手術や療養で長期入院が決まったとき、頭をよぎるのが「どうやって時間を過ごそう…」という悩み。病室の備え付けテレビは、テレビカードの残りを気にしながら見るのもストレスですよね。1日500円でも、1ヶ月なら15,000円。かなりの出費です。
そんな悩みを賢く解決するのが、持ち運びできる「ポータブルテレビ」です。
この記事では、数ある製品の中から、入院生活に本当に役立つおすすめモデルを厳選。失敗しない選び方のポイントから、病院で使う際の注意点、電波が悪くても楽しめる裏技まで、あなたの疑問をすべて解決します。
もうテレビ選びで迷うことはありません。この記事を読んで、少しでも快適な入院生活を送るための最高の相棒を見つけましょう!
なぜ入院中にポータブルテレビがおすすめなの?
「今はスマホがあれば十分じゃない?」と思う方もいるかもしれません。しかし、データ通信量を気にせず大画面で楽しめるポータブルテレビは、入院生活において非常に大きなメリットがあるのです。
備え付けテレビより断然経済的!
多くの病院で採用されているプリペイドカード式のテレビ。長期入院になると、ポータブルテレビ本体が余裕で買えてしまうほどの金額になってしまいます。
一度購入してしまえば、あとは電気代だけ。入院が長引くほど、その経済的なメリットは計り知れません。
好きな場所・好きな体勢で楽しめる
ベッドに固定されたテレビと違い、ポータブルテレビなら自分の楽な体勢で視聴できます。ベッドテーブルの上はもちろん、少し気分を変えて談話室で。体調に合わせて視聴スタイルを変えられる自由さは、何よりの魅力です。
テレビ以外の機能で「もしも」の時も安心
最近のポータブルテレビは多機能です。DVDプレーヤー機能があれば、見たかった映画を一気見できますし、録画機能付きなら好きな番組を逃さずチェックできます。万が一、病室の電波状況が悪くテレビが映らなくても、他の機能で暇つぶしができるのは心強い味方です。

単調になりがちな入院生活に、彩りを与えてくれるのがポータブルテレビの魅力ですね。
【超重要】入院先でポータブルテレビを使う前に確認すべきこと
「よし、早速買おう!」と、その前に。いくつか確認しておかなければならない大切なポイントがあります。これを怠ると「せっかく買ったのに使えなかった…」なんて悲劇も起こりかねません。
① そもそも持ち込みは可能か?
まず大前提として、電化製品の持ち込みが許可されているかを病院に確認しましょう。医療機器への影響やコンセントの容量などを考慮して、持ち込みが制限されている場合があります。
② 電波の受信状況はどうか?
病院の建物は鉄筋コンクリート造がほとんど。これがテレビの電波を遮る壁になります。特に窓際から離れたベッドだと、電波が届きにくく映像が乱れることも少なくありません。
可能であれば、フルセグ対応のスマートフォンなどで、入院する病室の窓際で電波状況を事前にチェックできると安心です。
③ 周囲への配慮を忘れずに
相部屋の場合、マナーを守ることが何よりも大切です。
- イヤホンは必須:テレビの音は、他の患者さんにとっては騒音です。必ずイヤホンやヘッドホンを使用しましょう。
- 消灯時間後の視聴:夜間は、テレビ画面の光が想像以上に目立ちます。画面の明るさを調整したり、タオルで覆うなど、周囲の迷惑にならないように最大限の配慮を心がけましょう。
入院中に最適なポータブルテレビの選び方【5つのポイント】
ここからは、入院生活を快適にするためのポータブルテレビ選びの具体的なポイントを5つご紹介します。
ポイント①:アンテナ内蔵の「一体型(内蔵型)」を選ぶ!
ポータブルテレビには、モニターとチューナーが分かれている「分離型」と、全てが一つになった「一体型」があります。
病室にはアンテナ端子がないため、単体でテレビ電波を受信できる「一体型」が絶対条件です。分離型は自宅のアンテナ端子にチューナーを接続する必要があり、入院先では使えないので注意しましょう。
ポイント②:画面サイズは「10~14インチ」が丁度いい
ベッドサイドの限られたスペースで使うことを考えると、大きすぎる画面はかえって邪魔になります。
持ち運びやすさと見やすさのバランスが取れた10~14インチ程度がおすすめです。このサイズなら、ベッドテーブルにも無理なく置けます。
ポイント③:「フルセグ・ワンセグ自動切り替え」機能は必須
先述の通り、病院内は電波が不安定になりがちです。ここで重要になるのが受信タイプ。
- フルセグ:高画質だが、電波が弱いと途切れやすい。
- ワンセグ:画質は劣るが、移動中や電波の弱い場所でも安定して受信できる。
電波状況に応じて自動で最適な方に切り替えてくれる「フルセグ・ワンセグ自動切り替え」機能が付いているモデルを選びましょう。 これがあれば、視聴中のストレスが格段に減ります。
ポイント④:バッテリーの持続時間をチェック
ベッドの枕元にコンセントがあるとは限りません。そんな時、内蔵バッテリーがあればコードレスで視聴できて非常に便利です。
バッテリー駆動時間は、映画1本を余裕で見られる「約3時間」が目安になります。また、万が一の停電時にも情報収集ができる防災グッズとしての側面も持ち合わせています。
ポイント⑤:あると嬉しい+αの機能(録画・DVD再生)
テレビ視聴以外にも楽しみを広げたいなら、付加機能にも注目してみましょう。
- 録画機能:外付けUSBハードディスクに対応していれば、見たい番組を録画して好きな時に楽しめます。
- DVD・ブルーレイ再生機能:テレビの電波が届かない時の最終手段としても大活躍。お気に入りの映画ディスクを持ち込めば、退屈な時間とは無縁です。

特にDVD再生機能は「電波が入らなかったらどうしよう…」という不安を解消してくれるので、個人的にはイチオシです!
