「日立の冷蔵庫って、実際どうなの?」
「『まるごとチルド』は便利そうだけど、『真空チルド』は最近のモデルに付いてない? どっちが良いの?」
冷蔵庫は毎日使う高価な買い物だからこそ、絶対に失敗したくないですよね。日立の冷蔵庫は高機能で人気ですが、一方で「アプリが繋がらない」「音が気になる」といった気になる口コミ・評判も目にします。
この記事では、日立の冷蔵庫に関するリアルな口コミ・評判を徹底的に調査し、そのメリット・デメリットをレビューします。他メーカーとの違いや、日立の冷蔵庫が本当におすすめできるのか、その理由を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
日立の冷蔵庫が選ばれる理由|口コミ・評判から見る主なメリット
日立の冷蔵庫は、なぜ多くの人に選ばれているのでしょうか?実際に使用しているユーザーの口コミや評判をもとに、主なメリットをまとめました。
メリット1:冷蔵室全体がチルド室!「まるごとチルド」の圧倒的便利さ
日立の冷蔵庫の最大の魅力として、口コミで圧倒的に支持されているのが「まるごとチルド」機能です。
これは、冷蔵室の棚全体を約2℃の低温設定(※)にできる機能。通常の冷蔵室(約3〜6℃)よりも低く、チルド室(約0℃)よりもわずかに高いため、食品の鮮度が長持ちしやすいのが特徴です。
※ドアポケットは約2℃ではありません。
- 「どこに置いても食品が傷みにくいので、保存場所を気にしなくてよくなった」
- 「作り置きのおかずやサラダも、うるおいを保ったまま保存できる」
- 「週末にまとめ買いした野菜もシャキシャキ感が続く」
- 「鍋ごと、お皿ごとラップなしで入れられるのが本当に楽」
といった口コミが多く、食品の鮮度維持能力と「どこにでも置ける」という利便性の高さが評価されています。
メリット2:選べる鮮度技術「特鮮氷温ルーム」と「真空チルド」
日立の冷蔵庫を検討する際、多くの人が注目するのがチルド機能です。現在の日立は、主に2種類の高性能チルド機能をラインナップしています。
① 特鮮氷温ルーム(近年の主流モデルに搭載)
ランキング1位で紹介する「R-HWC54X」など、近年の主流モデルに搭載されているのが「特鮮氷温ルーム」です。約-1℃で肉や魚を凍らせずに保存し、ドリップを抑えて鮮度を守ります。真空機能はありませんが、ルーム内が広く、パックのまま重ねて入れやすいなど、使い勝手の良さが特徴です。
② 真空チルド(一部の上位モデルに搭載)
「日立といえばコレ」というイメージが強いのが「真空チルド」です。ルーム内の空気を吸引し、約0.8気圧の真空環境と約-1℃の温度で、酸化と乾燥を強力に防ぎます。保存性能の高さは折り紙付きで、「お刺身の色が数日変わらない」と根強い人気があります。

「真空チルド」は高性能ですが、一部の旧モデルでは「ポンプのスペースでルーム内が狭い」という声もありました。現行の「特鮮氷温ルーム」は、その使い勝手を改善し、十分な鮮度保持とスペースを両立させた機能と言えますね。
メリット3:大容量と使いやすい収納設計(選べるレイアウト)
日立の冷蔵庫は、「大容量で収納しやすい」という口コミも非常に多いです。
特に、使用頻度の高い野菜室が中央にある「まんなか野菜」タイプのモデルは、「重い野菜をかがまずに出し入れできて楽」と好評です。逆に、冷凍食品を多用する家庭向けには「まんなか冷凍」モデルも用意されており、ライフスタイルに合わせて選べる点が高く評価されています。
購入前に知っておきたい…日立の冷蔵庫の気になる口コミ・デメリット
多くのメリットがある一方で、購入前には知っておきたい気になる口コミやデメリットも存在します。公平なレビューのために、ネガティブな評判もしっかりと確認しておきましょう。
デメリット1:一部の動作音(製氷音など)が気になる?
「静音性が高い」という口コミがある一方で、「製氷時の氷が落ちる音が大きい」「時々『ブーン』という低いコンプレッサー音が気になる」といった口コミも少数ながら見られました。
特にワンルームやLDKが一体となっている静かな環境では、自動製氷や霜取り運転の音が響くことがあるようです。これは日立特有の問題ではなく、高機能な冷蔵庫全般に言える傾向でもあります。
デメリット2:「冷蔵庫コンシェルジュ」アプリの評判がイマイチ?
