「炊飯器の液晶画面が消えてしまった」
「コンセントを抜くたびに時刻がリセットされる」
毎日使う象印の炊飯器でこのような症状が出ると、故障かと不安になりますよね。実はその症状、内蔵されているリチウム電池の寿命が原因であるケースがほとんどです。
この記事では、象印の炊飯器の電池交換にかかる正確な料金目安と、修理を依頼する際の手順、そして「自分で交換できるのか?」という疑問にプロの視点で深くお答えします。
これを読めば、あなたの炊飯器を「修理すべきか」「買い替えるべきか」が明確になり、無駄な出費を抑えることができますよ。
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象印の炊飯器の電池交換料金と修理の目安
結論からお伝えすると、象印炊飯器の内蔵電池交換はメーカーへの修理依頼が必要となり、無料ではありません。
ここでは、公式サポートや修理相場に基づいた具体的な費用と、修理にかかる日数について解説します。
修理費用の内訳と総額目安
電池交換をメーカーに依頼した場合、費用は「技術料」「部品代」「送料」の合計となります。目安は以下の通りです。
- 部品代(電池・パッキン等):数百円〜1,000円程度
- 技術料:2,500円〜3,500円程度
- 送料(宅配修理の場合):往復で2,000円〜3,000円程度
これらを合計すると、宅配便で送る場合の総額は5,000円〜8,000円前後になることが多いです。

「電池ひとつ交換するのに数千円?」と感じるかもしれませんね。ただ、象印の炊飯器は防水性を保つために電池が基板に特殊な加工で取り付けられているため、単なる電池代だけでなく分解組立の技術料がかかってしまうんです。
持ち込みなら送料を節約できる
少しでも費用を抑えたい場合は、家電量販店(ヤマダ電機、ビックカメラ、ケーズデンキなど)の修理カウンターへ持ち込む方法があります。
購入店以外でも受け付けてくれる場合がありますが、その場合、メーカーへの取次手数料(1,000円〜2,000円程度)がかかることもあります。それでも宅配便の往復送料よりは安く済むケースが多いでしょう。
修理にかかる期間は約1週間〜10日
修理に出している間、炊飯器は手元からなくなります。期間の目安は約1週間から10日程度です。
その間は土鍋でご飯を炊くか、パックご飯を利用するなど代替案を考えておく必要があります。
リチウム電池交換は自分でできる?失敗リスク
検索すると「自分で交換してみた」という動画やブログが見つかるため、「自分でもできるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、家電のプロとして、ご自身での交換は絶対におすすめしません。理由は大きく3つあります。
1. 特殊なハンダ付けが必要
テレビのリモコンのように電池ボックスから簡単に入れ替える構造ではありません。炊飯器の電池は「タブ付きコイン電池(CR2354など)」が基板にハンダ付けされています。交換にはハンダごてを使って基板から取り外し、再度ハンダ付けをする高度な技術が必要です。
2. 防水・防湿機能が損なわれる
炊飯器は大量の蒸気を扱う家電です。分解して組み立て直す際に、パッキンの位置が少しでもずれたり、締め付けが甘かったりすると、内部に蒸気が入り込みます。これが原因で基板がショートし、発火や完全な故障につながる恐れがあります。
3. メーカー保証の対象外になる
一度でも自分で分解してしまうと、その後に不具合が起きてもメーカー修理を受け付けてもらえなくなる可能性が高いです。

実際に、私の友人がYouTubeを見よう見まねで分解し、基板を焼き切ってダメにしてしまったことがあります。結局新品を買うことになり、「最初から修理に出せばよかった」と後悔していました。安全のためにもプロに任せましょう。
電池切れでも炊飯は可能!応急処置の方法
「修理に出す時間がない」「今すぐご飯を炊きたい」という場合でも安心してください。電池切れの状態でも炊飯器は使用可能です。
コンセントを繋げば液晶は復活する
内蔵リチウム電池は、コンセントを抜いている間の「時刻の記憶」と「液晶表示」のために使われています。
そのため、電源プラグをコンセントに差し込めば、電力が供給され、通常通り炊飯が可能です。
予約炊飯には注意が必要
ただし、コンセントを抜くと毎回時刻設定がリセット(例:7:00に戻るなど)されてしまいます。
- 通常炊飯:時刻がズレていても問題なく炊けます。
- 予約炊飯:現在時刻が合っていないと、希望の時間に炊き上がりません。使用するたびに時刻合わせをする必要があります。
「毎回時刻を合わせるのは面倒」という場合は、早めの修理か買い替えを検討しましょう。
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修理依頼の前に確認すべき3つのポイント
修理を依頼する前に、以下の点を確認しておくとスムーズです。
1. 保証期間内かどうか確認する
基本的に電池は「消耗品」扱いとなるため、保証期間内でも有料になるケースが多いですが、購入後1年未満で切れた場合は初期不良の可能性もあります。まずは保証書を確認し、購入店またはメーカーに相談してみましょう。
2. 部品保有期間(製造から6年)を過ぎていないか
象印の炊飯器の「補修用性能部品の保有期間」は、製造打ち切り後6年と定められています。製造から7年以上経過している古いモデルの場合、修理部品がなく、修理を断られる可能性があります。
3. 型番(品番)をメモする
問い合わせや修理申し込みの際、必ず「型番(例:NP-BC10など)」が必要です。炊飯器の側面や蓋のラベルに記載されていますので、事前に控えておきましょう。
よくある質問(Q&A)
最後に、電池交換に関するよくある疑問をまとめました。
Q. 電池の寿命はどのくらいですか?
A. 一般的に約4年から5年です。ただし、コンセントを差し込んでいる間は内蔵電池は消耗しません。そのため、常にコンセントを差したまま使用しているご家庭では、5年以上持つことも珍しくありません。
Q. 設定した「炊き分け」などのデータは消えますか?
A. 電池交換の修理を行うと、基板のリセットなどにより、記憶させていた「我が家炊き」などの学習データや設定が工場出荷時に戻る場合があります。修理に出す前に、気に入っている設定をメモしておくと安心です。
Q. 電池交換以外の不具合も一緒に直せますか?
A. 可能です。修理依頼時に「内釜のコーティング剥がれが気になる」「蒸気漏れがする」などの症状も合わせて伝えると、全体的な点検と見積もりを出してくれます。
まとめ:5年以上使用なら買い替えも視野に
象印炊飯器の電池交換について解説しました。重要なポイントを振り返ります。
- メーカー修理の目安は総額5,000円〜8,000円(送料込)。
- 自分で交換するのは故障・発火のリスクが高いためNG。
- コンセントを繋げば、電池切れでも炊飯自体は可能。
- 製造から6年以上経過していると修理できない場合がある。
もし、お使いの炊飯器が購入から5年以上経過しており、内釜の傷みやパッキンの劣化も気になっているなら、修理代に少し上乗せして新しい炊飯器への買い替えを検討するのも賢い選択です。
最新の機種は「保温機能」や「銘柄炊き分け」などの性能が格段に進化しています。修理か買い替えか、あなたのライフスタイルに合わせて最適な方を選んでくださいね。