【2025年最新】入院生活におすすめのポータブルテレビ3選
ここまでの選び方を踏まえ、数ある製品の中から入院生活に本当におすすめできるポータブルテレビを3つに厳選しました!「どれを選べばいいか分からない…」という方は、この中から選べば間違いありません。
【迷ったらコレ!】バランスの取れた優等生:ダイアモンドヘッド OT-FT133AK
「サイズ感も機能も、ちょうどいいものが欲しい」という方に最適な13.3インチモデルです。フルセグ・ワンセグ自動切り替えはもちろん、3電源対応で、場所を選ばず使えるのが最大の魅力。HDMI入力端子も付いているので、別途プレーヤーやゲーム機を接続することも可能です。
- 【メリット】 バランスの取れた機能とサイズ感で、誰にでも使いやすい。
- 【デメリット】 特化した機能はないため、強いこだわりがある人には物足りない可能性も。
- 【こんな人におすすめ】 初めてポータブルテレビを買う人、どれを選べば良いか分からない人。
【電波の不安を解消】DVDも楽しめる:AKART AK-1400TV
「病室の電波状況が心配…」という方に、最もおすすめしたいのがこちらのモデル。フルセグのテレビ機能に加えて、DVDプレーヤー機能が搭載されています。これさえあれば、万が一テレビが映らなくても、持参したDVDで映画やドラマを思う存分楽しめます。
- 【メリット】 テレビが映らない状況でもDVDで暇つぶしができる、絶対的な安心感。
- 【デメリット】 テレビ視聴のみが目的の人には、DVD機能が不要になる。
- 【こんな人におすすめ】 電波状況が不明な病院に入院する人、見たいDVDがたくさんある人。
【大画面で迫力満点】コスパ抜群:TEES PT-190FTS
「せっかくなら大きい画面で楽しみたい!」という願いを叶えてくれるのが、この19インチモデルです。ポータブルテレビとしては最大級の画面サイズで、まるで小さな据え置きテレビのような迫力で映像を楽しめます。必要な機能はしっかり搭載しつつ、価格も手頃なのが驚きです。
- 【メリット】 大画面による迫力ある映像。高いコストパフォーマンス。
- 【デメリット】 ベッドサイドテーブルに置くと圧迫感があるかも。持ち運びには少し大きい。
- 【こんな人におすすめ】 映画やスポーツ観戦が好きな人、画質や迫力に妥協したくない人。
入院中によくあるQ&A
最後に入院中にポータブルテレビを使う上で、よくある質問とその答えをまとめました。
病院によってルールが異なります。医療機器への影響を考慮して禁止している場合もあるため、必ず事前に病院へ確認してください。
映りにくくなる可能性があります。窓際に置いたり、テレビの向きを変えたりすると改善することがあります。フルセグ・ワンセグ自動切り替え機能があれば、電波が弱くてもワンセグで視聴を続けられます。
はい、見られます。この記事で紹介しているような「一体型」のポータブルテレビは、本体に受信機能と簡易的なアンテナが内蔵されているため、アンテナケーブルを接続する必要がありません。
はい、家電レンタルサービスでポータブルテレビを借りることも可能です。ただし、1ヶ月以上の長期入院の場合は、購入した方が結果的に安くなるケースが多いです。また、衛生面を考慮すると新品を購入する方が安心というメリットもあります。
イヤホンを使い、画面の明るさを最も暗く設定するなど、周囲への配慮が必須です。画面にタオルをかけるなどして、光が漏れないように工夫しましょう。
スマホはデータ通信量を大量に消費しますし、画面が小さいため長時間の視聴には向きません。データ量を気にせず、より大きな画面で集中して視聴したいならポータブルテレビがおすすめです。
外付けのUSBハードディスクやUSBメモリに対応したモデルであれば可能です。ただし、テレビ本体に録画機能がないモデルもあるので、購入前に仕様を確認しましょう。
DVDプレーヤー機能が搭載されているモデルであれば可能です。機能がないモデルでも、HDMI入力端子があれば、別途ポータブルDVDプレーヤーを接続して視聴することができます。
地上デジタル放送の視聴だけであれば、Wi-Fiは不要です。YouTubeなどの動画配信サービス対応モデルの場合、その機能を使うにはWi-Fi環境が必要です。
市販のポータブルテレビ用の外部アンテナを接続すると、受信感度が大幅に改善される場合があります。ただし、アンテナの設置が可能かどうかも含め、病院のルールを確認してから試しましょう。
まとめ:最適な一台で、入院生活を少しでも快適に
今回は、入院中におすすめのポータブルテレビについて、選び方から具体的なおすすめ商品まで詳しくご紹介しました。
最後にもう一度、選び方の重要ポイントをおさらいしましょう。
- ✅ 単体で使える「一体型」を選ぶ
- ✅ 画面サイズは「10~14インチ」がベストバランス
- ✅ 電波が不安定でも安心の「フルセグ・ワンセグ自動切り替え」は必須
- ✅ コンセントが遠くても平気な「バッテリー内蔵」モデルを選ぶ
- ✅ 不安な方は「DVD再生機能」付きがおすすめ
長い入院生活は、心身ともに辛いものです。そんな時、好きなテレビ番組や映画はきっと大きな心の支えになってくれるはず。自分に合ったポータブルテレビは、単なる暇つぶし道具ではなく、辛い治療やリハビリを乗り越えるための**「戦友」**にもなり得ます。
まずは、入院案内の書類を確認するか、病院のスタッフに持ち込みの可否を確認することから始めてみてください。この記事が、あなたの入院生活を少しでも明るく、快適にするための一助となれば幸いです。
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