「最近、洗濯機のボタンが多くて操作がわからない…」
「洗濯物の出し入れで腰をかがめるのがつらくなってきた」
「音が静かで、早朝や夜でも気兼ねなく使えるものが欲しい」
60代を迎え、家電の使い勝手に悩んでいませんか?
毎日のことだからこそ、洗濯は「負担」ではなく「快適」なものにしたいですよね。
この記事では、そんな60代の方々のお悩みを解決するため、「シンプル操作」「身体への負担軽減」「静音性」を徹底重視した「60代におすすめの洗濯機人気ランキング」をご紹介します。
選び方の重要なポイントから、便利な機能、メーカーごとの違いまで詳しく解説。ご自身のライフスタイルにぴったりの一台を見つけて、毎日の家事をぐっと楽にしましょう。
当ランキングは、60代の方々の「使いやすさ」を最優先事項とし、以下の5つの基準で選定・比較しました。
- 操作の分かりやすさ:ボタンが大きく、文字が見やすいか。コースがシンプルか。
- 身体的負担の少なさ:洗濯物の出し入れが楽な(かがみすぎない)設計か。
- 静音性の高さ:早朝や夜間でも気兼ねなく使えるか。(dB数値基準)
- お手入れの簡単さ:フィルター掃除などが複雑ではないか。
- 経済性:節水・節電性能は優れているか。
60代が洗濯機選びで失敗しないための5つのポイント
まずは、60代の方が洗濯機を選ぶ際に「ここだけは押さえてほしい」という5つの重要なポイントを解説します。
ポイント1:操作がシンプルで分かりやすいか
最新の洗濯機は多機能ですが、使わない機能ばかりでは宝の持ち腐れです。
最も重要なのは「直感的に使える」こと。
- ボタンが大きく、文字がはっきり見えるか
- よく使うコース(おまかせ、標準など)が独立して押しやすいか
- 操作パネルの配置が分かりやすいか
家電量販店で実際に操作パネルに触れ、ご自身が「これなら迷わない」と感じるものを選びましょう。
ポイント2:衣類の出し入れがしやすいか(投入口の高さ・広さ)
毎日の洗濯で、腰や膝に負担がかかっていませんか?
洗濯物の出し入れのしやすさは、身体的負担を減らす上で非常に重要です。
- 縦型:投入口が上にあるため、深くかがむ必要がありません。ただし、底にある洗濯物を取る際に腕を深く入れる必要があります。
- ドラム式:投入口が前面にあるため、洗濯物を出し入れする際に必ずかがむ動作が必要です。ただし、乾燥まで行えば「干す」作業がなくなるメリットは大きいです。
最近は、パナソニックの「NA-FAシリーズ」のように、手前を低く設計し、槽を浅くすることで出し入れを楽にした縦型モデルも人気です。
ポイント3:静音性は高いか(早朝・夜間の使用)
生活リズムに合わせて、早朝や夜間に洗濯をしたい方も多いでしょう。
その場合、運転音の静かさは必須条件です。
音の目安は「洗濯時が約35dB以下」「脱水時が約40dB以下」であれば、かなり静かだと感じられます。(※40dBは図書館の中くらいの静かさ)
特に、東芝の「ZABOON」シリーズなどは、静音性に優れたモーターを採用しており、非常に高い評価を得ています。
ポイント4:容量は適切か(家族構成、洗濯頻度)
容量が小さすぎると洗濯の回数が増えて負担になりますし、大きすぎても電気代や水道代が無駄になってしまいます。
- 1〜2人暮らし:容量 5〜7kg(2〜3日に1回なら7kgあると安心)
- 毛布やシーツを頻繁に洗う:容量 8kg以上
ご夫婦2人暮らしなら、7kg〜8kgのモデルを選ぶと、まとめ洗いや大物洗いにも対応できて便利です。
ポイント5:お手入れの簡単さ
長く清潔に使うためには、定期的なお手入れが欠かせません。
しかし、そのお手入れが複雑だと、それ自体がストレスになってしまいますよね。
- 糸くずフィルターが簡単に取り外せて、ゴミを捨てやすいか
- 乾燥フィルター(乾燥機能付きの場合)のホコリが取りやすいか
- 自動槽洗浄機能がついているか
特に糸くずフィルターは毎回の手入れが必要な部分です。パナソニックの「楽ポイフィルター」のように、ワンタッチでゴミを捨てられる工夫がされていると非常に便利です。
【タイプ別】縦型とドラム式、60代にはどっちがおすすめ?
洗濯機選びで必ず迷うのが「縦型」と「ドラム式」の違いですよね。
60代のライフスタイルに合わせて、どちらが最適かメリット・デメリットを比較しました。
縦型洗濯機がおすすめな方
「使い慣れた操作感」と「出し入れのしやすさ(かがまない)」を重視する方におすすめです。
- ◎ メリット:操作がシンプルで分かりやすいモデルが多い。投入口が上でかがむ必要がない。洗浄力が高い傾向にある。本体価格が比較的安い。
- △ デメリット:乾燥機能はドラム式に劣る(シワになりやすい)。使用水量が多めになる傾向がある。底の洗濯物が取りにくい場合がある。