上位モデルに搭載されているスマートフォンアプリ「冷蔵庫コンシェルジュ」。食材管理や運転状況の確認ができる便利な機能ですが、口コミを調査すると厳しい意見も見られました。
App Storeのレビューなどでは、「Wi-Fiに接続できない」「設定がうまくいかない」といった接続に関する問題点を指摘する声が一定数あります。「アプリ機能に期待して購入したが、使えていない」というケースもあるため、この機能を目当てに購入する場合は注意が必要です。
デメリット3:過去モデルでの故障に関する口コミ
長期使用に関する口コミの中には、故障に関する報告も見られます。特に目立ったのは、旧モデルの「真空チルド」に関するもので、「真空ポンプが故障した」という声や、「コンプレッサーの不具合で冷えなくなった」という口コミです。
もちろん、これらは個別の事象であり、現行モデルで耐久性が改善されている可能性は高いです。とはいえ、高価な買い物だからこそ、こういった過去の評判があったことも知っておくべきでしょう。

どのメーカーでも故障リスクはゼロではありません。万が一に備え、家電量販店などの長期保証(5年・10年)に加入しておくと安心ですね。
日立の冷蔵庫は他メーカーと何が違う?選ぶ決め手は?
「パナソニックや三菱と比べて、日立の強みって何?」と迷っている方も多いでしょう。ここで、主要メーカーとの違いを比較し、日立を選ぶ決め手を解説します。
| メーカー | 日立 | パナソニック | 三菱電機 | 東芝 |
|---|---|---|---|---|
| 独自技術 (チルド・冷凍) | まるごとチルド 特鮮氷温ルーム 真空チルド |
はやうま冷凍 はやうま冷却 微凍結パーシャル |
切れちゃう瞬冷凍A.I. 氷点下ストッカーD |
うるおい冷蔵室 もっと潤う 摘みたて野菜室 |
| 強み・特徴 | 冷蔵室全体の鮮度保持 (どこでもチルド) |
急速冷凍・冷却 (お弁当冷まし・下味冷凍) |
冷凍技術とAI (解凍不要・自動で最適運転) |
野菜室の鮮度保持 (まんなか野菜モデルが多い) |
| こんな人におすすめ | 作り置きやサラダを多く、 冷蔵室を便利に使いたい人 |
冷凍ストックや下ごしらえを 時短したい人 |
冷凍を多用し、解凍の手間を 省きたい人 |
野菜をまとめ買いし、 鮮度を最優先したい人 |
比較からわかる日立の結論
他メーカーが「冷凍技術(三菱)」や「急速冷却(パナソニック)」、「野菜室(東芝)」といった特定の機能に強みを持っているのに対し、日立の強みは「冷蔵室全体の使い勝手と鮮度保持」にあります。
「まるごとチルド」は、特定のルームではなく、冷蔵室のほぼ全体をチルド温度で使える唯一無二の機能です。作り置きの鍋や大皿を「とりあえずどこに置いても安心」という利便性は、日立を選ぶ最大の決め手となるでしょう。
日立の冷蔵庫のおすすめ人気ランキング
ここでは、数ある日立の冷蔵庫の中でも、口コミ・評判が良く、機能性に優れた最新モデルを3つ厳選してご紹介します。どのモデルが自分の生活に合うか、ぜひチェックしてみてください。
迷ったらこれ!日立のおすすめ冷蔵庫TOP3
第1位:迷ったらこれ!【バランス型・多機能】HWCタイプ R-HWC54X
「まるごとチルド」と「特鮮氷温ルーム」、大容量冷凍室を備えた、日立の現行主力モデルです。
日立の鮮度技術「まるごとチルド」と、使いやすい「特鮮氷温ルーム」を両搭載。さらに、冷凍室が159L(540Lモデルの場合)と非常に大容量なのも特徴です。「まんなか冷凍」レイアウトで、冷凍食品のストックが多い家庭にも最適です。
スマートフォンアプリ「冷蔵庫コンシェルジュ」にも対応。「機能も容量も妥協したくない」という方に最もおすすめできる、バランスの取れた一台です。
| 容量 | 540L (冷蔵 277L / 製氷 21L / 冷凍 159L / 野菜 83L) |
|---|---|
| チルド機能 | まるごとチルド、特鮮氷温ルーム |
| レイアウト | まんなか冷凍 |
| アプリ連携 | 対応(冷蔵庫コンシェルジュ) |

