パソコンクリーニング業者おすすめ3選！料金も比較

「最近パソコンの動作が遅い…」「ファンから変な音がする…」そんな悩みを抱えていませんか？その不調、もしかしたらパソコン内部に溜まったホコリが原因かもしれません。

なぜパソコンクリーニングが必要？放置する3つの危険性

そもそも、なぜ定期的なパソコンクリーニングが必要なのでしょうか。見た目が汚れていなければ問題ない、と思っている方もいるかもしれません。しかし、パソコン内部のホコリは、あなたが思っている以上に深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

ここでは、クリーニングをせずにホコリを放置した場合に起こりうる、3つの大きなリスクについて解説します。

1. 動作が遅くなる（パフォーマンス低下）

パソコンは、CPUやグラフィックボードといった熱を発するパーツを冷やすために、内部のファンを回転させて熱を外に排出しています。しかし、ファンや排気口にホコリがびっしり詰まってしまうと、冷却効率が著しく低下します。

内部に熱がこもると、パソコンはパーツの故障を防ぐために「サーマルスロットリング」という安全機能を作動させます。これは、意図的にパーツの性能を落として発熱を抑える仕組みです。結果として、CPUやGPUの処理能力が制限され、「動画編集がカクつく」「ゲームが重くなる」といった、全体的なパフォーマンスの低下につながってしまうのです。

2. 異臭や異音が発生する

冷却不足は、異臭や異音の原因にもなります。ホコリでファンが正常に機能しなくなると、パソコンは内部を冷やそうとしてファンを常にフル回転させようとします。これにより「ブーン」「ゴー」といった普段より大きな動作音がするようになります。

さらに、ファンの軸にホコリが絡みつくと、回転のバランスが崩れ「カラカラ」「カタカタ」といった異音が発生することも。症状が悪化すると、内部が高温になりすぎて、ホコリや電子部品が焦げたような異臭がしてくるケースもあります。ペットの毛や食べカスが内部で腐食し、悪臭の原因となることも少なくありません。

3. 故障の原因になり寿命が縮む

最も深刻なリスクが、パソコンの故障です。内部に溜まったホコリは湿気を吸いやすく、これが電子回路の上で固まると、電気が予期せぬ場所に流れてしまい、マザーボードやグラフィックボードなどの重要パーツがショートする危険性があります。

ショートが起きると、突然電源が落ちたり、パソコンが起動しなくなったりといった致命的な故障につながります。こうなると、クリーニングではなく高額な修理やパソコン自体の買い替えが必要になり、大切なデータも失ってしまうかもしれません。定期的なクリーニングは、こうした最悪の事態を未然に防ぎ、パソコンの寿命を延ばすための重要なメンテナンスなのです。

失敗しない！パソコンクリーニング業者の選び方4つのポイント

「業者に頼みたいけど、どこを選べばいいかわからない…」そんな方のために、信頼できるパソコンクリーニング業者を選ぶ際にチェックすべき4つの重要なポイントを紹介します。これさえ押さえておけば、安心して大切なパソコンを任せられますよ。

1. 料金設定が明確か

まず最初に確認すべきは、料金体系の分かりやすさです。優良な業者は、公式サイトに「基本料金」「出張料金」「オプション料金」などを明確に記載しています。

逆に、「格安」を謳いながらも、実際に依頼すると次々と追加料金を請求してくる業者も存在します。必ず作業前に無料で見積もりを出してもらい、見積もり以上の追加請求がないことを確認しましょう。パソコン内部の状態によっては追加作業が必要になることもあるため、事前に総額を把握しておくことがトラブル回避の鍵です。

2. 対応スピードは速いか

仕事やプライベートで毎日パソコンを使う方にとって、対応スピードは非常に重要です。「今すぐこの不調をなんとかしたい！」という場合は、即日対応や出張サービスを提供している業者を選びましょう。

業者によっては、店舗への持ち込みだけでなく、自宅まで来てその場でクリーニング作業を完了してくれるサービスもあります。パソコンを家から持ち出す手間が省け、作業時間も数時間で済むことが多いので、非常に便利です。預かり修理になる場合、どのくらいの期間パソコンが使えなくなるのかも事前に確認しておくと安心です。