ドラム式洗濯機がおすすめな方
「洗濯物を干す手間をなくしたい」と強く願う方におすすめです。
- ◎ メリット:乾燥機能が優秀で、ふんわり仕上がる。洗濯から乾燥まで全自動で終わる。節水性能が非常に高い。
- △ デメリット:投入口が前面で、出し入れの際に必ずかがむ動作が必要。本体サイズが大きく、価格も高め。操作が複雑なモデルもある。

結論:60代には「高機能な縦型」または「使いやすいドラム式」
多くの方には、身体的負担が少なく、操作も慣れている「縦型」がおすすめです。
特に、投入口の設計に工夫があり、静音性が高いモデルが最適です。
ただし、天候を気にせず洗濯を終えたい方や、ベランダへの移動が大変な方には、乾燥までおまかせできる「ドラム式」も非常に強力な選択肢となります。
60代にこそ知ってほしい「便利機能」を徹底解説
最近の洗濯機には便利な機能が増えています。特に60代の方の家事負担を減らす「洗剤自動投入」と「乾燥機能」について、メリットとデメリットを解説します。
「洗剤自動投入」は本当に必要?
洗濯物の量に合わせて、液体洗剤や柔軟剤を自動で計量・投入してくれる機能です。
- メリット:計量の手間がなくなり、手が汚れません。重いボトルを持ち上げる回数も減ります。洗剤の入れすぎも防げるため経済的です。
- デメリット:定期的にタンクを洗浄する手間がかかります(放置するとカビや詰まりの原因に)。粉末洗剤やジェルボール、漂白剤は使えません。
「毎回の計量が面倒」「手が滑ってこぼしそうになる」という方には、非常にメリットの大きい機能です。
「乾燥機能」はどれを選ぶべき?(ヒートポンプ式 vs ヒーター式)
乾燥機能には大きく2種類あり、60代の方には「ヒートポンプ式」が断然おすすめです。
ヒートポンプ式(主にドラム式に搭載)
電気代が安く、衣類が縮みにくい(ふんわり仕上がる)のが最大の特徴です。湿気を含んだ空気を除湿・冷却し、乾いた温風を再利用する仕組みで、約60℃の低温で乾かします。
◎ メリット:電気代がヒーター式の半分以下。衣類が傷みにくい。
△ デメリット:本体価格が高い。
ヒーター式(縦型・一部の安価なドラム式)
ドライヤーのように高温の熱風で乾かす仕組みです。縦型に搭載されているものは「簡易乾燥(送風乾燥)」と呼ばれ、シワになりやすい傾向があります。
◎ メリット:本体価格が安い。
△ デメリット:電気代が高い。高温のため衣類が縮みやすい。
※今回ランキング4位でご紹介する日立のモデルは、このヒーター式ですが、温度を約65℃に抑えた「低温ヒート式」を採用し、「風アイロン」機能でシワを伸ばしながら乾燥させる工夫がされています。
「干す手間を完全になくしたい」なら、電気代が安くふんわり仕上がる「ヒートポンプ式乾燥」を、「乾燥機能は欲しいが、価格も抑えたい」なら「ヒーター式(低温ヒート式)」を搭載したドラム式を選びましょう。
主要メーカー別(パナソニック・日立・東芝・シャープ)の特徴比較
「どのメーカーが自分に合っているの?」という疑問に答えます。各社の強みを知って、選ぶ際の参考にしてください。
| パナソニック | 使いやすさと負担軽減 「楽ポイフィルター」や「バック操作パネル」など、使う人の身体的負担を減らす工夫が随所にあります。60代の「使いやすさ」を追求するなら筆頭候補です。 |
|---|---|
| 日立 | 高い洗浄力とシワ伸ばし乾燥 「ナイアガラ ビート洗浄」の高い洗浄力に定評があります。ドラム式では「風アイロン」機能でシワを伸ばして乾かすため、アイロンがけの手間を減らしたい方におすすめです。 |
| 東芝 | トップクラスの静音性 「ZABOON」シリーズは、独自のモーター技術で業界トップクラスの静音性を誇ります。早朝や夜間の洗濯が多い方、音に敏感な方に最適です。洗浄力も「ウルトラファインバブル」で強力です。 |
| シャープ | 清潔さと節水 独自技術の「穴なし槽」が最大の特徴。洗濯槽の外側の黒カビが槽内に入るのを防ぐため、非常に清潔です。また、槽と外槽の間のムダ水をカットするため、節水効果も抜群です。 |
60代に最適な洗濯機のおすすめ人気ランキングTOP5
お待たせしました。ここでは「操作性」「負担軽減」「静音性」を基準に厳選した、60代に本当におすすめの洗濯機をランキング形式で紹介します。
【第1位】パナソニック 全自動洗濯機 NA-FA10K5-N(10kg)