このモデルは「真空チルド」非搭載ですが、その分「特鮮氷温ルーム」が広くて使いやすいと評判です。アプリ連携は便利ですが、前述の通り「繋がらない」という口コミもある点だけ留意しましょう。
第2位【レイアウト自在】KWCタイプ R-KWC57R
下段の引き出しを「冷凍」と「野菜」に切り替えられる、ユニークなモデルです。
最大の特徴は、下段の2つの引き出しの温度帯を、アプリで自由に切り替えられる「ぴったりセレクト」。「W野菜」「W冷凍」など、生活の変化に合わせて冷蔵庫のレイアウトを最適化できます。
もちろん「まるごとチルド」や「特鮮氷温ルーム」も搭載。「まんなか野菜」と「まんなか冷凍」で迷っている方や、家族構成の変化が予想される方におすすめです。
| 容量 | 567L |
|---|---|
| チルド機能 | まるごとチルド、特鮮氷温ルーム |
| レイアウト | ぴったりセレクト(切替可能) |
| アプリ連携 | 対応 |

「子供が独立して冷凍食品が減った」「家庭菜園を始めて野菜が増えた」など、生活の変化に一台で対応できるのは大きな強みです!
第3位【スリム&高機能】HWSタイプ R-HWS47T
幅60cmのスリム設計ながら、「まるごとチルド」を搭載した人気モデルです。
マンションのキッチンなど、設置スペースが限られている場合に最適なのがこのHWSタイプです。幅60cmとスリムでありながら、470Lの容量を確保しています。
上位モデルのアプリ連携などはありませんが、「まるごとチルド」と「特鮮氷温ルーム」をしっかり搭載しており、鮮度保持能力は抜群。片開きドアで、デザインもシンプル。「設置場所は限られるけど、鮮度機能には妥協したくない」というニーズに応えてくれます。
| 容量 | 470L |
|---|---|
| チルド機能 | まるごとチルド、特鮮氷温ルーム |
| レイアウト | まんなか野菜 |
| アプリ連携 | 非対応 |

幅60cmでこの機能と容量は素晴らしいですね。アプリなどは不要で、基本性能を重視する方にピッタリのモデルです。
【番外編】「真空チルド」搭載モデルが欲しい人は?
「やっぱり日立の真空機能が欲しい!」という方には、「GZCタイプ」などが選択肢になります。これらのモデルは「真空氷温ルーム」を搭載しており、最高の鮮度保持を求める層に根強い人気があります。ただし、価格は高めになる傾向がありますので、予算と機能(使い勝手か、真空か)を天秤にかけて選びましょう。
日立の冷蔵庫を選ぶ際のチェックポイント
日立の冷蔵庫に決めた後も、どのモデルを選ぶかで迷うかもしれません。購入後に後悔しないために、以下のポイントをチェックしましょう。
1. チルド機能を選ぶ(特鮮氷温 vs 真空チルド)
これが日立選びの最重要ポイントです。自分の使い方に合う方を選びましょう。
- 特鮮氷温ルーム:
メリット:ルーム内が広く、パックや皿ごと入れやすい。使い勝手重視。
おすすめな人:チルド室を頻繁に使い、スペースの広さを優先したい人。 - 真空チルド(真空氷温ルーム):
メリット:真空で酸化を防ぎ、鮮度保持能力が非常に高い。
おすすめな人:お刺身や生肉の鮮度をとにかく長持ちさせたい人。
2. レイアウトを選ぶ(まんなか野菜 vs まんなか冷凍)
日立には「まんなか野菜」と「まんなか冷凍」のモデルがあります。
- まんなか野菜:野菜の使用頻度が高く、重い野菜を楽に出し入れしたい方。(HWSタイプなど)
- まんなか冷凍:冷凍食品や作り置きのストックが多く、冷凍室へのアクセスを重視する方。(HWCタイプなど)
ランキング2位のKWCタイプなら、これを後から切り替えることも可能です。
3. 設置スペースと容量
基本ですが、キッチンに置けるサイズ(幅・奥行・高さ)を正確に測りましょう。放熱スペースも必要です。
幅60cmや65cmのスリムモデルでも大容量のものが増えています。ランキング3位のHWSタイプ(幅60cm)などをチェックしてみてください。
よくある質問(Q&A)
「真空チルド」は、専用ルーム内を約0.8気圧の真空状態にし、酸化を防いで鮮度を守る機能です。
「特鮮氷温ルーム」は、真空機能はありませんが、約-1℃の低温と高湿度で凍らせずに鮮度を守る機能です。