3. 実績や口コミは豊富か

大切なパソコンを預けるのですから、技術力と信頼性は欠かせません。その指標となるのが、これまでの実績数や第三者からの口コミ・評判です。

多くの実績を持つ業者は、公式サイトで「年間実績〇〇件」といった形でアピールしています。また、Googleマップの口コミや「みん評」などのレビューサイトをチェックして、実際に利用した人のリアルな声を確認することも重要です。良い評価だけでなく、悪い評価に対して業者がどのように対応しているかを見ると、その企業の誠実さも判断できます。

4. サポートの質は高いか

電話やメールで問い合わせをした際の対応も、良い業者を見極めるための重要な判断材料です。パソコンに詳しくない人に対しても、専門用語を避け、分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。

こちらの質問に的確に答え、不安を取り除いてくれるような業者であれば、実際の作業も安心して任せられる可能性が高いです。少しでも「対応が雑だな」「説明が分かりにくいな」と感じたら、別の業者を検討することをおすすめします。

【徹底比較】パソコンクリーニング業者おすすめ3選

数ある業者の中から、先ほどの選び方のポイントを踏まえ、本当におすすめできるパソコンクリーニング業者を3社厳選しました。各社の特徴や料金、サポート体制を詳しく比較しているので、あなたにぴったりの業者を見つけてください。

1. PCホスピタル

「今すぐなんとかしたい！」という緊急事態に最も頼りになるのが『PCホスピタル』です。

業界最大手であり、年間約14万件という圧倒的なサポート実績を誇ります。最大の特徴は、47都道府県を網羅する広範な対応エリアと、最短即日で駆けつけてくれるそのスピード感です。24時間365日受付可能で、急なトラブルにも迅速に対応してくれます。

PCホスピタルは「出張」「持ち込み」「宅配」の全てに対応しており、利用者の都合に合わせて柔軟に選べるのが嬉しいポイント。特に出張サポートは、自宅やオフィスで作業内容を確認しながら進めてもらえるため、安心感が非常に高いです。作業前には必ず無料で見積もりを提示し、見積もり後の追加請求は一切ないという明朗会計も、多くのユーザーから信頼されている理由です。

■費用相場

• パソコンの内部清掃：5,500円～
• 外観クリーニング：無料サービス

■口コミ・評判

その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。

ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。

2. ドスパラ

徹底的にホコリを除去したい、特にゲーミングPCの性能を維持したい方には『ドスパラ』がおすすめです。

BTOパソコンの老舗として知られるドスパラは、その豊富な知識と技術を活かした高品質なクリーニングサービスを提供しています。最大の特徴は、業務用の強力なエアーコンプレッサーを使用している点です。一般的なエアダスター缶とは比較にならないほどの風圧で、ケースの隅々やヒートシンクの奥深くに固着したホコリまで、徹底的に吹き飛ばしてくれます。

4つの異なるコースが用意されており、簡単な内部清掃から、パーツを分解して接点洗浄まで行う本格的なオーバーホールまで、予算や目的に応じて選べます。特に「for ゲーム」コースは、グリスの再塗布まで含まれており、冷却性能を最大限に回復させたいゲーマーには最適なサービスです。出張対応はありませんが、全国の店舗への持ち込みか、Webから申し込める集荷サービス（宅配）が利用できます。

■費用相場

• 基本清掃コース：4,000円
• まんぞくコース：6,500円
• for ゲーム：9,500円
• オーバーホールサービス：29,800円

■口コミ・評判

1週間ほどでファンとHDD交換が完了、中のデータも消えずに済んだのでさすが専門店だと思いました。

専門知識を持ったスタッフが常駐しているので、どのようなことでも相談できますし、他店で買った商品にも対応してくれます。

3. パソコン工房

コストを抑えつつ、気軽に専門店のサービスを利用したいなら『パソコン工房』が選択肢になります。

全国に70店舗以上を展開するパソコン専門店で、修理やサポートにも定評があります。PCホスピタル同様、「持ち込み」「出張」「宅配」の全てに対応しており、ライフスタイルに合わせて依頼方法を選べます。特に魅力的なのが、宅配依頼時の往復送料が無料になる「Webピックアップサポートサービス」です。近くに店舗がない方でも気軽に利用できます。

料金も比較的リーズナブルで、基本的なクリーニングなら4,000円から依頼可能です。また、別途出張料金はかかりますが、「出張クイッククリーニング」なら作業費1,100円で対応してくれるなど、ユニークなサービスも提供しています。全国展開している大手ならではの安心感と、利用しやすい価格設定が魅力の業者です。