【総合力No.1】出し入れのしやすさと簡単お手入れ、静音性を両立!
60代の方に最もおすすめしたいのが、パナソニックのNA-FAシリーズです。
「バック操作パネル」と「楽ポイフィルター」は健在。操作パネルを奥に配置することで、手前が低く広くなり、槽が浅く設計されています。これにより、腰を大きく曲げずに底の洗濯物まで楽に手が届きます。
「洗剤・柔軟剤の自動投入」機能も搭載し、計量の手間を削減。レビューでも「音が静か」「自動投入はとても便利」と、60代が求める「静音性」と「手間の削減」を高く評価する声が多数です。まさにシニア向け縦型洗濯機の決定版と言えるモデルです。
| タイプ | 縦型(インバーター搭載) |
|---|---|
| 洗濯容量 | 10kg |
| 運転音 (洗濯/脱水) | 約32dB / 約39dB(※K3モデル参照) |
| 寸法 (幅x奥行x高さ) | 59.9 x 63.5 x 107.1 cm |
| 主な機能 | スゴ落ち泡洗浄、楽ポイフィルター、次亜除菌コース |
| 洗剤自動投入 | あり |
- 手前が低く、槽が浅い設計で、洗濯物の出し入れが圧倒的に楽。
- 「楽ポイフィルター」で、糸くずの手入れが立ったまま簡単にできる。
- レビューでも高評価の「静音性」(洗濯時32dB / 脱水時39dB)。
- 計量の手間が省ける「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能付き。
- 乾燥機能はヒーター式の簡易乾燥(送風乾燥)のみ。
- レビューによると「旧モデルより高さがある」との声もあり、小柄な方は圧迫感を感じる可能性あり。

【第2位】東芝 全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP4(W)(10kg)