一般的に、鮮度保持の「性能」は真空チルド、ルームの「広さ・使いやすさ」は特鮮氷温ルームが優れていると言われます。
口コミでは「静かだ」という意見が多いですが、一部「製氷音が大きい」「コンプレッサー音が気になる」という声もあります。音の感じ方には個人差がありますが、一般的に高機能な冷蔵庫ほど、冷却や霜取りのために一時的に音がすることがあります。極端に静かな環境(ワンルームなど)でなければ、問題になるケースは少ないでしょう。
非常に便利な機能ですが、設定をONにすると、OFF時に比べて消費電力量が約5%程度増加するという点がデメリットとして挙げられます(公式サイトにも記載あり)。また、約2℃と低温のため、冷えすぎると困るもの(一部の野菜や飲み物など)の置き場所には少し工夫が必要な場合があります。
メリットは、使用頻度の高い野菜室が腰の高さにあるため、重い野菜(キャベツや白菜など)をかがまずに楽に出し入れできる点です。
デメリットは、その分冷凍室が一番下になるため、冷凍食品をよく使う人は出し入れが不便に感じることがあります。
日立の一部モデル(HXCCタイプなど)には庫内カメラが搭載されています。外出先からスマホで庫内を確認できるため、「買い忘れを防げる」と評価する声があります。一方で、「ドアポケットしか見えない」「結局自分で把握しているから不要」という声もあり、必須の機能とまでは言えないようです。ライフスタイルに合わせて必要か判断しましょう。
一般的な冷蔵庫の寿命(耐用年数)は8年〜12年程度と言われています。日立の冷蔵庫もこれに準じますが、使い方や設置環境によって異なります。メーカーの部品保有期間(修理対応できる期間)は、製造打ち切り後9年間が目安です。
日立の冷蔵庫は、製氷皿や給水タンク、パイプ(経路)を取り外して丸洗いできるモデルが多いのが特徴です。「洗える製氷機」として、衛生面を気にするユーザーから高く評価されています。詳細はモデルの取扱説明書をご確認ください。
「冷えが悪い」「異音がする」などの不具合を感じたら、まずは取扱説明書や公式サイトの「よくあるご質問」を確認しましょう。電源プラグの抜けや、設定ミス、霜取り運転中などの場合があります。それでも解決しない場合は、日立のサポートセンターや購入した販売店に修理を依頼してください。
冷蔵庫のモデルチェンジは、主に秋頃(9月〜10月)に行われることが多いです。新モデルでは、省エネ性能の向上、アプリ機能の追加、デザインの小変更などが行われることがありますが、基本的な冷却機能(まるごとチルドなど)は大きく変わらないこともあります。価格が安くなる「型落ち」モデルは、機能にこだわりがなければ非常にお得な選択肢となります。
決算期(3月、9月)やボーナス時期(7月、12月)は、家電量販店のセールが期待できます。また、新モデルが発売される直前(8月〜9月頃)は、旧モデル(型落ち)が在庫処分で大幅に値下がりするチャンスです。機能差が少なければ、型落ちを狙うのが最もお得な買い方と言えるでしょう。
まとめ:日立の冷蔵庫は「冷蔵室の使いやすさ」を求める人におすすめ!
この記事では、日立の冷蔵庫に関する口コミ・評判をもとに、そのメリット・デメリットを徹底的にレビューしました。
結論として、日立の冷蔵庫は「冷蔵室全体で手軽に鮮度を保ちたい」「作り置きや大皿をそのまま入れたい」という方に非常におすすめです。
唯一無二の「まるごとチルド」機能は、他のメーカーにはない圧倒的な利便性を提供してくれます。また、チルド機能も「使い勝手の特鮮氷温」と「性能の真空チルド」から選べるため、自分のスタイルに合わせることが可能です。
アプリの接続性や過去の故障口コミなど、いくつかの懸念点はありますが、それを補って余りあるメリットが評価され、多くの支持を集めていることが分かりました。
日立の冷蔵庫が気になっている方は、ぜひ本記事で紹介した他メーカーとの比較や選び方のポイントを参考に、ご自身の生活にぴったりの一台を見つけてください。



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