■費用相場

• パソコンクリーニング：4,000円
• パソコンのフルクリーニング：6,000円
• 出張クイッククリーニング：1,100円（別途出張料金が必要）

■口コミ・評判

しっかり対応してくれたので満足です！価格の安さだけでなくその後の対応も含めてここを選んでよかったです。

パソコンの知識が無くて何処がどう変なのか具合が悪いのか説明するのにも困るぐらいな私に大変丁寧で親切にしてくれました。

【目的別】あなたに合うパソコンクリーニング業者は？

3つの優れた業者を紹介しましたが、「結局自分はどれを選べばいいの？」と迷ってしまうかもしれません。そこで、あなたの希望や状況に合わせた最適な業者を目的別に紹介します。

パソコンクリーニングを即日希望なら「PCホスピタル」

とにかく急いでいる、今日中に問題を解決したいという方には「PCホスピタル」一択です。24時間受付と全国対応のネットワークを活かし、最短で申し込み当日に訪問・作業を行ってくれます。仕事でパソコンが使えない時間を最小限に抑えたい方や、突然のトラブルに見舞われた方にとって、これほど心強いサービスはありません。

パソコンクリーニングの出張希望なら「PCホスピタル」

パソコンを家から持ち出すのが面倒、目の前で作業してほしいという方にも「PCホスピタル」が最適です。専門スタッフが自宅やオフィスまで来てくれるため、重いデスクトップPCを運ぶ手間も、梱包して発送する手間もかかりません。作業内容を直接確認でき、その場で質問もできるので、安心感を重視する方におすすめです。（※パソコン工房も出張に対応していますが、即日性や対応エリアの広さでPCホスピタルに軍配が上がります）

パソコンクリーニングの持ち込み希望なら選択肢は3つ

自分のタイミングで店舗に持ち込みたい場合は、3社とも対応可能です。

• ドスパラ: 強力なエアーコンプレッサーによる徹底的な清掃を求めるなら。特にゲーミングPCユーザーにおすすめ。
• パソコン工房: 全国に店舗が多く、アクセスしやすい。比較的リーズナブルな価格で依頼したい場合に。
• PCホスピタル: 事前に予約すれば、持ち込みでもスムーズに対応可能。他のトラブルもまとめて相談したい場合に。

お住まいの地域や、クリーニングに何を求めるかによって最適な店舗を選びましょう。

パソコンクリーニングは何日かかる？期間の目安

依頼方法によって、パソコンが手元に戻ってくるまでの期間は大きく異なります。ここでは、依頼方法ごとの作業期間の目安を解説します。

持ち込みの場合：最短即日～数日

店舗の混雑状況やクリーニングのコース内容によって変動します。簡単な内部清掃であれば、数時間で完了し、その日のうちに受け取れる場合が多いです。しかし、パーツを分解するような詳細なクリーニングや、他に修理箇所が見つかった場合は、数日間預かりとなることもあります。

出張の場合：即日（数時間）

出張サービスは、その場で作業を完了させるのが基本です。作業時間はパソコンの内部状況にもよりますが、おおむね1～2時間程度で終わることがほとんど。移動時間を除けば、最も早く解決できる方法と言えるでしょう。

宅配の場合：3日～1週間程度

最も時間がかかるのが宅配です。往復の輸送期間（2日～）＋業者の作業期間（1日～数日）が必要になるため、手元からパソコンがなくなる期間は長くなります。急いでいない方や、近くに店舗がない方向けの方法です。

【自己責任】自分でパソコン内部を掃除する方法

「業者に頼むほどではないかも」「費用を抑えたい」という方向けに、自分でパソコン内部をクリーニングする方法も解説します。ただし、パーツの破損や静電気による故障のリスクも伴うため、作業は自己責任で慎重に行ってください。

必要なクリーニング道具4選

まずは、パソコンクリーニングに必須のツールを揃えましょう。これらは家電量販店やネット通販で手軽に購入できます。

1. エアダスター: 圧縮した空気でホコリを吹き飛ばすスプレー缶です。細かい部分のホコリ除去に必須。逆さで使え、可燃性ガスのないタイプが安全でおすすめです。
2. クリーニングブラシ: ファンや基板にこびりついたホコリをかき出すのに使います。静電気の発生しにくい、PC用の帯電防止ブラシを選びましょう。
3. 静電気対策用手袋: 人体に溜まった静電気でPCパーツを破壊するのを防ぎます。必ず着用しましょう。
4. マイクロファイバークロス: ケースの外側や、取り外したパネルの拭き掃除に使います。ホコリをしっかり絡め取ってくれます。