【静音性No.1】深夜や早朝の洗濯も全く気にならない!
「アパートやマンションで、隣室への音漏れが心配…」「家族が寝ている時間に洗濯したい」という方には、東芝のZABOONが最適です。
最大の特徴は、業界トップクラスの圧倒的な静音性。洗濯時約29dB、脱水時約37dBという驚異的な静かさを実現しています。レビューでも「止まってる?と見に行くほど静か」「給水音が一番気になる位」と絶賛されています。
「ウルトラファインバブル洗浄」に加え、レビューで「タオルがふんわりする様になった」「ほぐし脱水で絡まない」と仕上がりの良さも高評価。音と仕上がりにこだわる方におすすめです。
| タイプ | 縦型(インバーター搭載) |
|---|---|
| 洗濯容量 | 10kg |
| 運転音 (洗濯/脱水) | 約29dB / 約37dB |
| 寸法 (幅x奥行x高さ) | 63.7 x 64.2 x 98.6 cm |
| 主な機能 | 抗菌ウルトラファインバブル洗浄W、Ag+抗菌水、自動おそうじ |
| 洗剤自動投入 | あり |
- 図書館より静かな運転音で、時間帯を問わず洗濯できる。
- 「ウルトラファインバブル」と「ほぐし脱水」で、タオルの仕上がりがふんわり。
- 洗剤自動投入機能付きで、計量の手間が省ける。
- ガラストップの操作パネルがスタイリッシュで掃除もしやすい。
- 第1位のパナソニックと比べると、投入口の低さ(負担軽減)は標準的。

【第3位】日立 ビートウォッシュ BW-V80K W(8kg)

【出し入れ楽&洗浄力】槽が浅く、背が低い安心設計!
「洗浄力も欲しいけど、やっぱり出し入れが楽なのが一番」という方に、日立のビートウォッシュがおすすめです。
このモデルは本体高さが93cmと非常に低く設計されており、レビューでも「洗濯槽は間口が広くて奥行きが浅い」「少し屈むだけで底に手が届く」と、小柄な方や腰に不安がある方から絶大な支持を得ています。
もちろん「ナイアガラ ビート洗浄」の洗浄力は健在。レビューでも「仕上がりがふんわり絡まない」と好評です。洗剤自動投入はありませんが、その分操作がシンプルで、価格も抑えめ。「シンプル・出し入れ楽・高洗浄」の三拍子が揃ったモデルです。
| タイプ | 縦型(インバーター搭載) |
|---|---|
| 洗濯容量 | 8kg |
| 運転音 (洗濯/脱水) | 約32dB / 約39dB |
| 寸法 (幅x奥行x高さ) | 60.8 x 61.0 x 93.0 cm |
| 主な機能 | ナイアガラ ビート洗浄、自動おそうじ、[抗菌]糸くずフィルター |
| 洗剤自動投入 | なし |
- 本体高さ93cmの低設計と浅い洗濯槽で、洗濯物の出し入れが非常に楽。
- 高い洗浄力で、頑固な汚れもすっきり落とせる。
- 「仕上がりがふんわりしている」とレビューでも好評。
- 運転音も静かなレベル(洗濯時32dB / 脱水時39dB)。
- 洗剤自動投入機能はない。
- レビューで「水量が40L単位の設定がない」など、細かい設定に不満の声も。
【第4位】日立 ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-SG110JL W

