水拭きロボット掃除機、本当に便利ですよね。
でも、「専用の洗剤って意外と高い…」「もっと安くて良い代用品はないの?」「そもそも代用品って使っても大丈夫?」こんな風に感じたことはありませんか?
せっかくの便利なロボット掃除機、洗剤コストで悩むのはもったいないです。
この記事では、各社のロボット掃除機で安心して使える洗剤や、コスパの良い代用品を徹底的に比較・検証しました。
故障のリスクを避けつつ、フローリングをいつでもサラサラに保つための最適な洗剤選びを、専門家の視点から分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたのロボット掃除機にピッタリな、経済的で洗浄効果の高い洗剤が必ず見つかります。
そもそも水拭きロボット掃除機に洗剤は必要?
「水拭きだけで十分きれいになるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
もちろん水拭きだけでもホコリや髪の毛は取れますが、洗剤を使うことで掃除の質が格段にアップするんです。
まずは、洗剤を使うことのメリットを見ていきましょう。
水拭きだけでは落ちない汚れにアプローチ!洗剤のメリット
洗剤を使う最大のメリットは、水だけでは落としきれない汚れを分解して除去できる点です。
特にフローリングには、目に見えにくい汚れがたくさん潜んでいます。
- 皮脂汚れ: 素足で歩いたときの足裏の皮脂。床のベタつきの主な原因です。
- 油汚れ: キッチン周りから飛散した調理中の油。
- 食べこぼしの跡: 小さなお子様やペットがいるご家庭では特に気になりますよね。
これらの汚れは酸性や油性なので、水拭きだけでは完全に落とすのが難しいのです。
洗剤の成分がこれらの汚れを浮かせて分解することで、拭き上がりの床がサラサラになり、スッキリとした爽快感が得られます。

また、洗剤によっては良い香りがするものもあり、お掃除の時間がより快適になります。
ロボット掃除機の洗剤選びで失敗しないための注意点
「じゃあ、市販の床用洗剤を使えばいいの?」と思うかもしれませんが、それは絶対にNGです。
ロボット掃除機は精密機械。間違った洗剤選びは、故障の直接的な原因になりかねません。
ここでは、代用品を探す前に必ず知っておくべき注意点を解説します。
代用品は故障の原因に?メーカー保証の重要性
最も重要な注意点は、メーカー指定外の洗剤を使用すると、保証の対象外になる可能性が非常に高いということです。
ロボット掃除機の内部には、水を供給するための細いチューブやポンプ、センサーなどが多数搭載されています。
万が一、指定外の洗剤を使用して故障した場合、修理費用は全額自己負担になってしまいます。
安く済ませるつもりが、かえって高くついてしまう…なんてことにならないよう、まずはお使いのロボット掃除機の取扱説明書を確認し、メーカーが推奨する洗剤をチェックすることが大前提です。
チェックすべき3つのポイント(成分・泡立ち・希釈率)
それでも代用品を検討したい場合、最低限チェックすべきポイントが3つあります。
- 成分:ロボット掃除機の内部パーツを傷めない「中性」の洗剤を選びましょう。アルカリ性や酸性の強いものは、ゴムやプラスチック部品を劣化させる恐れがあります。
- 泡立ち:泡立ちが少ない、または全く泡立たないタイプを選びましょう。泡が多いとセンサーが誤作動を起こしたり、内部で泡が乾燥してこびりついたりする原因になります。
- 希釈率:コストパフォーマンスを判断する上で非常に重要です。ただ価格が安いだけではなく、「水1リットルあたりいくらになるか」で比較することが賢い選び方です。
【徹底比較】ロボット掃除機の水拭き洗剤おすすめ5選
ここからは、インプットした情報をもとに、主要なロボット掃除機用洗剤を比較し、おすすめの製品を具体的に紹介します。
価格や希釈率をまとめた比較表もぜひ参考にしてください。
洗剤名 | 内容量 | 参考価格(※) | 希釈率 | 水1Lあたり価格 |
---|---|---|---|---|
ECOVACS 純正洗剤 (1L) | 1000ml | 2,358円 | 200倍 | 約12円 |
Roborock 専用洗剤 | 480ml | 1,980円 | 300倍 | 約13円 |
アルカリ電解水 水ピカ | 2000ml | 1,710円 | 20倍 | 約43円 |
Re:set 対応洗剤 | 100ml | 2,299円 | 200倍 | 約115円 |
iRobot Braava用洗剤 | 473ml | 1,045円 | 7.5倍 | 約294円 |
※価格は2024年6月時点のAmazon価格を参考にしています。変動する可能性があります。
この表を見ると、希釈率や内容量によって「水1Lあたりの価格」が大きく異なることがわかりますよね。
それでは、各製品の特徴を詳しく見ていきましょう。
【結論】コスパ最強は意外にも純正品!ECOVACS専用洗剤
比較の結果、最もコストパフォーマンスに優れていたのは「ECOVACS DEEBOT 専用洗浄剤(1L)」でした。
水1Lあたりの洗剤価格は約12円と、今回比較した中で最安値です。
「純正品は高い」というイメージを覆す結果ですよね。
希釈率は200倍で、1Lのボトル1本でなんと200L分の洗浄液が作れます。これはお風呂約1杯分に相当し、一度購入すれば非常に長持ちします。
また、同メーカーから出ている110mlのボトルはワンプッシュで適量を出せるため使いやすく、こちらの1Lボトルを詰め替え用として使うのが最も賢い使い方と言えるでしょう。