パソコンクリーニングの5つの手順

道具が揃ったら、いよいよ作業開始です。デスクトップPCを例に、手順を解説します。

手順1：事前準備

まず、パソコンの電源を完全にシャットダウンし、電源ケーブルを含む全てのケーブルを抜きます。その後、電源ボタンを数回押して、内部に残った電気を放電させましょう。作業場所にホコリが舞うので、換気を行い、下にレジャーシートなどを敷くと後片付けが楽です。

手順2：ケースのパネルを取り外す

静電気対策用手袋を装着します。PCケースの側面パネルを固定しているネジをドライバーで外し、パネルを取り外します。これで内部にアクセスできるようになります。

手順3：目につくホコリを飛ばす

エアダスターを使って、内部に溜まった大きなホコリを外に吹き飛ばします。この時、ファンに直接強風を当てて高速回転させないように注意してください。故障の原因になります。ファンは指で軽く固定しながら、羽根や周辺のホコリを吹き飛ばしましょう。

手順4：細かいホコリを取り除く

エアダスターで取り切れなかった、こびりついたホコリをクリーニングブラシで優しくかき出します。特にCPUファンやグラフィックボードのファン、電源ユニットの周辺はホコリが溜まりやすいポイントです。基板上の電子部品を傷つけないよう、慎重に作業してください。

手順5：ケースを拭き上げて元に戻す

内部の清掃が終わったら、取り外した側面パネルやケース全体をマイクロファイバークロスで拭き上げます。最後にパネルを元通りに取り付け、ケーブルを接続し直せば作業完了です。

パソコンクリーニングに関するよくある質問（Q&A）

最後に、パソコンのクリーニングに関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。

A1. 使用環境によりますが、一般的には1年に1回が目安です。ホコリの多い場所（カーペットの部屋、ペットを飼っている、喫煙者がいるなど）で使用している場合は、半年に1回程度のクリーニングをおすすめします。ファンの音が大きくなったり、動作が遅く感じたりしたら、それはクリーニングのサインです。

A2. はい、必要です。ノートパソコンは内部のスペースが狭く、熱がこもりやすいため、ホコリが溜まるとデスクトップPC以上にパフォーマンスに影響が出やすいです。ただし、ノートPCは分解の難易度が非常に高いため、クリーニングは専門業者に依頼することを強く推奨します。

A3. メリットとデメリットは以下の通りです。

• メリット: 専門的な機材と知識で隅々まで綺麗にしてくれる。自分でやるリスク（故障、感電など）がない。時間の節約になる。
• デメリット: 費用がかかる。宅配や預かりの場合は、数日間パソコンが使えなくなる。

A4. 熱によるパフォーマンス低下（サーマルスロットリング）が原因だった場合は、大幅に改善する可能性があります。しかし、ソフトウェアの問題やメモリ不足、ストレージ（HDD/SSD）の劣化などが原因である場合は、クリーニングだけでは速度は改善しません。業者はそうした問題の切り分けも行ってくれるので、原因がわからない場合は一度相談してみるのが良いでしょう。

まとめ：快適なPCライフのために定期的なクリーニングを！

この記事では、パソコンクリーニングの重要性から、信頼できるおすすめの業者、そして自分で行う方法まで、幅広く解説してきました。

最後に、本記事の要点を再確認しましょう。

• パソコン内部のホコリは、パフォーマンス低下・異音・故障の三大リスクの原因となる。
• 業者を選ぶ際は、「料金の明確さ」「対応スピード」「実績・口コミ」を必ずチェックする。
• 緊急時や出張を希望するなら「PCホスピタル」
• 徹底的な清掃を求めるなら「ドスパラ」
• コストと手軽さのバランスなら「パソコン工房」

パソコンの不調を「寿命かな？」と諦めてしまう前に、一度クリーニングを検討してみてください。ホコリを取り除くだけで、まるで新品のようにサクサク快適に動くようになることも少なくありません。

自分で掃除する自信がない方は、無理をせずプロの力を借りるのが最も安全で確実な方法です。ぜひ、今回ご紹介した業者に相談して、あなたの愛用するパソコンをリフレッシュさせてあげてください。定期的なメンテナンスで、大切なパソコンを長く快適に使い続けましょう！