【干す手間ゼロ】シワを抑える「風アイロン」搭載のシンプルドラム!
「干す作業が一番つらい」「乾燥機能は欲しいけど、価格は抑えたい」という方には、このモデルがおすすめです。
日立独自の「風アイロン」機能は、時速約300kmの高速風でシワを伸ばしながら乾燥。レビューでも「カジュアルな服なら全部乾燥しちゃっても大丈夫そう」と、アイロンがけの手間が減る点を評価されています。
乾燥方式は電気代の安い「ヒートポンプ式」ではなく、「ヒーター式(低温ヒート式)」ですが、その分本体価格が抑えられています。洗剤自動投入はありませんが、「干す手間ゼロ」を最も安価に実現できる、60代のドラム式入門機として最適です。
| タイプ | ドラム式(ヒーター乾燥) |
|---|---|
| 洗濯/乾燥容量 | 11kg / 6kg |
| 運転音 (洗濯/脱水/乾燥) | 非公開(レビューでは「静か」との声あり) |
| 寸法 (幅x奥行x高さ) | 63.0 x 71.5 x 105.0 cm |
| 主な機能 | 風アイロン(低温ヒート式)、センサービッグドラム洗浄、自動おそうじ |
| 洗剤自動投入 | なし |
- 「干す作業」から解放され、家事負担が劇的に減る。
- 「風アイロン」機能で、シワが少なく仕上がる。
- レビューで「お手入れが簡単」との声あり。
- ヒートポンプ式より本体価格が安い。
- 洗剤自動投入機能がない。
- 乾燥方式がヒーター式のため、ヒートポンプ式に比べ電気代は高くなる。
- 縦型に比べると、かがむ動作は必要になる。
【第5位】アイリスオーヤマ 全自動洗濯機 7.0kg ITW-70A01-W

【シンプル・安価】とにかく簡単な操作性と価格を求める方に!
「難しい機能は一切いらない。とにかくシンプルで、安価なものが欲しい」というニーズに応えるのが、アイリスオーヤマの洗濯機です。
このモデルは既存品よりコンパクトに設計されており、省スペースにも対応。操作パネルもシンプルで、必要なコースが一目でわかります。ご夫婦お二人分の洗濯(2〜3日に1回)にちょうど良い7kgサイズで、価格も圧倒的にリーズナブルです。
レビューでも「シンプル、使いやすい」「価格以上の使用感」と好評。インバーター非搭載のため運転音は大きめ(「少々うるさい」との声も)ですが、「日中の決まった時間にしか使わない」という方には十分な選択肢です。
| タイプ | 縦型(インバーターなし) |
|---|---|
| 洗濯容量 | 7.0kg |
| 運転音 (洗濯/脱水) | 非公開(インバーター非搭載のため大きめ) |
| 寸法 (幅x奥行x高さ) | 56.7 x 54.9 x 89.3 cm |
| 主な機能 | 部屋干しモード、予約タイマー、槽洗浄コース |
| 洗剤自動投入 | なし |
- 操作パネルが非常にシンプルで、ボタンも大きく分かりやすい。
- 本体価格が非常に安く、経済的。
- コンパクトな設計で、置き場所のスペースを有効活用できる。
- インバーター非搭載のため、運転音(特に脱水時)が大きめ。
- 節水・節電性能は上位モデルに劣る。
見落とし厳禁!購入前に必ず確認すべき「設置ポイント」
「せっかく買ったのに、家に入らない…」そんな悲劇を防ぐため、購入前に必ず確認すべき3つのポイントを解説します。
1. 搬入経路(玄関・廊下・階段)の幅
洗濯機本体のサイズだけでなく、梱包された状態(本体サイズ+約10cm)で通れるかを確認します。
- 玄関ドアの幅
- 廊下の最も狭い部分(ドアノブ含む)
- 階段の手すりの内側
- エレベーターの入口の幅と奥行き
特に曲がり角は注意が必要です。メジャーを持って、必ずご自身で測ってください。
2. 設置場所(防水パン)のサイズ
洗濯機を置く「防水パン(洗濯パン)」の内側の寸法(奥行きと幅)を測り、洗濯機の脚が収まるかを確認します。
ドラム式の場合は、フタを開けた時のスペースも考慮し、ドアが壁や洗面台にぶつからないかも確認しましょう。
3. 蛇口の高さと排水口の位置
意外な落とし穴が蛇口の高さです。
設置する洗濯機のフタを開けたときに、蛇口にぶつからないかを確認します。高さが足りない場合は、壁側の蛇口を交換する(別途工事)必要があります。
また、排水口の位置(真下、左右など)によって、必要な部品(L字パイプなど)が変わる場合があるため、現状の位置を把握しておきましょう。

