで触れる機会が少ないため、状態が良いものが多いです。
- リモコン欠品の有無を確認
- カバーの割れや変色をチェック
- LED一体型なら寿命も長い
6. 空気清浄機(フィルター交換前提)
本体自体はファンが回るだけなので壊れにくいです。
- フィルターは新品に交換することを推奨
- 本体の動作音(異音)を確認
- 喫煙環境で使われていないかニオイチェック
Amazonで人気の「空気清浄機」を見る楽天市場で人気の「空気清浄機」を見る
7. デジタルカメラ・レンズ
趣味性の高いアイテムは、大切に扱われていることが多く美品が多いです。
- シャッター回数を確認
- レンズ内のカビや曇りをチェック
- 付属品(充電器など)の確認
絶対にやめたほうがいい中古家電リスト
逆に、安くてもリスクが高すぎるため「新品を買うべき」家電も存在します。
衛生面でNGな「炊飯器」
内釜のコーティング剥がれは炊き上がりに直結します。また、他人の食生活が染み付いた内蓋や蒸気口は、生理的に受け付けない人が多いでしょう。
Amazonで人気の「炊飯器」を見る楽天市場で人気の「炊飯器」を見る
工事リスクが高い「エアコン」
本体価格が安くても、取り付け工事費が高額になります。また、内部のカビやタバコ臭は完全除去が難しく、設置後に不具合が出ても取り外し費用がかかるため、リスクが高すぎます。
Amazonで人気の「エアコン」を見る楽天市場で人気の「エアコン」を見る
寿命が短い「バッテリー家電」
コードレス掃除機やロボット掃除機は、バッテリーが劣化していると使い物になりません。純正バッテリーが高価なため、結局新品を買うのと同じ出費になることが多いです。
| 判定 | ジャンル | やめたほうがいい理由 |
|---|---|---|
| × 危険 | エアコン | 工事費高額、内部汚染のリスク大 |
| × 危険 | 炊飯器 | 内釜劣化、衛生面の不安 |
| × 危険 | 温水洗浄便座 | 衛生的にハイリスク、水漏れの恐れ |
| △ 注意 | ドラム式洗濯機 | 構造複雑で故障しやすい、乾燥機能低下 |
Amazonで人気の「掃除機」を見る楽天市場で人気の「掃除機」を見る
Amazonで人気の「洗濯機」を見る楽天市場で人気の「洗濯機」を見る
後悔しないための5つのチェックポイント
「いいもの」に分類される家電でも、個体差があります。購入前の確認事項をまとめました。
1. 製造年式は5年以内か
メーカーの部品保有期間は製造終了から約6〜9年です。製造から5年以上経過していると、故障しても修理できない恐れがあります。「2020年製以降」など新しいものを選びましょう。
2. 動作保証はあるか
「現状渡し(ノークレーム・ノーリターン)」はプロ向けです。初心者は最低でも1ヶ月〜3ヶ月の動作保証がある店舗を選んでください。初期不良に対応してくれる安心感は必須です。
3. 致命的なニオイはないか
特に冷蔵庫と洗濯機は、扉を開けて鼻を近づけて確認しましょう。
- タバコのヤニ臭
- 強い芳香剤や柔軟剤のニオイ
- カビや腐敗臭
これらは購入後も消えないことが多いため、少しでも気になったら避けるのが正解です。
4. 付属品は揃っているか
主要な付属品がないと、別途購入で余計な出費がかかります。
- テレビのB-CASカード
- 洗濯機の給水・排水ホース
- 照明のリモコン
5. 設置場所のサイズ確認
「安くて良いものがあった!」と衝動買いして、玄関を通らないケースが多発しています。搬入経路と設置スペース(幅・奥行き・高さ)は必ずミリ単位で計測しておきましょう。
どこで買う?購入場所別のメリットを比較
同じ中古家電でも、購入する場所によってリスクと価格が大きく異なります。
リサイクルショップ(実店舗)
実物を見て触れるため、キズやニオイの確認が確実にできます。店員に質問もでき、持ち帰りなら送料もかかりません。初心者には最もおすすめです。
オンライン中古専門店
AmazonRenewed(整備済み品)や楽天の中古ショップなどです。プロによるクリーニングと保証が付帯しており、品質が安定しています。品揃えも豊富です。
Amazonで人気の「家電」を見る楽天市場で人気の「家電」を見る
フリマアプリ(メルカリ等)
価格は最安値ですが、素人検品のためリスクが最大です。「動作品」とあっても、配送中に壊れるトラブルも少なくありません。評価の高い出品者から選ぶなど、慎重な判断が必要です。
よくある質問(Q&A)
A. 気になる場合は、専門業者による「分解洗浄済み」の商品を選びましょう。洗濯槽を取り外して裏側まで洗浄しているため、新品同様に清潔です。購入後、使用前に市販の洗濯槽クリーナーを使うのも効果的です。
Amazonで人気の「洗濯機」を見る楽天市場で人気の「洗濯機」を見る
A. 前の持ち主の使用頻度によりますが、製造年式から10年(設計上の標準使用期間)を引いた年数が目安です。例えば、2022年製の冷蔵庫を2025年に買った場合、あと7年程度は使える計算になります。
A. 保証期間内であれば、同等品への交換や返金対応が受けられます。保証書(レシート)は絶対に捨てずに保管しておきましょう。
まとめ:基準を知って賢くいいものを選ぼう
中古家電は「なんでも安ければいい」わけではありません。しかし、正しい基準で選べば、生活の質を落とさずに大幅な節約が可能です。
最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
- 狙い目:テレビ、電子レンジ、ガスコンロなどの単純構造家電
- NG:エアコン、炊飯器、バッテリー製品
- 鉄則:製造5年以内、保証付き、ニオイ確認を徹底する
このルールを守れば、失敗する確率は限りなくゼロに近づきます。浮いたお金で、あなたの生活をより豊かにする他のアイテムを手に入れてくださいね。
Amazonで人気の「テレビ」を見る楽天市場で人気の「テレビ」を見る
Amazonで人気の「レンジ」を見る楽天市場で人気の「レンジ」を見る


