「3万円台で買えるパソコンなんて、どうせ安かろう悪かろうでしょ?」
「動作が遅くてイライラするのは絶対嫌だ。でも予算はこれ以上出せない…」
そのように諦めていませんか?確かに少し前まで、この価格帯は「使い物にならないPC」の墓場でした。しかし現在、技術の進化により選び方さえ知っていれば、3万円台でも驚くほどサクサク動く「最強」の一台が手に入ります。
この記事では、家電量販店では教えてくれない「3万円台のパソコンの正解」を全て公開します。
結論から言うと、最強の選択肢は以下の3つに絞られます。
- 据え置きで使うなら「新品のミニPC」
- 持ち運びたいなら「中古のCore i5ノート」
- スマホ感覚で使うなら「新品のChromebook」
この記事を読めば、あなたの用途にぴったりの「失敗しない一台」が必ず見つかります。無駄な出費を抑え、賢く快適なデジタルライフを手に入れましょう。
※2025年11月26日 記事の内容を最新の情報に更新しました。
3万円台のパソコンの実力!何ができて何ができない?
まず、「3万円台の最強パソコン」の実力を正しく把握しましょう。ここを誤解すると購入後の後悔につながります。
快適!できること
以下の作業なら、10万円のパソコンと比べても遜色なく快適に行えます。
- Webブラウジング:調べ物、ネットショッピング、ニュース閲覧
- 動画鑑賞:YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオ(フルHD画質)
- 事務作業:レポート作成、家計簿、年賀状作成
- オンライン通話:Zoom、Skype、Google Meet(背景変更なし)

正直厳しい!できないこと
一方で、以下の用途にはスペック(性能)が足りません。
- 3Dゲーム:Apex、Valorant、原神などは起動すら難しい場合があります。
- 動画編集:カット編集程度なら可能ですが、書き出しに非常に時間がかかります。
- クリエイティブ作業:PhotoshopやIllustratorの本格的な利用は重くなります。
失敗しない!3万円台のPC選びの5つの鉄則
3万円台の市場は「玉石混交」です。中には数年前の在庫処分品のような「地雷PC」も混ざっています。以下の5つの基準を必ず守ってください。
鉄則1:CPUはN100またはCore i5を狙え
パソコンの頭脳であるCPU。ここで全てが決まります。
- 新品の場合:「Intel N100」一択です。2023年頃から登場したこのCPUは、低価格ながら数年前の高級機並みの性能を持っています。「Celeron N4020」などの古いCPUは遅すぎるので絶対に避けてください。
- 中古の場合:「Core i5(第8世代以降)」を目安にしましょう。これならWindows 11にも正式対応しており長く使えます。
鉄則2:メモリは8GB以上が必須ライン
メモリは作業机の広さです。「4GB」のパソコンは買わないでください。Windowsを起動するだけでメモリが一杯になり、Webページを開くだけでフリーズします。快適に使うなら「8GB」、できれば「16GB」あれば最強です。
鉄則3:ストレージは高速なSSDに限る
データの保存場所です。「HDD(ハードディスク)」は安くても遅すぎるのでNGです。必ず読み書きが高速な「SSD」搭載モデルを選びましょう。容量は128GBだとすぐ埋まるので、256GB以上あると安心です。
鉄則4:WindowsにこだわらないならChromebook
「Officeソフトが使えてネットができればOS(基本ソフト)は何でもいい」という方は、Googleが開発した「Chromebook(クロームブック)」も強力な選択肢です。Windowsよりも動作が軽く、ウイルス対策も不要で、3万円台でも新品でサクサク動きます。
鉄則5:タブレットとの比較も忘れずに
「キーボードを使わない」「動画を見るのが9割」という場合は、無理に安いパソコンを買うより、iPad(中古)やAndroidタブレットを買う方が幸せになれる場合があります。文字入力をどれくらいするかで判断しましょう。
タイプ別!3万円台の最強パソコンおすすめ5選
それでは、選び方の鉄則に基づいた「今買うべき3万円台の最強パソコン」をタイプ別にご紹介します。
1.性能最強!新品ミニPC(Intel N100搭載)
「モニターとキーボードは持っている(またはテレビに繋ぐ)」という方に、圧倒的におすすめなのがミニPCです。ノートPCのように画面やバッテリーにお金がかかっていない分、中身の性能にお金をかけています。
特徴
- 最新CPU「Intel N100」搭載で爆速
- メモリ16GB、SSD 512GBなど、10万円クラスの容量を持つモデルが多い
- 手のひらサイズで場所を取らない
おすすめメーカー
GMKtec、Beelink、CHUWI など
Amazonで人気のN100のミニPCを見る楽天市場で人気のN100のミニPCを見る
2.コスパ最強!大手メーカーの中古ノート(Core i5)