洗濯機を長く快適に使うためのポイント
お気に入りの洗濯機を見つけたら、ぜひ長く快適に使いたいですよね。
購入後に気をつけるべき、簡単なお手入れのポイントをご紹介します。
1. 糸くずフィルターの掃除は「毎回」が基本
糸くずフィルター(縦型)や乾燥フィルター(ドラム式)は、洗濯が終わるたびに掃除するのが理想です。
ゴミが溜まると、洗濯物の汚れ落ちが悪くなったり、乾燥に時間がかかったり、故障の原因にもなります。
ランキング1位で紹介したパナソニックの「楽ポイフィルター」のように、お手入れが簡単なモデルを選ぶと、この「毎回の作業」が苦になりません。
2. 月に1回は「槽洗浄」でカビ予防
目には見えませんが、洗濯槽の裏側は湿気でカビが発生しやすい場所です。
ニオイや黒いカス(カビ)が洗濯物につくのを防ぐため、月に1回程度、「槽洗浄コース」を行いましょう。
最近のモデルは「自動槽洗浄」機能がついているものも多く、ボタンひとつで簡単にお手入れが可能です。

よくある質問(Q&A)
A. 一般的に約8年〜10年と言われています。
ただし、使用頻度や使い方によって変わります。「最近、脱水がうまくいかない」「運転中に変な音がする」「エラーが頻繁に出る」といった症状が出始めたら、修理費用も高額になることが多いため、買い替えのサインと考えましょう。
A. はい、必ず利用することをおすすめします。
洗濯機は非常に重く、給水ホースや排水ホース、アース線の接続も必要です。
60代の方がご自身で設置するのは身体的負担が非常に大きく、水漏れなどのリスクもあります。家電量販店やネット通販の「標準設置サービス(無料または有料)」を必ず利用し、プロに任せるのが安心です。(※搬入経路が特殊な場合は追加料金がかかることがあります)
A. 「洗濯物を干す作業」を負担に感じるなら、強くおすすめします。
特に「ヒートポンプ式」(ランキング4位の日立など)の乾燥機能は、衣類が縮みにくく、電気代も安いため非常に優秀です。
「干す場所がない」「天候を気にしたくない」「ベランダへの移動が大変」といったお悩みがある方は、乾燥機能付き(特にドラム式)を選ぶと生活が劇的に楽になります。
A. 各社とも強みが異なります。ご自身の優先順位で選びましょう。
例えば、「使いやすさ・負担軽減」ならパナソニック、「静音性」なら東芝、「洗浄力」なら日立、「清潔さ・節水」ならシャープ、といった特徴があります。詳しくは、本記事の「主要メーカー別の特徴比較」セクションをご覧ください。
A. 月に1回程度のお手入れが必要ですが、毎日の計量の手間と天秤にかけてみましょう。
確かに、洗剤タンクや経路の洗浄は必要です。しかし、「毎日の重いボトルでの計量」や「液だれ」のストレスから解放されるメリットは非常に大きいです。ご自身にとってどちらが「楽」になるかを考えて選ぶことをおすすめします。
まとめ:自分にぴったりの洗濯機で、毎日の洗濯を快適に
今回は、「60代におすすめの洗濯機人気ランキング」として、シニア層の悩みに寄り添ったモデルと、選び方の全知識をご紹介しました。
改めて、60代の洗濯機選びで重要なポイントは以下の3つです。
- 操作パネルがシンプルで分かりやすいこと
- 洗濯物の出し入れで、腰や膝に負担がかからないこと
- 早朝や夜でも安心な「静音性」があること
そして、購入後の失敗を防ぐために「設置場所・搬入経路の確認」を忘れないでください。
毎日の家事だからこそ、少しの「使いにくさ」が大きなストレスになります。
「なんとなく今のもので我慢している」という方も、ぜひ今回のランキングを参考に、ご自身のライフスタイルや身体に合った「本当に使いやすい」一台を見つけてください。
新しい快適な洗濯機が、あなたの毎日をより健やかで楽なものにしてくれるはずです。

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