【性能重視派に】Roborock専用洗剤

引用:Roborock公式▶詳細をチェックする
希釈率の高さで選ぶなら「Roborock専用洗剤」がおすすめです。
その希釈率は驚きの300倍!
水1Lあたりの価格も約13円と、ECOVACSに次ぐ安さです。
安心のユニリーバ製で、洗浄力も非常に高いと評判です。
ごく少量でしっかり汚れを落としてくれるので、「本当にこれだけで大丈夫?」と心配になるほどですが、実際に使ってみるとその効果に驚くはずです。
Roborockユーザーはもちろん、性能を重視する方には有力な選択肢となるでしょう。
【安心の互換性】iRobot Braava jet 床用洗剤
iRobot社のブラーバユーザーで、もし洗剤が余っているならECOVACSや他のロボット掃除機にも問題なく使用できます。
ただし、最大のネックはそのコストパフォーマンス。
希釈率が約7.5倍と低いため、水1Lあたりの価格は約294円とかなり割高になってしまいます。
あくまで「買い替えで余っていたら使う」という位置づけで、これから新規で購入するのはあまりおすすめできません。
【日本製の中性洗剤】Re:set 水拭きロボット掃除機対応洗剤
「やはり日本製のものが安心」という方には、お掃除の専門家が開発した「Re:set」がおすすめです。
床やロボット本体を傷めない中性洗剤で、安心して使えます。
希釈率も200倍と高いのですが、内容量が100mlと少ないため、水1Lあたりの価格は約115円とやや高めです。
ボトルの注ぎやすさや、汚れ落ちの性能には定評があるため、品質重視の方には良い選択肢です。
【電解水も使える?】アルカリ電解水クリーナー 水ピカ
「洗剤成分が気になる」という方から人気のアルカリ電解水「水ピカ」。
100%水が主成分で、洗浄・除菌・消臭を一度に行えるのが魅力です。
しかし、こちらもコスト面が課題です。
2Lと大容量ですが、推奨される希釈率が20倍のため、水1Lあたりの価格は約43円となります。
ECOVACSやRoborockの純正洗剤と比較すると、お得感はあまりないかもしれません。
よくある質問(Q&A)
ここでは、ロボット掃除機の洗剤に関するよくある疑問にお答えします。
絶対に使用しないでください。
先述の通り、市販の洗剤は泡立ちが多く、成分がロボット掃除機の内部構造に適していません。
チューブの詰まりやセンサーの誤作動、プラスチック部品の劣化など、深刻な故障の原因となります。
必ず「ロボット掃除機対応」と記載のある製品か、メーカー純正の洗剤を使用してください。
製品の規定量を必ず守ってください。
「たくさん入れた方がきれいになりそう」と感じるかもしれませんが、量が多すぎると床がベタついたり、拭きムラができたりする原因になります。
また、洗剤の無駄遣いにもなってしまいます。
例えばECOVACSの場合、本体タンクにはワンプッシュ(約1.5ml)、ステーションの4Lタンクには15プッシュ(約20ml)が推奨量です。
成分をよく確認することが重要です。
基本的には、各メーカーの純正品や対応品は、家庭での使用を想定して安全に配慮されています。
それでも心配な方は、「Re:set」のような日本製の中性洗剤や、成分がシンプルな「水ピカ」などを検討するのも一つの手です。
ただし、いずれの場合も使用後は床が完全に乾いてから、赤ちゃんやペットが触れるようにするとより安心です。
もっと掃除を快適に!最新ロボット掃除機もチェック
最適な洗剤を選ぶことで、今お使いのロボット掃除機の性能を最大限に引き出すことができます。
しかし、「最近のロボット掃除機はもっと進化しているのかな?」と気になった方もいるのではないでしょうか。

現在のロボット掃除機は、吸引と水拭きが1台で完了するのは当たり前。
ゴミの自動収集はもちろん、汚れたモップを自動で洗浄し、温風で乾燥させる全自動モデルが10万円前後から手に入るようになりました。
洗剤の自動投入機能を備えたモデルまで登場しています。
もし、お使いのロボット掃除機に不満があったり、買い替えを検討していたりするなら、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
専門家が最新の78商品を徹底比較し、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるお手伝いをします。
>>「ロボット掃除機のおすすめランキング!専門家が選ぶ最強機」はこちら
まとめ:最適な洗剤選びで、毎日の床掃除をアップデート!
いかがでしたか?
今回は、水拭きロボット掃除機の洗剤について、代用品の選び方からおすすめ製品まで詳しく解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 代用品選びは慎重に! メーカー保証外のリスクを避けるため、基本は純正品か「対応」記載のある製品を選ぶ。
- コスパは「水1Lあたりの価格」で比較! ただ安いだけでは損をする可能性も。
- 結論、ECOVACSの純正洗剤(1L)がコスパ最強! 純正の安心感と経済性を両立。
- Roborock専用洗剤も高性能で高コスパ。 希釈率300倍は魅力的。
正しい洗剤を選ぶだけで、ロボット掃除機は見違えるほど床をピカピカにしてくれます。
この記事を参考に、あなたのロボット掃除機とご家庭にぴったりの洗剤を見つけて、もっと快適でクリーンな毎日を手に入れてくださいね。