「やっぱり国内メーカーのノートパソコンがいい」という方は、中古(リユース品)が最適解です。元値15万円以上の法人向けモデルが、リースアップ品として安く出回っています。
特徴
- NEC、富士通、Panasonicなどの信頼性
- キーボードが打ちやすく、作りが頑丈
- 多少の傷やバッテリー劣化はあるが、実用性は高い
選び方のコツ
楽天やAmazonの「整備済み品」や、PC専門店の保証付きモデルを選びましょう。
Amazonで人気のCore i5の中古ノートを見る楽天市場で人気のCore i5の中古ノートを見る
3.持ち運び最強!新品Chromebook
「新品がいい」「持ち運んでカフェや大学で使いたい」ならChromebookです。Windowsではありませんが、Web閲覧やドキュメント作成ならWindows以上に快適です。
特徴
- 起動が数秒と爆速
- バッテリー持ちが良いモデルが多い
- PlayストアのAndroidアプリが使える
おすすめメーカー
ASUS、Lenovo、Acer
Amazonで人気のChromebookを見る楽天市場で人気のChromebookを見る
4.安さ最強!ドン・キホーテ等の情熱価格PC
「とにかく新品のWindowsノートが欲しい」場合、ドン・キホーテの「MUGA ストイックPC」などが候補に入ります。ただし、性能はギリギリの設定になっていることが多いため、割り切りが必要です。
注意点
買う前にCPUが「N100」であることを確認してください。古いモデルだと動作が重い可能性があります。
Amazonで人気の情熱価格PCを見る楽天市場で人気の情熱価格PCを見る
5.サブ機最強!2in1 タブレットPC
キーボードを取り外せるタイプのパソコンです。Surface Goの中古などが3万円台で狙えます。画面は小さいですが、画質がきれいで持ち運びには最強です。
Amazonで人気の2in1 タブレットPCを見る楽天市場で人気の2in1 タブレットPCを見る
3万円でゲーミングPCは作れる?
結論から言うと、3万円台でまともなゲーミングPCを手に入れるのは不可能です。
ゲーミングPCに必要な「グラフィックボード(GPU)」という部品だけで、安くても3万円〜4万円します。中古で探しても、3万円台だと10年前のスペックになり、現代のゲームは動きません。
ゲームをしたいなら、最低でも予算を6万円〜8万円(中古)、あるいは10万円〜15万円(新品)まで貯めることを強くおすすめします。3万円のPCを買っても「ゲームが起動しない」という悲劇が待っています。
Officeソフトを安く使う裏技
3万円台のパソコンには、高額なMicrosoft Office(Word, Excel, PowerPoint)は入っていません。どうすれば良いでしょうか?
1. 無料のWeb版 Officeを使う
これが最もおすすめです。Microsoftアカウントさえあれば、ブラウザ(EdgeやChrome)上で、本家MicrosoftのWordやExcelが無料で使えます。機能制限はありますが、一般的なレポート作成なら十分です。
2. 互換ソフトを使う
「WPS Office」や「LibreOffice」などの互換ソフトなら、無料でインストールできます。Microsoft Officeと操作感が似ており、ファイルの閲覧・編集が可能です。
よくある質問(Q&A)
中古品の最大の弱点がバッテリーです。消耗している前提で購入しましょう。ACアダプター(充電器)を繋いで使う「据え置き用」として割り切るのが賢い使い方です。持ち運びたい場合は、バッテリー状態が明記されているショップを選ぶか、モバイルバッテリー対応の機種を選びましょう。
はい、劇的に変わります。5万円〜6万円台になると、HPやDell、Lenovoといった世界的大手メーカーの「Ryzen 5」や「Core i5」を搭載した新品の高性能ノートパソコンがセールで買えるようになります。もし予算に余裕が作れるなら、5万円台まで頑張るのも素晴らしい選択です。
Intel社が開発した、省電力で低価格なCPUの型番です。「安いのにビックリするほど性能が良い」として、2023年以降の格安PC界隈で革命を起こしているチップです。3万円台で新品を買うなら、とりあえず「N100」と書いてあるものを選べば大失敗はしません。
まとめ:3万円台の最強PCで生活をアップデートしよう
3万円台のパソコン選びは、自分の「用途」をはっきりさせることが成功の鍵です。
- モニターがある、テレビに繋ぐなら → 新品のミニPC(N100搭載)が性能最強!
- キーボード重視、安心感重視なら → 大手メーカーの中古ノートがコスパ最強!
- 持ち運び重視、スマホ感覚なら → 新品のChromebookが使い勝手最強!
「3万円だから何もできない」というのは過去の話です。この記事で紹介した「選び方の鉄則」を守れば、あなたの生活をより便利に、快適にしてくれる頼もしい相棒が必ず見つかります。
ぜひ、あなたにぴったりの一台を手に入れて、新しいデジタルライフをスタートさせてください!


